デラシネ(deracine)

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6/28 BUCK-TICKライブツアー『或いはアナーキー』@栃木県総合文化センター(セトリ・ネタバレ有、長文)

2014-06-30 00:41:18 | 音楽
行ってきました、雨の栃木県総合文化センター。
BUCK-TICKのライブは去年のDIQ以来だからちょうど半年振りですね。
JR湘南新宿ラインで1本。雨が宇都宮の手前あたりで降ってきて、
JR宇都宮駅と会場を徒歩で往復したんですが雨にやられました。雨はセレナーデ。

会場着いたらツアートラックが。全国を3ヶ月かけて回ります。私は全部で3つ参戦予定。


今日の催しもの一覧。有限会社シグナス、という所が主催なんですね。


入場時に配られた、グッズのCATAROGUE。私はグッズは買わない人です。


会場の栃木総合文化センターはいかにも地方のホール、という感じでしたが、
2階席の傾斜がキツめで、それがかえってステージがよく見えました。
トイレが少なく(男性用1つを女性用にしていた)、また階段の構造が複雑怪奇で・・・
てか2階席なのに扉の表記は4階席とか、ちょっとわかりにくい会場。
オペラハウスのようにせり出した席もありましたね。
音響自体はそんなに良くはないなあと思いましたが・・・
そしてこの日は翌日に地元群馬があったかたでしょうか、満員ではありませんでした。
ごく僅かではあるけど、2階席後ろには空席も。
しかし会場は熱く、また男性がいつものBUCK-TICKのライブより多い印象でしたね。
男性が多いライブは熱量が高い、というのが私の持論です。ただし暑苦しい(笑)

17:30会場、18:00開演ではちょっとキツイんじゃねえの、と思ってましたが、
18:00過ぎても人はゾロゾロ入ってくる。グッズ買う都合はあると思うけど、
個人的には見る側が開演時間には席に座る努力をすべきだと思う。
それはさておき18:15頃開演、終了は20:25ぐらいでしたか?2時間余り、たっぷり楽しみました。

トータルで言えば、まだ6/18から始まったツアーは3本目、「こなれていない」印象もありました。
お客さんのほうもそうだし、バンド側もかな・・・
しかしこれぞ27年やってきたバンドの意地なんでしょうね、最後はみんなハッピーでしたね。

そして極端にMCの少ないライブでした!
3か4曲目後に「今日は来てくれてどうもありがとう、楽しくやってください」(だったと思う)
『ONCE UPON A TIME』の前に「ONCE UPON A TIME」最後のほうで「どうもありがとう、サンキューありがとう」
アンコール2曲目で「ちょっと前の曲(だか「昔の曲」だか「懐かしい曲」だか)やります」
大ラス前に「どうもありがとう、また会いましょう」大ラス後に「みんな最高でした、ありがとう」
ぐらいでしたね、確か。

ステージは赤黒白の線で構成された模様がメインで、映像もふんだんに使われていました。映像はどれもよかったなー
そしてボーカル用に花道がドラムとベースの間から伸びていて、階段があり、その先に円形ステージが。
櫻井はその花道から登場していました。
ただ、その円形ステージのために、少し動きが制限されていたような気も・・・元々歩き回る人じゃないけど。
客席前以外はステージが分断されている印象でしたが、でも今井と星野は何度もポジションチェンジしてました。

メンバー5人とも衣装はどこかに「赤」が入るもの。櫻井は白のシャツに表が黒、背中が赤のベスト。
白いストールのようなものもつけてましたね。椅子に座ったり、仮面持ったり、ステッキ持ったり。カッコ良くて死ぬ。
今井はブーツがピエロのようなもの(プロレスファンには「ブッチャーの靴」といえば早いw)。
他は大体いつもと同じ感じでしたね。今井はアンコール2つめでは帽子かぶってました。ユータはアンコでTシャツ。


アルバムはおもちゃ箱のようでしたが、やはりライブはライブです。CDの印象とはやっぱり違う。
そしてその印象を大きく変えさせたのが、ユータのベースが極太で鳴り響いていたことでした。
ずいぶん今日はベースがキテるなあと思いながら聴きました。ユータは可愛い顔して実に根太いベースを弾く人です。
そのためほとんどの曲がアルバムより重厚な曲へと、印象が変わりました。
アニイのドラムはあれがベテランの技なのでしょう、難しいところも簡単に見せている。

今井はやりたい放題(褒めてます)、星野はいつも通り職人。ユータと3人で中央に来る時も。
ただ、櫻井の声が・・・いや、声が悪いのではなく、音響のせいか、歌詞が聞き取りにくいところが何度か。
パワーというよりはアルバムに合わせた、聴かせるボーカルだったように思います。
いつもよくやるエロい行動(笑)は控えめ、シャウトする場面もあまりなく、大人のステージでしたね。
どの曲か忘れたけど今井の肩に腕を置いて歌うシーンも。

長くなりました。
トータルの感想はそのぐらいで、セトリ順に振り返ります。
開始前の会場内SEは歌のない曲だけが流れていましたね。アルバムのイメージに近いものが。
そして会場が暗転、オープニングSEが始まり、メンバー登場!!
半年ぶりのBUCK-TICK、今年最初のBUCK-TICK!!

『DADA DISCO』で今井は椅子に座ってギター。櫻井は花道の奥から登場だけど、自分の席からは顔がよく見えず。
2人の掛け合いは見事だったけど、今井の声が多く聴こえていたカンジ。しかし盛り上がってスタート!!
次はたぶんこれだろうと思ったら案の定『SURVIVAL DANCE』。そんなに盛り上がらなかった?
そしてイントロが印象的な『Devil'N Angel』、これは歌いやすいなーとか思って聴いてたら、
間奏途中で「?このリズムは確か?!」って思うところがあって、曲が終わるところで再びそのリズムが来て、
曲がメドレーのように続く。そしてそのリズム、「ダンダダンダンダダンダン」。
BUCK-TICKファンが一瞬で反応するそのリズムは『ICONOCLASM』!!この『Devil'N Angel』から続く感じが最高!!
一気に場内に火がつきます!そしてフルでやってくれました。おかげで今日は腕が痛いです!!
うーん、これはいいものを聴かせていただきました。


さらに私が大好き『モンタージュ』。サビではみんなで。これはうれしかったですね。
アルバムのプロモーションでのツアーはアルバム曲を聴ける楽しさと、
「それ以外に何をやってくれるのかな?!」って期待感がありますね。アルバム曲以外にも9曲やってくれました。
『ボードレールで眠れない』は映像が中世ヨーロッパのような絵画、『masQue』は仮面、
『PHANTOM VOLTAIRE』は森の中の洋館でしたか?『サタン』はちょっと忘れたけど、
このあたりは映像の美しさも楽しみながらでした。欧州的、フランス的、中世的、いい空間といい音楽。
ボードレールはリズムが難しいですね。タン、タタンの繰り返しじゃないので。
どの曲もアルバムより重厚、このあたりは全部いいですね。マスクでは櫻井氏、マスクを持って歌う。

そこから櫻井氏が椅子に座って始まったのが『世界は闇で満ちている』。
え?もう?!
これはライブの大ラスでもいいのに?!
って曲なんだけど、、、でも会場は静まり返って聴き入ります。
言葉がありません。良かったとしかいえない。
さらに『ONCE UPON A TIME』。なんだかライブ終盤のようだ!!
でもこの明るい曲で、(おそらく)この日初ユータ前方ご光臨で盛り上がったところで、
テンポの速い踊りだしたくなる曲が始まる。てか踊る。

しかし。私はこの曲に認識が・・・ない。
サビまで来れば聞き覚えもある曲だけど、タイトルが『LIMBO』だとわかったのは終わってからの話。
なぜか。実は『Mona Lisa OVERDRIVE』はほとんど聴いてないんです。
当時は良い曲がないと思って、ほとんど・・・『極東』もそうなんです。すみません。
だからこの日アンコールで『モナリザ』をやられた時も参ったんです・・・
なので今日さっそく『MLO』を聴きました。『LIMBO』はライブでは前奏をかなり長く取りましたね。

そこからは一気にアルバム曲を続けていきましたが(曲名省略)、
いずれもアルバムとは違った顔を見せるのがいいですね。『メランコリア』はアルバム版かなあ。
『無題』が本編ラストってのは意外だった。でもこの曲の壮大なイメージで閉幕。

ここでアルバム曲13やったから、アンコールでは何やるかな、それは何曲かな、って思い巡らしていたら、
アンコールがまず、ユータがウッドベースを持って『VICTIMS OF LOVE』。with黒色すみれのバージョンでした。
黒色すみれさんは登場しませんでしたが。
そして櫻井氏のひとことの後『Mona Lisa』。これもライブ後にタイトルがわかる始末。
今井さんのラップでした。サビまでくれば聞き覚え(ry

基本、BUCK-TICKのライブは2アンコの3曲3曲なので、次何だろうと思ったらアニイの合図から始まったのが、
『NATIONAL MEDIA BOYS』!!!!!!!!きたああああああああああああああ!!!略してNMB!!!!
しかも今ツアー、ここまではこれ固定のようですね!!
私がB-Tで1番か1番か1番に好きな曲。(ちなみに1番はたくさんあります)
会場沸騰!炎上!爆発!私も興奮!絶叫!破裂!(←?)踊れ踊れ!踊る踊る!!
やはりBUCK-TICKにとっては大事な曲なんだな、ファンも聴きたい曲なんだな・・・
ありがとうございます。これが聴けただけでも宇都宮まで電車賃かけてきた甲斐があります。
長い間奏、ユータも前に来て今井、星野と絡む。アウトロもふんだんに時間をかけて、場内燃え上がってアンコ1終了。


さて、アンコ2なんですが。(もちろん恒例?写真撮影もありましたよ、ユータと今井さん。ユータは何か今井さんを気にしてましたw)
ここでパレード2曲やるんですが。
私この曲持っていないんですが。歌詞も全部覚えてないんですが。
ごめんなさい。モナリザの件もそうだけど、これではいけませんね。
なので幾分中途半端になりながら2曲聴きます。
てことはアンコはおそらく3曲だから、あと形而上で終わりか・・・と思ってたら、
アニイのドラムでアリスが始まった!!うひー!!!

ところが。
この曲で今井さんのギターにトラブル発生。
何か接続が悪くなったか?スタッフがステージに来る状況。
今井さんこの曲始まってからステージに座っていたんだけど、どっかギターの調子が悪かったみたい。
ほぼ座ったまま、この曲が進みました。その件もあり、やや気が散りましたが、進行は問題なし。
この日、トラブルかな?ってシーンが他にも2つぐらいありましたね。櫻井氏がステージ袖までいったこともあったような?
でも進行には影響ありませんでした。
『Alice in wonder underground』が終わって、これで終わるのか?!って一瞬思ったけど、
もちろん最新シングル『形而上 流星』で終わり。アレンジ的にはシングルのほうか?
壮大なバラードでうっとりしてしまいました。これが最後で、微妙な終わり方にはなるんだけど、
櫻井氏が「みんな最高でした、ありがとう」との声を聞かせてくださり、締められました。
最後にユータが笑顔で、アニイはスティックをプレゼントして退場。


いやー、いいライブでした。楽しいライブでしたね。
MC少なめなのは曲を多く聴かせようという配慮なのかもしれません。
何より個人的にはモナリザを改めて聴く機会をくれたことに感謝、そしてNMBに感謝。
汗、かきました。踊り狂いました。
次回は8月10日のよこすか芸術劇場の予定です。渋谷公会堂取れなかったので・・・
また楽しみたいと思います。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。


<2014.6.28 栃木県総合文化センター set list>
1.DADA DISCO -GJTHBKHTD-
2.SURVIVAL DANCE
3.Devil'N Angel
4.ICONOCLASM

5.モンタージュ
6.ボードレールで眠れない
7.masQue
8.PHANTOM VOLTAIRE
9.サタン

10.世界は闇で満ちている
11.ONCE UPON A TIME

12.LIMBO
13.宇宙サーカス
14.NOT FOUND
15.メランコリア
16.無題

EN1
17.VICTIMS OF LOVE
18.Mona Lisa
19.NATIONAL MEDIA BOYS

EN2
20.STEPPERS -PARADE-
21.LOVE PARADE
22.Alice in wonder underground
23.形而上 流星


おまけ。会場にはこんなポスターも。宇都宮のみなさん、8月15日はぜひ。


宇都宮なので餃子食べて帰りました。駅前の宇都宮餃子館です。うまかった!!!




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2014宝塚記念。3強なんですか?

2014-06-28 23:02:34 | 競馬
ジェンテイル、ウイン、ゴールド、皆前走から、って点では乗り替わり。
ジェンテイルは天気が、ウインは距離が、ゴールドは精神面が、それぞれ引っ掛かる。
ウインの距離はまあ、何とかなると思うけど。

でもドリームレースなんだから、思い切っていきたい。
◎メイショウマンボの出番。雨だし。
○フェイムゲームは北村がそろそろ結果出す。

この2頭に人気上位の▲ゴールド、△ウイン、△ジェンテイルを相手とする。
さらに△デニムアンドルビー、△ヴェルデグリーンも加える。

爆穴☆はヴィルシーナ。逃げたら面白いかも。
ホッコーヴレーヴも不気味だか、このメンバーでは苦しいかな。

雨か晴れか、明日はどっちだ!?

音楽評論モドキ:BUCK-TICK『或いはアナーキー』。

2014-06-28 00:38:09 | 音楽
BUCK-TICKのニューアルバムが6月4日にリリースされました。
発売から3週間以上経ってはいますが、久しぶりの音楽評論モドキです。

タイトルが『或いはアナーキー』。今井寿がワインを飲んでるときに思いついたと書いてましたが。
まさにアナーキーな、アルバム。
音楽雑誌を全く読んでないので、それぞれの曲がどういうアレで作られたかはわかりませんが、
個人的な見解100%で感想を書きます。

ジャケットと歌詞カードの曲一覧のページ。私は初回版Cを買いました。さすがにデラックス8500円には手が出ない(笑)


ジャケット裏と歌詞カード、今井さんのページ。



ざっと聴いてみて、タイトルからジャケットから曲から何から、
「今井寿の頭の中身を思う存分ひっくり返したアルバム」という印象がすごく強いです。
そこへメンバーがいろいろ加えていって完成した感じ。

そして、曲1つ1つの平均点が高い印象です。
逆に飛びぬけた曲はないんだけど、10点満点の7、8点ばかりが並ぶ感じです。
BUCK-TICKのアルバムは失礼ながら9点10点の曲もあれば3、4点の曲もあるので・・・
でも今作はほとんどの曲が好きになれました。『memento mori』ほどではないですが・・・

サウンド的にはバンドサウンドを突き詰めてきた前3作(『夢見る宇宙』は違う解釈もあるだろうけど)とは一転、
ありとあらゆるジャンルの音を詰め込み、まるで宝石箱・・・いや、おもちゃ箱を覗いている感覚です。
今井寿の脳内はおもちゃ箱だと思います。

世間がBUCK-TICKに対して持つイメージを壊そうとしたのかもしれませんね。
シングル『形而上 流星』ではそこをギリギリ保った感もありますが。
というか常に新しいものを求める挑戦ですね。この姿勢はここ20年ぐらいずっと変わりませんね。


そして14曲中6曲で詞を書いた今井の詞が冴え渡っています。冴え渡る夜に覗いた扉、開け進化のモード。
櫻井の詞は悪いけど良くも悪くもマンネリ。残念ながらネタ切れ。今井のがすごいだけに。
曲は星野曲が3つ。これもジャンルが全く違う3つで面白かったですね。

1曲ずつ簡単に振り返ります。

1.『DADA DISCO -GJTHBKHTD-』
1曲目からこの混沌としたアルバムを象徴する曲。ボーカルは櫻井と今井の激しい掛け合い。ライブが楽しみ!
GJTHBKHTD? カジベリビンバ? 歌詞はほぼ同じ繰り返し?
そういう謎かけを今井さんはするわけです。まー、BUCK-TICKに対する既成概念をいきなりぶっ壊します。

2.『宇宙サーカス』
星野曲。ラズルダズルの『狂気のデッドヒート』を思い出す。軽くひねったロックンロール。
でも宇宙とつくけどそれほど宇宙を想起させる感じじゃない。ユータのベースがいい感じ。

3.『masQue』
これは櫻井の艶のある声が最高です。このボーカリストの魅力を最大限に引き出した曲。
歳を重ねて、本当に櫻井の声は艶・色気が出てきた。これでそれを満喫できます。
アコギの旋律が美しく、アニイのドラムが複雑なリズムでさらにこの曲に魅力を持たせています。

4.『Devil'N Angel』
これ好きです。ピッチの早いロックでバンドサウンドをかなり感じられます。
最初のサビ後のうなるようなギター?がいい感じです。歌詞の意味は不明だけど、詞曲とも今井さんらしさ満載。


5.『ボードレールで眠れない』
ボードレールは詩集『悪の華』の作者ですね。なので、非常にフランスと、そして夏を感じるサウンドです。
イメージはラズルダズルの『BOLERO』に近いものがあります。
太陽を何かに(誰かに)置き換えると、面白いかも。それに消えてほしいぐらい、好きだということ。

6.『メランコリア』
シングルの2曲目とはアレンジを変えていますが、これはどちらもいいですね。甲乙つけられない。
シングルのほうはデジタル音がたくさんしていますが、アルバムはシンプルに。それがまたいい。
非常に幻想的で、どこか優しくて、暖かくて、でも血(BLOOD)って言葉が多い歌詞で。いい曲です。

7.『PHANTOM VOLTIRE』
VOLTAIRE=ヴォルテール、ですね。誰だっけ(笑)そこらへんの意味は不明だけど、これもいいですね。
ベースとドラムの絡みから始まって、結構シンプルなロックになります。
「四半世紀 まるでOPERETTA」というあたりは櫻井が自嘲しているような。
そのオペレッタを四半世紀、楽しませていただいています。

8.『SURVIVAL DANCE』
星野曲。前作の『人魚-mermaid-』でビキニを探していた星野さんが踊りだした感じ。
良くも悪くもBUCK-TICKっぽさがない曲です。自分的にはうーん。trfの同名曲がありますね。


9.『サタン』
星野曲。これはいいですね。サビがなさそうでありそうなB-T得意のパターン。主旋律のギターが最高。
サビに当たるメロディーも星野らしく美しくて好き。
今井のほかに星野というコンポーザーがいることが、
BUCK-TICKが、長く続けられている秘訣の1つかもしれませんね。

10.『NOT FOUND』
ミスチルの同名曲が好きです。これも最初はうーん、だったんだけど、聴いてうちに好きになってきた。
そういう曲が多いのもこのアルバムの特徴。「スルメ」って言葉は好きじゃないんだけど(インパクトに欠ける証拠)、
でもスルメ曲を見つけるのもアルバムを聴く喜び。今井の頭の中を飛び交う言葉が散りばめられています。でも、いない。
今井のギターソロも、終わり方も素敵すぎる。

11.『世界は闇で満ちている』
これとその次の曲がこのアルバム最高のヤマ場。そして何よりこの曲、最初のイントロから、
「BUCK-TICKらしくない!!」
でもデビュー27年、こういう曲もできるんだなとバンドの懐の深さに脱帽。24時間テレビの『サライ』を思い出した・・・
ありがちな曲っぽいんだけど、BUCK-TICKがやるとありがちではなくなる不思議。美しい。
櫻井の声が、闇で満ちた世界の希望のようです。そしてみんなが輝くために世界は闇で満ちています。
ライブでは難しいだろうけど、生ピアノ入れてほしい・・・ここでは元ソフトバレエの森岡賢がピアノで参加。
何から何まで素晴らしい。多くの人に聴いてほしい名曲です。

12.『ONCE UPON A TIME』
明るいバラードからアップテンポの軽快な曲へ。このコンボは反則です。
今井寿と巡る世界の時間旅行です。聴いてて楽しくなる曲、明るくなる曲。
サビの時に鳴る「ダダダンダン」って打楽器(ティンパニのような?)はBUCK-TICKらしくなくて好き。
これはライブで盛り上がりそうですね。サビ前繰り返しも絶好調です。


13.『無題』
11と12曲目で素敵な曲2つが続いて、さあクライマックスってとこでこの曲。
ここらへんのひねくれ方(褒めてます)がBUCK-TICKらしい。
そして櫻井らしい親への愛情、マザコン的な(褒めてます)詞。裏声で歌うAメロがとても不思議。
なんだけど、最後の「I'm a fool」のところからが好き!!愚者がゆく、で櫻井の迫力が伝わります。
これは10分ぐらいの長い曲にしてみたらどうだったかと想像。これもいわゆる「スルメ」曲。

14.『形而上 流星 -metaform-』
シングルも今回珍しく買いました。どちらにしても素敵なアレンジでした。
こちらのほうが「アルバムの最後!」って雰囲気。
櫻井の声の魅力がこれまた最大限に引き出されています。流星のような儚さを湛えたサウンドと世界観です。
大きい、音響の良いホールで聴きたい曲です。夢を見させてくれること間違いなしです。


以上14曲。
いずれも名曲がそろい、BUCK-TICKの新たな一面と、今井寿の脳内を見れたアルバムでした。
ライブツアーが始まっていますね。私は3つ参戦予定です。うち1つが・・・
日付変わって今日6月28日の栃木県民文化ホール!宇都宮へ行ってきます。
楽しみましょう。そして新しいワインを飲みましょう。


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映画『テルマエ・ロマエ2』を観てきました。(ネタバレ有)

2014-06-22 22:48:50 | weblog
6月7日だからもう2週間以上前ですが、
映画『テルマエ・ロマエ2』を観てきました。

前作から2年、ついにテルマエ・ロマエの続編?第2作?が登場しました。
私も公開から遅れること1ヶ月余り、やっと観てきました(映画館は品川プリンスシネマ)。
当日はたむらぱんのライブの後向かい、夜遅く、つまりレイトショーで観ることに。

今作は前作までの設定をほぼ引き継ぎながら、
主人公ルシウスが日本にタイムスリップしてからグラディエーターのための風呂建設、までを前半、
ローマの政治情勢と風呂を絡ませてルシウスとその仲間が活躍する後半、
といった感じに分かれています。大雑把ですが。
また、基本的にコメディーでありながらルシウスと漫画家を目指す真実の関係、
あるいはローマの歴史的背景も絡めて、非常に楽しくまたシリアスな部分も多い映画でした。

序盤では元横綱・曙がグラディエーターとして登場、また最初にタイムスリップしたのが、
お相撲さんの巡業の地の風呂だったこともあって、力士が多数登場します。
後で出演者チェックしたら結構な数の現・元・力士が出ていましたね。
そのお相撲さんたちは映画終盤で大きな活躍をします。

ルシウスはグラディエーターのための風呂建設を成功させた後、
温泉地(現在で言う温泉リゾートのようなもの)を作らんとするわけですが、
しかし平和なローマより強いローマを作ろうとする一派と衝突し・・・
さらに北村一輝演じるケイオニウスが2人?!という状況になり・・・

非常にストーリーもよく作りこまれていたし、
日本の温泉も出てきて、温泉地の良さもわかりやすく伝える作品でした。


一番の見所は上戸彩の混浴露天風呂入浴シーン!!!

それは冗談ですけど(でも燃えた)
もちろんそれもあるんですが(あるのかよ)、

とにかく北村一輝の登場シーンが多く(一人二役だった)、これがもう男なのに惚れるくらいカッコいい!!
色気がすごいんですよね。ある意味主役級です。
北村一輝見るだけでもお金払った価値があります。
ハドリアヌス帝の市村正親も気高くてよかったですね。

そしてルシウスの阿部寛。その肉体も素晴らしいし、演技も実に素晴らしい。
上戸彩も好きなので入浴シーンがあってよかったです(しつこい)。もう人妻なんでしたなー
そしてローマの衣装を着て捕らえられるシーンもありましたがいやー、色っぽいですなやっぱり。
最後には2人分かれるんだけど、漫画家として成功した真実(上戸彩)が映画化のために訪れたローマで・・・
というところで映画は終わります。

なぜかツボ押しの人がフィーチャーされていたり、
闇金ウシジマくんで私が絶賛したキムラ緑子さんはこれにも出てたし、
あと相撲の巡業先の神社?がこんなところ日本にあるのか、と言いたくなる雰囲気のいいところだったし、
露天風呂に入るシーンの温泉地も幻想的でよかったし。
「与作」もなぜか登場するし、タイムスリップ中に歌う人の家族模様?も面白いし、
とにかく細かいところまで(途中から字幕がなくなるとか)見所が多くて、
あっという間に時間は過ぎていきました。


インパクトがあった分、第一作のほうが個人的には面白かった(特に笑えた)ですが、
今作も十分楽しめるものでした。次回作が作られることを期待しましょう。

延長12回、2死無走者からサヨナラ勝ち!!

2014-06-17 23:47:56 | 阪神Tigers
今日は会社の飲み会があり、試合は全く見れていませんでした。
しかし、酔って家にたどり着いた22:40頃、まだ試合をやっているじゃないですか。

3-3。
でも呉昇桓が9回に打たれて勝ち越され、9回裏に追いついていたようです。
そして迎えた12回裏。テレビつけたら清水が三振。

これで2アウト無走者。9回表のハムも同じようなところから逆転したらしいが・・・
そしたら鳥谷が粘って歩き、良太がヒット、そして・・・
イエスサマニキボウガアル!!
マートンのサヨナラタイムリー!!!

勝ちました。
勝ち試合をひっくり返され、それを追いつき、
さらに勝ったわけですから喜びは大きいですね。
マートンは甘い初球を見逃しませんでした。
監督も言ってたけど鳥谷の四球も大きかったね。
金田のプロ初勝利。

藤浪が好投したようで、さらに8回に勝ち越しという、
本来はもっと早くにケリがついていてよかった試合。
しかし呉昇桓の乱調、打線もサヨナラ機を逸しての12回。
これで負けたら、あるいは引き分けでも、痛かったですね。

肝心なところで踏ん張れているのが今季のタイガース。
全然褒められたものではないけど。
特に呉昇桓。こういう試合でこそ抑えるのがストッパーだと思うが・・・

でもこれで交流戦まさかの初連勝。
連勝自体も1ヶ月ぶり。
カード初戦も取れた。6月の成績もイーブン。
交流戦5割まで負けられないけどあと3つ。

明日も勝ちたいね。イエスサマニ、キボウガアル。オオキニ。

『映画版 闇金ウシジマくん Part2』を観てきました。(ネタバレ有)

2014-06-16 21:03:10 | weblog
一昨年の9月に『映画版 闇金ウシジマくん』を見てから2年。
待望の続編?第2作?が公開されました。

・・・って、公開は1ヶ月前ですが(笑)、
やっと昨日見ることができました。
行ったのは川崎のチネチッタ。夜遅くのみの上映でした。
おかげで安く見れたんですけどね。

ちなみに、このブログではPart1のほうの観覧レビューが、
いまだに凄まじく人気です。常に人気記事上位にランクされています。
何でだろう・・・大島優子がどうとか書いたからかな。(脱ぐ脱がないとか。脱いでません)


感想は、原作を読み込んだ者としては最高に面白かった、という前作と全く同じものですが、
今作のほうが原作の様々なシリーズの設定を盛り込んでいたと思います。
あっという間の2時間。前作よりはやや暴力的なシーンが多かったと思いますが、
話としては今作のほうが私は好きです。
ちなみに、ドラマ篇は前回、今回とも全く見ていません。
なので、ドラマの設定が持ち込まれたものについてはわからずです。
ドラマでは元ホスト篇の隼人に関するエピソードと、オシャレ篇が扱われたんですね・・・
見たかったな・・・


今作は、ヤンキーくん(愛沢)篇とホスト篇がベースになり、
そこへ生活保護篇や(出てこないけど)鰐戸三兄弟篇の設定が主に加わっています。
その愛沢篇とホスト篇が並行する形で話が進み、どこでその2つがくっつくのかと思ったら、
結局、直接はくっつきませんでした(笑)

映画の大半は原作で使われたセリフがほとんど使われていて、
原作を読んだ者にはすぐに入りこみやすい印象です。

マサルが愛沢のバイクを運転して壊してしまい、それが愛沢にバレ、ウシジマに助けてもらい、
ウシジマの下で働く・・・も母親がウシジマから借金しておりまた、マサルが調子に乗ったことで、
結局カウカウからは解雇されてしまいます。この解雇されたのが原作とは大きく異なります。
愛沢は小さな暴走族のリーダーですが上にいる犀原茜というヤクザ?からカネを要求されており、
そのためにウシジマを襲うことを決意・・・

原作では大きな衝撃だったマサルの「ヘコー」も再現されました。
ラブホテルでケータイからウシジマに聞こえるように話すのは原作と異なり高田がやりました。
愛沢は最後にはマサルと組んでウシジマを襲撃しにいきますが、そこで・・・
ネタバレ有、とは書いていますがあまり明らかにするのもアレですので。
ちなみに愛沢が襲撃する時の設定が、鰐戸篇の対決シーンの設定というかトリックというかを使っています。考えましたね。

この愛沢篇はなんと言っても中尾明慶の愛沢役が秀逸です。動き、セリフ、演出、全てにおいて、
「愛沢の小物感」が素晴らしく出ています。これ見るだけでも価値ありです。
妻(木南晴夏が演じてました。大好き)はホストにハマる役。ここはホスト篇との接点といえば接点。
愛沢が連れて歩く子供も良かったし、マサル役は原作より少し怖さがない感じでした。
でもあの話が原作の人気を決定付けたと私は思っていますので、映画での再現はうれしかったですね。
映画の最後でマサルはウシジマに対し・・・


ところで最も原作と違っていたのが原作では「滑川」のポジションに当たる人物を、女性にしていた点です。
上にも書きましたが、犀原茜という設定で、高橋メアリージュンという人が演じました。
初めて見る人ですが、背が高くてキレイでした。手下にマキタスポーツさん。
が、しかし。
私にはこれが非常に違和感でしたね。女性にしたことより、この犀原が上げる金切り声が、全くもって迫力がない。
また、原作同様に「食事姿が汚い」シーンもあるのですが、これいざ実写で見せられるとどうも・・特に女性では・・
モノを食べるシーンは原作でもよく出てきますが・・・ちょっとそこは微妙でした。
大好きな本仮屋ユイカも熊倉の取り巻き?で出ていました。キレイでしたね。


さて、ホスト篇のほうですが、ウシジマがホストからの回収のためホストクラブに来る、なんてシーンもありましたが、
原作と大きく違うのは新人ホスト(高田)とそれにハマる中卒フリーター(愛華)が、破滅的な最期を迎えるのに対し、
映画ではホスト・麗にハマる綾香が最後は別の道を歩み、希望が見える点です。
また、この綾香につきまとうストーカーには、生活保護篇と鰐戸篇の設定を両方持ち込んでいます。
ストーカーは柳楽優弥がやりましたが、怖かったのはよかったけど、要るか?というのが率直な感想。
ただ最後にそのストーカーが麗のマンションで・・・

ホスト役の窪田さんという人は初めて見ましたが、ハマるほうの門脇麦さん共々、
決して上手ではないがむしろリアリティがある、的な演技をしたと思います。
ホスト絡みでいけば太客になるキムラ緑子さんが素晴らしかった。印象深いですね。
ホストの母親自殺のエピソードも少し形を変えて入っていました。
序盤では大久保佳代子が大活躍。シリアスなところもどうしても笑ってしまいました。


ある意味において主人公は門脇麦さんが演じた綾香でしょう。最初の5円玉拾うシーンから、
この作品にとって最も重要な「お金の大事さ」を教えてくれる役です。
1では大島優子がそのポジションでしたが。
原作同様ホストに貢ぐために危険な仕事に手を出していき・・・


綾香の家庭の設定は原作とは違っていましたが、人物は原作そのまま。
そして下着になるシーンまであり、この門脇さんようやるな、と思ったら別の映画(愛の渦)で脱いでおられる。
素朴な感じの人なんですけどね。AV撮影のシーンまであり、最後のほうでは、
「どこでそんな衣装売ってるんだ、そしてそれは何の店だ?」と言いたくなる風俗嬢になって出てきます。


長くなりました。長すぎですね(笑)
原作同様、カウカウファイナンスに来る客たちの人間模様がメインですが、
Part1よりはウシジマくんの登場時間、セリフが多かったように思います。
山田孝之の落ち着き、話し方。これはこれでカッコいいウシジマくんです。
セリフの一言一言が重く、特に原作そのままで出てきた、
「死ぬ意味もわかんねえけどな」は原作とは少し違う意味ながら、響くものがありました。

柄崎、高田は相変わらずいい味出していました。2人とも前回と同じ人でした。
戌亥の綾野剛も良かったですね。原作とは違って結構な活躍。
カウカウの女性社員役の人もキレイでした。


お金に振り回される人間たち。滑稽であり、でも生きるためのベースだから必死です。
お金を稼ぐことはこんなにも大変なんだとこの作品は教えてくれますね。
覚悟とリスクが必要なんだよと。それを過激にこの作品は示しています。
前作よりは割とエンタメ要素を薄め、人間ドラマに焦点を当てたと思います。余計な部分も多い気はしたけど。
でも、面白かったです。Part3の製作も期待したいですね。

生観戦2日目!今日はタイガース打線が緒方の活躍で勝利!!

2014-06-15 20:44:50 | 阪神Tigers
西武ドーム連戦の2日目も行ってきました。
朝10時からはワールドカップのコートジボワール戦を見て(残念でした。ドログバにやられましたね)、
それから出発。暑い日でした。昨日より暑い。



西武ドームは入場ゲートが少なく、入るまでが一苦労です。
なんとか時間には間にあったけど。
あと、チケットはライオンズのサイトで買えば、当日発券・手数料無しで買えます。
今回はそれを使いました。「チケットレス」とありましたが、立派なチケットが渡されました。(これは昨日のです)


ヤクルトの神宮球場でも似たようなサービスがあります。
客はQRコードを印刷した紙を持っていく必要がある、チケットは大きなレシートのような入場券。
西武ドームは予約番号をチケット発券カウンターに伝えます。チケットは上記の通り。そんな違いがありますね。
チケットサイト(ぴあ、e+、ローチケ)はどうしても余分な手数料がかかりますから、これらは便利ですね。

そして今日は試合も良かった!
タイガースが8-1で西武に勝ちました。
先発のメッセンジャーがどうも序盤から不安定な中、
上本がタイムリー。この前にはライオンズのバッテリーミスもありました。
チャンスを作った藤井は今日2安打2得点。やっぱり欠かせない。

しかしその裏メッセが追いつかれてしまう。敵地のメッセは弱い・・・
4回表は2番から三者凡退、今日も厳しいかと思われたものの、5回でした。
明らかに球が中に集まり出した西武の野上に襲い掛かり、1・2塁のチャンスになんと緒方が、
スリーラン!!!!
西武ドームのセンター深くに入りました。最初、良くてフェンス直撃か?と思ったけど伸びましたね。
パワーもある緒方。今日は2安打4打点、初のヒーローインタビューも受けました。
いい選手です。足もある。ライトのレギュラー争い、1歩リードかも。
それぐらいインパクトのある活躍。何より勝ち越しできたのが大きい!

その後も満塁と攻め、バッテリーミスがまた出て2点追加。足の速い大和が2塁から一気にきました。
西武はバッテリーミスで自滅です。それがなければ試合はどうだったか。

6回には3連打(緒方タイムリー)、7回にはゴメスの2塁打で鳥谷が長駆ホームイン。
今日は走塁も非常によかった。三塁高代コーチが裏のMVPでしょう。
そのゴメスが打ったことで、メッセも含めて先発全員安打。

メッセは4回以降1安打。援護もあってスイスイいきました。今季敵地初勝利。
なんと13奪三振。奪三振王独走かな?
安藤が9回を締め、ジェット風船が西武ドームに舞いました。

いいところがたくさん出た試合でしたね。
6-8の下位打線が揃って2安打、こうなると勝てますね。
ただゴメス、タイムリーは出たけどそれ以外は4三振。修正が必要です。

交流戦関東シリーズも終わり、火曜日からは甲子園へ戻ります。
また1つ1つ勝っていきましょう。ついに目覚めた読売に離されないように・・・


しかし生観戦、勝って最高でした。
昨日飲まなかったビールもいただき(西武ドームのは美味いと思った)、
チャンスマーチも六甲おろしもたくさん歌えて、盛り上がって楽しい観戦でした。
また、関東来たら行きますよ~


以下、写真です。



今日はこんな席でした。これでも2600円ですから安いなあと。



スタンドを埋め尽くすタイガースファン。もちろんライオンズファンも多く、満員。点が入った時かな。


今日も行われた大玉転がし大会。


ジェット風船の様子。




今日のヒーロー、緒方。わかりにくい・・・


こっちはインタビューのとき。



以上です。

6/14タイガースの西武ドーム2連戦、初戦を生観戦!!(負けたよ)

2014-06-15 02:42:35 | 阪神Tigers
※NOAH後楽園ホール観戦記は1つ前の記事です。

昨年に引き続き西武ドームでの交流戦タイガースvsライオンズを見てきました。
関東に来る機会が多くはないタイガース。できるだけ観にいきたいので。
この土日は2日間とも行きます。
一昨年までは千葉マリンでのタイガース戦が多かった印象ですが、バランスとか取っているのでしょうか。
個人的にはどちらも、平日は職場からは遠くて難しい。休日ならほぼ同じ距離です。(←何情報だ)


いい天気の日でした。あまり暑くなく、ドーム内も快適。
我が地元の武蔵小杉からは東急線が副都心線経由で西武線に乗り入れているので、
この日は乗り換え1回で西武球場前駅に行けました。

試合は初回にいい形で先制するも、能見が四球→逆転ホームランと打たれ、完全な一人相撲。
それでも6回にマートンのホームランで追いつき、スタンドは盛り上がりに盛り上がりましたが、
その裏能見が失点。1死2塁で中村と勝負・・・個人的には疑問が残ります。
その後はタイガースに点が入らず、西武の継投にかわされ1点差で敗北。またカード初戦に負けました。
ガッカリですね。9回はホームラン打てる選手が出てきてたのに・・・
というかゴメスがブレーキでした。走者を3度置いて打席に立ち、全て凡退。
下位打線もひたすら音なし。守備を捨ててまでサード新井兄、ライト新井弟を先発させたのに。

能見は好投しましたが点取った後に取られては・・・
いい球も多くて5試合連続二桁奪三振のセリーグ記録をつくりましたが、負け投手になっては・・・
7回は鶴、8回は加藤1人、金田2人。リリーフは良かったですが。

西武は2番の渡辺直人が3安打にファインプレーと攻守に大暴れ。
先発菊池も良かったですね。堂々とした風格が出てきました。
とはいえ現状の順位が示すように、怖さが全くないチームでした。
それに接戦で勝てないとは・・・

明日(日付はもう今日だけど)は是非勝ちたい!!
メッセンジャーなら大丈夫!!かな?


以下、写真です。
円盤のようなドーム。


中も宇宙船の雰囲気?!


屋根。



この日は内野B指定席。いいところで見れました。内野席に行くには球場外周の坂道を上がります。


バックネット裏に移動ができるので、写真を撮ってきました。


途中なぜか行われていた大玉転がし大会。いろんなイベントが各球場ありますが、これは初めて見た。
両チームのファンが転がしました。すごく盛り上がりましたね。
他にも両チームのファン同士による始球式なども。西武もいろいろイベントやっています。


タイガースファンで埋め尽くされたスタンド。満員発表でした。でも西武ファンも多いし熱かった!!
休日の開催は遠方のお客さんも多いようです。


ジェット風船待機から・・・


打ちあがった!!(私はジェット風船はやりません。見るのは好きです)



これだけ多くのファンが敵地にも駆けつけるわけですから、勝ってよタイガース。


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6・13プロレスリング・ノア後楽園ホール大会『三沢光晴メモリアルナイト2014』観戦記。

2014-06-15 00:19:25 | プロレス
行ってきました。今年も三沢追悼の後楽園ホール。
仕事の都合で18:30ギリギリにホール到着。
でも第1試合からじっくり3時間、楽しんできました。

いつもと違い展示室にグッズ売り場と三沢のパネル、献花台が置かれ、
そっちを回ってから会場に入る形。お客さんが多いときは常にそうしてくれるとうれしいんだけど。
三沢の遺影に一礼して、会場に入ります。
今回は珍しくA席5000円にしたところ席は北側に。上のほうの端の席でした。
リングは近く感じるし入退場もよく見えるんだけど、スクリーンが角度キツイのと、
レフェリーが結構選手との間になってしまい・・・北側ならやはりリング正面ぐらいがいいなあ。

観客は後楽園フルサイズ仕様で満員に近い感じながら、パンパンと呼べるほどではなく、
一部には空きも見られました。それでもタイトルマッチなし金曜の夜でも多くのお客さんが、
三沢追悼、そして今のNOAHを見るために来ておりました。ヘンな客もうるさいゴリラもいたけど。
私は大学時代の同期C・T氏と観戦。宮城から上京して初の三沢メモリアル観戦でした。
CT氏は熱烈な三沢ファン。でも今まで6・13は平日だったこともあり来られず。
今回初めて来て、たくさんの三沢コール、たくさんのグッズ購入をしていきました。


大会には小橋、川田も来ていましたが、小橋は献花だけだったのかな?
川田はサイン会、追悼セレモニー参列、テレビ解説とフル回転でした。

試合は全8試合。どれも内容がよかったし、何よりケガ人なく無事に終わったことがうれしかったですね。
第1試合で北宮vs熊野。
ディファでは新しいムーヴを見せた熊野だったけど、この日は時間のアレもあっただろうけどいいところなし。
丸め込みはよかったけど、北宮がそれを受け切って、マヒストラル返し、逆片エビ、水車落とし、ジャーマンで勝利。
熊野は身体に厚みがでてはきたけど・・・でもこの2人Jrタッグリーグ参戦も決定。期待しましょう。



第2試合は玄藩vs菊タロー。面白くないわけがない。
菊タローはNO MERCYの一員と主張しているが・・・ニューリーダー玄藩のジャッジやいかに。
菊ちゃんの口上も聞けたし、三沢ムーヴも菊ちゃんが披露(蹴りとフライング・ラリアット)。
玄藩も負けじとトペ、玄藩太鼓、そして急所蹴り連鎖でレフェリーまで、さらに玄藩の急所掴みからの丸め込みで、
玄藩が勝利。負けた菊ちゃんが相変わらずのNO MERCYメンバー気取りで熱いマイク。ファンも盛り上げを呼びかけました。
で、大方の予想はこのカード、ジュニアタッグリーグでのチーム結成のためだろ、だったはずでしたが、
この試合後には動きなし。アレレ、と場内は思っていたのですが・・・
↓菊ちゃん口上のシーン。



第3試合は池田大輔vs井上雅央という異色のタッグ。
これも「楽しい」プロレスのカードながら、二人のスタイルが余りに違うからか、中盤まではいまひとつ噛み合っていませんでした。
場外で北宮、熊野を使った攻撃?などもあって楽しいことは楽しかったですけど・・・
しかし終盤、お互いに「腕回しからのラリアット」という共通項があり、それをもとに盛り上がります。
最後は雅央の首固めを大ちゃんが切り返して勝利。三沢も笑いながら見ていたでしょう。。

↓写真。よく見ると、私の席からリングを見た延長線上に空席の多いエリアがあります。
それがここからの写真だとバッチリわかってしまうのが残念ですが、他はほぼ埋まってましたよ。そこのエリアが一番空いてただけ。



第4試合ではGHCジュニア戦をめぐる前哨戦3WAY、原田vs拳王vs石森。
これが面白かったのだけど、まずは石森がいつも以上のキレのある動きで2人を食ってやろうとしで飛び出します。
そしてこの3人が面白かったのは誰かと誰かが結託する場面がなく、1人で独立した状態で3WAYが成立していたこと。
石森は拳王をインディアンデスロック、原田も捕らえて投げるなど場内を再三どよめかせます。
しかし拳王と原田はお互いに前哨戦からヒートアップ。拳王は竹刀も使い主導権を握り、
原田は石森を片山ジャーマンでKOさせるも、拳王は原田に竹刀上へのファルコンアロー、そして側頭部蹴り、
さらには必殺の羅喉(らごう)をこの日も炸裂させ、完璧な3カウント。強かった。竹刀も使ったものの力をかなり見せ、
観客も納得させる拳王の勝ち。7・5有明コロシアムはどうなる?!
でもさすがの3人の技量による3WAY。個人的には3WAY好きじゃないんだけど、この日はいい内容でした。


その後ジュニアタッグリーグ出場チーム発表。
小川&ザック、石森&小峠、拳王&大原、原田&ストーム、スペル・クレイジー&マット・ストライカー、
K-DOJOの旭&トウナイ、メキシコのロボ&ジンゾー、北宮&熊野、玄藩&ミステリアスパートナー、
そしてもう1チームが未定!!なんじゃそりゃ、と思ったが、チーム発表後リング上に玄藩。
パートナーの正体を発表するとマイクすると流れてきた音楽は「怒りの獣神」!!まさか!!
(いや、自分はもし玄藩のパートナーがライガーだったら最高だろうなと思っていたんです)
そして出てきたのはライガー!!!
・・・のコスチュームに身を包んだ、ライガーとは似ても似つかぬメタボ体型の人。
最初顔をタオルで隠していたけど、それでもわかってしまう、お前菊ちゃんだろ!!
そしてリングに上がるとライガーのモノマネで菊タローマイク。場内が爆笑に包まれました。
10チーム参加ですがまだ残り1チーム、果たしてどこになるのか。新日本か、それとも・・・?



休憩中はタイガーマスクのテーマとか流れてましたね。
あと、通常は物販のスペースになるコンコースが広々としており、逆にトイレの行列が正しく?できていました。


第5試合は「TMDK」マイキー&シェイン&ストームのTEAM GOvs「BRAVE」ヨネ&中嶋&小峠。
これは動きの早い6人でのスピード感あふれる、そしてパワーも感じられる、
NOAH独特の中盤の6人タッグ。こういうのは地方でもよく見られますが、まあハズレがないですね。
今日もシェイン・ヘイストがカッコいい。go2sleep式の昇龍拳も見せて大いに沸かせます。
マイキーはシェインに少し遅れてこの日から合流。動きはキレキレでしたね。
BRAVEは小峠が標的にされるも奮闘につぐ奮闘、中嶋は蹴りでガイジンを圧倒します。
ヨネ、ストームも良かったけど最後はTMDKの合体技が火を吹き、タンクバスターで小峠に勝利。
終了後は中嶋の指導?のもとTMDKと中嶋が揃って三沢の遺影に礼。TMDKは有明でGHCタッグに挑戦。
↓魅力的なガイジン3人です。



その後、三沢追悼セレモニー。
丸藤と川田が選ぶvs三沢戦セレクションを上映。そして田上社長挨拶で、7回忌となる来年の6・13は広島での開催をアナウンス。
三沢最後の地、広島での追悼大会となります。行きたいですね。遠いですね・・・
最後に10カウントゴング。川田も参列していました。超危暴軍もフェンス外からですが参列してました。
田上の挨拶。大会終了後、握手もさせてもらいました。


今年は結構簡素でしたね。去年は三沢vs田上とかありましたが。
そしていつものようにスパルタンXが流れる中、紙テープ投げ入れが行われていました。
↓赤コーナー下には、三沢が使用していたシューズが置かれる演出。馬場さんの「引退試合」を思い出しました。


三沢が、見つめています。



そして第6試合からは三沢メモリアルマッチ。
まず天龍&越中&小川vs森嶋&マイバッハ&大原。
とにかく天龍と越中の存在感が違う役者が違う。天龍は序盤からつかまりまくりますが、
これこそが天龍。身体はボロボロですが、意地が違う年季が違う。
越中もケツ大爆発。コンディションの良さは特筆モノ。小川も先輩2人に好フォローを見せます。
超危暴軍も良かったですが、この3人を相手にしては分が悪い。大原はケツアピールで再三越中挑発。
最後は越中がケツから、侍パワーボムで大原にピン。得意の「3カウント寸前で手を離してガッツポーズ」も見れた!!
プロレスにおける「存在感」がいかに大きな武器かがよくわかる試合でした。
天龍、また来てNOAHにプロレスを教えてください。

攻められる天龍。マイバッハはさすまたも使った。


勝ち名乗り。超危暴軍?顔じゃねえ、とばかりの強さでした。



セミはメモリアルマッチながらメモリアル的な雰囲気をほとんど感じないカード。
永田&関本vs杉浦&高山。
しかしこれがこの日のベストバウト。とにかく凄い試合だった。
序盤はGHC王者永田が杉浦を蹴りまくり、杉浦も負けじとやり返すものの、
中盤以降目立ったのは大日本・関本でした。とにかく半端なかった。
いや、彼の強さはよくわかってはいるつもりですが、見るたびに驚きがあります。
ラリアットは頑丈な杉浦が壊れるんじゃないか、というぐらい。エルボーやブレーンバスターのようなシンプルな技でも、
破壊力抜群に見せてしまうその力強さ。永田を差し置いて杉浦を追い込みに追い込みます。
高山にもアルゼンチンバックブリーカー。巨体を持ち上げ、場内をどよめかせます。
しかし杉浦もボディプレスを剣山カットしたところから徐々に反撃、
高山との合体go2sleepのような技もあり(杉浦が高山のヒザに関本を落とす)、コーナージャーマン、ジャーマン、
最後はオリンピック予選スラムで関本を振り切って勝利。しかし熱く激しい試合でした。
特にNOAH所属の杉浦は絶対取りたかったでしょう。この日も気迫が素晴らしかったですね。





そしてメインは丸藤正道vs齋藤彰俊。
彰俊は三沢最後の相手。隣にいたバイソン・スミスももういない・・・
試合はお互いの魂をぶつけあうものとなりました。またこの2人は何度かシングルやタッグで見てますが、
スタイルが違うけど結構噛み合います。攻防が間断なく続き、メインらしい内容になりました。
彰俊は場外戦で主導権を握るも、丸藤はトラースキックに最近威力が増した逆水平チョップで反撃。
しかし彰俊も滞空時間が超長いブレーンバスター、ラリアットなど重い攻めを繰り出して丸藤を攻める。
丸藤も受けきると不知火などを出すが、彰俊は終盤ついにバックドロップを出す!!場内大歓声!!
そしてバイソンの技、アイアンクロースラムも出すとスイクルデスで、彰俊勝利か?!と思わせる展開に。
それでも負けられない丸藤は耐えに耐えてから、デスブランド狙いをこらえて虎王からのポールシフト・・・
いや!ポールシフトの型から肩に抱えての変型エメラルド・フロウジョン!!これで3カウント。
15分に満たない試合でしたが、内容が濃い、お互いの気持ちが伝わる試合でした。



そして丸藤がマイク。ここからがこの日のハイライトでした。
観客に礼を言ってから「三沢さんに教わったのはここ(ハート)でした。齋藤さんは三沢さんに誰よりも熱い気持ちを持っている。
再びプロレスリング・ノアの齋藤彰俊としてリングに上がってください」と再入団を要請。
まさか、でした。
こんな展開があろうとは。場内の沸き方がハンパなかったですね。


それに対して彰俊は「俺はあの日からコスチュームも変えていない。心は常にノアでした!
ノアの皆さんが、副社長が、田上社長が、三沢社長が許してくれるなら、俺はノアで戦います!!」

心からグッときました。めったなことでは泣かない私が泣きそうでした。
彰俊の気持ちの入ったマイク。「心は常にノアでした!」この言葉がとにかく胸に刺さりました。
それを(誰からでも)自分は聞きたかったんじゃないか、と思うくらい。心に響く言葉でした。
その夜はずっとその言葉をかみ締めていました。
↓全後楽園が泣いた彰俊マイク。13日付けで再入団です。


天に向かって吠える彰俊。カッコ良かった!!彰俊コールが起きていました。拍手は鳴り止みませんでした。



彰俊は丸藤と握手、三沢に礼、そして2人でヒザをついて礼。
場内が沸き、感動に包まれて、非常にいい雰囲気で大会が終わりました。
大成功の三沢メモリアルでしたね。そう、雰囲気が良かったです。プロレスって、プロレスファンっていいなあと。
やっぱり自分はプロレスから、そしてNOAHから、離れられないようです。
5月にはKENTAという大きな軸が抜けましたが、先日のディファ、この日の後楽園。
不在の穴を感じさせない、それどころか私個人としては、KENTAという言葉を良い意味で思い起こさせない大会になっていました。


NOAHの再出発は、上々の滑り出しになっています。さらにこの日の彰俊という確かな援軍。
まずは次のビッグマッチ、7・5有明コロシアムの成功を期待ですね。
私の次回観戦も7・5の予定です。


↓帰り際に撮った三沢遺影。メモリアルは毎年続けるでしょう。ささやかなものでいいので三沢を忘れないように・・・


献花台。いろんなパネルが展示され、ガウンやシューズ、カバンなども。


おまけ。この日は記者席の後ろ。記者の方々の様子がよくわかりました。




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シーソーゲームを制してマリーンズに逆転勝利!!

2014-06-12 23:54:59 | 阪神Tigers
昨日大敗のタイガース、また初戦を取りそこねましたが、
今日は厳しい試合を制して、連敗を止めました。

岩崎が初回3失点するも、その後踏ん張り、
新井兄さんタイムリーから反撃。
5回は上本のタイムリー、これが大きかったですね。
さらに緒方も四球で出てからゴメスの3ラン!!バックスクリーンに一直線でした。
ゴメス、4番の仕事。これで5-3とひっくり返し、
岩崎が5回まで、6回は加藤が抑えてこれは勝利確実と思われましたが。

野球は怖い。
7回登板の安藤があっさりつかまりリードを吐き出すどころか7-5とされてしまいます。
安藤というよりロッテ打線が良かったとも思うけど。
これで意気消沈。もはや貯金0、5割へ、そしてBクラスも確実と思われましたが。

野球は面白い。
8回に2アウトながらチャンスをつかむと良太が走者一掃タイムリー二塁打。
この当たりはセンター岡田が一瞬キャッチしたため、終わったか・・・と思われましたがグラブから零れ落ち、
3者返って再逆転。逆転のホームはタイミングギリギリで上本が踏みました。
足は大事です。あれ、少し遅れてきたらアウトかもしれなかった。

8回は福原、9回は呉昇桓。
投打ともよく踏ん張り、粘っての勝利。
・・・なのに一番踏ん張れなかった安藤に勝ち星。

野球は不思議。
でもこれでタイガースとしても、そして私も、気分よく土曜日からの西武ドームへ向かえます。
また、勝ちましょうよ。


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