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1・27プロレスリングNOAH大阪府立体育館大会観戦記…試合の感想。

2013-01-30 23:18:45 | プロレス
少し遅くなりましたがNOAH大阪大会観戦記です。
寒かったけど天気のいい日でした。

それでも観客動員は正直悪かったです。
もちろん、大阪府立のハコが大きいのもありますが、
アリーナの席数は減らし、それでも最後まで赤いイスはすべては埋まりませんでした。

いや、NOAHの大阪はいつもあんなものです。とか言ってはいけないんだろうけど…
(てかこれこそが、ファンが自分たちで辻褄を合わせている典型かも)
スタンドはそれなりに埋まりましたが、正直、厳しい入りでした。
もっとも、秋山らが抜けたのに、あれならば悪くない、とも言えますが。。。
今後もっと動員できるようにしないと。まずそこからでしょう。


でも盛り上がりは良かった!それが何より。また試合内容もほとんどが好勝負。
特に第6試合のGHCジュニアは最近ではなかなかお目にかかれないクラスの試合でした。

メインから振り返ります。写真は1つ前の記事に全部UPしましたが、試合中は基本的に撮りませんでして。


昨年9月の大阪では、KENTA戴冠を望む声が大きかった中、森嶋防衛。
その時自分は森嶋を応援していました。
しかし今回は正直、どちらにするか迷っていましたね。いや、どちらかを応援、ってよりも、
どっちがベルトを巻いたほうがいいんだろう、と。
NOAHの本流、ヘビーの醍醐味の森嶋か、小柄でもハードヒットで階級の壁を破るKENTAか…
でもそんなことで悩みたくない、結局は試合を純粋に楽しもうと思って見てました。


最終盤、森嶋がその9月に防衛した時のようなバックドロップを2発出したとき、
いくら「脱力」がうまいKENTAとはいえ、あまりに説得力があった2発に、
「これはもうダメだろ…」と思ってしまいました。多くの観客からため息が。
しかし3発目をこらえると、腕を取ってあっという間にgameover。
森嶋の抵抗を許さず、すさまじい締め上げを見せるとたまらず森嶋がタップ。
自分の正面で見えていただけに、完全に入ったgameoverの形がよくわかりました。

そんなフィニッシュの試合は森嶋がモリシハンマーで攻め、
迫力満点の投げ技、ボディプレス、ショルダータックルと圧力をかける技で、
小柄なKENTAをつぶしにかかります。その破壊力がハンパなかった。
王者になり、もう昔のような攻めてるのにオドオドしてる森嶋の姿はありませんでした。
負けたけど、立派なチャンピオンを1年間務めましたよ。

KENTAは立体的な攻めで応戦。蹴りも多用していたし、セコンドについた柴田得意の「PK」も。
そして場内が驚愕したのが場外、いや花道と呼んでいい場所に寝た森嶋に、
なんとコーナートップからの長距離フットスタンプ!!
クリーンヒットとはいかなかったものの、ここにKENTAの気持ちを見ました。
場外のスクラップバスターを食らい、中盤までは腰を押さえるシーンも目立ちましたが、
そんな腰の状態でもgo2sleepを2発。それでも森嶋は3カウントを許さず、
逆にラリアットを浴びまくるKENTA。蹴りで反撃するも王者は意地で立ち上がってバックドロップ!
2発打ってもなおカバーに行かず(後楽園のお返しか?)、3発目へ…


そんな試合でした。惜しまれるのは終盤の攻防にやや大味な面が見えたのと、
森嶋の最後のタップが少し早かった点。攻めていただけにもう少し粘れたのでは…
なのでベストバウト級、とまではいかない試合ではありましたが、
スタイル(試合も身体も)が間逆の2人がお互いのプロレスを融合させて好勝負となりました。
また戦えばもっといい試合、柔と剛のぶつかり合いが昇華した素晴らしい試合になっていくでしょう。
森嶋もこのまま黙ってはいないでしょう。ヘビーの意地で、また取り返せばいい。


そして何よりKENTA。観客の期待に応えました。一昨年の有明、去年の大阪と獲れず。
その時は試合が終わると勝者のインタビューも聞かず帰る観客が多かったのです。
しかしこの日は最高の結果に。フェンスに押し寄せる観客!この光景、久しぶりでした。
(繰り返しますが画像は1つ前の記事です)

小柄なKENTAですが、その気持ちの強さがあれば何でも乗り越えられるのだと、身をもって示しました。
インタビューでは本当に嬉しそうな表情を隠さなかったKENTA。
そして「これからが大事」と言ってました。確かにGHCタッグはすぐに取られただけに…
NOAHを変える、NOAHをもう一度大きくしていくためには、KENTAは長期政権を築かないといけません。
それができて初めて、KENTAの革命が成功と言えます。
とにかくこの日は最高にカッコいい、強いKENTAが見れました。

さて、次の挑戦者は誰でしょう…
NOAH内から、と言ってますが…?そしていまのNOAHで考えられる最高のカードがやはりvs杉浦、そして、
vs丸藤。
この切り札をどこで切ってくるか?特に丸藤戦は一大ブランド。
小橋復帰戦の武道館で見れたら最高なんですけどね。



さて、メインにかなり幅を取ってしまったので、あとは簡単に。

セミのGHCタッグ、丸藤&杉浦vsマイバッハ&高山は、NO MERCYがイスを使ったり、
マイバッハ恒例のさすまたを使ったりレフェリー不在があったりと、荒れた場面もあったのですが、
おそらく多くの観客が思ったのが、
「マイバッハ良くなっている」
だと思います。先の後楽園でも吹っ切れたファイトをしていましたが、
さらにこの日は杉浦と打撃で互角の攻防。あの打たれ弱い谷口の姿はありませんでした。
杉浦とのシングル、的な終盤はマイバッハが押し切っても何もおかしくないぐらいの迫力。
だからこそ杉浦も、昨年末の潮崎戦で見せたような鬼のようなエルボーを、しかも側頭部に打ち込み、
非情なまでの攻めでマイバッハをねじ伏せました。マイバッハが成立させた試合と言っていいでしょう。
高山はさておき、丸藤はどうも本調子じゃないように見えてしまう…でもこの日は徹底して杉浦をサポート。
連係では急造に近いマイバッハ組を上回りました。試合としては長かったけどもう一つ。。。
でも最後の杉浦の攻め、そしてマイバッハの頑張り、これはタイトルマッチに相応しいものでした。


セミ前のGHCジュニアは王者・近藤修司(全日本)に石森太二が挑戦。
石森はかつてNOAH初登場でいきなり時のJr王者KENTAに日本武道館で挑戦。
あれから何度挑んだ?何度跳ね返された?
そのNOAH初戦から見ている者としては、今回のベルト奪取は本当に感慨深いモノがありました。
本人はなおさらでしょう。しかも闘龍門の先輩、近藤を超えての奪取です。
近藤のジュニアとしては反則級のパワーあふれる攻めに何度も悶絶。しかしやられても立ち上がり、
コーナー上での攻防を何度か制して、450°連発や雪崩式のDDTなど、コーナーから近藤に持っていかれなかったのがまず勝因。
最終盤は感動モノでした。近藤のラリアットを食らっても3カウントは許さず、
さらに自分が気迫のラリアットで近藤をなぎ倒した!
挑戦者が王者を超える一瞬、が必ずベルト移動のタイトルマッチにはありますが、
これがまさにそれでした。その時の場内の大歓声!!
最後は必殺のレヴォルシオン。近藤に覆いかぶさるようにカバー。3カウントを場内大合唱!!

この試合はこの日のベストバウトでしょう。
それだけ両者の攻防が素晴らしかった。これも柔と剛の融合だけど、近藤はテクニックもある、
そして石森はパワーがあるところも見せ、意外な技も出たため、観客の想像の上をいきました。
場内の盛り上がりもハンパじゃなかった。本当にいい試合を見れたと思っています。
石森は少なくなったNOAHジュニアを盛り上げる使命を背負いました。
あの日、日本武道館でNOAH初試合をした相手のKENTAがヘビーを巻き、石森はジュニアを巻いた。
この2人の王者が新生NOAHを引っ張る権利を、まずは手に入れました。


さて、この日は第5試合までがものすごい速さで進みました。5つ終わって1時間少々ですよ。
第5試合はヨネ&土方vs新日本の永田&渡辺。
当然対抗戦なんですが、NOAH側は(元バトラーツコンビという側面もあった)土方が所属じゃないこともあり、
また新日本は若手の渡辺が出たため、最近のNOAHでは皆無の「新人のかわいがり」という側面もあり、
対抗戦!という雰囲気ではなく、バチバチやりあいつつも渡辺の奮戦を見守る、という内容でした。
渡辺はさすが新日本のレスラー。余計なリアクションも気になりましたが、あれはどこに出しても恥ずかしくない選手です。
NOAHに欲しいくらい(笑)。ヨネがキン肉で渡辺に勝利。


第4試合では注目の小川vsライガーがタッグながら実現。小川は小峠と、ライガーはタイガーマスクと。
パートナーはいずれも関西に縁が!?
小川とライガーの攻防にはうならされましたね。しかも小川のやる気がハンパなかった!
このシングル、必ずやってほしい。ライガーがマイクでアピールしたけど、ファンも同じ気持ち。
両ベテランが元気なうちにね。小川は足を痛めていた模様。試合は小峠が地元で奮戦もライガーに破れる。


第3試合ではコルト・カバナ劇場。もう、それだけでいいでしょう。
最高ですよ。最高のエンターテイナーです。何から何まで面白い。毎日見たい。
実はカバナ以外(ジョーンズ、相手の中嶋・梶原)は皆ベルト持ってるんですが、
そんなのお構いなし。楽しくて楽しくて、説明できない(笑)
そして衝撃のフィニッシュ。コーナーで相手を担ぎ上げてそのままコーナー上に落とす、
カバナ・スペシャルという荒技で梶原に勝利。楽しくて強い、カバナ劇場でした。
でもNOAHのリングアナよ、「コルト・“Boom Boom”カバナ」って言う時はもうちょっと考えようよ。
コールが「コルトブンブンカバナ」って棒読みで、それだけが残念。

第2試合は以前の参戦では私が酷評したブラバド兄弟に、「実はNOAH所属」のフォン・エリックス。
この4人は何度か対戦していますが、以前より4人ともプロレスがうまくなっていてびっくり。
ともすれば大凡戦になりかねないところ、結構盛り上がりました。
ブラバド兄弟は飛んで跳ねて動きがよく、エリック兄弟は蹴りのロスにパワーのマーシャル。
マーシャルのアイアンクローをめぐる攻防にも沸きました。いい感じで育っています。

第1試合では玄藩とマイバッハJr(正体不明)が登場。4分ほどで終わり、
相手の南条と冨宅は何しに来たのか…でもJrの正体が誰なのか、それを多くの観客が探っていたはず。
ヒントはあまりありませんでしたが、最後が魔神風車固め。やはりそれなりの選手です。
候補は数多くいますが…謎のマスクマンの正体探しはやはりプロレス観戦の楽しみですね。


以上です。

新しいNOAHに新しいチャンピオン。
これからの展開に期待は持てる大会となりました。
次は2・9の後楽園、そして3月10日には今年首都圏初のビッグマッチ、横浜文化体育館大会があります。
NOAHは、どんな風景になっていくのでしょうか。


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1・27NOAH大阪府立体育会館大会の写真。

2013-01-28 22:34:46 | プロレス
昨日速報でお伝えしたNOAH大阪大会。
今日は時間の余裕がないので写真だけ先にUPします。

結構写真を撮りました。
twitterでもつぶやきました。
一緒に行った人がいたのに(しかもこちらから誘ったのに)、ちょっと失礼なことをしたと反省しています。

さて、写真を一気に並べてみます。(昨日も4枚UPしましたが)
サイズが大きいほうがデジカメです。メインだけですが。にしても画質が悪いな…

第2試合、前より良くなってたブラバド兄弟vsフォン・エリックス。これからのレスラーたち。


新日本との対抗戦2つ目。バトラーツコンビが勝利。試合後永田とにらみ合うヨネ。


熱狂のGHCジュニア、近藤-石森、試合前。


戴冠してベルトをひざまずいて受け取る石森。感激。




GHCタッグ防衛の杉浦&丸藤。杉浦の怖さがハンパなかった。


メイン。まず登場のKENTA。この日は2度Tシャツ投げ入れ。


力皇の選手権試合宣言。相変わらず傾いてる(笑)パートナーだった森嶋、同期のKENTA。複雑だったはず。


試合前、KENTAにベルトを見せるリキ。


KENTAコール。


森嶋コール。森嶋への声援もあったよ。




終了後、力皇からベルトをもらうKENTA。


この日来ていた(一緒に入場もした)柴田勝頼が肩車。フェンスに押し寄せるファンの姿が見える。


インタビューの様子。


マイクで締めたKENTA。何度も「これからが大事」と。


4つのコーナーに上がってベルトをアピールしたKENTA。観客が押し寄せる。


背中で観客に手を振って退場するKENTA。



以上です。
試合レポはそのうち…

いい大会でした。

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NOAH大阪大会、KENTA ついに戴冠!石森も獲った!

2013-01-27 23:05:35 | プロレス



熱狂のNOAH大阪府立体育会館大会、
まずは速報として(?)KENTAのGHCヘビー戴冠をお伝えします。


森嶋の破壊的な攻撃に折れることなく、
最後はバックドロップを切り返してのgameover。
その前には森嶋の最上級のバックドロップを2発食らっており、
「やっぱダメだったか…」という雰囲気を覆しての逆転勝利。

会場が熱狂しました。
冬の大阪、動員的には苦戦しましたが、
そこに流れた春の風と、真夏のような熱い戦いそして観客の喝采。

遠征して良かったです。
KENTAは試合後「これからが大事」と繰り返してましたが、
まさにその通り。これから、どうしていくか。
期待しましょう。期待していい男です、KENTAは。



そして内容的にはメインより上だったかもしれないのがGHCジュニア。
近藤からついに石森が獲りました。初のGHCジュニア戴冠です。

近藤のジュニアとは思えぬパワーの前に苦戦しますが、
天才的な切り返しを何度も見せ、さらにはまさかのドラゴンラナ、
そしてなんと近藤をラリアットでなぎ倒して、改良型レボルシオン。
内容がまず素晴らしく、そして石森が何度目の挑戦だろう…?
ついにジュニアの頂点に立ちました。
感動しましたね。本当によく頑張りました。


この2つのベルト移動、GHCタッグは王者組防衛、新日本との対抗戦、カバナの大人気など、
大変な盛り上がりとなった大会でした。


詳しい観戦記や他の写真は後日UPします。

関西に来ています。

2013-01-26 15:11:31 | weblog

目当てはもちろん明日27日のNOAH大阪府立体育館大会ですが、

その前に今日は奈良に来て、
東大寺の大仏さま、春日大社、法隆寺とお参りしてきました。


関西にくれば寺社仏閣によく行きます。
好きなんですね。
寒い日ですが、天気がよく、良い参拝の旅になりました。


今日の夜は大阪に住む後輩と大阪の夜を楽しみます。

明日のNOAHは16:00から。
やる気元気森嶋猛のドントストップ防衛か?
NOAH最後の希望、KENTAが時代を変えるか?
冬の大阪が熱く燃える大会を期待しましょう。

写真はKENTAの決意を書いた東スポの記事です。
右下に安田が…


ちなみにこの記事は法隆寺駅のホームで電車待ちながら書きました(笑)

小橋建太の引退試合が5・11日本武道館に決定!!

2013-01-23 22:40:07 | プロレス
昨年12月のNOAH両国国技館大会で引退を表明した小橋建太の引退試合が、
5月11日(土)、日本武道館で開催されると発表されました。

会見の様子は→こちら(NOAH公式サイト)


主催はNOAHと小橋建太の共催。
大会名は、
「FINAL BURNING in Budokan 小橋建太引退記念試合」 

カードやチケット料金、発売日は未定。
今のところは上の情報のみと16時開場、17時試合開始、だけです。


まず、このニュースを見た時、
日本武道館でできるのはよかったな、と、
NOAHが絡める形が取れてよかったな、と、
土曜日でよかったな、と思いました。


詳細はNOAH公式サイトでの小橋会見の様子でどうぞ。

共同開催は小橋がフリーである以上当たり前と言えば当たり前のような気もしますが、
いろんな事情もあるのでしょうね。


そんなことはともかく、まずはこの引退試合の開催を喜び、
最後の1試合を何が何でも観に行く、その気持ちだけです。
どんなカードになるのか、楽しみです。


発表できるということはコンディションも上がってきているのでしょう。
奇しくも今日1月23日は故・ジャイアント馬場さんの誕生日。
さらに5月11日は大安吉日。


素晴らしい引退試合となることを願ってやみません。


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NOAH離脱の5人組について。

2013-01-22 22:05:07 | プロレス
わざわざ言うことじゃないと思うんだけど、
ここ数日、NOAH離脱者について週プロでのインタビューを読んだり、
彼らの動向が彼らのブログなどによって紹介されていたり(と言っても決起集会?の模様だけだけど)してますが、
やっぱり自分は、

彼ら離脱組は素直には応援できない。
もっと言えば応援しようと言う気が起こらない。

いや、頑張ってほしいとは思ってるけど、
何より癪なのが、それぞれ理由があって辞めたのに、
結局秋山の下に集まっているじゃないかと。

離脱が決まる前から5人で動くこと、既に行き先も決まっていること、
このあたりは推測できましたが、かなりハッキリしてきたと思います。
小橋も巻き込むかどうかはわかりませんが…
だから、いろんな理由をつけて辞めたけど、何だまた集まってやるんじゃん、と。
秋山一派のNOAHからの分裂だったんだろ、と。
そう思ってしまうのです。


秋山と丸藤も12月23日のディファのリングで和解?したようにも見えるけど、
溝は埋まらなかったから秋山派は抜けるのであり、
(もちろんそれを引き止めるだけの力もNOAHにはなかった)
あれこれ言ってるけど、全部段取りができてからの離脱だったと思っています。


勿論インタビューで秋山が言っているように、
自分がきっかけで他の4人が辞めた、その責任感から彼らの面倒を見ようとしているのは、
これは素直に男として天晴れだと思います。
これぞ秋山準、と言える行動でしょう。


ただ、NOAHという団体を好きで見てきた人間からすれば、
辞めて動く、というところにどうしようもなく違和感と腹立たしさが残り、
NOAHへの感謝の言葉も空虚に感じてしまうのです。

いずれ参戦先も発表されるでしょうけど、
自分はNOAHで必死に頑張っている連中のほうを応援します。

ただ、逆にどこまで行っても秋山ほか4人はNOAH出身であることがつきまといます。
下手な試合でもすれば「これだからNOAH出身は…」と言われかねない。
そうならないように、どこであっても「さすがNOAHでやってきただけあるな」と言われるようになってほしい。

応援はできません。
でも、彼ら5人はどこに出しても恥ずかしくないレスラーたちです。
(潮崎だけはNOAH以外では難しいだろう、と思っていますが)

私は残ったNOAHの選手たちを、団体を、今まで通り熱く厳しく見て応援しますが、
彼らは彼らなりにしっかり生きていってほしいと思います。

1/20bjリーグオールスターゲーム@有明コロシアム観戦記。

2013-01-20 23:34:28 | weblog
今日は友人に誘われてプロバスケットボールリーグ「bjリーグ」のオールスター戦を観に行ってきました。
会場は有明コロシアム。一昨年11月のNOAH(潮崎‐KENTA)以来ですかね?
相変わらず立派なんだか古いんだかわからない建物です。補修工事があったようだけど、どこをどう補修したんだろ。


それはさておき、bjリーグですが、我が故郷の秋田から「秋田ノーザンハピネッツ」(HP→http://happinets.net/が参加しており、
一度観に行きたいな~と思っていながらなかなか実現せず。
bjリーグ自体も初めての観戦となりました。
友人がチケットを持っており、誘われましての観戦ですが、自分は15:20頃会場へ。
バスケの観戦は小学校6年だか中学校1年の時、地元にバスケ日本リーグが来て、それを見に行って以来。
その時はどことどこが戦ったか、なんて忘れましたが。


オールスター戦自体は17:10頃の開始でしたがその前に3ポイントシュートコンテストや、
ダンクコンテスト、ダンクプロポーズ(ダンクシュートを決めて男が女に求婚)、
ほかダンスパフォーマンスに数々のセレモニーと盛りだくさんで行われており、
オールスター、また東京開催(年によって場所は異なる。次回は秋田だ!)ってこともあってか、
非常にお祭りムードが大きい中での大会でした。

木遣りや鳶の方々の梯子乗りなど、「東京」を強く意識させる大会であり、実際それは面白かったのですが、
必要以上に東京を打ち出し過ぎていないかな、と感じる部分もありました。

また、「プロ」のバスケットボールリーグということで、本場アメリカのNBAのテイストをかなり取り入れてるのでは、
と思う部分もありました。チアダンサーズが各チームにいたり、ハーフタイムショーが充実しているのはそのためですね。
(尤も、私自身はJBL(昔からある日本の社会人バスケットリーグ)やNBAを見たことがないのですが・笑)


会場はこんな感じ。


プロレスではアリーナを観客席に多く使えることもあり、
またNOAHでは動員力がそこまでないため、2階席3階席はクローズにしていましたが、
この日は2階席も3階席も開放。自由席でした。私は2階席上部ぐらいで見てましたね。
観客の入りは上々だったと思います。スポンサーがあれこれと数多いので、
実際にチケットを定価で買って足を運んだ人がどれだけかはわかりませんが、大会途中で8300人くらいと発表されてました。

また、マルコメ(味噌でおなじみ)がメインスポンサーになっており、
それが非常に大会のあちこちで推されていましたね。来場者にはマルコメの乾燥味噌汁が1つプレゼント。
他にもスポンサーは多く、会場写真見てもお分かりのように多くの会社がコートに名前を出しています。
全スポンサーの紹介もありました。微妙な会社もないわけではないですが、
スポンサーがいないとプロチームは成り立ちませんからね。


何やら前置きが長くなりましたが、
試合はとにかく面白かった!!僅差でゲームが推移し(10分×4クオーター制、ハーフタイム30分)、
第4クオーターは逆転につぐ逆転!!秋田の田口選手も大活躍!
選手のテクニック、スピード、試合の流れ、外国人選手の豪快なプレー、日本人選手の多彩なテクニック、
非常に堪能しました。結果はチームWESTが最終盤で突き放して128-119で勝利。EASTは終盤であと少し…
最後はWEST(リーグは東西2つに分かれていて東11、西10チームあり、各チームの代表で構成)の外国人選手の、
豪快なダンクが試合終了のブザーと共に決まって終わり。素晴らしい試合でした。

日本人では東京の青木選手が地元ということもあり大声援をバックに好プレー連発。
3ポイントもバンバン決まる。今のbjリーグを代表する選手のようです。
EASTには巨漢の外国人選手も多かった。WESTでは琉球の並里選手のスピードがハンパなかった。
白人の外国人選手が多かったのも特徴でした。
ただこの日24人出た中で外国人が8人(ブースター(=ファン)投票では10人中5人)。
もっと日本人スター選手の登場が期待されます。JBLもあるためなかなか難しいかもしれませんが…


また、この日はオールスターですから、(他の公式戦は見てないくせに言ってしまいますが)
ヒリヒリするような勝敗への執念や、ボール際のギリギリの攻防、リバウンド争い、戦術などは、
やや影を潜めていたのではないかと思います。ケガしないように、というのもあるでしょう。
プロ野球でも同じことがいえ、特にタイガースの勝利や内容にこだわる自分は、
もうプロ野球のオールスターは全く見なくなりました。

とはいえ、こういうイベントもありでのオールスターは、どのジャンルでも新規ファン獲得には最高です。
この日初めて見たという人も多いでしょう。そういう人は「また行こう!」と思ったはずです。
自分もそうでした。秋田の試合が見たいけど、そうじゃなくてもどこのチームでもいいから見たいです。


とにかくこの日、イベントとしての完成度、演出、構成、それが非常に高くて感銘を受けました。
プロレスでもできることはあると思いながら見てましたね。

入場口ではいろんな物販やPRスペースがあり、秋田のそれがやや寂しいカンジだったのが残念。
あと、子どもの姿も多かったです。
ただ(カタイ考えかもしれないけど)、その割にはチアダンサーの衣装やダンスが、
子どももいる中ではどうなのか…そこは気にするべきではないでしょうが気になりましたね。オッサン的には歓迎。
でも野球場で見るそれよりはややセクシーさが強めに出ていました。オッサン的には大歓迎!(←バカ)

でも意見はあるにせよ、とにかく楽しかった!!
バスケはやっぱ面白い!!中学の時バスケか野球かで悩んだけど、バスケ入っておけばよかった!!(笑)
bjリーグでもJBLでも何でも、また見に行きたいですね。
課題もまだまだ多いリーグのようですが、チームは既に21、来年はまた増えるとか。
プロのバスケを日本に根付かせ、大きくしていこうという気持ちが見えました。

あとは写真を2枚ほど。

会場全景その2。中央に吊り下げたスクリーンと得点表示が。各チームの旗も。


入場時に渡されたパンフレット。これをタダでもらえる。お金かかってるな~


以上です。

大鵬逝く。

2013-01-20 13:27:20 | weblog
昭和の相撲史どころか日本史に燦然とその名を残した、
横綱・大鵬が亡くなりました。

巨人・大鵬・卵焼きというフレーズは誰が考えたのかわかりませんが、
語感もよく、大鵬のことを知らない世代の人でも、多くの人が知っている言葉かもしれません。

巨人の長嶋・王、大鵬など国民的ヒーローはもう出る時代では無くなりました。
情報が少ない時代だからこそ支持が分散せず、ヒーローが出やすい状況だったのでしょう。
それに比べて現代は何事にもアンチがつきまとい、情報の多さ、
さらに趣味、興味の細分化が進みすぎて国民的○○はもはや出ない国です。

それを良いと思うか、悪いと思うかはまた別の話ですが…

戦後の日本で国民的ヒーローとなった中には大鵬、王貞治、力道山と、
両親とも、あるいは片方が日本人ではない人が含まれているところがまた興味深いところです。
大鵬は父親がウクライナ人。ハンマー投げの室伏ではありませんが、
片方の親が欧州系だと、上半身のパワーは普通の日本人よりは上になります。
それを活かしたのかどうかはわかりませんが、すくい投げが彼の代名詞でした。


大鵬は若くして脳梗塞を患い、その影響かどうかはわかりませんが指導者としては一流ではありませんでした。
部屋からは大物が出ず、トラブルもありました。
その遺伝子(血縁ではなく)を継ぐ(と言っていいレベル)人が角界に残っていないのは残念なところです。
先日も大鵬がいた二所ノ関部屋が閉鎖させることになりましたが、
そのニュースを見届けるかのようにして、亡くなってしまいました。


でも、相撲は昔から双葉山、大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花など、
多くの国民的スターを出して来た世界です。そして日本の伝統ある行事です。
それを廃れさせてはいけません。
大鵬のような名横綱が出てくることを祈りたいと思います。
相撲界の問題等はまだ別の機会に…

そういえば私の実家には大鵬の…いや、この話もまた別の機会にしましょう。

ご冥福をお祈りいたします。

『ぎなた読み』。

2013-01-18 23:32:40 | weblog
ちょっと不謹慎なネタかもしれませんが…

今日、奈良県の山で大阪の高校生が登山していて下山途中に63人がはぐれてしまったが、
無事下山できた、というニュースがありました。
記事はこちら

まずは無事で何よりです。冬山の遭難が多いだけに…


さてネットなどではその見出しで、
「高校生ら63人、山ではぐれる 奈良・金剛山、無事下山」
とありましたが、

これ、いわゆる『ぎなた読み』なんですよね。
『ぎなた読み』が何かの前に、これ2通りで読めますよね。

1、「高校生ら63人、山で はぐれる」(やまで、はぐれる)
2、「高校生ら63人、山では ぐれる」(やまでは、ぐれる)

こう、文節を変えることで幾通りかの読み方ができますよね。

Wikipediaの「ぎなた読み」のページ等を見ていただければ早いのですが、引用しますと(いいのか?)、

"ぎなた読み(ぎなた よみ、異称:弁慶ぎなた式[べんけいぎなた しき]は、日本語における言葉遊びの一種。
文章の区切りを間違えて読むこと、および、わざと文章の区切りを意図的に変えて読むことを言う。"

"この言葉(ぎなた読み)は、「弁慶がなぎなたをふり回しふり回し」という一節について、
本来「弁慶が、なぎなたを、ふり回しふり回し」と区切るべきであるところ、
1回目の「な」を間投詞の一種と解釈し「弁慶がな、ぎなたをふり回しふり回し」と読めることに由来する。"


とあります。
Wikipediaのページは→こちら


これは真剣な国語学の話ではなく、一種の言葉遊びとして捉えるべきもののようです。
様々な例がWikipediaには載っていますね。
「ぎなた」って何だよ!!とか野暮なことは言わない。


私はこういう言葉遊び、駄洒落の類が大好きです。
伊奈かっぺいのライブではそういうのがたくさん聞けるから楽しいんですよね。

2ちゃんねるでも
「【暴】“暴力二男”のガイドライン10【カニ男】」というスレッドが立っており、紹介されています。
それを一部引用しますと(…いいのか???)、

真正統派(完全に「ぎなた読み」で読み間違いうる)
・アフガン航空相撲殺される
・タイ元気象大臣
・死んだ鳩山積み
・歯科衛生士の卵巣立つ
・ホッキョクグマもぐったり
・ラミ1発に円谷プロ初安打が3ラン
・『ウーマンコムの基礎体温表』
・パーマンコーポレーション
・米原油流出 汚染拡大

正統派(読み間違うが日本語として微妙)
・麻生えてる
・この先生きのこる
・バーベルちゃんと置け
・旧厚田村ゆかりの資料展18日より始まる
・伊藤ハム子会社が「1億4千万円着服」と元社員を告訴
・貴理事誕生
・ダイソン掃除機やけど続発
・タクシー待ちの男性はね、殺人未遂容疑で逮捕
・御嶽はくさいのキムチ

準正統派(カナと漢字を読み間違う)
・暴力二男(ぼうりょくじなん、とも暴"カニ男"、とも読める。カニ男w)
・主力二輪
・原子力二法人統合
・一塗りでツヤ肌になれるカバー力(←これ大好き)


2ちゃんのこのスレでは他にも同音異義語、珍名、見間違い型など様々な言葉が紹介され、
ぎなた読みや読み間違いなど、スレの主旨とは違う形で盛り上がる言葉をまとめたスレッドになっています。


私はこういう言葉遊びというか、言葉を使って頭を使うことが大好きです。
それが単なるオヤジギャグで終わることもあり、
オヤジギャグのために場を凍りつかせたり、女性に愛想を尽かされることもありますが、
久々に「ぎなた読み」の定番というか傑作を見て、小躍りしたので、こんな記事を書いてしまいました。
(決して山ではぐれてしまったことを面白おかしく言う意図ではありません。ご了承ください。)

阪神・淡路大震災から18年…

2013-01-17 22:28:28 | weblog
今日1月17日は阪神・淡路大震災の発生した日。
18年前でした。

その発生した年に生まれた人たちがもう、高校を出るぐらいの年月が経っているんですね。

あの日は自分はセンター試験の2日後。
大変なことが起きていると、テレビに釘付け…
してもいられなかったですけどね。受験生だったので。

あれから18年が経ち、自分は生まれてから震災の年までと、
震災の年から今までと、丁度同じになりました。
18歳の時に震災があって、今36歳です。

そう考えると、生まれてから高校3年までの時間と同じだけ、
あの日から時間は流れているなんて信じられませんね。

阪神淡路の被災者の方々ならなおさらでしょう。
あっという間の18年だったと思います。
もちろん長い長い18年だったかもしれません。

東日本大震災からももうすぐ2年。
こうやって時間は過ぎていきます。

人間の一生なんてあっという間です。
地球滅亡だろうが人類滅亡だろうが、自分が死ねばそれまで。

明日もし死んでもいいだけの日々を過ごしていきたいものです。
死にたくはないけど(笑)

この阪神淡路と東日本と、わずか16年の間に2度も起こった巨大な震災が、
2度と起こらないように、祈るばかりです。

そしてすべての被災されて亡くなった方々に合掌。