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寄席『池袋演芸場』へ行ってきました。

2013-03-20 22:49:29 | weblog
今日は曇り空で風も強めの中、昼に起きて、中目黒へ行って軽く花見をした後(まだ満開じゃない)、
池袋の「池袋演芸場」へ行ってきました。

いわゆる「寄席」です。東京に4ヶ所残る常設の寄席です。
(他は浅草演芸ホール、鈴本演芸場(上野)、末廣亭(新宿))

何度かレポートも書いてますが、○○市民文化会館などで行われる、
いわゆるホール落語は何度も経験してますが、
伝統的な寄席ははじめて。最近落語不足だったので解消したかったのですが、寄席を思いつきました。

いずれも建物は見たことありますが、入るのは初。
池袋を選んだ理由はんとなく(笑)
でも池袋演芸場は駅から近いのはすごくいいんですが(北口の繁華街ですぐわかる)、
あまり芝居小屋としての風情はありません。ビルの中にひっそりある感じ。地下2階だし。

池袋演芸場HPはこちら

細かいことは抜きにして、大人2500円で基本的に1日楽しめます。
昼夜制ですが、入れ替えがありません。(入れ替えする場合もあります)
私は夜の部に合わせて16:50頃に入りましたが、
17:00開始のところがもう前座が始まるところ。
しかもその前座さんはプログラムに名前がない。
↓会場で渡されたプログラム。



この日はいわゆるテレビに出るような有名人は夜の部にはいませんでした。ロケット団はそこそこ有名かな。
昼の部には林家正蔵(こぶ平)がいたようですが。
それでも休みの日ですから、お客さんも多くいました。
ただ、会場は小さいです。キャパシティは100名程度。
また、都内に4つ残る定席寄席のうち、最もマニアが集まるとか、最も地位が低いとか言われるようです。
実際どっかの落語会でそういう話を聞いたことがあったなあ。
詳しく知りたい方はHPなり、Wikipediaなりで調べてみてください。


この日は全11組、漫才、太神楽、紙きりの色物まであって3時間半以上、たっぷり楽しめました。
噺家さんの中には小ネタだけで終わり、いわゆる古典や新作といったストーリーものはやらない人も。
皆さん面白かったですね。テレビに出てる、ホールでやってるだけが落語家じゃない。


最初のほうで出てきた古今亭志ん陽さんは顔がいいキャラクター。
柳家小ゑんさんも面白かったですが、非常にSFチックな噺でした。
柳家小満んさんは「小僧花見」を。初めて聞きましたが素朴な人柄が素敵。
三遊亭丈二さんは若い人で、小ネタをいろいろやっていきました。
柳家さん喬さんのそばの大食いの人が、って噺はちょっとしたホラーですね。


トリの三遊亭白鳥さんは型破りなキャラとして有名ですが、落語も型破り。
落語ではよく出てくる左甚五郎が仙台に滞在した時の噺なんですが、
そこにミッキーマウス?を登場させ、ちびクロサンボのネタも入れ、
さらに仙台銘菓「萩の月」が出来た時のエピソード(という設定です。事実ではない)を入れ、
30分、盛り上げに盛り上げて締めました。実はこの日代役だったんですけどね。
本当は三遊亭円丈さんが出る予定だったんですがね…

円丈(円は実際は旧字体)さんは黒縁のメガネで、顔は知ってる人も多いかもしれません。
少し前に起こった三遊亭円生の襲名争いに登場する3人の1人でもあります。


そんなわけで長々3時間半以上でしたが、あっという間に終わってしまいました。
落語は全てを忘れて噺に集中できるからいいですね。また寄席に行ってみたいと思います。

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1 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
明日行って来まーす (hana)
2017-04-11 23:53:35
池袋演芸場(^^) 昼の部行って来まーす。
上野と新宿は、行ったことあります。
たのしみ。。。

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