デラシネ(deracine)

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10・12新日本プロレス両国国技館大会、後半を生観戦!!

2015-10-14 23:52:26 | プロレス
12日祝日月曜日、東京ドームでのタイガース終戦を観た後は、
急いで総武線に乗り込み、両国へ。新日本プロレス両国国技館大会を観てきました。恒例になった、秋の体育の日の両国ですね。

ただ、試合開始は16:00。私が東京ドームを出たのが大体16:50頃。両国国技館には17:10頃到着。
先に入っていた後輩が、IWGPジュニアタッグ終了後にチケットを持って入場口まで来てくれて、そこから入場。
試合はその次のIWGPジュニアから観ることになりました。
観ていない試合は語れないのですみません、IWGPジュニアからになります。
飯伏や後藤、柴田といったところを前半に持ってきてもまだ余りある布陣。ボリューム満点の新日本ですね。

観客は満員。空きが無かったとまでは言いませんし、事実私と後輩がまず座った升席の後ろの列はほぼ空いていました。
後で誰も来ないだろうと判断、後ろの升を2人で使いました。そもそもあの升を4人で使うのはかなり厳しい・・・
それはともかく、我々はゆったりと楽しめましたがお客さんは満員。あれだけビッグマッチを開いても、定期的に両国を満員にできる。
やはり新日本は凄いのだなと思い知らされます。それぞれ思い思いの新日本のTシャツを着て観戦。中は暑かった!Tシャツにさせる作戦だったか?!
グッズも相当売れているようです。
そして演出も盛り上がりもとにかく凄かった。2つのカドに据えられたスクリーンは外国を意識したデザイン。実際外国向けの実況も入ったようですね。

観に行くたびに新日本の勢い、スケールの大きさ、といったものを見せ付けられます。
さらにこの日は大会も20:00ちょうどの終了。進行も運営も完璧だったといえるでしょう。

試合の写真と感想を簡単に。
第5試合はIWGPジュニアシングルはケニー・オメガvsマット・サイダル。かつてのDDTとドラゴンゲートの主力外国人対決でもあります。


サイダルの動きはどれもこれも観た事がないもので驚愕しました。ただ、オメガのパワーが圧倒した感じ、セコンド介入は最小限に、
力と技で勝負してましたね。サイダルの飛び技やリバースフランケンの切れ味!
ただ試合はサイダルの攻めをしのいだオメガが、サイダルが勝負をかけたシューディングスタープレスを剣山、
そこからは一気にオメガペースで、最後はサイダルの動きを捕らえてからの片翼の天使。サイダルも素晴らしかったけど王者の完勝でした。

第6試合は6人タッグ。中邑&矢野&桜庭vsアンダーソン&ギャローズ&ファレ。
中邑のインターコンチに挑戦表明しいてるアンダーソンが中邑とやり合うも、終盤は矢野が大きな外国人を翻弄。急所攻撃からの丸め込み。
矢野がDVDの宣伝も頑張り、試合も頑張りました。
でもね、やっぱり中邑真輔。オンリーワンですよ。何から何まで違いすぎる。白ベルトも似合う。この男だけでも見る価値がある新日本。


第7試合はNEVER選手権。真壁と石井の漢同士のひたすらな、ひたむきな激突。プロレスとはこういうものだよ、と見せ付ける試合。
いい年した2人なんですがね、気持ち1つで試合はいくらでも盛り上げられる。石井がまさかのドラゴン、キングコングニーと真壁技を繰り出して王座奪取。
幾分モッサリしたようなところもあったけど、とにかく激しくて面白かった。華々しいのだけがプロレスじゃないんだよと。
2人はお客さんの心に訴えるようなプロレスをしますね。何度でもやればいいと思います。


セミは注目の棚橋vs内藤。東京ドームの挑戦権の防衛戦、ということになるのでしょう、棚橋が内藤を迎え撃ちました。
この試合のポイントはとにかく、内藤の相棒(パレハ)は誰だ?!という点。
にしても、トランキーロ、ロス・インゴベルナブレス、パレハ、内藤はプロレス界で今まで聞くことのなかった言葉を次々投入してきました。
内藤入場、パレハも一緒ですが試合前は誰かわからず。


棚橋も入場、コーナーに座って格の違いを見せつける感じ。


試合は、というか意外や意外、内藤に大声援でした。一部にはブーイングも罵声もあったけど。
内藤はノラリクラリやったりリングに寝転んだりもしたけど、ファイトスタイルが大きく変わった印象は私はありません。
パレハは途中で渡辺高章と判明。渡辺の介入、レフェリー誤爆もあり、混沌としますが、棚橋の助太刀にやってきたのが柴田と後藤。
その助けもあって棚橋が最後はハイフライで勝利も、攻防自体はさすがのこの2人、洗練されてましたね。
ディスティーノとスリングブレイドの攻防は見ごたえがありました。結局決め技を食わなかった棚橋が勝利。
終了後は渡辺が後藤をKO。そしてドームでのIWGP挑戦権は棚橋のもとに戻ってきました。やはり棚橋。正統派の強さを存分に出しましたね。


メインはIWGPヘビー、王者オカダ・カズチカに挑戦はAJスタイルズ。タイガースファンらしいAJに声援を私は送りました(笑)


試合はとにかくお互い一手先を読む攻防が続き、運動神経、身体能力、そしてプロレス頭の良さをぶつけ合う攻防に。
重厚さはありませんが、俊敏さや機転といったものがとにかくこの2人から出ます。セコンドの介入もありましたが、あれはどうかな。
ただそのセコンドはオカダが1人で蹴散らします。終始、オカダのなりふり構わぬ姿勢が目に付きました。
AJはタイガードライバーにいこうとするもオカダウラカンラナ、AJはスタイルズクラッシュに再三入ろうとするもオカダが回避。
オカダのツームストンもAJが回避。このあたりの攻防はレベルが高く、白熱します。
オカダのコーナーtoコーナー的なドロップキックは背が高いのもあってメチャメチャ見栄えがしてびっくりしました。
AJはスタイルズクラッシュを決められなかったのが響いたか。最後はコーナー上での攻防から、
デッドリードライブをフェイントにしたオカダがレインメーカー3連発。というか最後もなりふり構わず、レインメーカーというより己の気持ちをぶつけにいった印象です。
いい試合でしたね。勝負が最後までわかりませんでした。でもオカダ勝利で防衛。
来年の1.4東京ドームはオカダvs棚橋に決まりました。↓早くもマイクで舌戦。オカダは恒例の3つ言うことがある、から。
棚橋はかつての名言「IWGPは遠いぞ」ではなく「IWGPは近いぞ」と奪取を予告。オカダも自分が勝つと宣言。


でもこの時のマイクがよくありがちな殺伐としたものではなく、妙にほのぼのした印象を持ってしまいました。棚橋のマイクがやさしめで。
この2人が何度も対峙している中で、よくも悪くも定番化した感じがしました。・・・って言えるほど新日本観てないけど。
それにしても本当にIWGPヘビーはオカダ、棚橋、AJの3人で回しますね。それで回るのがすごい。

オカダはレインメーカーポーズを4つのコーナーでやって退場。リングの上には金の紙ふぶき。
かつてのキャラより丸くなったというか大人になってきたというか、そんなオカダが見れました。



以上です。試合も軒並み面白かったので満足ですね。いろいろあって一切飽きませんでした。
お客さんも盛り上げているし、団体、選手、そしてお客さんの3者の相乗効果で素晴らしい大会ができていると思います。
また機会があれば新日本も観ます。

最後にこの日はライガー推しの日で、両国グッズ売り場の奥突き当たりはライガー関連のパネルや人形が展示されてました。
キンプロ(カードゲーム)ライガー祭りとありますね。
世界的なレジェンドになりましたね、ライガー。しばらくは辞められないでしょう(笑)