OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

奇蹟のつげぐち

2024-08-15 16:41:33 | 歌謡曲

つげぐち / 井上慶子 (ビクター)

「幻」が「現実」になるという現象は「奇蹟」とも称されますが、サイケおやじにとっての本日掲載のシングル盤は、それに近いものがありました。

それは歌っている井上慶子がアッという間に消えてしまった印象のアイドルシンガーであり、その登場は昭和51(1976)年だったはずなんですが、その時は新人賞レースにも参戦していながら、テレビや芸能誌への登場も局地的というか、なにやら業界のウリも決してイチオシでは無かったという雰囲気……。

ところが、彼女が歌っていた本日掲載のシングル盤A面曲「つげぐち」は、なかなか耳に残る仕上がりで、ちょっぴりあべ静江っぽい声質と綺麗なハイトーンボイスが、そのポイントだったと思っているのは、サイケおやじだけでしょうか?

そ~ゆ~狙いが作詞:杉山政美&作編曲:梅垣達志という制作スタッフに、どこまで企図されていたかは不明ながら、ミディアムテンポで歌謡フォーク寄りのアイドルソングとしては、ど~やら許されない愛に決意を秘めたヒロインの姿が描かれた歌詞の世界とマイナー&メジャーモードを上手く組み合わせたキャッチーなメロディ構成によって、本当に清純派アイドルのイメージは全開♪♪~♪

ただし、詳しいプロフィールは知る由もありませんが、芸能界入りしたのは二十歳前後だったと云われておりますので、同時期のアイドル&新人歌手と並べては些か「お姉さん」系だった記憶が…… (^^;

しかし、そ~ゆ~ところが、これまたサイケおやじの嗜好にはジャストミートしていたわけですよ (^^;

ところが既に述べたとおり、何故か……、彼女は翌年になるとぷっつりと表舞台から消えてしまったみたいな……。

その経緯や真相は知る由もありませんが、デビュー作と思われるシングル盤そのものも見かけなくなり、幾年月……。

ようやくにして数年後、中古ゲット出来たのが私有の掲載盤というわけで、いゃ~~、自分にとっては正に奇跡の遭遇みたいなものがありましたですねぇ~~ (^^;

そして井上慶子の正式デビューが昭和50(1975)年11月だったという事実も、その時になって知ってみれば、つまりは1年ちょっとしかメジャーな活動は無かったと思われますし、おそらくは残してくれた音源は、このシングル盤だけかもしれませんが、いかがなものでしょう。

それでも、だからこそ、サイケおやじにとっては忘れ難いアイドルシンガーであります。

ということで、またまたの台風襲来で早くも交通機関は混乱の兆しですし、例の大地震から引き続いての防災要請は無視出来ないところでしょう。

いゃ~~、奇蹟は災害時にこそ必要なんですけどねぇ…… (^^;

コメント
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