このブログでは、去年3月の「寄席『池袋演芸場』へ行ってきました。」という記事が非常に人気なのですが、
その時以来1年8ヶ月ぶりに池袋演芸場へ行ってきました。11月16日のことです。
ちょっと仕事でいろいろあって、「最近笑いが不足してるなー」と思ったので、
これは行かねばと。しかも出演者もなかなか豪華。同日のプロレスリング・ノア横浜ラジアントホール大会をパスして、池袋へ。
池袋は職場もあるので定期券で往復(笑)
夜の部、17:00からの回を目指しましたが、以前行ったときに前座が17時より前に始めていたのを思い出し、
結構早めにいきました。結果大正解。昼夜連続で観る人も多かったようで、
16:45ぐらいで既にほぼ埋まっていました。
そう、あの池袋演芸場が超満員だったのです。
小さいホールです。何かと言われる池袋演芸場ですが、出演者の豪華さもあってかお客さんぎっしり。
100名ちょいぐらいのキャパですけどね。前回とは大違いだ・・・
なので、これから行こうという方は、人気のある噺家さんが出るときは早めに行くほうがいいです。
昼夜入れ替え無しなら、昼から行くのもありです(夜がお目当ての場合)。
この日は昼には林家三平、林家ペー、夜には何と言っても柳家喬太郎がトリを務めるとあっての大盛況だったと思います。
昼には柳家三三が出た日もあったようです(11月中席の間)。
演芸場入り口脇のチケット売り場でチケットを買って、地下へ向かう階段を下りていきます。↓写真。
階段なりエレベーターなりで下りて、入り口のところで入場券をもぎってもらい、
今日の番組表を受け取ります。
今日の夜は11人。名前が入ってない前座さんも含めると12人。前座含めて4時間。笑いの海に溺れてきました。
座りっぱなしなので腰や足は痛かったけど・・・自分は備え付けの座席だったからよかったけど、パイプ椅子の人はタイヘンだっただろう。
クッションとか持ち込む人もいましたね。
16:45ぐらいに前座が始まり、大体17:00から本編?がスタートとなります。
以下、出演者さんとその感想を少し。
前座さんはいかにも前座、って感じで。噺が長いのいはいいとしても、少し沸かなかったかな・・・
そういえばこの日、初めて聞く噺ばかりでした。ホール落語だと結構かぶることが多いんですけどね。
本編開始は柳家喬の字、面白かったですが実は印象無し。
林家彦いちは前はテレビでも結構出ていましたよね。さすがの面白さでした。
次いで色物はホンキートンクの漫才。いやー、寄席に来るとこういうテレビでは見れない面白いコンビが発見できるのがいいですね。
息もピッタリ、ネタも非常によく出来ていて、このコンビのファンになりました。むしろ、テレビには出ないでほしい。
次の五明楼玉の輔は初めて。面白かったです。この人は、いやこの人も現代噺。結構現代・新作噺が多い日でした。
次の柳家はん治も現代噺。熟年夫婦のあるある、を1人ボケツッコミみたいな感じで見せる、ベテランらしくさすがの芸でした。
色物2つめは花島世津子という結構歳のいったおばさまのマジック。紐を使ったマジック。派手さはないが年季の入った芸に拍手。
(拍手、ってカードを出して拍手を求めていましたね)
その次は柳亭市馬。テレビではほとんど見ませんが私は大物だと思っています。夏に朝日名人会を見た時もいました。
ハキハキした語り口、芸に精進している様子が非常にわかる人です。枕も控えめに噺をじっくりと聞かせるタイプ。素晴らしい。
19:00頃に中入り。狭いトイレには行列。
その後に柳亭左龍。今日の大トリ喬太郎とも組んでいろいろやっていますね。私は初めてでしたが面白かった!!
酔っ払いがどうの、って噺だったと思うのですが、面白すぎて、年に何度もない「笑いすぎて肩が痛い」になりました。
2人でお酒を飲んでる酔っ払いが主人公で、隣の部屋に田舎侍がいてそれが大騒ぎする噺なんだけど、
この田舎侍が途中で下手な歌を歌うシーンがあるのですが、1年12月の様子を月ごとに歌うんだけど、
1月2月の時点でもう狂いそうなくらい笑ってしまい、この6倍聞かされたらマジで死ぬぞと思いました(歌はあと出てこなかったので助かったけど)。
柳家小満んはベテラン。前にここに来た時もいました。噺がおなじみ「時そば」なんですが、私はこの噺は古典の基本だと思っています。
高校生の時、学校の「芸術教室」で二ツ目の人がやった記憶があります。だから私の初落語はこの「時そば」なんですね。
これは落語知らない人でも聞いた事あるかも。それをベテランの小満んが丁寧に語っていきました。面白かった。
トリ前には林家正楽の紙きり。この人も前にここに来た時もいました。リクエストに応えて切りますが、さすがですね。
テニスや合合傘、「紙きりをする正楽」なんてリクエストにも応えていました。
大トリは柳家喬太郎。30分ぐらいの持ち時間でしたかね、たっぷり笑わせていただきました。
間抜けな泥棒が盗みに入った家で同業の女性泥棒の策略にまんまとハマってしまい・・・
喬太郎は女性をやらせると非常にうまい。笑いっぱなしでした。さすが人気が出るのがわかりますね。
そして個人的な話ですが、オチがスパーンと理解できたため非常に後味がよくなりました(笑)
実に3時間半以上。たっぷり寄席を楽しみました。
書いているうちにまた行きたくなりましたよ。
しいて難を言えば、演目がわからないことですかね。ホール落語とかだと終了後ロビーに貼り出されているけど。
自分が見落としているだけかな?
でも、出てきた人の中で誰かが「あのホール落語の、S席だA席だのピリピリした雰囲気に比べるとこの寄席ってのはこの雰囲気がいいですよね」
って枕で言ってたけど、その通りですね。ホール落語も悪いわけじゃないけど、寄席、とりわけ池袋演芸場の温かい雰囲気、
これはたまりません。そしてたくさんの人を一度に観られる。色物もある。とにかく楽しい時間でした。
また行きたいですね。他の3つの寄席(浅草演芸ホール、鈴本演芸場(上野)、末廣亭(新宿))もまだ行ってないけど。
堅苦しい場ではありませんので、是非多くの人に行っていただきたいと思います。
人気の噺家さんが出ないと、結構空いてると思うけど(笑)それでも、誰が出ても楽しめることは間違いないです。
その時以来1年8ヶ月ぶりに池袋演芸場へ行ってきました。11月16日のことです。
ちょっと仕事でいろいろあって、「最近笑いが不足してるなー」と思ったので、
これは行かねばと。しかも出演者もなかなか豪華。同日のプロレスリング・ノア横浜ラジアントホール大会をパスして、池袋へ。
池袋は職場もあるので定期券で往復(笑)
夜の部、17:00からの回を目指しましたが、以前行ったときに前座が17時より前に始めていたのを思い出し、
結構早めにいきました。結果大正解。昼夜連続で観る人も多かったようで、
16:45ぐらいで既にほぼ埋まっていました。
そう、あの池袋演芸場が超満員だったのです。
小さいホールです。何かと言われる池袋演芸場ですが、出演者の豪華さもあってかお客さんぎっしり。
100名ちょいぐらいのキャパですけどね。前回とは大違いだ・・・
なので、これから行こうという方は、人気のある噺家さんが出るときは早めに行くほうがいいです。
昼夜入れ替え無しなら、昼から行くのもありです(夜がお目当ての場合)。
この日は昼には林家三平、林家ペー、夜には何と言っても柳家喬太郎がトリを務めるとあっての大盛況だったと思います。
昼には柳家三三が出た日もあったようです(11月中席の間)。
演芸場入り口脇のチケット売り場でチケットを買って、地下へ向かう階段を下りていきます。↓写真。
階段なりエレベーターなりで下りて、入り口のところで入場券をもぎってもらい、
今日の番組表を受け取ります。
今日の夜は11人。名前が入ってない前座さんも含めると12人。前座含めて4時間。笑いの海に溺れてきました。
座りっぱなしなので腰や足は痛かったけど・・・自分は備え付けの座席だったからよかったけど、パイプ椅子の人はタイヘンだっただろう。
クッションとか持ち込む人もいましたね。
16:45ぐらいに前座が始まり、大体17:00から本編?がスタートとなります。
以下、出演者さんとその感想を少し。
前座さんはいかにも前座、って感じで。噺が長いのいはいいとしても、少し沸かなかったかな・・・
そういえばこの日、初めて聞く噺ばかりでした。ホール落語だと結構かぶることが多いんですけどね。
本編開始は柳家喬の字、面白かったですが実は印象無し。
林家彦いちは前はテレビでも結構出ていましたよね。さすがの面白さでした。
次いで色物はホンキートンクの漫才。いやー、寄席に来るとこういうテレビでは見れない面白いコンビが発見できるのがいいですね。
息もピッタリ、ネタも非常によく出来ていて、このコンビのファンになりました。むしろ、テレビには出ないでほしい。
次の五明楼玉の輔は初めて。面白かったです。この人は、いやこの人も現代噺。結構現代・新作噺が多い日でした。
次の柳家はん治も現代噺。熟年夫婦のあるある、を1人ボケツッコミみたいな感じで見せる、ベテランらしくさすがの芸でした。
色物2つめは花島世津子という結構歳のいったおばさまのマジック。紐を使ったマジック。派手さはないが年季の入った芸に拍手。
(拍手、ってカードを出して拍手を求めていましたね)
その次は柳亭市馬。テレビではほとんど見ませんが私は大物だと思っています。夏に朝日名人会を見た時もいました。
ハキハキした語り口、芸に精進している様子が非常にわかる人です。枕も控えめに噺をじっくりと聞かせるタイプ。素晴らしい。
19:00頃に中入り。狭いトイレには行列。
その後に柳亭左龍。今日の大トリ喬太郎とも組んでいろいろやっていますね。私は初めてでしたが面白かった!!
酔っ払いがどうの、って噺だったと思うのですが、面白すぎて、年に何度もない「笑いすぎて肩が痛い」になりました。
2人でお酒を飲んでる酔っ払いが主人公で、隣の部屋に田舎侍がいてそれが大騒ぎする噺なんだけど、
この田舎侍が途中で下手な歌を歌うシーンがあるのですが、1年12月の様子を月ごとに歌うんだけど、
1月2月の時点でもう狂いそうなくらい笑ってしまい、この6倍聞かされたらマジで死ぬぞと思いました(歌はあと出てこなかったので助かったけど)。
柳家小満んはベテラン。前にここに来た時もいました。噺がおなじみ「時そば」なんですが、私はこの噺は古典の基本だと思っています。
高校生の時、学校の「芸術教室」で二ツ目の人がやった記憶があります。だから私の初落語はこの「時そば」なんですね。
これは落語知らない人でも聞いた事あるかも。それをベテランの小満んが丁寧に語っていきました。面白かった。
トリ前には林家正楽の紙きり。この人も前にここに来た時もいました。リクエストに応えて切りますが、さすがですね。
テニスや合合傘、「紙きりをする正楽」なんてリクエストにも応えていました。
大トリは柳家喬太郎。30分ぐらいの持ち時間でしたかね、たっぷり笑わせていただきました。
間抜けな泥棒が盗みに入った家で同業の女性泥棒の策略にまんまとハマってしまい・・・
喬太郎は女性をやらせると非常にうまい。笑いっぱなしでした。さすが人気が出るのがわかりますね。
そして個人的な話ですが、オチがスパーンと理解できたため非常に後味がよくなりました(笑)
実に3時間半以上。たっぷり寄席を楽しみました。
書いているうちにまた行きたくなりましたよ。
しいて難を言えば、演目がわからないことですかね。ホール落語とかだと終了後ロビーに貼り出されているけど。
自分が見落としているだけかな?
でも、出てきた人の中で誰かが「あのホール落語の、S席だA席だのピリピリした雰囲気に比べるとこの寄席ってのはこの雰囲気がいいですよね」
って枕で言ってたけど、その通りですね。ホール落語も悪いわけじゃないけど、寄席、とりわけ池袋演芸場の温かい雰囲気、
これはたまりません。そしてたくさんの人を一度に観られる。色物もある。とにかく楽しい時間でした。
また行きたいですね。他の3つの寄席(浅草演芸ホール、鈴本演芸場(上野)、末廣亭(新宿))もまだ行ってないけど。
堅苦しい場ではありませんので、是非多くの人に行っていただきたいと思います。
人気の噺家さんが出ないと、結構空いてると思うけど(笑)それでも、誰が出ても楽しめることは間違いないです。