さて講義なんですが、
①で書いたように60分~70分ぐらいの講義が繰り返されるわけですが、
講義の内容がつまらないとか、講師の話や運営側がどうの、という以前の問題として、
受ける側のモチベーションが実際はかなり低い、という理由のためか、
寝た寝ないはまた別としても、2日間真剣に聞いて知識を得た、という人はどれだけいたか…
もちろん真剣に受けた人も多いはずですが、
私も会社指示で受けたようなものですし、実際「受けさせられた」「会社指示だから来た」という人が圧倒的に多いはずです。
特に、あくまで推測ですが、火や火気類を扱う職場、そして不特定多数の人が出入りする、なおかつ高層の職場(ホテルとかデパートとか)は、
相当消防からの監視、監督が厳しいはずです。
一般のオフィスなどから比べて、火事の可能性は格段に高いわけですから、
防火管理者の選任をしっかりやているか、相当言われてるんじゃないでしょうか。
で、選任しなくてはいけないから、会社は受けさせるわけで、
しかもそういう役目は下っ端に来ると決まっています。私の場合は総務部門にいるからでしたが。
ですから受ける人は圧倒的に若い人です。「管理者」って名前のつく資格で、
形式上は防火のために人を管理する立場なのですが、下っ端の人が受けさせられている以上は、
この資格というか防火、防災管理のシステムはまったく形式だけで終わるでしょうね。
資格を取った若い社員が、他の上司や従業員集めて訓練だの自衛消防組織だの運営できますか?
「忙しいからいいよそんなの」「火事なんか起こんねえよ」って言われるだけですよね。
話が脇に逸れましたが、
そんなわけで講義は結構寝ている人がいました。
ただし、2日目の講義終了後に効果測定、という名のテストがあって、
それに合格(一応20点満点で13だか14点以上)しないと補習がある、ということだったので、
そんなん嫌だと真面目に聞いていた人のほうが多かったとは思います。
とはいえ、内容的にはこれで眠くならないほうが不思議だという内容ばかり。
また、居眠りに対しても厳しい対応もなく、中途半端な印象。
居眠り許さないんだったら徹底的にやればいいし、
許すんだったら逆に試験を難しくして自己責任にすればいい。
「寝てる人は資格あげませんよ」なんて言ってましたが、まったく口先だけでした。
で、1日目の午後で1コマ、「実技」がありました。
とはいえ、消防設備についての説明や実際の使い方などを館内を見て回って説明を受けるもので、
講師の先生方が面白かったのは良かったし、普段見れないものが多かったのですが、
「実技」と呼ぶのはちょっと大げさかなと。
さらに「実技」は2日目にも少しあるんですが、これが①で書いた三角巾を使うもの。
ところがです。
この三角巾、事前の説明では講義で使うから、1人1つ持参するように、という指示でした。
また、会場の売店でも売っています。
私は東急ハンズの料理コーナーで自腹で買って持っていきました。
が、
使ったのはほんの2、3分だけ。頭に巻いたり腕に巻くマネをしたり、それだけでした。
何のために持参させているのかさっぱりわからない状態。
さらに、長さは指示されていませんでしたが、長いものが必要だったんです。
私は短いものを持っていってしまったんですが、最初からサイズを指示してくれよ!と思いました。
そういえばバンダナを持っていった人もいましたが、おそらく何か知ってたんでしょうね。
まあ、持っていったほうはいいでしょうが、長いタオルか布でいいですよ。チェックもされないし。
そのあたりも含めて、また進行役の人の説明不足なども併せて、なんだか不備の多い講習でしたね。
効果測定でダメなら補習、なんてのも一切事前説明はなかったし、
1日目受けて、2日目欠席しても3ヶ月以内なら2日目だけの受講OKというルールもその場で初めて知るものでした。
唯一受講者皆が心で拍手したのが、重いテキストを、1日目終わったら会場に置いていっていい、ということぐらい。
あと17:00までとあったけど2日とも実際は16:45ぐらいで終わったことぐらい。
会場の階の言い間違えとか、講義が延びても休憩時間は延ばさない態度とか、全然ダメでしたね。
そして退屈で仕方が無い講習がようやく2日間終わって、
2日目の最終コマで効果測定。前コマから休憩無しで突入。
時間20分、問題は20問、問題文の正誤を答えるだけです。
まあ正直、常識があれば15点は取れる内容でした。
ただ、満点は厳しいでしょう。いくらかは2日間の講義をパーフェクトに理解していないと無理な問題もありました。
それから運営側が採点し、その間20分ぐらい待って、
そして修了証を授与。とりあえず全員に授与。
でもそのテストで基準点いかない人は修了書と一緒に不合格のしるしみたいなのが来て、残ることに。
私は問題なく合格でした。でも1割近くの人が補習になったんじゃないですかね。
その居残りの中には、授業中爆睡してて、運営の人が注意しても起きなかった若い女性も。
点数じゃなくて番号チェックされて罰として居残りなんじゃねえのかな、なんて気もしましたが。
問題、回答とも用紙は持ち帰れません。
そして修了証をもらって帰りました。
私の隣は75歳のご老人でしたが見事に1発合格。
どうやら団地の管理上必要とのことでした。少し話をしたんですね。
2日間も一緒の机で勉強しますから、仲良くなっても不思議じゃないですよ。
でもなんとなく、ですが、飲食店関係の人やショップ店員、みたいな人は多かった気はします。
で、実に退屈な講習でしたが、
ためになる話も無かったわけではありません。
いや、普通に考えれば、全部大事な話なんです。
中でも感心したのは、
去年の高円寺かどこかで起きた居酒屋の火災(4人死亡)の話で、
「あの時、消火器を誰か一人でも使える人がいれば、あんなに人が死ぬことはなかった」
というものです。
つまり、誰も消火器を使える人がいないということなんですね。
即座に消せないから被害は広がったので。
確かに消火器、使えないですよね。また、火事になるとまず逃げようとする。
でも、もし使えていたら…ということなんですよね。
さらにあの件は、数年前の歌舞伎町の雑居ビル火災(44人死亡)同様、避難路が物で塞がれていたから逃げ場がなかった、
という事情も加わっています。
そういうこともあって、おそらく居酒屋火災以降、
飲食店ほか火を取り扱う店への指導が強化されたのではないかと思います。
その前にもドン・キホーテの放火とかもありましたね。
昔は店内での放火となるとトイレが主流だったが、今は普通にフロア内で火をつける人が多い、とのことでした。
なお、日本の火災原因で1位は圧倒的に放火です。
それを止めるすべはないし、どこの事業所でも火をつけられる可能性はあるから、
こういう資格がいるんですよ、防火をちゃんとしなさいよ、ということなんですね。
でも、私を含む多くの人が 「ウチでは火事なんて起こんねーよ」「避難訓練なんていらねーよ」 と思っているのもまた事実ですね。
でもあの歌舞伎町のビル火災も、原因は放火らしいですが、
ビルの中の店側に、ほんの少しでも「火事になる可能性」を考える人がいれば、
ああいう事故にはつながらなかったでしょうね。
そんなことを思いましたが、以上です。
しかし文章長い!!
なんでこんなに長い?
自分の文章の長さに呆れてます。
これだと読んでもらえないですね。だって、自分が他の人のを読んでも、長いと飽きるものもありますから。
マジで文章を書く仕事をしたいです。
すみません、やっと終わりです。
①で書いたように60分~70分ぐらいの講義が繰り返されるわけですが、
講義の内容がつまらないとか、講師の話や運営側がどうの、という以前の問題として、
受ける側のモチベーションが実際はかなり低い、という理由のためか、
寝た寝ないはまた別としても、2日間真剣に聞いて知識を得た、という人はどれだけいたか…
もちろん真剣に受けた人も多いはずですが、
私も会社指示で受けたようなものですし、実際「受けさせられた」「会社指示だから来た」という人が圧倒的に多いはずです。
特に、あくまで推測ですが、火や火気類を扱う職場、そして不特定多数の人が出入りする、なおかつ高層の職場(ホテルとかデパートとか)は、
相当消防からの監視、監督が厳しいはずです。
一般のオフィスなどから比べて、火事の可能性は格段に高いわけですから、
防火管理者の選任をしっかりやているか、相当言われてるんじゃないでしょうか。
で、選任しなくてはいけないから、会社は受けさせるわけで、
しかもそういう役目は下っ端に来ると決まっています。私の場合は総務部門にいるからでしたが。
ですから受ける人は圧倒的に若い人です。「管理者」って名前のつく資格で、
形式上は防火のために人を管理する立場なのですが、下っ端の人が受けさせられている以上は、
この資格というか防火、防災管理のシステムはまったく形式だけで終わるでしょうね。
資格を取った若い社員が、他の上司や従業員集めて訓練だの自衛消防組織だの運営できますか?
「忙しいからいいよそんなの」「火事なんか起こんねえよ」って言われるだけですよね。
話が脇に逸れましたが、
そんなわけで講義は結構寝ている人がいました。
ただし、2日目の講義終了後に効果測定、という名のテストがあって、
それに合格(一応20点満点で13だか14点以上)しないと補習がある、ということだったので、
そんなん嫌だと真面目に聞いていた人のほうが多かったとは思います。
とはいえ、内容的にはこれで眠くならないほうが不思議だという内容ばかり。
また、居眠りに対しても厳しい対応もなく、中途半端な印象。
居眠り許さないんだったら徹底的にやればいいし、
許すんだったら逆に試験を難しくして自己責任にすればいい。
「寝てる人は資格あげませんよ」なんて言ってましたが、まったく口先だけでした。
で、1日目の午後で1コマ、「実技」がありました。
とはいえ、消防設備についての説明や実際の使い方などを館内を見て回って説明を受けるもので、
講師の先生方が面白かったのは良かったし、普段見れないものが多かったのですが、
「実技」と呼ぶのはちょっと大げさかなと。
さらに「実技」は2日目にも少しあるんですが、これが①で書いた三角巾を使うもの。
ところがです。
この三角巾、事前の説明では講義で使うから、1人1つ持参するように、という指示でした。
また、会場の売店でも売っています。
私は東急ハンズの料理コーナーで自腹で買って持っていきました。
が、
使ったのはほんの2、3分だけ。頭に巻いたり腕に巻くマネをしたり、それだけでした。
何のために持参させているのかさっぱりわからない状態。
さらに、長さは指示されていませんでしたが、長いものが必要だったんです。
私は短いものを持っていってしまったんですが、最初からサイズを指示してくれよ!と思いました。
そういえばバンダナを持っていった人もいましたが、おそらく何か知ってたんでしょうね。
まあ、持っていったほうはいいでしょうが、長いタオルか布でいいですよ。チェックもされないし。
そのあたりも含めて、また進行役の人の説明不足なども併せて、なんだか不備の多い講習でしたね。
効果測定でダメなら補習、なんてのも一切事前説明はなかったし、
1日目受けて、2日目欠席しても3ヶ月以内なら2日目だけの受講OKというルールもその場で初めて知るものでした。
唯一受講者皆が心で拍手したのが、重いテキストを、1日目終わったら会場に置いていっていい、ということぐらい。
あと17:00までとあったけど2日とも実際は16:45ぐらいで終わったことぐらい。
会場の階の言い間違えとか、講義が延びても休憩時間は延ばさない態度とか、全然ダメでしたね。
そして退屈で仕方が無い講習がようやく2日間終わって、
2日目の最終コマで効果測定。前コマから休憩無しで突入。
時間20分、問題は20問、問題文の正誤を答えるだけです。
まあ正直、常識があれば15点は取れる内容でした。
ただ、満点は厳しいでしょう。いくらかは2日間の講義をパーフェクトに理解していないと無理な問題もありました。
それから運営側が採点し、その間20分ぐらい待って、
そして修了証を授与。とりあえず全員に授与。
でもそのテストで基準点いかない人は修了書と一緒に不合格のしるしみたいなのが来て、残ることに。
私は問題なく合格でした。でも1割近くの人が補習になったんじゃないですかね。
その居残りの中には、授業中爆睡してて、運営の人が注意しても起きなかった若い女性も。
点数じゃなくて番号チェックされて罰として居残りなんじゃねえのかな、なんて気もしましたが。
問題、回答とも用紙は持ち帰れません。
そして修了証をもらって帰りました。
私の隣は75歳のご老人でしたが見事に1発合格。
どうやら団地の管理上必要とのことでした。少し話をしたんですね。
2日間も一緒の机で勉強しますから、仲良くなっても不思議じゃないですよ。
でもなんとなく、ですが、飲食店関係の人やショップ店員、みたいな人は多かった気はします。
で、実に退屈な講習でしたが、
ためになる話も無かったわけではありません。
いや、普通に考えれば、全部大事な話なんです。
中でも感心したのは、
去年の高円寺かどこかで起きた居酒屋の火災(4人死亡)の話で、
「あの時、消火器を誰か一人でも使える人がいれば、あんなに人が死ぬことはなかった」
というものです。
つまり、誰も消火器を使える人がいないということなんですね。
即座に消せないから被害は広がったので。
確かに消火器、使えないですよね。また、火事になるとまず逃げようとする。
でも、もし使えていたら…ということなんですよね。
さらにあの件は、数年前の歌舞伎町の雑居ビル火災(44人死亡)同様、避難路が物で塞がれていたから逃げ場がなかった、
という事情も加わっています。
そういうこともあって、おそらく居酒屋火災以降、
飲食店ほか火を取り扱う店への指導が強化されたのではないかと思います。
その前にもドン・キホーテの放火とかもありましたね。
昔は店内での放火となるとトイレが主流だったが、今は普通にフロア内で火をつける人が多い、とのことでした。
なお、日本の火災原因で1位は圧倒的に放火です。
それを止めるすべはないし、どこの事業所でも火をつけられる可能性はあるから、
こういう資格がいるんですよ、防火をちゃんとしなさいよ、ということなんですね。
でも、私を含む多くの人が 「ウチでは火事なんて起こんねーよ」「避難訓練なんていらねーよ」 と思っているのもまた事実ですね。
でもあの歌舞伎町のビル火災も、原因は放火らしいですが、
ビルの中の店側に、ほんの少しでも「火事になる可能性」を考える人がいれば、
ああいう事故にはつながらなかったでしょうね。
そんなことを思いましたが、以上です。
しかし文章長い!!
なんでこんなに長い?
自分の文章の長さに呆れてます。
これだと読んでもらえないですね。だって、自分が他の人のを読んでも、長いと飽きるものもありますから。
マジで文章を書く仕事をしたいです。
すみません、やっと終わりです。
コメントありがとうございました。
何でも盛り込むんで長文になってしまいました(笑)
参考になれば幸いですが、3年前のなので、
何かと変わっているかもはしれません。
確かに消火器の使い方って‥
しっかり勉強してきます!
コメントありがとうございます。
参考になれば幸いです。
3年前の記事ですが、いまだに人気です(笑)
講習の内容はともかく、火事への備えは大事だと思わせられる機会でしたね。
コメントありがとうございます。
お褒めいただき、光栄です。
防火管理者講習は自分の中ではめんどくさいというよりも毎日の業務からの気分転換になるので参加する事に対しては苦にはならないです。
半年前に市民会館の舞台係に異動になり今回の防火管理者講習を受けなさいとの会社指示。
日程表を見ると2日目に効果測定との表記があり、もし試験に落ちたらどうしようと思い、どんな感じの問題が出るのかも気になり「防火管理者講習 効果測定」でweb検索したところこの記事が出てきました。
持ち物で三角巾が必要と書いてあったか覚えていませんが、とりあえず鞄にタオルを入れて行く事にします。
思っていたより気楽そうな講習みたいでホッとしています。
大変参考になりました。
ありがとうございましたm(_ _)m
コメントありがとうございます。
そしてレスが遅くなり申し訳ございません。
防火防災管理者自体はとても重要なポジションなのですが、形骸化してしまっている職場が多いですね。
効果測定については心配される方が多いようです。
が、常識あれば合格、落ちても救済されるものでした。現在はどうなっているかわかりませんが。
講習自体は大したものではありませんが、
真面目に考えてしまうと、こんなんでいいのかな~とは思ってしまいますね。
参考になれば幸いです。お疲れ様でした。
ところで、昼飯は外に食べに行くことになりますか。
自分の机で何か食べられますか?
では、眠らないようがんばってきます!
コメントありがとうございます。頑張ってください。
お昼については、自席で食べれたかどうかの記憶が定かではありませんので、当日確認されてください。
私は外に食べに行くつもりでしかなかったので・・・
ごめんなさい。たぶんOKだったような・・・・
講習眠いですが耐えてくださいね。