少し遅くなりましたがNOAH大阪大会観戦記です。
寒かったけど天気のいい日でした。
それでも観客動員は正直悪かったです。
もちろん、大阪府立のハコが大きいのもありますが、
アリーナの席数は減らし、それでも最後まで赤いイスはすべては埋まりませんでした。
いや、NOAHの大阪はいつもあんなものです。とか言ってはいけないんだろうけど…
(てかこれこそが、ファンが自分たちで辻褄を合わせている典型かも)
スタンドはそれなりに埋まりましたが、正直、厳しい入りでした。
もっとも、秋山らが抜けたのに、あれならば悪くない、とも言えますが。。。
今後もっと動員できるようにしないと。まずそこからでしょう。
でも盛り上がりは良かった!それが何より。また試合内容もほとんどが好勝負。
特に第6試合のGHCジュニアは最近ではなかなかお目にかかれないクラスの試合でした。
メインから振り返ります。写真は1つ前の記事に全部UPしましたが、試合中は基本的に撮りませんでして。
昨年9月の大阪では、KENTA戴冠を望む声が大きかった中、森嶋防衛。
その時自分は森嶋を応援していました。
しかし今回は正直、どちらにするか迷っていましたね。いや、どちらかを応援、ってよりも、
どっちがベルトを巻いたほうがいいんだろう、と。
NOAHの本流、ヘビーの醍醐味の森嶋か、小柄でもハードヒットで階級の壁を破るKENTAか…
でもそんなことで悩みたくない、結局は試合を純粋に楽しもうと思って見てました。
最終盤、森嶋がその9月に防衛した時のようなバックドロップを2発出したとき、
いくら「脱力」がうまいKENTAとはいえ、あまりに説得力があった2発に、
「これはもうダメだろ…」と思ってしまいました。多くの観客からため息が。
しかし3発目をこらえると、腕を取ってあっという間にgameover。
森嶋の抵抗を許さず、すさまじい締め上げを見せるとたまらず森嶋がタップ。
自分の正面で見えていただけに、完全に入ったgameoverの形がよくわかりました。
そんなフィニッシュの試合は森嶋がモリシハンマーで攻め、
迫力満点の投げ技、ボディプレス、ショルダータックルと圧力をかける技で、
小柄なKENTAをつぶしにかかります。その破壊力がハンパなかった。
王者になり、もう昔のような攻めてるのにオドオドしてる森嶋の姿はありませんでした。
負けたけど、立派なチャンピオンを1年間務めましたよ。
KENTAは立体的な攻めで応戦。蹴りも多用していたし、セコンドについた柴田得意の「PK」も。
そして場内が驚愕したのが場外、いや花道と呼んでいい場所に寝た森嶋に、
なんとコーナートップからの長距離フットスタンプ!!
クリーンヒットとはいかなかったものの、ここにKENTAの気持ちを見ました。
場外のスクラップバスターを食らい、中盤までは腰を押さえるシーンも目立ちましたが、
そんな腰の状態でもgo2sleepを2発。それでも森嶋は3カウントを許さず、
逆にラリアットを浴びまくるKENTA。蹴りで反撃するも王者は意地で立ち上がってバックドロップ!
2発打ってもなおカバーに行かず(後楽園のお返しか?)、3発目へ…
そんな試合でした。惜しまれるのは終盤の攻防にやや大味な面が見えたのと、
森嶋の最後のタップが少し早かった点。攻めていただけにもう少し粘れたのでは…
なのでベストバウト級、とまではいかない試合ではありましたが、
スタイル(試合も身体も)が間逆の2人がお互いのプロレスを融合させて好勝負となりました。
また戦えばもっといい試合、柔と剛のぶつかり合いが昇華した素晴らしい試合になっていくでしょう。
森嶋もこのまま黙ってはいないでしょう。ヘビーの意地で、また取り返せばいい。
そして何よりKENTA。観客の期待に応えました。一昨年の有明、去年の大阪と獲れず。
その時は試合が終わると勝者のインタビューも聞かず帰る観客が多かったのです。
しかしこの日は最高の結果に。フェンスに押し寄せる観客!この光景、久しぶりでした。
(繰り返しますが画像は1つ前の記事です)
小柄なKENTAですが、その気持ちの強さがあれば何でも乗り越えられるのだと、身をもって示しました。
インタビューでは本当に嬉しそうな表情を隠さなかったKENTA。
そして「これからが大事」と言ってました。確かにGHCタッグはすぐに取られただけに…
NOAHを変える、NOAHをもう一度大きくしていくためには、KENTAは長期政権を築かないといけません。
それができて初めて、KENTAの革命が成功と言えます。
とにかくこの日は最高にカッコいい、強いKENTAが見れました。
さて、次の挑戦者は誰でしょう…
NOAH内から、と言ってますが…?そしていまのNOAHで考えられる最高のカードがやはりvs杉浦、そして、
vs丸藤。
この切り札をどこで切ってくるか?特に丸藤戦は一大ブランド。
小橋復帰戦の武道館で見れたら最高なんですけどね。
さて、メインにかなり幅を取ってしまったので、あとは簡単に。
セミのGHCタッグ、丸藤&杉浦vsマイバッハ&高山は、NO MERCYがイスを使ったり、
マイバッハ恒例のさすまたを使ったりレフェリー不在があったりと、荒れた場面もあったのですが、
おそらく多くの観客が思ったのが、
「マイバッハ良くなっている」
だと思います。先の後楽園でも吹っ切れたファイトをしていましたが、
さらにこの日は杉浦と打撃で互角の攻防。あの打たれ弱い谷口の姿はありませんでした。
杉浦とのシングル、的な終盤はマイバッハが押し切っても何もおかしくないぐらいの迫力。
だからこそ杉浦も、昨年末の潮崎戦で見せたような鬼のようなエルボーを、しかも側頭部に打ち込み、
非情なまでの攻めでマイバッハをねじ伏せました。マイバッハが成立させた試合と言っていいでしょう。
高山はさておき、丸藤はどうも本調子じゃないように見えてしまう…でもこの日は徹底して杉浦をサポート。
連係では急造に近いマイバッハ組を上回りました。試合としては長かったけどもう一つ。。。
でも最後の杉浦の攻め、そしてマイバッハの頑張り、これはタイトルマッチに相応しいものでした。
セミ前のGHCジュニアは王者・近藤修司(全日本)に石森太二が挑戦。
石森はかつてNOAH初登場でいきなり時のJr王者KENTAに日本武道館で挑戦。
あれから何度挑んだ?何度跳ね返された?
そのNOAH初戦から見ている者としては、今回のベルト奪取は本当に感慨深いモノがありました。
本人はなおさらでしょう。しかも闘龍門の先輩、近藤を超えての奪取です。
近藤のジュニアとしては反則級のパワーあふれる攻めに何度も悶絶。しかしやられても立ち上がり、
コーナー上での攻防を何度か制して、450°連発や雪崩式のDDTなど、コーナーから近藤に持っていかれなかったのがまず勝因。
最終盤は感動モノでした。近藤のラリアットを食らっても3カウントは許さず、
さらに自分が気迫のラリアットで近藤をなぎ倒した!
挑戦者が王者を超える一瞬、が必ずベルト移動のタイトルマッチにはありますが、
これがまさにそれでした。その時の場内の大歓声!!
最後は必殺のレヴォルシオン。近藤に覆いかぶさるようにカバー。3カウントを場内大合唱!!
この試合はこの日のベストバウトでしょう。
それだけ両者の攻防が素晴らしかった。これも柔と剛の融合だけど、近藤はテクニックもある、
そして石森はパワーがあるところも見せ、意外な技も出たため、観客の想像の上をいきました。
場内の盛り上がりもハンパじゃなかった。本当にいい試合を見れたと思っています。
石森は少なくなったNOAHジュニアを盛り上げる使命を背負いました。
あの日、日本武道館でNOAH初試合をした相手のKENTAがヘビーを巻き、石森はジュニアを巻いた。
この2人の王者が新生NOAHを引っ張る権利を、まずは手に入れました。
さて、この日は第5試合までがものすごい速さで進みました。5つ終わって1時間少々ですよ。
第5試合はヨネ&土方vs新日本の永田&渡辺。
当然対抗戦なんですが、NOAH側は(元バトラーツコンビという側面もあった)土方が所属じゃないこともあり、
また新日本は若手の渡辺が出たため、最近のNOAHでは皆無の「新人のかわいがり」という側面もあり、
対抗戦!という雰囲気ではなく、バチバチやりあいつつも渡辺の奮戦を見守る、という内容でした。
渡辺はさすが新日本のレスラー。余計なリアクションも気になりましたが、あれはどこに出しても恥ずかしくない選手です。
NOAHに欲しいくらい(笑)。ヨネがキン肉で渡辺に勝利。
第4試合では注目の小川vsライガーがタッグながら実現。小川は小峠と、ライガーはタイガーマスクと。
パートナーはいずれも関西に縁が!?
小川とライガーの攻防にはうならされましたね。しかも小川のやる気がハンパなかった!
このシングル、必ずやってほしい。ライガーがマイクでアピールしたけど、ファンも同じ気持ち。
両ベテランが元気なうちにね。小川は足を痛めていた模様。試合は小峠が地元で奮戦もライガーに破れる。
第3試合ではコルト・カバナ劇場。もう、それだけでいいでしょう。
最高ですよ。最高のエンターテイナーです。何から何まで面白い。毎日見たい。
実はカバナ以外(ジョーンズ、相手の中嶋・梶原)は皆ベルト持ってるんですが、
そんなのお構いなし。楽しくて楽しくて、説明できない(笑)
そして衝撃のフィニッシュ。コーナーで相手を担ぎ上げてそのままコーナー上に落とす、
カバナ・スペシャルという荒技で梶原に勝利。楽しくて強い、カバナ劇場でした。
でもNOAHのリングアナよ、「コルト・“Boom Boom”カバナ」って言う時はもうちょっと考えようよ。
コールが「コルトブンブンカバナ」って棒読みで、それだけが残念。
第2試合は以前の参戦では私が酷評したブラバド兄弟に、「実はNOAH所属」のフォン・エリックス。
この4人は何度か対戦していますが、以前より4人ともプロレスがうまくなっていてびっくり。
ともすれば大凡戦になりかねないところ、結構盛り上がりました。
ブラバド兄弟は飛んで跳ねて動きがよく、エリック兄弟は蹴りのロスにパワーのマーシャル。
マーシャルのアイアンクローをめぐる攻防にも沸きました。いい感じで育っています。
第1試合では玄藩とマイバッハJr(正体不明)が登場。4分ほどで終わり、
相手の南条と冨宅は何しに来たのか…でもJrの正体が誰なのか、それを多くの観客が探っていたはず。
ヒントはあまりありませんでしたが、最後が魔神風車固め。やはりそれなりの選手です。
候補は数多くいますが…謎のマスクマンの正体探しはやはりプロレス観戦の楽しみですね。
以上です。
新しいNOAHに新しいチャンピオン。
これからの展開に期待は持てる大会となりました。
次は2・9の後楽園、そして3月10日には今年首都圏初のビッグマッチ、横浜文化体育館大会があります。
NOAHは、どんな風景になっていくのでしょうか。
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寒かったけど天気のいい日でした。
それでも観客動員は正直悪かったです。
もちろん、大阪府立のハコが大きいのもありますが、
アリーナの席数は減らし、それでも最後まで赤いイスはすべては埋まりませんでした。
いや、NOAHの大阪はいつもあんなものです。とか言ってはいけないんだろうけど…
(てかこれこそが、ファンが自分たちで辻褄を合わせている典型かも)
スタンドはそれなりに埋まりましたが、正直、厳しい入りでした。
もっとも、秋山らが抜けたのに、あれならば悪くない、とも言えますが。。。
今後もっと動員できるようにしないと。まずそこからでしょう。
でも盛り上がりは良かった!それが何より。また試合内容もほとんどが好勝負。
特に第6試合のGHCジュニアは最近ではなかなかお目にかかれないクラスの試合でした。
メインから振り返ります。写真は1つ前の記事に全部UPしましたが、試合中は基本的に撮りませんでして。
昨年9月の大阪では、KENTA戴冠を望む声が大きかった中、森嶋防衛。
その時自分は森嶋を応援していました。
しかし今回は正直、どちらにするか迷っていましたね。いや、どちらかを応援、ってよりも、
どっちがベルトを巻いたほうがいいんだろう、と。
NOAHの本流、ヘビーの醍醐味の森嶋か、小柄でもハードヒットで階級の壁を破るKENTAか…
でもそんなことで悩みたくない、結局は試合を純粋に楽しもうと思って見てました。
最終盤、森嶋がその9月に防衛した時のようなバックドロップを2発出したとき、
いくら「脱力」がうまいKENTAとはいえ、あまりに説得力があった2発に、
「これはもうダメだろ…」と思ってしまいました。多くの観客からため息が。
しかし3発目をこらえると、腕を取ってあっという間にgameover。
森嶋の抵抗を許さず、すさまじい締め上げを見せるとたまらず森嶋がタップ。
自分の正面で見えていただけに、完全に入ったgameoverの形がよくわかりました。
そんなフィニッシュの試合は森嶋がモリシハンマーで攻め、
迫力満点の投げ技、ボディプレス、ショルダータックルと圧力をかける技で、
小柄なKENTAをつぶしにかかります。その破壊力がハンパなかった。
王者になり、もう昔のような攻めてるのにオドオドしてる森嶋の姿はありませんでした。
負けたけど、立派なチャンピオンを1年間務めましたよ。
KENTAは立体的な攻めで応戦。蹴りも多用していたし、セコンドについた柴田得意の「PK」も。
そして場内が驚愕したのが場外、いや花道と呼んでいい場所に寝た森嶋に、
なんとコーナートップからの長距離フットスタンプ!!
クリーンヒットとはいかなかったものの、ここにKENTAの気持ちを見ました。
場外のスクラップバスターを食らい、中盤までは腰を押さえるシーンも目立ちましたが、
そんな腰の状態でもgo2sleepを2発。それでも森嶋は3カウントを許さず、
逆にラリアットを浴びまくるKENTA。蹴りで反撃するも王者は意地で立ち上がってバックドロップ!
2発打ってもなおカバーに行かず(後楽園のお返しか?)、3発目へ…
そんな試合でした。惜しまれるのは終盤の攻防にやや大味な面が見えたのと、
森嶋の最後のタップが少し早かった点。攻めていただけにもう少し粘れたのでは…
なのでベストバウト級、とまではいかない試合ではありましたが、
スタイル(試合も身体も)が間逆の2人がお互いのプロレスを融合させて好勝負となりました。
また戦えばもっといい試合、柔と剛のぶつかり合いが昇華した素晴らしい試合になっていくでしょう。
森嶋もこのまま黙ってはいないでしょう。ヘビーの意地で、また取り返せばいい。
そして何よりKENTA。観客の期待に応えました。一昨年の有明、去年の大阪と獲れず。
その時は試合が終わると勝者のインタビューも聞かず帰る観客が多かったのです。
しかしこの日は最高の結果に。フェンスに押し寄せる観客!この光景、久しぶりでした。
(繰り返しますが画像は1つ前の記事です)
小柄なKENTAですが、その気持ちの強さがあれば何でも乗り越えられるのだと、身をもって示しました。
インタビューでは本当に嬉しそうな表情を隠さなかったKENTA。
そして「これからが大事」と言ってました。確かにGHCタッグはすぐに取られただけに…
NOAHを変える、NOAHをもう一度大きくしていくためには、KENTAは長期政権を築かないといけません。
それができて初めて、KENTAの革命が成功と言えます。
とにかくこの日は最高にカッコいい、強いKENTAが見れました。
さて、次の挑戦者は誰でしょう…
NOAH内から、と言ってますが…?そしていまのNOAHで考えられる最高のカードがやはりvs杉浦、そして、
vs丸藤。
この切り札をどこで切ってくるか?特に丸藤戦は一大ブランド。
小橋復帰戦の武道館で見れたら最高なんですけどね。
さて、メインにかなり幅を取ってしまったので、あとは簡単に。
セミのGHCタッグ、丸藤&杉浦vsマイバッハ&高山は、NO MERCYがイスを使ったり、
マイバッハ恒例のさすまたを使ったりレフェリー不在があったりと、荒れた場面もあったのですが、
おそらく多くの観客が思ったのが、
「マイバッハ良くなっている」
だと思います。先の後楽園でも吹っ切れたファイトをしていましたが、
さらにこの日は杉浦と打撃で互角の攻防。あの打たれ弱い谷口の姿はありませんでした。
杉浦とのシングル、的な終盤はマイバッハが押し切っても何もおかしくないぐらいの迫力。
だからこそ杉浦も、昨年末の潮崎戦で見せたような鬼のようなエルボーを、しかも側頭部に打ち込み、
非情なまでの攻めでマイバッハをねじ伏せました。マイバッハが成立させた試合と言っていいでしょう。
高山はさておき、丸藤はどうも本調子じゃないように見えてしまう…でもこの日は徹底して杉浦をサポート。
連係では急造に近いマイバッハ組を上回りました。試合としては長かったけどもう一つ。。。
でも最後の杉浦の攻め、そしてマイバッハの頑張り、これはタイトルマッチに相応しいものでした。
セミ前のGHCジュニアは王者・近藤修司(全日本)に石森太二が挑戦。
石森はかつてNOAH初登場でいきなり時のJr王者KENTAに日本武道館で挑戦。
あれから何度挑んだ?何度跳ね返された?
そのNOAH初戦から見ている者としては、今回のベルト奪取は本当に感慨深いモノがありました。
本人はなおさらでしょう。しかも闘龍門の先輩、近藤を超えての奪取です。
近藤のジュニアとしては反則級のパワーあふれる攻めに何度も悶絶。しかしやられても立ち上がり、
コーナー上での攻防を何度か制して、450°連発や雪崩式のDDTなど、コーナーから近藤に持っていかれなかったのがまず勝因。
最終盤は感動モノでした。近藤のラリアットを食らっても3カウントは許さず、
さらに自分が気迫のラリアットで近藤をなぎ倒した!
挑戦者が王者を超える一瞬、が必ずベルト移動のタイトルマッチにはありますが、
これがまさにそれでした。その時の場内の大歓声!!
最後は必殺のレヴォルシオン。近藤に覆いかぶさるようにカバー。3カウントを場内大合唱!!
この試合はこの日のベストバウトでしょう。
それだけ両者の攻防が素晴らしかった。これも柔と剛の融合だけど、近藤はテクニックもある、
そして石森はパワーがあるところも見せ、意外な技も出たため、観客の想像の上をいきました。
場内の盛り上がりもハンパじゃなかった。本当にいい試合を見れたと思っています。
石森は少なくなったNOAHジュニアを盛り上げる使命を背負いました。
あの日、日本武道館でNOAH初試合をした相手のKENTAがヘビーを巻き、石森はジュニアを巻いた。
この2人の王者が新生NOAHを引っ張る権利を、まずは手に入れました。
さて、この日は第5試合までがものすごい速さで進みました。5つ終わって1時間少々ですよ。
第5試合はヨネ&土方vs新日本の永田&渡辺。
当然対抗戦なんですが、NOAH側は(元バトラーツコンビという側面もあった)土方が所属じゃないこともあり、
また新日本は若手の渡辺が出たため、最近のNOAHでは皆無の「新人のかわいがり」という側面もあり、
対抗戦!という雰囲気ではなく、バチバチやりあいつつも渡辺の奮戦を見守る、という内容でした。
渡辺はさすが新日本のレスラー。余計なリアクションも気になりましたが、あれはどこに出しても恥ずかしくない選手です。
NOAHに欲しいくらい(笑)。ヨネがキン肉で渡辺に勝利。
第4試合では注目の小川vsライガーがタッグながら実現。小川は小峠と、ライガーはタイガーマスクと。
パートナーはいずれも関西に縁が!?
小川とライガーの攻防にはうならされましたね。しかも小川のやる気がハンパなかった!
このシングル、必ずやってほしい。ライガーがマイクでアピールしたけど、ファンも同じ気持ち。
両ベテランが元気なうちにね。小川は足を痛めていた模様。試合は小峠が地元で奮戦もライガーに破れる。
第3試合ではコルト・カバナ劇場。もう、それだけでいいでしょう。
最高ですよ。最高のエンターテイナーです。何から何まで面白い。毎日見たい。
実はカバナ以外(ジョーンズ、相手の中嶋・梶原)は皆ベルト持ってるんですが、
そんなのお構いなし。楽しくて楽しくて、説明できない(笑)
そして衝撃のフィニッシュ。コーナーで相手を担ぎ上げてそのままコーナー上に落とす、
カバナ・スペシャルという荒技で梶原に勝利。楽しくて強い、カバナ劇場でした。
でもNOAHのリングアナよ、「コルト・“Boom Boom”カバナ」って言う時はもうちょっと考えようよ。
コールが「コルトブンブンカバナ」って棒読みで、それだけが残念。
第2試合は以前の参戦では私が酷評したブラバド兄弟に、「実はNOAH所属」のフォン・エリックス。
この4人は何度か対戦していますが、以前より4人ともプロレスがうまくなっていてびっくり。
ともすれば大凡戦になりかねないところ、結構盛り上がりました。
ブラバド兄弟は飛んで跳ねて動きがよく、エリック兄弟は蹴りのロスにパワーのマーシャル。
マーシャルのアイアンクローをめぐる攻防にも沸きました。いい感じで育っています。
第1試合では玄藩とマイバッハJr(正体不明)が登場。4分ほどで終わり、
相手の南条と冨宅は何しに来たのか…でもJrの正体が誰なのか、それを多くの観客が探っていたはず。
ヒントはあまりありませんでしたが、最後が魔神風車固め。やはりそれなりの選手です。
候補は数多くいますが…謎のマスクマンの正体探しはやはりプロレス観戦の楽しみですね。
以上です。
新しいNOAHに新しいチャンピオン。
これからの展開に期待は持てる大会となりました。
次は2・9の後楽園、そして3月10日には今年首都圏初のビッグマッチ、横浜文化体育館大会があります。
NOAHは、どんな風景になっていくのでしょうか。
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