フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

珍しくもない珍しいもの

2018年10月08日 13時55分08秒 | 日記
さて、先日E4系のNゲージ買った&群馬県板倉町の城跡巡りをしたことをネタにしたが。
群馬県板倉町と言えば、知る人ぞ知るスポットがある。昆虫千手観音(←微グロ注意)もとい、栃木群馬埼玉の三県境である。

元々県境マニア(いるのよそう言う人達)やB級スポット好きの間ではそこそこ知られていた場所ながらも、なにしろスポットとして地味。それでも隣接する土地の所有者が手弁当で「ここだ」と長いこと簡単な看板は設置していたが、自治体も積極的にPRはしなかったし、そもそもそれが珍しく見に来る人がいるなんて意識はなく、これまで見向きもされていなかった。
それでもぽつぽつ人が見に来ることもあったのか、前述の土地所有者の看板はそれなりの長い歴史を誇り、昨今のB級ブームに乗る形でメディアにも紹介されると自治体も重い腰を上げ、測量した上で当地を三県境として正式に認定することに至った。実際、三県境自体は珍しいもんではないが、こうして気軽に訪れられる所は実はほとんど日本にないって事も知られるようになったしな。奥深い山の中か川の中がほとんど。

おかげでこんな立派な看板もあちこちに設置され、現地を訪れるのに、気をつけていれば迷うことはなくなった。以前は目標物が何もなかったからね。

それどころか現地には駐車場まで完備されるようになった。以前来たときは路駐するか、ちょっと離れた公園の駐車場を使うしかなかったが。
さて、ぬたりが現地を訪れるのは2度目で、その時もブログのネタにしたのだが、6年前と今がどう変わったのか、写真で見比べてみたい。

↓以前


↓今
今やロードサイドパークのような場所になったが、以前は単なる田んぼの水路でしかなかった。現地に至る歩道もなく、田んぼの畦を少しだけ歩かなきゃいけないような形だった。看板があったから地主は立ち入りに理解はあったと思うが、以前はちょっと後ろめたかったなあ。

↓前


↓今

三県境点には以前は何もなかったが、今や立派な基準点が打たれている。なんか誇らしげだな。

↓前


↓今

そして現地にある看板は、情報こそ変わったがいまだに手書き。ぬたりはこの引き続きの手書き看板見て心底ほんわかした。「個人が手弁当でやってます」って感じが何ともいとおしいですねえ。それにこの文字や色が、何とも言えない味があるのよ。

整備されてからは初めて行ったけど、ちゃんとした整備(基準点、歩道、駐車場)と手弁当な感覚(手書き看板、近隣の道がやたら狭い)が絶妙のバランスで配置された、実に素晴らしくも気持ちの良いB級スポットでしたね。近くをお通りの際は是非立ち寄ってみてください。ま、わざわざ見に来るほどのもんかは意見が分かれるところだと思うが。県境って基本的に目に見えんし。
コメント (4)
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