デラシネ(deracine)

阪神タイガース・NOAH・BUCK-TICK・酒場・鉄道など

2015年の終わりに。

2015-12-31 23:52:43 | weblog
2015年も終わりを迎えています。
今年も秋田の実家で年越しです。生まれてからXX年連続ですね。

今年は、いや今年もプロレス観戦(全46回)に野球観戦(全27回)、ライブ(全3回)と主要活動!?は頑張りました。
仕事もそこそこやりましたが・・・

プロレスリング・ノア、阪神タイガース、いずれも私に感動と喜びと時には無念さと失望を与えてくれましたが、来年も軸はこの2つでしょう。
また現地で観たり感じたりしたことを文章にしていくことは、できるだけ続けていこうと思います。
NOAHは来年面白くなりそうです。1.9後楽園から新たな戦いが始まります。タイガースは金本新監督で優勝を期待。とにかく東京ドームで勝ってくれ。・

ライブでは生涯あと1度と願ったサザンのライブを観れて感動でした。あの時の東京ドームで観た光景は忘れられません。
日本武道館でPerfume、BUCK-TICK。どれもこれも最高のステージでした。やっぱりライブはやめられません。


身体も健康でしたが、年齢を感じることは今までの比ではないほどでした。
私生活は変わりなく。。。ついに来年は大台に乗ります。(注:30になるわけではありません)

あと、スマホゲームの「キャンディクラッシュSAGA」をやり続けてまして、現在1210面。
それでも先は見えません。最近は極力アイテムを使わず、当然金はかけず。
もうここまでくるとエピソード間のあれこれはなく素通りです。しかしどこもかしこも地獄のように難しい。「難易度:ハード」と出たとこはなおさら。
キャンディクラッシュについてはまたいずれ。

酒場めぐり、旅などもいろいろしました。各地で美味しいものをいただきました。来年も美味しいお酒と肴をいただきます。

そして来年こそは「大きな転機だった」と後で振り返られるような年にしたいと思います。とりあえず痩せるか(笑)

今年も1年、こんなブログをお読みいただきましてありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。
皆様にとってより良い年となりますように。よいお年をお迎えください。

BUCK-TICKライブ「THE DAY IN QUESTION 2015」@日本武道館行ってきた!!

2015-12-30 00:58:48 | 音楽
行ってきましたBUCK-TICK年末恒例の日本武道館ライブ!
私ももう8年ぐらい連続参戦ですかね。
今年は関東では横浜でも行われましたが、私は武道館のみ。

いいライブでした。セトリもDIQらしくて。堪能しました。やっぱり年に1度はBUCK-TICK観ないと。
来年に向けた告知もありましたね。9月11日に横浜アリーナでライブをすることが決まりました。
他にもビクターから作品のリリースがある、という主旨に見えた案内もありましたが英語だけだったのでよくわかりませんでした(笑)

今年のライブ納めは、BUCK-TICKの最高のステージでした。

席が悪かった、そのため音も悪かった、周辺のノリも悪かったことは書かないでおきましょう。(←書いてる)
その席のために不満が強かったので、詳細なレポはどうしようか・・・(笑)
BUCK-TICKさんは一切悪くありません。しいて言えば曲数少なめでしたな・・・ってくらいで。あと櫻井敦司のMCがものすごく少なかった。

でも本当、ライブは素晴らしかったです。ありがとうBUCK-TICK、来年もよろしくお願いします。





TMDKのノア退団が発表されました。

2015-12-28 21:47:18 | プロレス
2013年の5.12「方舟新章」から、NOAHの所属レスラーであった[TMDK]マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストの退団が発表されました。
契約満了とのことです。

理由はそれしかわかりません。
レスラーは団体所属といっても正社員として抱えられるわけではなく、契約を結んで1年なら1年、半年なら半年などど、
契約団体のリングに優先的に上がるわけですから、契約を結ばなければいなくなることも十分にあり得る世界です。

しかしTMDKはNOAHにとっての宝だと言い続けてきた私には非常に残念です。
特にシェイン・ヘイストはNOAHのエースになってもいいぐらいの評価をしてきました。人気もありました。

今年足を怪我してしまい、本来の動きができず、途中でリタイア、さらにマイキーも秋に帰国と、
鈴木軍との抗争が活発になる中で彼らはフェードアウトしていきました。
シェインのケガの治療、マイキーのビザ書き換え、でいずれも帰国とそこまでは発表されていたのですが、その後音沙汰もなく・・・
ちょっと団体の発表の仕方には「?」があります。
というかもし次が何か決まっているのであれば、それが決まるまで(欠場は続けてても)発表を遅らせる手はあったはず。
何でもかんでも発表して、ドライに「契約満了」とだけアナウンスしても、憶測を呼ぶだけだと思います。
せめて彼らの公式なメッセージがあればよかったのですが。
ただ、twitterでは丸藤などとやりとりをしていて、悪い感じは受けませんでした。

それにしても年末の退団発表、近年の歳末恒例行事ですね。森嶋のはどうでもいいですが。
大田区がいい雰囲気で成功したと思ったら、方舟の宝物がいなくなるという。。。残念です。


好意的に捉えれば、次のステップに上がるための「卒業」と見ることもできます。元々、いずれはNOAHから飛び出すべきレスラーだと思ってましたから。
特にシェインは。心機一転、新しいステージに進むことはどの世界でも歓迎すべきことです。
ただ、悪く見る事もできます。鈴木軍天下の中での扱いの悪さ、シングルではなかなかチャンスが来ないもどかしさ、などなど不満があってもおかしくはありません。
NOAHがホームだと言ってくれていた彼らですが、そのホームが変わってしまえば戻るべき場所ではなくなります。

これらはあくまでも憶測で書いてますけどね。
噂されているWWE行きもあるのでしょうか・・・元々オーストラリアで団体を持っていたのも関係しているのかも・・
TMDKを欲しがっている団体もあることは聞いていました。

ただ、この世界、あり得ないと思っていた潮崎金丸のNOAH復帰も起きてるぐらいですから、何があるかわかりません。
またNOAHのリングに上がることを期待しましょう。もしくは世界で活躍するスーパースターになってほしい。
NOAH育ち、NOAH所属、GHCタッグ王者という経歴は変わらないのですから。

いろいろ思い出しますね。留学生時代から、GHCジュニアタッグ挑戦での驚愕の試合から、実績積み重ねてGHCタッグ挑戦、流血での感動の初戴冠、
ディファでのシェインのGHC挑戦は熱狂しました(KENTA戦)し、弾丸ヤンキースとの爽やかで激しい抗争はついこないだのこと。

いろんな思いはありますが、彼らの将来に栄光と、NOAH復帰がありますように。

そういえば初めて売店でTシャツ買ってサインもらったのもTMDKだった。第3の男、スレックスがいたときだった。写真も撮ってもらった。
そんなことをしたのはTMDKが初めてだった。優しくて強くてカッコよかったなあ。。

12・23プロレスリング・ノア大田区総合体育館大会観戦記!!!!!!最高でした。

2015-12-27 18:47:48 | プロレス
行ってきました。プロレスリング・ノア旗揚げ15周年記念興行、大田区総合体育館大会。少し遅くなりましたが、観戦記です。

満員のお客さんが詰めかけ、主催者発表で3120人。それだけ?と思うぐらい大田区埋まってましたね。かなり実数でしょう。
やはり「会場の埋まってる感」は大事ですね、多く入るのが一番ですが、有明コロシアムは今のノアでは埋まらない。
そうなると今の実力で埋まるサイズでと考えた時に、また立地など諸々含めて、大田区というチョイスは正解でしたね。
今後ビッグマッチはココを使わせてもらえるといいのですが。力ついた時に有コロなり武道館なりで・・
あと、北側は入場ゲートにしたのもあるけど座席はクローズでした。たぶん新日本ならここ入れてます。なので会場サイズに対してはフルハウスではありません。
そこもキッチリ書いておかないと。よく入った、ではなく北側埋められるように今後頑張らないと。

↓それでもこの入りは最近のNOAHではなかったもの。写真の右側が北側になります。



会場外観。外からはそんなに大きく見えませんが、中はある程度大きいです。海側は羽田空港が近いので、飛行機が見えました。
私は2度目。最初は一昨年かな、長与千種の「ザッツ女子プロレス」の旗揚げ戦でしたね。



会場には14:20頃に入りましたが、ちょうど雨がこぼれてきたところ。強くなる前に大会は始まりました。ちなみにこの日は後輩と観戦。
まずグッズ売り場でグッズ購入。サブアリーナがグッズ売り場に使用でき、これが広くてとてもいい。珍しくTシャツ、カレンダー、パンフを購入。
Tシャツ買ったら選手のサイン会に参加できるので、普段はそういうの興味ないけど参加。杉浦か勝彦か、って時間帯だったけど杉浦で。
杉浦にサインもらって、「信じてます」ってメッセージ伝えたんですけど・・・まさかの・・・


オープニングの前に「G+視聴者プレゼント企画、好きな選手の入場曲で入場できる権」ってのがあったみたいで、
彰俊の入場曲で女性と彰俊が入場。今年恒例のクリスマス大会がなく、彰俊の仮装もないので、ここで穴埋め?にはならないけど、ボーナスでした。
ひまわるタイムから場内暗転して始まったのですが、ここで緑のレーザービームが。
かつて有コロや武道館ではよく使われていましたね。懐かしさを感じました。演出はこのほかスモークがやたら出てくる大会でしたね。


あと、大田区音響がとても良かったです。天井にはモニターがあったようにも見えたけど、それは使わなかった。
スクリーンは3つ置いてあったけど中央の1つ以外は「NOAH」と「鈴木軍」のロゴが出てるのみ。
まあ正直鈴木軍との合同興行のように見えます。というか私はそこは一切否定しません。
新日本の庇護の中で団体があり、鈴木軍がいて試合がたくさん組めて、それらのお陰もあっての満員なのは間違いないですから。
丸藤のとる「超現実路線」です。
ただ、緑のマットで試合がある限り、それはNOAHです。それもまた事実です。あとは観る人、プロレスファンがどう思うかです。

オープニング後に今年のNOAHと鈴木軍の抗争を実に簡単にまとめてからカード発表、これが煽りVの役目にもなっていて、
それぞれの試合前には煽りVがないという大会でもありました。


試合を振り返りますが、大会から4日ぐらい経ってもいるので、試合内容詳細は公式サイトなどで確認いただければ。
15:00開始、19:40ぐらいの終了でしたね。長かったのですが、その分1試合1試合に時間をかけられて良かったです。

まずはオープニングマッチで小川&熊野vs高山&清宮。元GHCヘビーの王者がそれぞれ、団体の未来を担う若手をパートナーに対戦。


清宮はデビュー後初のタッグマッチ。しかしこれは熊野と清宮のシングル、小川と高山のシングル、再び熊野と清宮のシングル、という雰囲気に。
デビュー2週間の清宮、気負った感じもなく初々しいファイトを見せ、ドロップキックを4発。4発目はバク転のように着地。
熊野が全部受け止めました。熊野は来年がそろそろ勝負の年だと思う。小川、高山はいつまでも若手の壁であってほしい。
友寄がいれば今年デビューの2人を出せた、最近会場に来てないファンにも、こんないい新人がいるんだと見せられたのですが。
清宮は丸め込み2つを披露、コーナーにも上がったけどあれは何をするつもりだったか?未遂に終わるけど観たかった。
最後は熊野がブレーンバスター2発、さらにフィッシャーマンを返せず清宮敗戦。高山もカットには入らず。
それでも清宮、緑のタイツ、いくらでも期待したくなる選手。どうかケガはせずに大きく育ってほしい。写真がいずれもボケててごめんなさい。



第2試合はヨネ&彰俊&北宮vsストーム&玄藩&キャプテン。何気ない6人タッグでもストーム、北宮がいれば盛り上がる。
さらにこの日に向けて営業活動をとても頑張ったヨネが試合でも奮闘。GHCタッグ挑戦を目指していますがこの日もキン肉で締めました。
ストーム、北宮は来年ヘビー戦線に食い込んでいってほしい。今年本当に良くなった2人だった。
彰俊も前半戦温めてる場合じゃない。若手の壁も大事だけど、彰俊が頑張ればNOAHが盛り上がる。



第3試合は注目のカード、拳王vs大原はじめ。
この2人が相対することによって、先月からNOAHvs鈴木軍の他にリングの上での軸ができましたね。これは素晴らしいことです。
この日まずは一応の決着戦。勝ったほうがGHCジュニア挑戦権にも近づく試合でした。


試合はこの1ヶ月、2人が続けてきた前哨戦の集大成でしたが、シングルなので逃げ場もなく、ひたすら2人の感情のみがリングにあふれます。
拳王は途中のコンボ攻撃のところで腰を痛め(というか前から痛めてたと思う)、かなりの時間腰に手をやりながらの試合。
大原はそんな拳王の腰をバックブリーカー、2度のムイビエンで攻めますが、拳王もしのぎます。
拳王のジョン・ウー回避からのフットスタンプは新宿でも見たけど場内驚愕。ドラゴン、ファルコンアロー(拳王ドライバー)と投げ技を多数持ってるのも拳王の強み。
大原も内容的にはNOAH登場後一番の試合だったと思います。ただ拳王の上をいく「何か」がなかった。そこが勝負を分けたか・・
拳王は上記ドライバーから蹴暴、これで決まりと思いきや大原も返す、しかし拳王は最終奥義「羅喉」を繰り出して決着。久しぶりの羅喉でした。
勢いがつきすぎて少し本来の決め方ではないようにも見えましたが羅喉を出したら負けません。拳王勝利でした。

この日、純粋な「NOAH所属」のみのカードはこの試合だけ。それでここまでの内容を見せたのは本当に大きい。
今年から所属にもなった2人、タッグもずっと組んでる2人、そして超危暴軍の集大成でした。いろんなものが詰まっていましたね。
拳王は来年1.31横浜でGHCジュニア挑戦。大原とこれだけの試合をした以上は負けられない。

勝った拳王が大原を讃えるよう観客を煽る。


2人は握手。この後肩を組んで花道を退場。いい空間でした。濃密な10分50秒。もっともっと長く感じました。



第4試合はマイバッハ谷口vs潮崎豪。


マイバッハがさすまたで先制攻撃も、潮崎がその後ペースをつかんで攻勢、チョップをマイバッハに打ち込めばマイバッハもエルボーで応戦。
前の試合が極上だったのでこの試合心配してしまいましたが、これはこれでヘビーの激突を全面に出してて良かったですね。
潮崎はゴーフラッシャーからラリアットに行くも、マイバッハはブロック、さらにノーハンドの頭突きを2発!ここ沸きましたね。
しかし最後はカウンターで潮崎ラリアット。潮崎NOAH復帰5戦目を勝利です。内容は良かったですね。そこは認めたい。
終了後はお互い何もアクションなく退場。マイバッハは言葉をバックステージで発したようですが、果たして今後どうなる?
潮崎は次期シリーズは金丸と組んで、鈴木みのるとの対戦に明け暮れます。ま、新しい戦いは見られるでしょう。


ただ、潮崎についてはやはりファンも多いし、ヘビーの戦いを見せられる選手だし、戻ってきてくれたこと自体は良かったと思います。
いなかったら来年のカード編成、苦労しただろう。。。


第5試合は杉浦貴vs飯塚高史。飯塚がどこから入るんだろうなと思ったら、自分がいた西側の端のほうから出てきてビックリ!
杉浦は飯塚のロープ攻撃、マイクコード絞首刑など苦しめられますが、アイアンフィンガーをかわしてスピアー、
徹底的に強さを見せて勝利。反則決着をさせず、しっかりと締めました。オリンピック予選スラム一閃。
↓ヒザも効果的に決まりました。凶器攻撃以外は危なげない場面無し。


↓頭を深々下げる杉浦。しかしこの後、ここで杉浦は・・・これは惜別の礼だったのか・・・?



第6試合は中嶋勝彦vsシェルトン・X・ベンジャミン。今年3度目のシングルです。
↓ボディチェック中でも相手を睨み続ける勝彦。


とにかくベンジャミンが強くて、やはり勝彦は叶わないのかと思ったシーンが何度も。あの逆ジャイアントスイングの要領で鉄柵にぶつける攻撃、
丸藤戦で見せたコーナー最上段からのフロントスープレックスという名の放り投げ、勝彦は大ダメージを負います。
勝彦の蹴りは良かったものの、ベンジャミンは蹴りもできる。トラースキックは1発で破壊的になるベンジャミン。
さらにアンクルもジャーマンも、なんでもできるベンジャミン。アンクルは長時間ガッチリ決まって危なかったが、ベンジャミンがこだわり過ぎたかも。
それでも勝彦は粘りました。ペイダートにいかせず、そこからデスバレーでたたきつけます。ここからのラッシュは特筆モノ。
終盤はキックが相打ちになるもそこで負けなかった勝彦はドロップキック、PK、そして垂直落下ブレーンバスター。ついにベンジャミンを沈めました。
気迫、技、全てが最上級になった、なれた勝彦の勝利でした。

勝った勝彦ですがダメージは大きかった。しかもベンジャミン強し、の評価は揺るがないでしょう。いつかまたシングルやる時があれば、
「勝彦が強かったね」の印象を残せるように。↓花道前で疲労困憊の勝彦。


翌日の記者会見ではNOAH入団の発表がありました。心からうれしいニュースです。
所属になることで責任も増しますが、敵やファンの見る目も違います。NOAHの一員として、まずはGHCタッグ奪回が目標です。
ダイヤモンドリングを守ることと、また外で戦う志向も強いと思っていただけに、勝彦の所属は私にはサプライズです。本当によかった。
小峠原田、TMDKなどいろんな選手がここ数年NOAH所属になってきました。しかしこれが一番のインパクトだと私は思います。ありがとう勝彦。


ここで休憩。トイレ、長蛇の列。GHCジュニアタッグに間に合わないかと思ったがセーフ。

第7試合はGHCジュニアタッグ、王者・原田大輔&小峠篤司vs挑戦者・TAKAみちのく&エル・デスペラード。


王者組は寄せ書きのNOAHタオルを持って登場。コール時もそれを持ちました。ちなみに王者組はどちらも新コスチューム。



とにかくこれまでの流れでもGHCジュニアタッグでの負けから鈴木軍のベルト独占が続いているため、結構ドキドキものでしたね。
このベルトは先に名古屋で取り返していたとはいえ、元王者組の挑戦ですから勝負はわかりません。
案の定、TAKA&デスペのインサイドワークにしてやられます。さらに目だったのがTAKAのうまさ。何度もジャストフェースロックで締め上げ、
ロープを小峠が求めれば回転し、形を変えて何分も続きます。さらに原田のカットをデスペがひたすら防御。ここはスリリングでした。
ここで、「どうせ小峠が耐えて逆転するんだろ」と思ってた多くのお客さんの気持ちを「これヤバくね?」に変えることに成功します。
さすがTAKAです。でも小峠もよく耐えたし(形はTAKAがフォールに持ち込んだため解放)、原田もよく助けました。原田はエルボーを打ちまくり、
さらに2人の連携もバッチリでカニばさみにヒザを合わせるのは絶妙のタイミング、TAKAをダブルのドロップキックでエプロンから排除、
小峠もデスペとの攻防を制してリバースフランケン、最後は原田が片山ジャーマンから、小峠がキルスイッチ。

ついにタイトルマッチが並ぶ中でNOAHが先に勝ちました。とにかく一安心。
TAKAデスペもとにかくうまかったんだけど、原田小峠の絆が1枚も2枚も上手でした。
TAKAは1.31横浜ではパートナーをタイチに代えて挑戦。TAKAタイチのほうがはるかに怖い・・・原田小峠には試練が続きます。
でも今年コンビ復活から、当然のように勝利を期待されて、当然のようにそれに応えてきた原田小峠。来年もやってもらうしかない。



第8試合はGHCジュニア、タイチvs石森太ニ。
石森が先に入場、そしてタイチを待つも、タイチはものすごくスタイルのいいおねえさんと長々、入場曲を口パクしながら入る。5分はかかった。
↓待つ石森。勝彦がセコンドに。ハーフパンツにロングシューズで2つ分かれてるんだけど1つに見える新コスチューム。カッコいい・・・


タイチ。おねえさん(あべみほさん)とイチャつくのは入場時、さらに試合始まってからも。このあたりは新日本的だったねえ。


気を取り直してスタート。しかし開始前にリングアナが石森が負けた時の条件を発表。


試合はタイチの例ののらりくらりが控えめで、早い段階から本気モードに突入。
とにかく2人の攻防が連綿と続き、全くダレる場面がありません。タイチは石森の腰狙いも見せ、石森は機動力でタイチを上回ろうとします。
石森はハンドスプリングの攻防も2度目は勝ち、無双、450スプラッシュと攻勢。しかしこっそりリング下に来ていたTAKAがレフェリーを引っ張り・・・
これがこの日鈴木軍が見せた唯一と言っていい介入。まあ、幾分成長したなと思いますが、とにかく場内大ブーイング。
しかしそのTAKAを排除したのがなんと熊野!TAKAをバックステージに連れ出していきました。いいぞ熊野。

で、そこからの攻防が凄かった。両者のよさが遺憾なく発揮されますが、タイチのベルト殴打は山本レフェリーが完璧に押さえこみました。
横浜での小峠戦はあまりにひどかった山本レフェリーでしたがこの日はしっかりやってくれましたね。
それでもタイチはジャンピングハイ、トラースキック、さらに強烈なパワーボム!もちろん押さえ込みは川田式!!
川田殺法がいかんなく繰り出され、石森は一気に窮地に。これはあとブラックメフィストで仕上げか・・・と思ったら、石森が強烈な前転パイルドライバーでたたきつける!
(カナディアン・デストロイヤーのような形)
さらになんと石森が出してきたのが、師匠・ウルティモドラゴンの技、アサイDDT!!思わず「アサイDDTだ!」と叫んでしまいました。
これが強烈に決まるともうタイチに力は残っておらず、石森は背中への450、最後は正調450スプラッシュ。
お互いに師匠の技を繰り出す総力戦。しかし勝ったのは石森でした。

勝った石森も、場内のファンも喜び爆発。これですよ。この時を待ってました。山本レフェリーとも抱き合って喜んだ石森。
特に終盤の攻防がどちらも凄かったので試合としても素晴らしい内容だったし、その上で石森が勝った、勧善懲悪なったのでうれしかったです。
しかしタイチは小峠、原田、そして石森と、どれもこれも素晴らしい内容を残しました。内容は本当にすごい。
最後は負けたものの、あれだけぞんざいに扱ったベルトにすがるような仕草も見せたタイチでした。

石森は早速新王者として1.31横浜で拳王戦です。これはいきなり厳しい相手です。でも負けられない。
来年は一気に石森が飛躍していく年だと思っています。ジュニアとかじゃなく、NOAHを引っ張る男になれ石森。あなたは、それができる。
↓寄せ書きタオルを掲げる石森。この掲げ方もカッコいい。




セミはGHCタッグ。王者[K.E.S]ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.vs挑戦者[BIGinUSA]クリス・ヒーロー&コルト"BoomBoom"カバナ。
前の試合で強烈な幸福感に包まれた場内。さらにヒーローの入場曲「HERO」が軽快なリズムで流れて場内手拍子。

しかし、私はここで「これ、場内の空気が緩んでいる」と思いました。もちろん自分の気持ちもです。
確かにNOAH勢の連戦連勝、いい感じで進み、このままいけばセミもメインも大丈夫だろうと。NOAH全ベルト奪還、ハッピーエンドはもうすぐだと。
その緩んだ雰囲気、およそ予定通りだろうと思われる展開、そこに敢然とNOを出したのがこのセミでした。
結論から書けば挑戦者のヒーローカバナが負けてしまい、NOAHの全ベルト奪還の夢がここで潰えてしまったのです。

これは大きなショックでした。
もうそれしかないだろ、という雰囲気できた、勝彦も勝ったジュニアタッグも防衛、石森奪取、このいい雰囲気が一転してしまったのです。
さらに。
ここで鈴木軍が勝ったことで、おそらく多くの人が「これ、メインもわからないぞ?」の気持ちになったはずです。
なので緩んだ空気が一転、メイン前にはものすごく引き締まったように私は感じました。

開始前。


試合はBiUが本当に頑張りました。ヒーローのエルボーは何度も何度もKESを捕らえ、カバナの楽しさも交えても一切大味にならず、
カバナは場外にケプラーダまで披露、KESからベルトを取り戻すのはこのNOAH愛にあふれた2人なんだ、の気持ちが大きくなりましたね。
しかし。
KESは強かった。そんなBiUの攻撃を受け止めるとジリジリ反撃。キラーボムでカバナをKOすると、
ヒーローにもキラーボム。しかしこれをヒーローがなんと3カウント寸前で返す!!これは滅多に見られない!!
驚き狼狽するKES。なので「ああ、これからヒーローが反撃して勝つんだな」と思いましたが、奥の手をKESは用意していました。
スミスがヒーローをパワーボムの要領で持ち上げると、アーチャーがコーナートップから頭を持ち、ヒーローを叩き付けてそのまま抑え込み、3カウント。
よく2人が使う連携技をさらに進化させた形の技を最後に持ってきました。場内ため息。まさかの結末です。

これでNOAH勢全奪還の夢はメインを前にして潰え、書いたとおりの雰囲気に場内がなります。
でもこれはこれですごくいい展開だとも思ってしまいました。ヒーローカバナが負けたのは残念ですが、メインへの緊張感が高まりまくりでした。
KESは今年鈴木軍の中でも最も長くベルトを持った人になりましたね。そして唯一ベルト持ったまま越年。
強いです。NOAHファンからも支持されているし、何より介入も何も無しの勝負で勝ちました。
ヒーローとカバナの夢は来年へ・・・また来てほしい。最高のタッグチームであることには変わりありません。
試合後はヨネと勝彦が挑戦アピール。1.31横浜で挑戦です。正直、勝てる気はしません・・・

KES。この日もアーチャーのシャラップは冴えまくりでした。



そして、その緊張感の中で迎えたメイン。GHCヘビー級選手権試合、王者・鈴木みのるvs挑戦者・丸藤正道。

ちなみに開始前には立会人・小橋建太が入場曲つきで花道から登場。
これはこの大会の数少ない不満。いらない。選手ではないのに入場曲をかけて出てくるとは。しかもNOAHを出て行った男が。
まあ登場の仕方はともかく、引退選手の歓声が大きいと現役選手が気の毒になります。今後やめてほしい。
我々は引退選手を観に来ているのではなく、現役選手の戦いを観に来ているので。

丸藤が電飾のついたガウン、そして新コスチュームで登場。


場内は期待感でパンパン。緊張感でヒリヒリ。レフェリーは西永さん復帰。開始前には歓声が起きてました。


試合を通して思い返してみたとき、背水の陣にも関わらず常に冷静だった丸藤と、むしろ落ち着きがなかったみのる、という印象が残っています。
攻防は今年1年間壮大な前哨戦を繰り広げてきた両者、タイトルマッチでも3度目の決戦、洗練されたものでした。
しかし、丸藤のセコンドはNOAH勢が大挙押し寄せているのに、鈴木軍は誰もいません。
介入が無いことはありがたいのですが、この時点で「?」となってしまいます。終盤KESが来てエプロンまでは上がりますけどね。丸藤がドロップキックで退け、セコンドが排除。
ここは鈴木軍がクエスチョンでした。
しかしリングは何あろうと1対1。丸藤の逆水平、みのるのチョップ、お互いの前蹴り、丸藤トラースキック、みのるは張り手。
何度も見てきた、でも何度見てもこの2人の攻防はすごい。あの何年も前の日本武道館での初シングルから。2人の物語と攻防は紡がれてきました。
GHCタッグ王者になったこともありました。今は袂を分かっていますが、2人の間には同じ何かが流れているのかもしれません。
みのると、そのファンは否定するでしょうけど、2人の攻防を、技の応酬を見ていると、2人にしかわからない何かが流れているんだと思います。
鍵となったのはみのるの腕攻め、そしてスリーパーでした。これで丸藤はかなり苦しめられます。
終盤チャンスをつかんだ丸藤が変型エメラルドにいこうとしたところを、瀕死のみのるにスッと脇固めに捕らえられるあたり、そしてさらにスリーパーで締め上げられるあたり、
ここは非常にスリリングでした。
その前には丸藤がこれでもかと虎王を打ち込み、不知火も決め、もう仕上げればいい、という状況だっただけに。
みのるも逆落としを決め、大一番で見せるドロップキックも最高のタイミングで決めました。ただゴッチ式パイルはスリリングな攻防の末決まらず。

そう、スリリングなんです。状況、雰囲気含めてこの2人の試合はスリリングでした。どうなるかわからない、どっちが勝つかわからない。
その展開を最後の最後まで34分、持たせたのはやはりこの2人の能力の高さによるものだと思います。
丸藤はスリーパー地獄を耐えに耐え、ゴッチ式にいこうとしたみのるを逆に持ち上げ、ツームストーンで落とそうとするとき、
手を持ち替えて、なんとゴッチ式ツームストンパイルドライバーとでも呼べばいいのか、驚愕の新技を披露。ひらめきが、出ました。
(追記・ツームストンじゃないですね、ヒザついてないから、リバース・ゴッチ式パイルドライバーでした。)
これでみのるが脳天から突き刺さり、場内は今日一番の大歓声!
さらに丸藤は虎王連発。耐えるみのる、打つ丸藤。試合が極限、クライマックスであることを教えます。
今日何発目だかわからない虎王が決まると、みのるがダウン、もう動かないみのるを丸藤は変型エメラルドフロウジョンで突き刺し、大合唱とともに3カウント。

ついに丸藤が今年3度目の正直でみのるに勝利。シングル初勝利はうれしいGHCヘビーのベルト戴冠となりました。
これは虎王のシーン。


最後、ポールシフトの形から持ち上げるエメラルドフロウジョン。ベストバウト候補の内容でしたけどね、賞レースは終わってます・・・


負けたみのる、リング下から這うように花道へ下がります。しかも鈴木軍がこの時点では誰も来ていません。

勝った丸藤。インタビューでは何度も何度も、約束した「ありがとう」を言っていました。選手、スタッフ、ファンへの感謝を述べていました。


しかしこの後、まさかの事件が起こります。
インタビュー中に握手を求めてきた杉浦が、丸藤と抱き合うや否やオリンピック予選スラム!
しかも花道へ進むと、そこには上記の通り敗れたみのるが!TAKAもやってきてなんと杉浦が鈴木軍入り!!!!

NOAHにとってのハッピーエンド、そして鈴木みのるの言っていた「誰も見たことの無い結末」が両立するというエンディング。
杉浦がNOAHを裏切ったのです。誰も見たこともありませんし、予想だにしていません。みのるの言ってた「時限爆弾」は杉浦だったのです。
NOAHでデビューして、NOAHのみで15年。GHCのベルトを白以外全て巻き、NOAHの強さの象徴とまで言われる杉浦が、です。
むしろ丸藤が鈴木軍入り、もしくは鈴木みのるのNOAH入りを私は予想していたのですが、まさかでした。
なぜだろう・・・?まあ私はこれが杉浦なりの「来年の盛り上げ方」だと思ってます。ダブルクロスの可能性も・・・?

でもこれによって鈴木軍は来年もいることがわかってしまいます。やはりNOAHだけではダメか・・・
でもKESもいるし、杉浦と丸藤の戦いは純粋に面白いし。
とにかく来年に向けて強烈なNEXTが提示されました。
賛否両論あるでしょうね。でも、私はまた新たな戦いがあるということで肯定的に捉えています。

1.31では上記書いてきた他に、丸藤vs杉浦のGHCヘビー、潮崎vs鈴木みのるのシングルもあります。
大田区終了からすぐ、もう来年へ向けて攻めのNOAHの姿勢が打ち出させれました。

最後再びマイクを持った丸藤は決意表明、そして「来年のNOAHはよい意味で裏切ります」と宣言。さらなる盛り上がりを約束しました。
大歓声の中、終了。丸藤が下がっていきました。



以上、長くなりましたが大田区総合体育館大会の観戦記です。

何より満員のお客さんという良い雰囲気の中で、試合内容もよく、またジュニアとヘビーのシングルのベルトがNOAHに戻り、
丸藤がみのる超えを果たし、とにかく良い面ばかりが多く感じられた大会でした。来年への期待も持たせてくれました。

鈴木軍参戦継続にはいろんな意見があるでしょう。私も本音はイヤです。また荒れた戦いが多くなることへの危惧ですね。
しかし今のNOAHは正直、ハッキリ書きますが新日本プロレスの庇護を受けて存在し、さらに鈴木軍のおかげで盛り上がっているわけです。
これは否定できません。
冒頭でも書きましたけどね。
大田区も鈴木軍いなかったら満員になったでしょうか?会場では新日本のグッズも売られています。(新日本からしても余った選手の送り先としても使えるメリットがありますが)
そういう事実がある以上は、今はNOAHだけで、とか鈴木軍いらないとか、とても言える状況ではありません。
もちろん、私も気持ちは鈴木軍NOです。いりません。しかし現実を見れば、ということです。
純NOAHだけでやって団体がもつならいいですが、G+も放送を減らし、ビッグマッチも大田区や横浜文体が精々、の状況です。大田区もフルサイズ使ってはいないんです。

ならばしばらくはどこかに寄りかかって団体の存続を第一にするしかありません。それが現実路線だと思います。
ただ、この日の拳王vs大原のようなカード、また友寄や清宮といった新しいメンバーも増えてきました。
これも賛否ありますが潮崎も帰ってきています。少しずつ荒波を超えていく形にはなっています。
今後どうなるかは誰にもわかりません。ただ、私はその現実路線を支持したいと思います。

あと、この日詰め掛けた多くのファンには、初めてNOAH会場に来た人、久しぶりにNOAH会場に来た人、いろいろいると思いますが、
是非今後もNOAHを応援して、会場に足を運んでほしいと思います。大田区でああよかった、ではNOAHのためになりません。
NOAHを応援し続けてほしいですね。それが多くの選手、ファンの願いだと思います。

とにかく、いろんな思いはありますが、大会は最高、試合も最高、「試合」を観に来ている自分には非常にいい大会でした。心に残りました。
12月23日はクリスマスイブイブ、最高のプレゼントとなりました。
前日22日は冬至でした。ということは夜の長さが最長だったわけで、23日からは夜が少しずつ短くなっていくわけです。
いい日にいい大会ができましたね。
選手、スタッフ、そしていい雰囲気の大会を作り上げたお客さん、皆さんに感謝、皆さんとこの喜びを祝いたいと思います。


今年のNOAH観戦は38回でした。最後に一番いい大会を観れましたね。
まだまだ書きたいことはありますが、あとは来年。とにかく来年がまた、楽しみです。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

12・21プロレスリング・ノア新宿FACE大会観戦記!!最後の、前哨戦。

2015-12-22 23:19:49 | プロレス
行ってきました、月曜夜の新宿歌舞伎町。お客さんもそれなりに入り、とにかく盛り上がりが凄かったですね。

この1年かけてやってきた、NOAHvs鈴木軍もいよいよフィナーレの時を迎えようとしています。
大田区の全カードが決まってからやってきた前哨戦ツアーもこの日が最後。
大田区はシングル、タッグのタイトルマッチですから、こうやって6人以上、この日は4vs4のイリミネーションマッチで戦うのももう最後。

なお、大田区大会の展望は1つ前の記事です。大田区大会の観戦記はいつになるか・・・twitterでは現地から速報しますので、
twitterをご利用ください。


鈴木軍はいないほうがいいけど、リングの上の風景は今までみたことのないものがこの1年で見ることができました。
そういう意味からすれば、この日の新宿は個人的には少し感慨深いものがありましたね。
敵でも、憎むべき連中でも、どんだけ最悪でも、リングで試合を見せてくれた人たちですから。

試合を振り返ります。北側最後列で観てました。19:00開始、調印式も含めて2時間半。21:30過ぎ終了でした。
まず開始前のGHCジュニアタッグ、ジュニアシングルの選手権の調印式。日テレはいないのでNOAHが進行。

ジュニアタッグ。両軍サインの後、TAKAみちのくは普通に抱負を語りましたが、デスペは前回のタイトルマッチで負傷した恨みを滔々と。
特に「クソみたいな病院で入院生活もした」と、病院を悪く言う場面も(笑)(もちろんその意図はないのは明白)。
さらに杉浦の技を食らって腰も負傷していることを告白。ついでに頭もおかしくなったとか。原田は再度の病院送りを宣告。


続いてGHCジュニア。先に石森着席、次いでタイチが遅れてやってきた。やってこないのかと思った。


タイチが出したふざけた条件(負けたら石森は北斗の拳のザコよろしく、モヒカン、グラサン、火炎放射器、タイチの下僕、改名など)を石森が全部飲み、
それによってタイチもサイン。意外と素直にサインしたので場内は結構驚きの空気。
タイチはマイクでまくし立てるも、石森もベルトを取り返す、モヒカンにもならない、改名もしないと宣言。モヒカンの絵をタイチのハサミで切り捨てました。
カベジェラマッチではないようですが、石森のみに一方的に条件がつけられました。まあ、1度負けてるので仕方ないのですが・・・


調印式終了。結構時間取ってしまいましたね。19時より前に始めればよかったのに・・てかヘビーのほうのはいつやるんだろう。やったの?

さて舌戦の後に第1試合。お口直しに熊野vs清宮の対戦。清宮もデビュー8戦目。早いものです。
友寄が欠場ってこともありますが、新人でここまで早いペースで試合が組まれることはそうそうありません。
体力的には相当キツイでしょう、13日で8戦ですから、しかも全部シングル。この日も試合でのスタミナは早々に切れていました。
デビュー戦と同じカード。熊野とはこれが3回目ぐらい?


この日は序盤から熊野が圧倒。締めて、投げて。5分ぐらい清宮何もできず。


それでも形はイマイチながらドロップキックで反撃、さらに2発ドロップキック。いい切れ味を見せました。
そしてボディスラムも決め、さらにブレーンバスターに熊野がいこうとすると首固めに取る。このタイミングも良く、試合がキレイに進みます。
清宮が仕掛けたブレーンバスターは不発で、その後熊野に強烈なブレーンバスターを食らい、さらに逆エビで締め上げられてタップしますが、
清宮いいなあ、の感想が強く残りました。まだ試合でのスタミナがないし課題だけなんだけど、声も出てるし、
身体もあるので雰囲気が既にいいですね。熊野もそんな清宮をしっかり受け止めて仕留めました。熊野がちゃんと指導できているのもいい。



第2試合は小川vs玄藩。玄藩、マスクは脱いできました。


これがもう、7分46秒の試合なんだけど、ほぼ・・8割方急所攻撃合戦に費やされるひどい試合(笑)
でも、急所攻撃そのものはダメでも、同じ急所攻撃が2度出ることはなく、そんだけバリエーションがあるのかとむしろ感心するレベル!?
プロレスの奥深さを味わいました。頭を使えば急所攻撃でもこんだけできる。所詮急所攻撃だけど(苦笑
最後は小川得意の、相手のダイブをヒザ立てて急所打ちで迎撃から、首固め。楽しさもあふれる第2試合でした。


第3試合はお待ちかね、拳王と大原の前哨戦。これも最後でしたね。拳王はヨネ、大原は彰俊がパートナー。
↓ちょっと見えにくいですね、拳王の陰に彰俊がいて、さらにその後ろに大原がいます。


この日も極上の攻防で沸かせました。大原のジョン・ウーを拳王がジャンプでかわし、大原の胸にフットスタンプで着地する新ムーブも。


果てない攻防は深化の一方でした。拳王がドラゴンを出せば、大原はフィンランド式フォアアームでお返し。終盤には顔面付近の蹴りで両者場外へ。
彰俊とヨネもシングルをやってるような形でしたね。最後はヨネが激しいヘビーの攻防を制してキン肉バスター。
彰俊は先日デビュー25周年ですか。おめでとうございます。まだまだできることがあるはずです。

さて拳王と大原、大田区でのシングルへの期待を猛烈に膨らませましたね。どんな試合になるのか?シングルで完全決着になります。見逃せません。


第4試合は高山&ストームvsマイバッハ&北宮。ヘビーの男4人のタッグ。まあ正直何のアレもないよなと思ってたらこれがなかなか面白かった。
↓手4つからストームが北宮を投げたシーン。


北宮が高山に火をつけて、そこでまず熱が生まれました。さらにいつも全力のストームもその火の煽りを受ける形で北宮、マイバッハと激烈な激突。
高山もそこそこ動いていたため試合が盛り上がります。北宮はまたしても高山の巨体を完璧に投げるブレーンバスター!!
ストームもマイバッハ相手に一歩も引かず、10分足らずの試合でしたが引き込まれました。全力でやれば何でも面白くなるんです。
最後はマイバッハがチョークスラム、マイバッハプレスで勝ちましたが白熱しました。
さあ、マイバッハはいよいよ潮崎戦。特にアクションは無し。


休憩後セミ。休憩中にはtwitterでお世話になってるKNTMさんが来訪。ビールを頂戴しました。ありがたやありがたや。

セミ。ここからはNOAHvs鈴木軍のイリミネーションマッチ2つ。まずはヘビーの8人が登場。
アーチャー&スミスJr.&ベンジャミン&飯塚vs杉浦&中嶋&ヒーロー&カバナ。
↓NOAH軍の4人が登場、大歓声で迎えられるBIGinUSA。久しぶりの関東見参ですね。


鈴木軍の4人も入ってきた。背中が見えてるデイビーボーイ・スミスJr.のタイツがカナダ国旗とイギリス国旗のハーフ!カッコいい!!


試合はイリミネーションマッチ、負けにオーバーザトップロープ(OTR)もあります。全滅したチームが負けです。
それにしてもこの試合は盛り上がりました。4人の男たちの激しい攻防に場内もヒートアップ。沸きっぱなしでしたね。


カバナもヒーローもNOAHを救うために来日。KESもベンジャミンも組むのはこれが最後。こんな顔合わせもう観れない・・・
勝彦も大奮闘。やられる場面も目立ったものの、中盤からはベンジャミンとのものすごい蹴り合いがありました。そしてベンジャミンとは同体で場外へ。
なお、最初にカバナがキラーボムに散り、次いでスミスがヒーローのキングコブラエルボーに沈み、その後中嶋とベンジャミン失格。
で、この試合やや出番が少なかったのが杉浦。前の新木場もやや控えめ、この日は腰にテーピングはなかったけど印象薄し。
杉浦は飯塚のアイアンフィンガーで敗退。しかし飯塚もすぐにヒーローのエルボーの前に敗れます。ヒーロー凄かった。新宿に響くヒーローコール。

最後はアーチャーとの一騎打ちに。ここでもヒーローは奮闘しますが、アーチャーのブラックアウトが決まっては返せませんでした。
でも面白いセミでした。お客さんの興奮ぶりが何よりの証拠でしょう。メインより盛り上がったと思います。
KESはマイクでベルト防衛を宣言。BiUも負けじとベルト奪取を叫びました。激しいセミ、大田区への期待感が膨らみまくりです。



メインは丸藤とみのるがそれぞれジュニア勢を率いての4対4イリミネーション。ルールはセミと同じ。
開始前にトイレに行ったので南側から撮影。丸藤&石森&原田&小峠vsみのる&タイチ&TAKAみちのく&エルデスペラード。


動きの早い4人ならではの展開でヘビー勢ぞろいだったセミとはまた違った趣になりました。
NOAHも鈴木軍も試合が終わった選手もたくさん出てきて、セコンド同士も最後の前哨戦。荒れてるように見えて激しい試合になりでもやっぱり荒れる、という。
それでもまずは丸藤がTAKAを不知火で降して先制。というか最近ずっと丸藤が不知火でTAKAを降してるのばっか見てる(笑)
しかしこの後悪夢が。デスペラードがまず小峠の勢いを逆に利用してのOTR。さらにレフェリー不在をついて椅子攻撃から降って来て原田にも勝利。
デスペがジュニアタッグ王者2人を一気に片付けます。これはやられました。
それでも石森が新木場同様にデスペをメキシカンロールで丸め込んで勝利、2対2のイーブンに持ち込みます。

ここで、インターバルでもないのですが間が空きます。GHCヘビーの王者&ジュニアの王者vsヘビーの挑戦者&ジュニアの挑戦者。


丸藤とみのるは唸らずにはいられない攻防。どこまでもやり合う2人。


しかしみのるが丸藤をOTRにしようとするところ、丸藤がこらえると、石森が丸藤を助けるつもりでみのるに低空ドロップキック!
しかししかしこれがエプロンにいた丸藤にも衝撃が伝わってしまい、丸藤はOTRで失格。なんと勿体無い。
ちなみに石森とタイチ、調印式ではタイチの茶番がありましたが、この2人のマッチアップは面白かった!タイチがマジ顔になっていて、
川田ばりのジャンピングハイを決めます。本気になったらタイチは強いです。しかし石森も負けじとハンドスプリングからのキックで反撃。

丸藤失格後も大奮闘の石森。特にみのるには巻きつくような関節技でギブアップを迫り、これが結構な見所でした。
終盤はタイチよりみのると絡んでいる場面が多かったかも。そして石森はみのるに勝負をかけた450°スプラッシュ!!


これはみのるが剣山カット。そしてタイチのトラースキック、みのるのゴッチ式で石森が敗れて幕。なんと鈴木軍は2人残しの圧勝です。
ただ、この試合は石森とタイチにスポットが当たるような形にしていたようにすら思えます。それだけ2人が目立ちました。

それにしても大田区への期待値上げまくりでしたね。いい大会を観ることができました。


あとは鈴木軍がリングを占拠、マイクで毒づいて帰りました。おしまい。



でもそのマイクの中で鈴木みのる、「世界一マナーの悪いNOAHファン、」っていつもの台詞もあったんだけど、
続けて「鈴木軍のファンを見習え」というあまり聞かない、私は聞いたことがない台詞が入ってました。
私はこれを、みのるからの鈴木軍ファンへのメッセージと捉えましたね。1年間ありがとうと。お前たちファン最高だったよと。
大田区では言うチャンスがないでしょうから、最後の前哨戦、新宿で言ったんだと思います。他で言ってるのかはわかりませんが。


さて、この通り最後の前哨戦は鈴木軍の完勝で終わりました。圧倒されたと言ってもいいでしょう。内容よりも結果で。
試合はいずれも面白かったんですが、前哨戦で勢いをつけたのは明らかに鈴木軍です。大田区、果たしてどうなるでしょうか。

そしてこの1年、NOAHと鈴木軍でやってきた果てしない抗争もいよいよ終わりの時を迎えます。
そのフィナーレの前哨戦がこれでは心配になりますが、まだチャンスは残っています。

もちろん私も他のNOAHファン同様、勝利を信じていますが、
ここで行われるのはプロレスです。プロレスは3カウントが入って無事にリングを降りるまでは何があるかわかりません。
NOAHが勝つだけが結果ではありません。鈴木軍が負けてもそこで全てが終わるわけでもありません。

どういう結末でも、しっかりとその目で見て確かめることです。
期待と、希望と、覚悟と、信念と、チケットとグッズ代を持って、
大田区総合体育館へ。

プロレスリング・ノア、12月23日大田区総合体育館大会。その展望。

2015-12-21 00:10:02 | プロレス
いよいよ3日後いや日付はもう2日後、12月23日(水祝)は、15:00から大田区総合体育館でプロレスリング・ノア旗揚げ15周年記念大会が行われます。

これが本当に本当の最終決戦。

なのか。

違うのか。


そこはわかりませんが、ノアにとって、またこの1年ノアを荒らし回ってきた鈴木軍にとっても、
大事な大一番であることは間違いないでしょう。
大田区総合体育館、15:00開始です。(最寄り駅は京急蒲田、京急梅屋敷。JR蒲田からは少し遠いですが徒歩圏内)
おそらく4時間興行ですから19:00頃の終了になるのでは、と思います。


展望を軽く。全10試合。


GHCのタイトルマッチ4つはいずれもNOAHvs鈴木軍。先に名前があるほうが王者です。

メインはGHCヘビー、鈴木みのるvs丸藤正道
3月5月と連敗した丸藤。鈴木みのるへベルト流出を許した張本人。
あまり現実的すぎることは書きませんが、ベルトを鈴木に渡したのは事実。
フロントとしてレスラーとして、その落とし前はつけなくてはなりません。
特にファンに対して。丸藤は勝つことでしか許される道はありません。
既に2敗しており勝っても対戦成績は五分にすらなりませんから、内容も問われますが、とにかくここは勝つしかない。
ただ、鈴木みのるはいかなる手を使ってでもベルト防衛に来るでしょう。当然NOAH側も介入は阻止しなくてはいけない。
カードはみのるvs丸藤でも、メインは総力戦です。最近NOAH側のセコンドが少なくなってるのが気がかりですが。
ポイントは丸藤の「ひらめき」でしょうか。お互い手の内は知り尽くしている以上、同じことをしては勝てない。
やはり師匠三沢ばりの「ひらめき」が出たとき、鈴木みのるを上回ることができると思います。
一方、みのるの言う、「今まで見たこともない結末」とは一体何なのか。みのるが勝った時にだけ起こるのか、そうじゃないのか、何なのか。
観て確かめるしかありません。西永さんもレフェリー復帰戦です。小橋建太が立会人として登場します。


ただ、今年の有コロ、横浜文体、大阪ともそうでしたがメインの前までの試合でNOAH側が全敗になっていてのメインであり、
むしろ大事なのはセミより前のカード。ここでNOAH勢が勝ち続けることでメインへの期待感が生まれます。逆に負け続ければメインはまた最初から勝負が見えたものになるでしょう。

セミはGHCタッグ。[K.E.S]ランスアーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.vs[BIGinUSA]クリス・ヒーロー&コルト・カバナ
NOAH愛にあふれるヒーローとカバナ。しかしKESも人気はNOAHファンからも得られるようになってきました。
そしてこの大型ガイジン4人の激突は本当に楽しみです。ベルト争いという観点、NOAHvs鈴木軍という観点を抜きにしても楽しみ。
BiUがグローバル・タッグリーグや以前の前哨戦で勝ったことはありましたが、さて本番はどうなるでしょう。
頼れるのはヒーローのエルボーしかありません。カバナがどこまでヒーローを援護できるか。


セミ前第8試合ではGHCジュニア。タイチvs石森太二
石森はタイチには2度目の挑戦ですが、ついにここでNOAHジュニアの象徴とも言うべき男が立ち上がりました。
タイチは小峠戦、原田戦、いずれも激闘を展開し勝利。私もその試合内容にはこのブログでも賛辞を惜しんでいません。
タイチは最低最悪な男ですが、川田に育てられたレスラーが弱いはずがありません。なので石森は勝つのは容易ではないはずです。
厳しい戦いになるでしょう。敗者髪切りになるのかどうかわかりませんが、結末、終了後も含めて、今まで観られなかったものが観れるはずです。


第7試合はGHCジュニアタッグ。原田大輔&小峠篤司vsTAKAみちのく&エル・デスペラード
さっき書いたとおり、これまでも全てこのジュニアタッグの負けから全敗しているので、とてもとても重要な一戦です。
しかしこの試合だけは王者がNOAHサイド。リターンマッチになりますね。原田小峠は油断さえしなければ勝てます。が、逆にTAKAペは油断を一瞬でも許すと、付け込んできます。
細心の注意を払って試合をしてほしい。そして軍団関係なく、NOAHジュニアは全てセコンドについてほしい。


第5、第6試合は注目のシングル2つ。これも鈴木軍vsNOAH。
まず第6試合でシェルトン・X・ベンジャミンvs中嶋勝彦。3度目のシングル。勝彦は勝てるのか。ベンジャミンは果てしなく強いけど。でも超えないといけない壁。3度目の正直、あるや否や。

第5試合では飯塚高史vs杉浦貴。日本一のタカシ決定戦(嘘)。
正直NOAHの屋台骨杉浦にとっては不満のカードでしょうが、鈴木軍との対抗戦の先陣を切る上で大事な試合。反則裁定にならないように、しかも勝たなくてはいけない難しい試合です。


第4試合まではNOAH中心。第4試合はマイバッハ谷口vs潮崎豪。鈴木軍に勧誘されている潮崎に1つの答えが出る日です。それはこの試合後なのか、メイン後なのか。
そしてかつてのパートナー、マイバッハはどうするのか。そもそもどういう試合になるのか。来年、という観点でいけばvs鈴木軍より面白そうなカードです。

第3試合は唯一のNOAH所属レスラー同士のシングル。拳王vs大原はじめ。
ひたすら前哨戦を繰り返し、vs鈴木軍とは違う軸をこのシリーズで作り上げた2人の決着戦。因縁なんかない。あるのはお互いを超えたい気持ちだけ。
タッグパートナーだからこそ、超えたい壁。前半はこの試合に酔いしれたいですね。

第2試合はヨネ&彰俊&北宮vsキャプテン&玄藩&ストーム。北宮、ストームに注目。
オープニングは、友寄欠場で出番が回ってきた清宮がビッグマッチ初登場。小川&熊野vs高山&清宮。
かつてのGHCヘビー王者2人が若手を従えてのタッグマッチ。大事なこの大会、オープニングの盛り上がりが不可欠です。
清宮はそれをプレッシャーと思わず飛び回ってほしい。

以上全10試合です。
是非満員のお客さんになってほしい、ここへ向けてNOAHもヨネはじめ営業をがんばってきました。報われてほしい。。


さあ果たして、どんな結末が待っているでしょうか。
そして、メイン後にはどういう動きがあるのでしょうか。

単にNOAH側が勝ちました、鈴木軍負けました、とはならないはず。

ヒントはいくつか転がっています。あまり現実ばかりを見てもいけませんが、
鈴木軍は来年1.4新日本東京ドームに名前はありません。
NOAHも来年1月2月とツアー日程が発表になっています。
潮崎豪への鈴木軍勧誘の答えがおそらく大田区で出るでしょう。

個人的には、鈴木軍はベルト持とうが持つまいが、来年も継続ではと思っています。
そこへ潮崎がどちらへつくか・・・?
いや、NOAH側からの寝返り者が出るのでは・・・?
いやいや、全く新しい第3極の誕生・・・?新しい敵の登場・・・?西永レフェリーは本当に正しく裁くの・・・?鈴木軍が崩壊分裂・・・?
などなど想像が膨らみます。
おそらく、タダでは終わらないでしょう、大田区。

しかし、NOAHの生命線は試合内容。まずそこありきです。試合で魅せて、サプライズはその後で。
そして激動の2015年、最高のハッピーエンドになることを祈ってます。


祈ってます・・・


祈って・・・


祈・・・


???



・・・もし、ここでまたNOAH側が全敗したらどうなるの?
丸藤が2度あることは3度ある、で負けたらどうなるの?
どうなるの?終わりなの?来年はどうなるの?どうするの?

そう考えるとゾクゾクしてくるんです。自分の中の悪魔が目を覚ましてくるような。

大田区、年末に凍りつきますよね。しかしそれもプロレス、そういう光景もあるでしょう。

どうなるのか、その目で確かめるしかありません。


大田区総合体育館、15:00開始です。

12・16プロレスリング・ノア新木場1stRING大会観戦記。大田区まで1週間。

2015-12-18 00:33:38 | プロレス
行ってきましたノア新木場大会。水曜の夜、仕事もそこそこに新木場へ向かいました。
新木場駅のファミリーマートが混んでましたがどうにかセーフ。

動員はノア発表で147人という寂しい数字。新木場でも空席が目立ちました。
追加日程ってこともあったでしょうが、何より大会が多すぎます。また水曜の夜の新木場ですからキツイですよね。
団体としては少しでも利益が出ればいいのでしょうが、負の部分も考えてほしい。
初めて来た人、たまにしか行かない人からすれば「客が少ない」という事実がまず残る。
団体の事情もあろうが、入りが悪くなる大会をむざむざ開くのは少しどうかなと思う。幸い12.23大田区のチケットは売れているようだけど。


反面、新木場でやっていただくのは非常にうれしい。この会場は駅近い、どの席もリングに近い、観客との距離が近い、といいことばかり。
この日も2時間、プロレスを楽しんできました。5000円の席は南側だけだった模様で、いつも新木場では5000円で北側(花道側)に座っていた自分には不満もあるけど、
初めて座った南側の良さも感じられました。席が板なので腰へのダメージはありましたが(笑)


試合を振り返ります。全6試合。しかし心のメインは第1試合、小川vs清宮。
清宮はデビュー5試合目。なんと大ベテラン、そして指導役の小川とのシングルです。この試合が一番写真撮った(笑)

小川の入場曲で先に清宮が入りました。やはり身体はいいものがあります。


試合は小川ペースで終始進みましたが、腕の取り合い、脚の取り合いでは清宮も食らいついていきました。
腕を取り返すあたりは小川の教えがしっかり理解できている証拠。まだぎこちないところもあったけど、
腕と脚の取り合いで試合の大半が過ぎていき、清宮ダメじゃんってところはありませんでした。
もちろん小川が圧倒してるんですけどね。キーロックで回転という小川らしいムーヴも。
ちょっと顔が見えない方向になりましたが写真3枚。






そして小川のショルダースルーを回転エビで切り返して清宮反撃。


この後清宮はドロップキックを披露。小柄な小川とはいえ、しっかり顔付近に当てていました。タイミングも取れていました。
出せた技はそのくらい。最後は小川のバックドロップに散りますが、6分36秒、小川先生の公開プロレス教室、清宮は最高の経験しましたね。
今週の週刊プロレスにはデビュー戦中心に2ページ割かれていました。まだ10代です。
もっと若さを出してガンガンいってほしいと思いますが、技術が非常にいいので早いうちから玄人受けするかもしれませんね。
大きく育ってほしい、大きく育てないといけない、NOAHという団体がこの素材をどう伸ばすのかも注目です。
あとどうかケガだけは・・・右ヒザのテーピングが大きくなっていたので・・・

最後は初めて落とす系の技で敗れた清宮、ダメージが重そうで心配になるレベルでしたが、後半戦からは元気にセコンドに。
そしてその清宮が・・・それはまた後で。ちなみにディファ有明に来ていた大応援団はこの日不在。でもお客さんの声援がたくさんありました。



第2試合は果てなく続く拳王と大原の戦い。この日はそれぞれキャプテンと玄藩がパートナー。
開始前から早くも不穏な空気の拳王とキャプテン。


試合は結構長めに拳王と大原、キャプテンと玄藩の攻防に時間が割かれました。笑いも交えて面白かったし拳王と大原は激しかったし。
特に大原のジョン・ウーは見るたびに切れ味が増しているような。ムイビエンも決めた大原ですが、この日は勝利ならず。
拳王は大原ともやりあいつつ、玄藩もきっちり仕留めにいきました。竹刀をキャプテンが持ち拳王が玄藩を抑えるシーンではどう見ても誤爆、
の流れでしたがこれはキャプテンが踏みとどまり、玄藩に一撃。そこから拳王は拳王ドライバー(仮称)、蹴暴で勝利。
最近大原に負ける時もありましたがこの日は大原直接ではないものの勝利。

それにしてもカッコいいね拳王は。大原は「拳王が勝つと思ってる空気を変える」と宣言。その意識、すごく大切ですね。


終了後はお互いを讃えあう瞬間もあった拳王とキャプテンですが直後案の定仲間割れ。つうか拳王がキャプテンを放り出した。



第3試合は高山&彰俊vs北宮&熊野。一見どうってことないベテランvs若手、なんですがこれが予想を裏切る面白さでした!


まず、どういうわけか随分出番が多かった熊野が奮闘します。やられっぱなしでも決して挫けず、反撃の機会をうかがいます。
終盤も、ああここまでか、ってあたりから粘り通しましたね。彰俊をブレーンバスターに切って取ったシーンも。
最後は彰俊のスイクルデスに負けますが、その前のアイアンクロースラム、デスパニッシュは重い一撃にも関わらず返して大歓声!
さらに北宮は、なんとあの高山をブレーンバスターで持ち上げて投げ切って見せました!!これは場内驚愕!!
コーナーの高山へのラリアットも強烈、終盤は熊野をサポートして反撃ムードを作りました。
かつて「グローイングジェネレーション」としてジュニアタッグ戦線に出た2人の、成長を見た試合でした。
翻って、高山と彰俊も中盤を温めるベテランですが、こうやって若手の壁になってくれるなら、それはそれで存在価値がありますね。
彰俊はまだ老け込む必要ないけど。



休憩明けに第4試合。勝彦&ヨネvsストーム&マイバッハ。ヨネカツタッグ、勝ち続けてますね。
ちなみにこの試合は11.29仙台で同じものを観ましたね・・・(笑)


4人とも激しかったけど、今勝彦とストームの激突はNOAHで一番激しいと言ってもいいでしょう。火花が散ります。観ているほうが切ないほど激しいのです。
妥協がありません。蹴りと52センチウデと。必死でやる姿は地方でも東京でも一緒ですね。大田区では当たりませんが・・・
そして今日も勝ったのは勝彦。でも勝敗以上に尊いものがこの2人の戦いにはあります。ヨネとマイバッハも良い意味で2人に譲っていました。
ヨネも勝彦とのタッグを軌道に乗せたいのでしょうね。マイバッハは潮崎戦1週間切りましたが無言ですね。でも最近さすまた使ってない。。

最後は垂直落下ブレーンバスター。お互い、終わったら倒れこむまでやります。今日も良いもの見せていただきました。




第5試合、つうかセミは石森&原田vsタイチ&デスペラード。


開始前のタイチとお客さんのやりとりはもはや名物?タイチは腹立たしくもあり、うまくもあり、キモくもあり。
なかなか試合が始まりませんが、始まるとすぐデスペにタッチのタイチ。ズルいことは天下一品、しかしそんな連中にもNOAHコンビ、
原田がフロントスープレックス連発、石森はハンドスプリング攻撃と相手にペースを渡さない・・かに見えましたが、
小ズルいタイチペにいつしかペースを握り返されてしまいます。正直NOAH側が苦戦していました。石森はあわやデスペに負けてしまうところ。
しかしタイチのベルト殴打は原田が阻止!そこから石森はデスペの腕を取ると、久々に見せるメキシカンロール!!これで逆転勝利!!
↓劣勢の中でも勝利をつかんだ石森ですが、試合後は倒れたまま。負けたデスペのほうが通路奥でむしろ元気。


しかしハイライトはこの後。石森がマイクでタイチに、
「俺に資格はないかもしれない、でもな、ベルトに対する思いは誰にも負けないんだ!髪の毛でもなんでも賭けてやる、タイチ、答えを聞かせてくれ。」
と迫ります。
するとタイチはなんとベルトで石森を殴打、さらにベルトにはまさかのハサミが貼り付けられていた!場内悲鳴!!
そして石森の前髪をなんとハサミで切る暴挙!!場内さらに悲鳴と怒号!!(ちなみに私はむしろ興奮)
タイチはこれで髪切りマッチへの返事をしました。大田区はカベジェラ(髪切り)戦でしょうか。
「丸刈りは本番までとっておいてやる」と言い残して帰ったタイチ。バックステージではさらに何か要求していたようですが。

場内はこの悲劇に静まり返ってしまいます。誰も石森に声もかけられない。お客さん引いてましたね。私はむしろゾクゾクしてきたのですが・・
こうしてこの日一番のシーンが終わりました。まさかのハサミ投入。大田区まで全戦当たるタイチと石森。どうなる。
NOAHでは久々の髪切りマッチでしょうか。でもタイチ、負けても髪切らなそう・・・


そんな厳しい空気の中始まったメイン。丸藤&杉浦&小峠vsみのる&飯塚&TAKA。
鈴木軍奇襲でスタート。そしていつものようにやりたい放題鈴木軍。
場外乱闘、ロープをリレーしての首絞め、レフェリーもルールも何もあったもんじゃない。
しかしそんな中、セコンドで大きな声を出し、時にはマットを叩いてNOAH軍を鼓舞していた男がひとり。
清宮です。


レフェリーにも鈴木軍にも遠慮なし。セコンドの役割を全うしています。なのでこの日のMVPは清宮。

そんな荒れた中でも、この2人が向き合うと、新木場が静まり返ります。


丸藤のチョップがビシビシ決まりますがみのるも受け切ります。ロープワークの攻防もいつも通り。丸藤が死角からのトラースキック、みのるはランニングローキック。
互角です。そしてこの日は席が近いので選手の表情が良く見えましたが、
鈴木みのる、丸藤との戦いを楽しんでますね。イキイキしています。丸藤は必死ですが、みのるは楽しんでる空気すら感じました。
試合は杉浦の出番が少なく(腰にテーピングもあった)、そこは不満でしたが、
小峠が大奮闘でしたね。TAKAとの攻防は互角、終盤ジャストフェースロックでは長時間締め上げられますがどうにかエスケープ。
最後はまたみのるのゴッチ式パイルを阻止と、小峠が耐えて忍んで、丸藤をアシストしました。最後は丸藤が虎王から不知火。NOAH軍勝利です。
というか最近はTAKAがやられる時を観るのが多い自分(笑)

丸藤はTAKAを花道に放り投げます。


そして丸藤のマイク。上の写真、レフェリーの陰になってますがみのるが座ってます。
「鈴木、あと1週間だ。大田区では俺がそのベルトを巻く。それまで大事にしとけ。みんなに最高のハッピーエンドを見せる」と宣言。
丸藤が締めて、1週間前前哨戦は終わりました。


以上です。動員はともかく試合内容はどれも良かったですね。攻防もスピーディーだし、見所がたくさんありました。
特に清宮は試合でもセコンドでも心に残りました。北宮のパワーもよかった。小峠の頑張りも試合の流れを持ってきました。
定番の攻防もひたすら深化。
拳王大原、勝彦ストーム、丸藤みのる。前哨戦からガッチリやって大田区を目指します。

日付変わって今日18日ですから、大田区まであと5日。大会も大田区以外に3つ、とにかくケガの無いように・・・
次回は21日新宿FACEです。
よく行くなあコイツ、と思われるかもしれませんが、観に行きたいし行ける環境だし、悔い残したくないし。
でも、もっと熱心な方はもっともっとたくさんいます。私は足もとにも及びません。
そういうファンがいい思いをできるように、大田区は頑張ってほしいものです。

12・9プロレスリング・ノア、ディファ有明大会観戦記。清宮海斗、デビュー戦。

2015-12-13 02:33:37 | プロレス
行ってきました、水曜夜のディファ有明。職場を定時直後に出て池袋からりんかい線で一直線。

大会前にはうれしい報告もHPには上がってましたね。
9月半ばから休養していた西永レフェリーが、12.23大田区のGHCヘビー戦を裁くことが決定です。
その試合限定なのかそこら辺はともかく、何のアナウンスもないままいなくなっていた西永さんがやっと出てきます。
大方の予想どおり体調不良だったんですね。発表ぐらいしてほしいものでしたがまあ復帰するのでいいです。
ただこの日もいなかったので、大田区でのみ登場、なのかもしれません。


さてディファに着くと、NOAHのテーマソング『Great Sailing』を歌うバンド「ひまわる」さんが演奏中。
ボーカルはゲスト制にしているようで、この日は確かにいつも会場で聴くのとは違うような声でした。
都合3曲のミニライブだったんですね。休憩中にできなかったのかな?自分は最後の半分しか聴けず。
でもひまわるさんの『Great Sailing』は本当にいいので、また演奏してほしい。


そしてこの日は上の写真の通り、北側ひな壇は完全クローズ。いつもひな壇の部分は完全に無し。
ちなみに南側も後方のひな壇席は5列ぐらいだけ入れてあとクローズ。アリーナ、アリーナとひな壇の間は入れてましたが。
今まで私がディファで見た中で一番小さく設定されていました。入れた部分はある程度は埋まってましたが、発表は550。

大会過多、平日夜に有明、カード、ファンの優先順位低下、万難排してでも観に行きたくなるものがない、ファンの離脱、
いろいろ理由はあるでしょう。
しかし本拠地と言っていいディファ、今年最後の有明でこの状態です。残念でしたね。
ちなみに私は南側ひな壇3列目ぐらいだったのですが、これが年末謝恩価格の3000円でした。
それもっと宣伝すればいいのに。ローチケでチケット買う段になって自分は初めて知りました。
清宮デビューに食いつくファンも多くなかったのでしょう。私はそれをメインに観に行ったようなものでしたが(笑)

大会の内容も総じて低調に思えました。見所はいろいろあったのですが、グワッ、って盛り上がったのは多くありませんでしたね。

試合を振り返ります。19:00開始、21:30ぐらいの終了でした。
駅で買った缶ビールと、ディファで買ったから揚げ、ポテトをつまみに。
ちなみにディファのフライドポテトって量多くないんだけどすごくイモ感が出てます。美味しいです。


まず清宮海斗デビュー戦。相手は熊野。煽りVでは初めて声が聞けました。いい声してますね。
そして熊野のテーマが流れる中、先に清宮が入ってきましたがここで「おおっ!」とお客さんから歓声が。
何に対しての歓声か?
そう、清宮のタイツが緑だったのです。緑はNOAHにとって大事な色。それを纏った清宮。自分で選んだようですが、
この団体のイメージカラーを着けるあたりは大物の予感が十分です。そして頭を丸刈りにしてきました。
背も高く、細身ではあるけど均整の取れた身体。とうとうレスラーデビューを果たしました。


地元東京出身ってこともあって応援団も多数。着物着たおば様方も。同級生的な人たちも。
でもその人たちがちょっとプロレス会場ではあまりアレな感じの声援を送っていたのはまあ、慣れてないだろうからいいのですが、
(というかプロレスファンでも声も拍手もしない人がいるからそれよりは百倍マシ)
一部立って見ていたのでそこは残念。さらに残念だったのは一部、清宮の試合後に帰ってしまったことです。
次回以降も是非来て、せいぜい2、3時間なので全部見ていってほしい。清宮が将来目指す世界があるので。
でも会場に来て応援してくださるのは素晴らしいこと。プロレスファンになってほしいな。


さて試合ですが、
そういえば丸藤もデビュー当時は緑のタイツでしたね。結構近い色合いでした。三沢に憧れた清宮。三沢のように大成してほしい。
試合はまずグラウンドで清宮が魅せます。小川が教えているということでしたが、これがうまい。レスリング経験者ではありませんが、
プロレスの腕のとり方などがキッチリできていました。
グラウンドで相手の腕を取ってから自分がブリッジしてクルリと回る(としか表現できない)、
NOAHではあまり見られない動きも披露。これは会場か映像で見ていただくしかないですね。

基本的なグラウンドの動きは出来ていましたし、前に出る姿勢もよかった。
グラウンドの攻防から離れて両者に距離ができるとそこで間ができてお客さんも拍手、ってよく見るアレの時、
清宮は距離ができるや否や熊野に向かっていきました。これはなかなか見られないシーン。

でも基本的に間の取り方がまだダメで、注目のドロップキックは1発目がタイミングがいまいち。でも形は決まった。
でもフォアアームを打ち込んでいき、新人らしさたっぷりの試合運び。
さらにコーナーに詰める形で打った2発目のドロップキックはキレイに決まり、打った後バク転のような形で着地。
ちょっと危ないかな、とも思ったけどなかなかいい身体能力をしています。バネがかなり良さそう。
ドロップキックが今の所の得意技ってことになるのでしょうが、これは磨いていってほしいですね。
あとボディスラムも出したかな。受けもまずまずで、私は内容としては及第点をつけていいと思います。
デビュー戦らしく5分ぐらいでスタミナが切れてもいたし、まだまだの部分もあるけれど、ついにレスラー人生がスタートしました。

さて相手の熊野ももうすぐデビュー3年。この日は普通に、至ってオーソドックスなプロレスを展開。
そこに何の違和感もなかったことが、むしろ熊野の成長を感じさせました。上相手では伸び悩みを感じる熊野ですが、
今年夏に新木場で観た友寄戦もそうだけど、普通の試合ができ、きっちり後輩の良さも引き出し、最後は逆エビで締め上げる。
熊野が先輩としてちゃんと教育できていた試合でした。

↓この日の写真は軒並み画質が悪いです。すみません。




清宮はまずはベースをしっかりと作ることが必要ですね。プロレスも身体も。あと気持ちは見えたが気迫はもう少しほしい。
それとどうやら右足に不安があるのかな?今後試合が続いていくのでケアもしっかりしてほしい。
でもディファの後大阪、名古屋でも試合してるんですね。名古屋ではいきなり次期Jr.王者予定の石森戦でした。前橋では玄藩、新木場では小川戦です。
友寄が復帰したら出世争いになるでしょうか。背はあるのでいずれはヘビーでしょうか。夢は広がります。
とにかく、可能性を感じさせるデビュー戦でした。将来は緑を纏って、緑のリングの中心にいられるように。


さて、メインのレポが終わったので、後はあっさりいきます(笑)
第2試合は中嶋&ヨネvs小川&玄藩。小川と玄藩が組むのって珍しい。


小川と玄藩は噛み合うはずもなく、勝彦とヨネはタッグ結成に向かっているので息もバッチリ。
でもここは笑いも交えて楽しさもある試合でした。勝彦が玄藩を降しました。
タッグは大田区の勝者とヨネカツでしょうか?とにかく勝彦には早く何かしらのベルトを巻いてもらいたい。

第3試合は拳王&彰俊&高山vs大原&北宮&マイバッハ。超危暴軍から1人外れた形の拳王が超危暴軍につかまる展開。
それでも蹴りで打開する拳王、しかし最後はまたしても高山のヒザが誤爆、すかさず大原がフォアアームで撃ち抜いて勝利。
いい攻防がこのメンバーならできるのにフィニッシュが勿体無い。でも拳王と大原は大田区への期待値を上げまくっている。
あと、北宮が重い彰俊を得意の2段式で持ち上げるブレーンバスターで投げきって、これはすごいパワーだと思った。



第4試合ではストームvs潮崎。潮崎のNOAH復帰2戦目です。


いやもう、ストームにしびれまくりでした。一本気、一直線。いつでも誰とでも変わらず向かっていく姿勢。強烈なラリアット、
小さい身体を目一杯使うファイト、まさにアメージパング。チョップでは潮崎に負けぬ音を響かせ、試合は互角に。
元GHC、三冠王者の潮崎相手にここまでやったストームが凄かった。ますますストーム惚れた。
twitterでもストームを絶賛したが、ストームから「いいね」をいただいた(笑)
最後は潮崎がゴーフラッシャー、ラリアットで振り切ったものの、爪あとが潮崎の胸にくっきり。ストーム最高、ただただ酔いしれた。

潮崎にはまたしても鈴木みのるが勧誘に。そんなに欲しいの?ロープを開けて迎え入れるも潮崎反応せず。
大阪や名古屋でも拒否したようだけど、これはどう見ても鈴木軍に入る流れです。大田区に注目ですね。



後半は鈴木軍vsNOAHシングル5番勝負。
まずTAKAvs原田。接点がないが、むりやりこじつければスペル・デルフィンつながり?原田がデルと接点あったかわからないけど。
でも源流は同じようなものかな。試合はとにかくTAKAがうまかった。TAKAのテクニックを見るだけでも価値がある。
ヒザ攻めでドラゴンスクリューを2度、さらに足4の字で締め上げて、ジャストフェースロックも完璧。TAKAの試合でした。
原田は最後に逆転勝利。ニーアッパーをキャッチされても右のヒザで蹴り上げるという切り返しも。でも片山ジャーマンはいつものキレではなかったようにも・・・



続いて第6試合で小峠vsデスペラード。
小峠は誰とやっても大体いい試合ができるのが面白いところ。試合がうまいとは思わないし、いつも同じような試合なんだけど。
デスぺとやたら噛み合った試合をしましたが、レフェリー不在から急所攻撃とかあったっけ?でまんまとデスペの餌食に。
最後はデスペがヒザから着地するマッドスプラッシュで勝利。攻防自体は良かったけど、まあ原田が勝った時点でなんとなく見えてましたな。



第7試合は杉浦vsタイチ。タイチは杉浦の入場を襲い、興行時間短縮に貢献。
これも接点のない試合だけど、この2人の能力でしょうね、面白かったですね。何と言っても、タイチのロングタイツだけで試合が成立(笑)
例のロングタイツ脱ぎ、を杉浦が再三阻止。さらに最後には杉浦がタイチのロングタイツを剥ぐという前代未聞の展開!
そこからオリンピック予選スラムにつないで勝利。ああ、面白かった。
もちろん攻防も普通にいい試合でしたよ。でもロングタイツでここまでお客さんを引っ張れるものなのかと感心しました。


さて、気がつくと清宮は当然セコンド業務に。
↓NOAHではデビュー前の練習生は試合中はフェンスの中に入れませんが、この日からは堂々エプロン下でセコンドに。鉄柱左の坊主頭が清宮です。



セミは石森vs鈴木みのる。これも滅多に見れないカード。接点ほぼなしなんだけど、新日本、全日本にも上がっていた経験をこの2人は持っています。
クロスする時期があったかはわかりませんが。両者とも、どこでも必要とされる人材ですね。


試合時間は9分4秒。そのうちほとんどが両者の目まぐるしい攻防でした。よく覚えていないくらいです。
ただ、石森があのみのるの動きにほぼついていった、みのるも年齢的には全然下の石森のスピードに負けてない。
このことだけでもいかに両者がすごいのかわかります。石森は450スプラッシュ、レヴォルシオンにいこうとしますがいすれもかわされ・・・
最後はみのるが当然ゴッチ式で勝利も、さすがでした。とにかく「動き」で魅せられた試合になりました。また観たい。


メインは丸藤と飯塚。飯塚のやる気もすごかったですね。


時が時ならNOAHと新日本の新旧テクニシャン対決、ってことなんでしょうが、今や・・・
飯塚もいつもの通りラフも使ったファイト、丸藤は苦戦しますが実力的には上。しかし途中でデスペが介入。苦しくなります。
しかししかしデスペが来て荒れるのを鎮めたのが杉浦!丸藤のピンチを杉浦が救い、デスペに強烈なオリ予選スラム!
最後は丸藤が虎王を後ろから前からの計3発。
これで勝利してメインを締めました。


丸藤は「今日新人がデビューした。彼のような者にNOAHに明るい未来を感じてほしい、そのためにも俺が大田区でベルトを取り返す」とマイク。
そう、清宮のデビューという大事な日でしたからね、負けるわけにはいきませんでした。
内容としてはイマイチでしたがとりあえずハッピーエンドでディファ有明は幕。

出口では欠場中の友寄が募金箱持っていましたので募金。カッキー募金です。
大会は低調と書きましたが、面白いところもたくさんあったので総じて満足です。カードもいろいろ組み合わせると面白いものが観れるもんですね。
あと何より清宮。いい新人がデビューしました。
今のNOAHは新人でも何でも、飛び出した者勝ちだと思います。早く、でも焦らずチカラをつけて、お客さんを呼べるレスラーになってほしいですね。

最後に、ディファ前にNOAHのバスが。ここに停まっているのは初めて見たので写真を。
夜のうちに西に向かって旅立ったようです。お疲れ様です。



次回観戦は16日の新木場です。また水曜の夜です(笑)
21日の新宿も行って、23日はいよいよ大田区。あと10日ですね。

プロレスリング・ノア、明日はディファ有明。清宮デビュー戦。

2015-12-08 22:49:10 | プロレス
さて、プロレスリング・ノアは12月の都心大会を明日のディファ有明からスタートさせます。
スタートというか、運命の12.23大田区総合体育館決戦まであと15日。
いよいよ今年のノアもあとわずかとなりました。

明日9日のディファから23日の大田区まで15日間で都心の大会が4つ。3.75日に1ぺんはNOAHです。
16日は新木場、21日新宿FACE、23日大田区。水曜日は3週連続ですね。

全部行きます。

明日のディファは何と言っても清宮海斗のデビュー戦。熊野が相手を務めます。
180センチの体格、そして選手・関係者もすごい逸材と太鼓判を押しているようですが、リングに上がってナンボですからね、プロレスは。
まずは無事リングに上がり、無事リングから降りることを期待しましょう。
今年5月デビューの友寄もいい選手ですが先日ケガをしてしまい年内は欠場。清宮にかかる期待も大きくなりますが、
まずは無事に試合を終えてほしいです。多くは望みません。ここがスタートだし。

試合はシングル多めの9試合。その清宮デビュー戦の後はタッグ、6人タッグ。6人タッグに注目の拳王と大原の対戦がありますね。

第4試合にストームvs潮崎。誰とやっても100%、アメージパング・クワイエット・ストームです。
その戦いに注目です。潮崎、舐めてはいないと思うけど痛い目には遭うよ。地上波での認識度はストームが上だし。

ジュニアタッグを争う両タッグはシングルに分かれて対戦。原田vsTAKA、小峠vsデスペ。
普通にシングル2つやるとはとても思えないのだが・・・

第7試合が杉浦vsタイチ、
セミが石森vsみのる、
メインが丸藤vs飯塚。

これも普通に3つやりますかね?特に第7試合とセミはジュニアの2人に何のメリットもない試合なんだけど。
メインもどう見ても誰か入ってくるでしょ。
でも普段ない顔合わせなので面白そうです。

というかとても寒くなってきましたが、そんな中NOAHは9日の後10日は大阪、11日名古屋とツアーです。
とにかくケガだけはないように。ケガだけは絶対にダメです。これはNOAHも鈴木軍もです。

さあ大田区2週間前興行。どうなるか。
平日の夜ですが19:00からディファ有明です。仕事帰りにプロレスの夜です。

11・28~29、福島・仙台への旅。

2015-12-05 23:26:19 | グルメ関連
先週の土日、福島と仙台へ行ってきました。
11.29NOAH仙台大会の模様は2つ前の記事でUPしましたのでそれ以外の話を。

28日は昼に福島へ。13:30過ぎの到着。今年の春以来です。秋は毎年恒例。
こんな看板がお出迎え。萌えキャラってやつ?福島ももか、って名前でした。JRの駅員さんの制服を模した格好ですね。


福島駅前、東口です。



さて福島はいきなり寒く、さらに腰痛になっていたため夕方まで時間があったにも関わらず、
早々とホテルにチェックインして部屋で休むことに。

17:00から大学の時のサークルの設立25周年記念パーティー。今は大学にはありませんが・・・
会場は駅前の「ホテル辰巳屋」でした。その日、BS-TBS酒場放浪記で有名な吉田類さんのイベントも行われました。見かけることはありませんでしたが。
↓看板。私のはFWA25周年記念パーティー、ってやつです。FWAが何かはご想像にお任せします(笑)


会は大学時代のサークルの仲間が集合し、立食形式で飲み食いを行うというものでした。
過去10年は温泉での宿泊宴会をやりましたが、今回は趣向を変えて福島市内で行い、
これを二次会、希望者の宿泊まで含めて全て私が幹事として行いました。とても良い会になり安心しましたね。
ホテルでの宴会の幹事は初めてで、結構勉強にもなりましたね。料理も酒も盛りだくさんで、人数は吉田類イベントが数十倍上でしたが、
盛り上がりは負けて無かったと思います。
年に1度しか会えないメンバーが大半なんですけどね、同じ趣味を持つ人間で集まることのなんと楽しいことか。毎年実感しています。

17:00から飲んで、二次会も居酒屋で飲んで、三次会も飲んで。夜1時過ぎまで飲んだのかな、8時間以上飲んだことに。
福島の夜を堪能しました。辰巳屋に帰って宿泊。

翌日はチェックアウトギリギリまで寝て、11時過ぎにホテルを出て福島競馬場へ。
今ほとんど競馬はやめていますし、福島競馬開催中でもなかったのですが、サークルのメンバーの一部と共にしばし競馬場で競馬。
私はむしろ昼ご飯として喜多方ラーメンを食べにいった感じ。ホテルでスマホの充電を忘れ、競馬場でスマホ充電をお願いしたらサービスでやってくれました。

↓競馬場から。山は紅葉でした。天気が良かったですね。福島での競馬はやっていませんでしたが、馬術の練習は行われていました。


その後午後になって福島から仙台へ後輩のクルマで移動。東北自動車道を北へ。
途中、とにかく柿の木を多く見かけました。木にたくさんの柿がなっていて、とにかくその印象ばかりが残る道中。東北の秋です。

仙台へ着いてからは後輩の案内でドライブ。まずはNOAHの大会の会場からも近い場所だったのですが、
多賀城市にある、「肉汁つけうどんの人生」へ。


ここはプロレスラーであり、みちのくプロレスの社長でもある、新崎人生の経営する店です。
人生は飲食業も手がけており、徳島ラーメン、鉄板焼き鳥などもやっていますね。今回行った店はうどんの店。
しかも店名にある通りうどんを汁につけて食べるタイプのもの。そして私はうどん好き。さらにつけ汁につけて食べるのも大好き。あまり専門店がないジャンルですけどね、つけ汁うどん。
看板左上には「武蔵野うどん」とありますが、これはうどんのジャンルですね。讃岐うどん、稲庭うどん、みたいな。

メニューは肉が入った汁でいただくものが売りですが普通に汁にうどんが入ったものや、いわゆるぶっかけも。
具がいろいろ変わると値段も違うようです。


私は一番ノーマルなものにしました。「肉汁つけうどん」です。


美味しかったです!量も多く、汁もうまい、具もたくさん、うどん好きにはたまりません。ネギが多かったのがうれしい。
食べた後はいわゆる「スープ割」もできます。堪能しました。
腹が減ってるときに来て思いっきり食べたいと思いました。人生、いい店やってますね。15:30頃でしたがそこそこお客さんも。
こういう店が近所に欲しいです。


その後NOAHの大会があるまで仙台港→七ヶ浜をドライブ。震災の爪あとが未だ残るエリアを観てきました。
でももう、あと3ヶ月ほどで震災から5年になります。早いものです。

17:00~19:00は夢メッセみやぎでNOAHを観戦。
観戦後、同行の後輩2人と牛タンの「利久 多賀城店」で食事。牛タン食いたかった!大好き!!


やってきました牛タン定食。写真にはありませんがとろろもつけました。


仙台はどこの牛タンも美味しいです。利久は老舗ではありませんが人気は高く味も素晴らしく美味しいですね。
昔に比べて高い食べ物になってしまいましたが・・狂牛病のせいですね・・

とにかく仙台の食を堪能しました。そこからまた後輩に送ってもらって仙台駅へ。21:30の新幹線で帰京。

↓仙台駅3F新幹線改札方面から。左側にステンドグラスがありますが、かつてはそこに政宗公騎馬像がありましたね。今ありません。


寒かったけど天気にも恵まれ、食を楽しみ、先輩後輩友人とも楽しい時間を過ごしました。
とてもいい休日になりましたね。地方でプロレスも観れたし。充実した2日間でした。
また来年!!