デラシネ(deracine)

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2・28NOAH日本武道館大会観戦記①~後半4試合~

2010-02-28 23:59:50 | プロレス
というわけでケータイでも少しUPしましたが、
今日のNOAH武道館大会の観戦記です。今日は後半の4試合だけ。
残りを明日にでもUPします。
上の写真はリング上のメイン勝利者とフェンスを取り囲むファン。その勝利者とは…

まず観客についてはもうあまり書きたくありませんが、
結局それなりには埋まり、アリーナ、1階席、2階Sとも9割ぐらいは入ってました。
だから2つ前のエントリで書いた、「記録的不入り」ということはなかったですね。
ただ、2階Aが絶望的に入ってないですね。最近の傾向です。
YFCの優待チケットにも相変わらずの行列ですね。
何度も書いてますが、バラ撒かれた招待券ではありません。自分から会員になって引き換えをするシステムです。
野球の讀賣戦でも東京ドーム前のチケット引換所に列ができるんですよね。

でもアリーナは良い時より座席数をかなり減らし、1階席もスクリーンのためとはいえ2区画が黒幕。
トータルで考えると、やはり減っているのは間違いないところです。
やはりもう何か大きなことがないと満員は難しいのでしょうかね。
三沢追悼ではあれだけ入ったのに、後はNOAHは見ないよ、という人が多いのかも。
あと、今日は日程的には苦戦必至でした。
月末ですから、明日月初で休めないとなると遠い地方の人はまず無理。
また、東京マラソンもあったしオリンピックもあった。受験シーズンでもある。
NOAHも16:30開始として、地方客にも配慮を見せてるけど、結実していません。
20時前に終わってますから、ある程度までは新幹線も間に合うんですが。
もちろんメンバーの問題、小橋の不在なども影響はあるでしょう。

でもそれより何よりも、あくまで推測ですが、
「プロレス」に対するプライオリティ、つまり優先順位が低くなってきているのでしょう。
学生時代に見ていた人でも家庭を持ち、子供を持つと行けない、
今の子供たちはプロレスをTVでやってないから関心を持てない、
持ってても、他のイベントやライブ、ゲーム、そっちが優先される。
他にもいろんなスポーツがありますしね、チケット代も決して安くない。
地方の人は日程をクリアできても移動費でかなり出費になる。

かつて北斗晶がNOAHの武道館について、「みんなこの日を待ち望んでた、っていうのが伝わる」って言ってましたが、
もうそういう待ち望んで行く、というものではなくなってきていると思います。
というか、優先順位が高い層が減った、ということでもあるのでしょう。
熱心なファンの数は減り、ライトな層の奪い合いになっているんだと思いますね。
もちろんNOAHにいろんな層のファンを引き付けるものがないというのは明らかです。
本当に見たいモノを揃えていれば、自然と客は寄ってきますから。


さて、そんなことを言っても仕方ないので試合を振り返ります。
第4試合では青木十番勝負最終戦で鈴木みのる登場。
秋山との共闘?なんて話もありますし、船木との抗争決着戦も控えてますがまずは青木戦。
これがタイムは16分弱と結構やりましたが、
残念ながら青木は何もできませんでした。見た多くの人がそう思ったでしょう。
もしや!?という場面が一つもないどころか、技に入っても沸かないんですよ。
飛び技なんかも駆使していったのはよかったけど、ほとんどの時間はみのるの関節技、蹴り、ヒザに苦悶するばかり。
最後もあっさりと腕を(同時に脚も)取られてあっさりタップ。場内ため息でした。
お釈迦様の手のひらの上で走り回る孫悟空でしたね。いや、走り回れもしなかった。
青木に全く付き合わなかったみのる。強さだけが際立ちました。
でも…それってむしろ青木を認めているからこそ厳しくしたのかもしれません。そう思うことで、ファンも青木も救われるはず。

第5試合は注目の川田登場、森嶋戦。
うーん。結果は座った森嶋に川田の蹴りが側頭部に決まって3カウント。
内容は殴り合い、叩きあい、感情のこもった試合。でも個人的には凡戦でしたね。
川田って、90年代全日本見た人ならわかると思いますが、
独特の「間」があるじゃないですか。やられていてもゆっくり崩れたり。
その間ばかりが目立つんですよね。つまり、森嶋がパワーにはものを言わせたけど、川田の世界を崩せてないんです。
そして川田は終盤のシバキあいの中でワンツーエルボー。三沢を味方につけての勝利でした。
それより森嶋でしょう。
昨年最後の武道館でもヨネの蹴りで負け、タッグリーグでも開幕戦佐野の蹴りで負け。
もはや蹴りで意識飛ばされて負ける役割になってしまっているのでしょうか?
何度そのシーンを我々は見せられるのでしょう?
少し前にはブログで「外国でやるときと違い、NOAHでは思いっきり暴れられない」という意味のことを書いていました。
何か制約があるなら、それは全く意味がないし、森嶋に原因があるなら、それは彼が悪いんだけど、
やっぱりWWE的なものの方が彼には合ってるのかな。何年かでもそっち行かせてあげればよかったのでは、と思います。
期待する人がすごく多いんですよ森嶋は。あの体、パワー、プロレスの醍醐味を一番見せてくれる存在なのに。
それがこの低迷状況、GHC再奪取なんて夢のまた夢ですね。


セミファイナルではGHCタッグ選手権、力皇・ヨネ-高山・佐野。
結果はベルト防衛。(うーん、一度は防衛させるんだね…)
開始早々、挑戦者組の猛攻でヨネが完全KO、しばらく場外で倒れてました。
でも今日は力皇の頑張りがありましたね。久々に強いリキを見た感じがします。
高山・佐野も何に配慮したか、ローンバトルが続くリキを仕留めませんでしたが、リキが耐えた、とも見れます。
中盤で見せた、何度も対角線を走っての、コーナーにいる相手2人へのラリアットは良かった。
そして蘇生したヨネと佐野が最後は一騎打ち状態。高山、リキも良く動き、
いつしか場内は熱気にあふれていました。試合がどっちに転ぶかわからない状況、すごく盛り上がりました。
佐野のフットスタンプ、ノーザンライトボムを耐えたヨネがラリアット合戦を制して、
蹴りまくってから最後はダブルキン肉バスター。イマイチ説得力はないフィニッシュでしたが、
佐野を最後は沈めました。佐野は素晴らしかったですよ。その頑張りが試合を白熱させました。
王者組にはブーイングも多いですね。でも、急遽なったようなところもあるので、私は生暖かく見守っていこうと思います。


メインはGHCヘビー、杉浦-真壁。杉浦2度目の防衛戦。
?2度目?って最初思いましたが、1・4ドームでやってましたね。
さてこの試合、真壁の極悪っぷりをいかにスギが退治するかってところだけが焦点。
しかもあくまで推測ですが、NOAHファンは勝って当然と思ったか、
数は圧倒的に多いはずなのに、声援では真壁・新日本ファンに押されてました。
もちろん!ブーイングは武道館に鳴り響きました。私も2階席最前列、思いっきりブーイングしてきました。
で、試合なんですが、内容的には、実にちゃんとした攻防が行われ、
真壁も本間の介入が1度、あと机・椅子は使ったものの、いつものチェーンは使わず、
流血もなければ、レフェリー不在…はちょっとあったけど、反則らしい反則はなし。
正々堂々とした試合が行われ、内容としてはさすがメジャーのパワーファイター同士、というものになりました。

さらに真壁は、発端がイス攻撃だったとはいえ、杉浦のヒザを集中攻撃、しかも様々なバリエーションを駆使。
決して一本槍ではないところを見せており、また終盤の粘りも特筆もので、
それで決まっておかしくなかったオリンピック予選スラムをカウント1で返す!
杉浦はそのヒザ攻撃のダメージで、何度もヒザを抱えてうずくまる場面が。
これはマズイな…と多くのNOAHファンが思ったところへさらに真壁の場外花道への投げ捨てパワーボム!
どうにか生還するも、ダメージ大、やばいな、と思ってましたが、
杉浦の一番の強みは打たれ強さとスタミナ。真壁の攻撃を潜り抜けると、ジャーマンやドラゴン、
そしてお返しのターンバックルへの投げ捨てパワーボム!
意地が見えましたね。絶対負けないぞ、という気持ちに身体もよく反応しました。

ところが、最終盤はコーナーでもつれる場面が多く、最後もスパイダージャーマンを見せた真壁が、そこからキングコングニー!
…のはずが、なぜかコーナートップで動かない。
まあ、スタミナ切れを起こした、ということにしておきましょう。
その止まった間数秒でしたが、場内のほとんどの人に「?」マークが。
そして杉浦が立ち上がって、蹴りを打つと、コーナー最上段からの雪崩式オリンピック予選スラム!
この一発は説得力十分で3カウント。
高校の後輩、浅田真央選手は銀だったけど、杉浦の一撃はキムヨナもびっくりの(?)技でした。
うーん。まあでもいい試合だったんです。真壁がまともにできるんだと、多くの人が思ったんでしょうね。
そして杉浦の強さ。つけめんCM出演中ですが、麺のコシ同様、芯の強さを見せました。

そしてインタビュー。インタビュアーがまるで見たことないおじさんでしたが、
実に滑らかなインタビューでよかったです。たまに日テレの若いアナは変なこと言うので。
そして杉浦の涙ながらの言葉(主旨)を最後に紹介して、観戦記第1回をおしまいにします。

杉浦「僕はもっとこの武道館をお客さんでいっぱいにしたい!
選手は本当によく頑張っています。だから、武道館にもっとお客さんが入ってほしい。
今日来てくれたお客さんたちには本当に感謝しています。よろしくお願いします!」

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NOAH武道館です!

2010-02-28 16:16:58 | weblog
今年初の武道館です。
かなり厳しい日程だとは思ってましたが、
今日は記録的に不入りのような予感です。

あと15分で開始とは思えない人数だし、
私の席は2週間前ぐらいに取ったのですが、一人だけとはいえ2階最前列です。写真手前の青い部分が電光掲示板です。


さあ、どんな大会になりますか。
客入らなくても熱い試合を!

防火・防災管理者講習②~講義とその他諸々編~(長文だよまた)

2010-02-28 00:24:42 | weblog
さて講義なんですが、
①で書いたように60分~70分ぐらいの講義が繰り返されるわけですが、
講義の内容がつまらないとか、講師の話や運営側がどうの、という以前の問題として、

受ける側のモチベーションが実際はかなり低い、という理由のためか、
寝た寝ないはまた別としても、2日間真剣に聞いて知識を得た、という人はどれだけいたか…
もちろん真剣に受けた人も多いはずですが、
私も会社指示で受けたようなものですし、実際「受けさせられた」「会社指示だから来た」という人が圧倒的に多いはずです。

特に、あくまで推測ですが、火や火気類を扱う職場、そして不特定多数の人が出入りする、なおかつ高層の職場(ホテルとかデパートとか)は、
相当消防からの監視、監督が厳しいはずです。
一般のオフィスなどから比べて、火事の可能性は格段に高いわけですから、
防火管理者の選任をしっかりやているか、相当言われてるんじゃないでしょうか。

で、選任しなくてはいけないから、会社は受けさせるわけで、
しかもそういう役目は下っ端に来ると決まっています。私の場合は総務部門にいるからでしたが。
ですから受ける人は圧倒的に若い人です。「管理者」って名前のつく資格で、
形式上は防火のために人を管理する立場なのですが、下っ端の人が受けさせられている以上は、
この資格というか防火、防災管理のシステムはまったく形式だけで終わるでしょうね。
資格を取った若い社員が、他の上司や従業員集めて訓練だの自衛消防組織だの運営できますか?
「忙しいからいいよそんなの」「火事なんか起こんねえよ」って言われるだけですよね。

話が脇に逸れましたが、
そんなわけで講義は結構寝ている人がいました。
ただし、2日目の講義終了後に効果測定、という名のテストがあって、
それに合格(一応20点満点で13だか14点以上)しないと補習がある、ということだったので、
そんなん嫌だと真面目に聞いていた人のほうが多かったとは思います。
とはいえ、内容的にはこれで眠くならないほうが不思議だという内容ばかり。
また、居眠りに対しても厳しい対応もなく、中途半端な印象。
居眠り許さないんだったら徹底的にやればいいし、
許すんだったら逆に試験を難しくして自己責任にすればいい。
「寝てる人は資格あげませんよ」なんて言ってましたが、まったく口先だけでした。

で、1日目の午後で1コマ、「実技」がありました。
とはいえ、消防設備についての説明や実際の使い方などを館内を見て回って説明を受けるもので、
講師の先生方が面白かったのは良かったし、普段見れないものが多かったのですが、
「実技」と呼ぶのはちょっと大げさかなと。
さらに「実技」は2日目にも少しあるんですが、これが①で書いた三角巾を使うもの。


ところがです。
この三角巾、事前の説明では講義で使うから、1人1つ持参するように、という指示でした。
また、会場の売店でも売っています。
私は東急ハンズの料理コーナーで自腹で買って持っていきました。
が、
使ったのはほんの2、3分だけ。頭に巻いたり腕に巻くマネをしたり、それだけでした。
何のために持参させているのかさっぱりわからない状態。
さらに、長さは指示されていませんでしたが、長いものが必要だったんです。
私は短いものを持っていってしまったんですが、最初からサイズを指示してくれよ!と思いました。
そういえばバンダナを持っていった人もいましたが、おそらく何か知ってたんでしょうね。
まあ、持っていったほうはいいでしょうが、長いタオルか布でいいですよ。チェックもされないし。

そのあたりも含めて、また進行役の人の説明不足なども併せて、なんだか不備の多い講習でしたね。
効果測定でダメなら補習、なんてのも一切事前説明はなかったし、
1日目受けて、2日目欠席しても3ヶ月以内なら2日目だけの受講OKというルールもその場で初めて知るものでした。
唯一受講者皆が心で拍手したのが、重いテキストを、1日目終わったら会場に置いていっていい、ということぐらい。
あと17:00までとあったけど2日とも実際は16:45ぐらいで終わったことぐらい。
会場の階の言い間違えとか、講義が延びても休憩時間は延ばさない態度とか、全然ダメでしたね。

そして退屈で仕方が無い講習がようやく2日間終わって、
2日目の最終コマで効果測定。前コマから休憩無しで突入。
時間20分、問題は20問、問題文の正誤を答えるだけです。
まあ正直、常識があれば15点は取れる内容でした。
ただ、満点は厳しいでしょう。いくらかは2日間の講義をパーフェクトに理解していないと無理な問題もありました。

それから運営側が採点し、その間20分ぐらい待って、
そして修了証を授与。とりあえず全員に授与。
でもそのテストで基準点いかない人は修了書と一緒に不合格のしるしみたいなのが来て、残ることに。
私は問題なく合格でした。でも1割近くの人が補習になったんじゃないですかね。
その居残りの中には、授業中爆睡してて、運営の人が注意しても起きなかった若い女性も。
点数じゃなくて番号チェックされて罰として居残りなんじゃねえのかな、なんて気もしましたが。
問題、回答とも用紙は持ち帰れません。

そして修了証をもらって帰りました。
私の隣は75歳のご老人でしたが見事に1発合格。
どうやら団地の管理上必要とのことでした。少し話をしたんですね。
2日間も一緒の机で勉強しますから、仲良くなっても不思議じゃないですよ。
でもなんとなく、ですが、飲食店関係の人やショップ店員、みたいな人は多かった気はします。

で、実に退屈な講習でしたが、
ためになる話も無かったわけではありません。
いや、普通に考えれば、全部大事な話なんです。
中でも感心したのは、
去年の高円寺かどこかで起きた居酒屋の火災(4人死亡)の話で、

「あの時、消火器を誰か一人でも使える人がいれば、あんなに人が死ぬことはなかった」
というものです。
つまり、誰も消火器を使える人がいないということなんですね。
即座に消せないから被害は広がったので。
確かに消火器、使えないですよね。また、火事になるとまず逃げようとする。
でも、もし使えていたら…ということなんですよね。
さらにあの件は、数年前の歌舞伎町の雑居ビル火災(44人死亡)同様、避難路が物で塞がれていたから逃げ場がなかった、
という事情も加わっています。


そういうこともあって、おそらく居酒屋火災以降、
飲食店ほか火を取り扱う店への指導が強化されたのではないかと思います。
その前にもドン・キホーテの放火とかもありましたね。
昔は店内での放火となるとトイレが主流だったが、今は普通にフロア内で火をつける人が多い、とのことでした。
なお、日本の火災原因で1位は圧倒的に放火です。
それを止めるすべはないし、どこの事業所でも火をつけられる可能性はあるから、
こういう資格がいるんですよ、防火をちゃんとしなさいよ、ということなんですね。
でも、私を含む多くの人が 「ウチでは火事なんて起こんねーよ」「避難訓練なんていらねーよ」 と思っているのもまた事実ですね。


でもあの歌舞伎町のビル火災も、原因は放火らしいですが、
ビルの中の店側に、ほんの少しでも「火事になる可能性」を考える人がいれば、
ああいう事故にはつながらなかったでしょうね。

そんなことを思いましたが、以上です。

しかし文章長い!!
なんでこんなに長い?
自分の文章の長さに呆れてます。
これだと読んでもらえないですね。だって、自分が他の人のを読んでも、長いと飽きるものもありますから。

マジで文章を書く仕事をしたいです。
すみません、やっと終わりです。

防火・防災管理者講習①~初めて受ける方向けの予備知識~

2010-02-27 23:01:32 | weblog
2本立てです。タイガースとNOAHの記事は1つ前です。

さる2月23日と24日、
東京は秋葉原の神田警察署に隣接する、「東京消防庁消防技術試験講習場」という耳慣れない施設で、
『防火・防災管理新規講習』というこれまた耳慣れない資格の講習を受けてきました。
先日アキバドンキの写真をUPしましたが、それはその時に撮ったんですね。

で、この『防火うんたら講習』というのは、いわゆる「甲種防火管理者」という資格を取るためのものですが、
そのあたりの資格のシステムが変わり、今はその『防火・防災管理新規講習』というのを受けると、
「甲種防火管理者」と「防災管理者」の資格を取れるというものです。
ちなみに甲種というからには他に乙種というのもあるのですが、これは建物とかテナント面積で、必要な資格が変わります。
まあ乙種だけ取る人がどんだけいるのかわかりませんが…
それと、「防火」は火事、「防災」は地震、という意味だと思ってください。
かつては防災のほうはまた別に取る資格だったようですが、
最近この2日間講習で両方取れるようになったみたいです。

でもこの資格は持っててもそれだけでは意味をなさず、
形式上は職場のトップに選任されて初めて、「防火管理者」を名乗れるということです。
そして、一応資格ということになってはいますが、
何点以上合格とかの試験の類は行われません。
2日間9:00~17:00の講義を受けて、最後に「効果測定」という名の簡単な確認テストをやるだけです。

これはほぼすべての職場で必要な資格でありながら、簡単に取れることもあり、
またおそらく人の出入りの激しい職場では取る必要がある人が次々発生するからでしょう、
講習は1~3ヶ月ほど先まで満席です。月に多いときは10回ぐらい行われてるんですが。
私は11月末に申し込みましたが、2月の今回になりました。
でもこれはたぶん1月の講習が極端に少なかったせいだと思います。
回数が多い時期はそこまで待たなくても受けられると思います。
また、これは東京のど真ん中で受けたからでしょうね、地域とかでは全然違うでしょう。

当日は朝9時まで集合し、受付でテキスト(4600円)を買って会場に入ります。
持ち物は他に筆記用具、そして三角巾が必要なのですが、それは後でまた。
このテキストがやたら厚くて重くて困りものでした。
で、会場に入ってびっくり。
そこは2人で1つの机に並んで座る形なのですが、机には1台モニターが。
競馬場の指定席を思い出しました。
さらに座席番号は電光表示、出席を知らせるボタンまで。
そして収容人数はおそらく300名。広い会場はほぼ満席、すごいものでした。
役所のやることはすげえなあと改めて感心しました。
理由無く遅刻とかするとさすがに役所は厳しいのでアウトですから、
私が見る限り講習に影響が出るような遅刻者は全くいなかったと思います。

講義は9:00~17:00で、
基本60分~70分の講義が科目ごとに繰り返されます。
間に10分の休憩と、昼は60分の休憩でした。
講義はほとんどがテキストに沿って行われ、講師があれこれと話す感じ。
モニターを活用する講師もいれば全く使わない講師もいました。

あと、座席はランダムに決められており、
例えば仲間内数人で受けに行っても、席はたぶんバラバラです。
私は隣が75歳になるご老人男性でした。
ただし、ここに書いてある情報はすべてその「東京消防庁消防技術試験講習場」でのものですので、
他でどうかは全くわかりません。都道府県によってもたぶん違うはずです。

ちなみにそこは建物の7階。他階には講習施設やら休憩所やら売店まで。
エレベーターで登り降りしますが、消防関係の施設らしからぬのんびりしたエレベーターでした。
でもその7階からは秋葉原駅及び神田方面の線路が見え、鉄道好きにはいいところでしたね。

で、講習とかそのほか文句とか書こうと思ったのですが、
長くなってきたので、ちょっと改めます。

2010年オープン戦開幕!二神好投、打線爆発で期待のトラ年に!!

2010-02-27 20:29:28 | 阪神Tigers
くだらない愚痴を続けて書いてましたが、あれは不定期連載ということで。
まあそのうちまたやりますが。とりあえず今日から数日は他に書くことがありますからそちらを書いていきます。

まずタイガースがオープン戦初戦を快勝。
オリックスを11-1と圧倒しました。
オープン戦のために練習してるんじゃないし、
あくまでもシーズンで優勝するための調整ではあるけど、まずうれしい結果です。
打線は結構な顔ぶれでしたが17安打ホームラン5本と爆発。
好調が伝えられる鳥谷が2安打と、今年はいきなりやってくれそうです。

でも今日は二神じゃないですか?
オープン戦開幕投手という栄誉ではあるが重圧もある中で、
4回を2安打1失点で勝ち投手。いくら諸々あって調整不十分のオリックス相手とはいえ、
ルーキーがいきなり結果を出したことは素晴らしい。
中継が私は見られなかったので何とも言えませんが、
無四球で犠牲フライの1点のみという内容は、最近のルーキーではまずなかった。
期待を持って見ることができそうです。
他の4投手は無失点リレーと、この上ないスタートとなりました。

もちろん先は長いし、まだどこも調整過程だけど、
勝ちは何よりの栄養になります。明日も頑張ってください。

さあ、そして明日は中山記念…じゃなくて、東京マラソン…でもなくて、
NOAH日本武道館大会。
メインでGHC王者、杉浦が新日本・真壁の挑戦を受けます。
つけ麺のCMでテレビにも登場してる杉浦、商品のためにも負けられないぞ!!
おそらくブーイングと怒号飛び交う武道館になるでしょうが、
正直、杉浦が負ける要素は1つもないと思います。

セミではGHCタッグ、ヨネ力皇に高山・佐野が挑戦。
最近はベルトを誰かが獲ると、「とりあえず1回は防衛する(させる?)」のがパターン。
ヨネ力皇は初防衛戦ですが、ここは移動の可能性も高い。
何といっても圧倒的な強さでリーグ戦を制した高山佐野。
特に、佐野が最強とか言われてはいるものの、高山が全盛時の力になりつつあるのが脅威。
というか、ヨネ力皇は昨年末の武道館でグダグダな試合でベルト獲ったから、
今回防衛するにしても負けるにしても内容が問われます。
下手するとさらにグダグダな試合になりそうな予感…

他にも川田登場で森嶋戦、みのる登場で青木戦、
秋山と健介という珍しいタッグに丸藤・論外組というなんとも不思議なカード。
2月の終わりの武道館はこれからのNOAHの方向性を示すことになるかも!?
春が近い日本列島だけど、明日の武道館はたぶん真夏です!!

※この後もう1本UPする予定です。

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モノ申す、補足版。フィギュアスケート、結果は出たけれど。

2010-02-27 01:51:34 | モノ申す!
フィギュアはキムヨナ金の浅田銀。
結果は出てしまう、でもその演技には等しく拍手を送りたい。
浅田をキムヨナを褒めるも叩くも自由、審判を八百長だとか買収だとか騒ぐのも自由。
でも、そんな結果に対してのみ意見するような見方は私はしません。。
だって、もし点数や順位がつかなかったら、皆もっと伸び伸びと演技できると思いませんか。
点数とか審判とかルールとかに縛られて自由な演技ができないのに、
周囲からは頑張ってと言われ、国の期待を背負わされる。
こんな非情なことはありません。
ですから、そんな制約だらけの中で、演技をやったこと、
そしてそのために努力を重ねてきたこと、それをすべての選手に等しく評価し、拍手を送りたいと思います。

もちろんルールがあるから競技として成立しているわけだし、
それに従うのは競技者として当然のこと。
でも、こういう芸術を身体で表現するものには、
私は点数や順位は必要ない、そう思っています。
こんな腐った考えを持つのは私ぐらいでしょうけどね。

なぜそういう思想を持つに至ったのかといえば、
私が中学の時のクラス対抗合唱コンクールが、かなり白熱し、
各クラス皆努力して実際うまくなっていきました。
そうやって皆必死に努力する姿を見て、一部の先生からは、
「これは順位(金賞、銀賞、銅賞)をつけなくてもいいのではないか」
という意見が出たんですね。実際生徒には伝えられました。
でも生徒たちは、やっぱりそれには反対しましたけど。
そういうことがあったからなんですね。
実際、コンクール当日、音楽の先生は審査を放棄しました。

結果は私のクラスはライバルのクラスに負け。
実は私は指揮者だったのですが、正直遜色ないと思いましたが、無常にも結果は出ました。
その時真っ先に思いましたね。
「ライバルのクラスは審査員を買収した」と。
作り話かよ、と思うかもしれませんが、私はその日帰宅後親にそれを言ってます。

ま、そんな中学の学校の話はいいのですが、
結果はどうあれ、頑張った選手たちには拍手を送りたい。
それだけです。それ以外のことは、見てるだけの外野の人間がとやかく言うことではないでしょうね。

フィギュアについてはこれであとやめます。

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さて2日間もブログを休んでしまいましたが、木曜は飲み。金曜も飲み。
んでさっき帰宅して、しばらくテレ東の『まじすか学園』を見てました。
例のAKB48が出てるドラマですね。
言いたいことはいろいろあるけど、とりあえず
しのまり先生かわええええええええええええええええええええええええええええええええ

でも何かコメディっぽいタイトルなのに、
中身はやたら安っぽいドロドロ感というか。
7割がた前田敦子が出てなかったか。
というか最近は板野友美がいいね。ドラマでは見かけなかったが。「鶴田」という姓の男と結婚しないかな。
「鶴田友美」になる。(ジャンボ鶴田の本名です、一応)

シリーズ“モノ申す!”~第3回「フィギュアスケート」~

2010-02-24 22:50:14 | モノ申す!
写真はAKB劇場のある、秋葉原のドン・キホーテです。
ここの8Fですね。AKB48が公演やってるの。
昨日今日と秋葉原で仕事があっていたので、思わず撮ってしまいました。
そのアキバにいた件とか秋葉原のうんぬんはまた後で。
しのまりかわいいよしのまり


浅田ほか女子フィギュアの演技は誰一人見ていない、という前提で以下の文章。
だからね、審判員の主観に全て委ねられる、採点競技にそもそも無理がありますって。
速さや長さを競ったり、点数入れあったりするならまだいいけど、
誰の演技がよかったか、なんて主観ですよ。
だから浅田2位に対して、いろんなところ(まあ某糞掲示板ですが)で文句が起こるわけですよ。
審判を買収したんじゃね?審判の贔屓じゃね?っていうことが言いやすい。文句つけやすいし、競技者からも異義を唱えやすい。
(文句をつけたり、異義を唱えるのが悪い、という意味ではありません)
採点系の競技はそこに致命的な欠点があります。
それがスポーツの祭典という大会で競われること自体に、非常に違和感があります。
mixiでも書いちゃったことなのであとやめますが、
審判が見て、良いか悪いかを決める競技が、スポーツなんですか?

浅田にも安藤にも頑張ってほしい。
でも、それ以前にこのフィギュアスケートという競技は、一切見る気がしません。
だってスポーツじゃないもの。
もちろん技術や表現力を競うという点ではスポーツっぽい。
でも、それを点数で数値化できますか?美しさは点数で現せるものですか?
点数がつかない、展覧会としてやるならまだいいですが。

とか文句ばっかり言ってるのは結局、2ちゃんねるで採点に文句言ってる連中と一緒ですなこりゃ。
見てない癖にあれこれ言う時点で俺が終わってる。

でもね、プロレスでも私は特に誰を応援することって実はないんですよ。
プロレスを見る際の基本スタンスは「いい試合が見たい」。
これだけなんです。
誰が勝とうが負けようが実は、あまり興味がありません。いい試合が見たいんです。
たとえそれが、アレであったとしてもです。

誰それに勝ってほしい!って心から願ったのなんて、
これまでのプロレス観戦歴の中で数えるほどしかありません。
てか、プロレスはもちろん勝ち負けもあるけど、それだけじゃないでしょ?
どんなに素晴らしい技を出しても負けることだってある。
7秒でケリがつくこともある。60分やっても決着がつかないこともある。
でも勝敗はあっても、それを超えた感動があるのがプロレス。
フィギュアは選手それぞれが素晴らしい演技をしているのに、
それに無理矢理点数をつけて順位をつけているだけに見えるんです。
あ、採点基準があるのはわかってますよ。審判が勝手にやってるんじゃないことは理解してます。
もちろん暴論です。絶対批判されるというのはよくわかっています。
こんなことを書いてる私を哀れだと笑ってください。

でもね、採点系の競技は本当に難しいと思います。
プロレスと比べちゃいけないのはわかる。週プロも採点はさすがにやめた。
でも、プロレスって、試合や選手を語って、それで酒が飲めるんですよ。
フィギュアについて語って、酒が飲めるかなあ。
単に好みの違いかな。
なんか本当にくだらないブログになってきたな。

それにしてもなんで十六茶の新垣結衣はあんなにかわいいんだ。

シリーズ“モノ申す!”~第2回「トヨタ自動車」~

2010-02-23 21:19:17 | モノ申す!
昨日のタイトルに「糾弾」なんてつけといて、
後でよく読み返したら全然糾弾になってないので変えました。
「モノ申す!」シリーズとさせていただきます。
1回読んで見苦しいと思った方、あと読まないことを「(強く推奨)」。

2回目はトヨタ。でも疲れてるから短く。
まあ例のリコール事件…と思いきや、私にはそれにはあまり興味がなくて。
だって、それは当然問題ではあるけど、まだ「ミス」として片付けられる。
もちろんあってはいけないミスだけど。

それよりもトヨタについて腹立たしいのは、今回の一件でも図らずもわかってしまったように、
アメリカという国でもトップクラスの力を持っているし(どうでもいい企業なら公聴会には呼ばれない)、
日本においては日本を代表する企業の1つとして実力があるにも関わらず、
実にえげつないことを次々やって、その地位を守っていることなんですよね。

例えば一昨年からの不況で、トヨタがまずやったのは派遣切り・期間工の大幅カット。平たく言えばクビ。
好景気の時は新聞の求人欄にトヨタ(だけじゃないが)期間工募集の文字が躍ってましたよ。
さらに、おそらくトヨタは認めないでしょうが、下請けに30%の仕入れ値ダウンを突きつけたと言われています。
どちらも不況になればある意味当然のこととはいえ、
内部留保なんて腐るほどある利益1兆円企業がこれですよ。
トヨタの地位は、あっさり切られた労働者、過酷な対応を迫られる下請け企業、
それによって成り立っているのだということです。

国際競争力、という言葉をトヨタのみならず最近の日本企業の経営者は言います。
確かにそれはそうで、人口減、少子高齢化の日本よりも海外のマーケットのほうが有望ではある。
そのためには国際競争力をつけないといけないというのは、いろんな意味で間違ってはいない。
でも彼らがやっていることはその国際競争力のためなら、日本はどうでもいい、小さな労働者や企業はどうでもいい、
そういう風に見えてしまうのです。私だけでしょうけど。

あとはトヨタは日本のメディアにおいてとんでもなく大きい「広告主」でもあります。
そのせいか、一部ではトヨタ擁護の記事が見られたのもありました。
アメリカの陰謀とする記事まであったし、みんな大好き朝日新聞でもトヨタはちゃんとブレーキ問題に対応していたと、
わざわざ一面(トップじゃないが)使ってまで書いています(アメリカでの騒動が出た直後)。
有形無形のプレッシャーがあることは想像に難くありません。
もちろんこれはトヨタにとっても諸刃の剣で、「下手なこと書いてみろ、広告出さないからな」なんて言うと、
逆にメディアの攻撃を食らう可能性、広告出せないことによる影響もありうるので。
ですからあからさまなことはやっていないでしょうね。それでも、この問題に深く切り込むメディアはどれだけあるでしょうか。
でも別の日の朝日新聞(某県版)では、販売店側のトヨタ本社に対する不満が書かれていましたね。
要はリコールという大問題なのに、客との最前線にある販売店への説明が後回し、ということだったようです。
ちなみにトヨタ販売店のことについても色々あるみたいですが、それは長くなるのでやめます。

まあ、そんな感じでトヨタには腹が立つわけですが、
おそらくこれを読んだ人はこう思うでしょう。
「大企業に対する嫉妬だ」と。
まあそうなんですけどね。劣等感ですね、それはあります。ウチはボーナス出なかったけど、トヨタは出たでしょうから。
ですから、こんなのは本当に「馬鹿言ってら」ぐらいで捉えてください。

もしご家族や身内の方にトヨタ関係者がいたらごめんなさい。
また、車や、トヨタの従業員の方を悪く言うものではありません。
全て経営層に対するものです。企業の体質の問題ね。
まあ、問題が何もない企業なんてこの世にたった1つもないんですけど。
ただ、このトヨタが日本を代表する企業だと言うのなら、それはちょっと困ったもんだなと。
ほら、結局長い。

シリーズ“モノ申す!”~第1回「民主党」~

2010-02-22 22:33:41 | モノ申す!
なんかご大層なタイトルつけちゃったな…
世の中のあれこれ糾弾していきたいことを勝手に書いていきます。
あまり品のいい内容にはならないと思いますので、あまりお勧めしません。
あくまでも独り言。自分の憂さ晴らしのために。

実はあまり政治ネタは好きじゃないけど、
さすがに書こうかなと。
昨日の長崎県知事選挙では自民・公明(まだこのチームあったのか・笑)の推薦候補が、
民主党ほか泡沫政党の連立与党を候補を破り当選、
さらに内閣支持率も、みんな大好き朝日新聞ですら37%という数字を発表し、
一気に民主党沈滞ムードが加速してきました。
まあ、一知事選挙の結果が直接国政に結びつくかとなればまた別かもしれませんし、
「地方の結果はあくまでも地方」とは自民党からよく聞かれていた言葉でもあります。
が、さすがにもう国民は民主党にNOを出しているということでしょう。
むしろ30%以上もこの内閣を支持してること自体が信じられない。

敗因を「政治とカネ」として、九鳥山総理、小沢“裏ボス”一郎ほかが言ってるようですけどね、
確かにまあ広い意味で「政治とカネ」ってことにはなるんでしょうが、
この内閣支持率の低下も含めて、明らかになったのは、
「期待したような人たちではなかった」
という失望だということなんですよ。

国民おぼえのいいマニフェストやら、国民の生活が第一とかのキャッチフレーズもそうだけど、
まあ自民党よりは国民の側に立った政治家、政党なんだろうな、という期待感で、
昨年の夏は多くの人が民主党に投票したと思うんですね。
なお、私は民主党などという政党には過去ただの一度も投票したことはありません。これからもするつもりはありません。
自民党にも死んでも投票する気はありません。
で、その期待した人たちが、実は母親から毎月1500万もらっていても知らないだの、
自分とこの権力維持のために不動産を黒いカネで次々購入していただの、
秘書の不祥事は政治家の責任だと攻撃した側が、今度は秘書に罪を全部かぶせて自分は逃げるだの、
そういうことをしているから、嫌われていったんですよ。

つまり、やってることが全然国民目線ではない、と。
これでは自民党と何ら変わりはないと。
そこに失望したわけです。
親から多額の資金をもらっていて、それを知らないなどいうことがありえるか。
そこの尋常ではない親子関係(まあ嘘で固めた親子の絆、でしょうが・笑)に、
国民は白けてしまっているわけです。

政治資金不正のそれぞれの案件がどうの、というよりも(そんなん皆すぐ忘れるから)、
結局この人たちは私たちよりも自分たちの金のほうが大事なんだ、とそういうイメージを持ったわけですね。
そのイメージ定着の方がはるかにダメージは大きいですよ。

さらに、不正したり金に溺れてるだけなら自民党時代にもそんなのは山ほどいたけど、
問題なのは、あれやります、これやります、財源はムダ省けばどうにかなります、
でも実は財源がありませんでしたから増税します、まずは国民の批判かわすために金持ちからやります、
っていうまったく子どもでもバカにしているかのような方針ですよ。
菅直人が財務大臣になっていきなりそういう話になったけど、
菅は気づいちゃったんですよ。カネがないことに。

私は以前の記事で、ある経済の本に「日本の財政はもはやムダをなくしたぐらいではどうにもならない」とあったと、
書いたことがありましたが、
まさにその通りで、少なくとも財政再建という目的には増税しかないんですよ。
ところが民主は国民に耳障りのいい、「税金の無駄をなくす」という言葉だけで財政をどうにかしようとした。
でも事業仕分けとかやった割にはせいぜい2兆円ぐらいしか浮かない上、
どっかの誰かの一声で予算があっさり復活した事業まである。選挙対策もされている。
これでは無駄なくしての予算確保なんて夢のまた夢で、
事業仕分けの効果はありませんでした、だから増税します、と言ってるようなものです。

そういうおかしな流れ、国民の期待をあからさまに欺くような流れを作っていることが、
民主党の支持低下につながっているわけです。

結局政治は誰のためのものでもない、
政党と政治家のためのものだ、それが戦後65年変わらない姿なんですよ。
民主でもいい、自民でもいい、他の政党でも誰でもいいけど、
政治の恩恵を感じられるような、そういう政治をやってくれ、そう思います。

ちなみに、シリーズと題名にはありますが、
続けるかどうかは気分次第です。たぶん不定期連載か、何度か続けて自然消滅でしょう。(←じゃあやめろ馬鹿)