OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

雨の日にもラブソング

2024-08-29 16:58:36 | 歌謡曲

よこがお / 梓みちよ (キングレコード)

ついに強烈な台風が襲来、各地で被害が続発しておりますし、拙文を記しているサイケおやじの窓の外も大雨ということで、本日は哀しい雨の情景も歌い込まれた大人のラブソング、それが昭和50(1975)年8月に梓みちよが出した掲載のシングル盤A面曲「よこがお」です。

皆様ご存じのとおり、梓みちよは洋楽カバーの和製ポップスから正統派歌謡曲、ポップス歌謡からニューミュージック歌謡等々、幅広いジャンルの歌謡曲を間違いなく表現出来る優れた歌唱力がありますから、長いキャリアの中には失礼ながら、それが時として裏目に出てしまったレコーディングも残されてはいますが、だからこそ、好きになったら忘れられない歌があるはずで、サイケおやじにとっては、この「よこがお」が、それです。

なにしろ作詞:山口洋子&作編曲:宮川泰が企図提供したところは大人の恋模様、それも避けえない別れが分かっていながら、そこに儚くも美しさを滲ませんとする女の心のせつなさが、ジャジーで粋なメロディ&アレンジで歌われているんですから、こ~ゆ~楽曲こそは梓みちよが独壇場と思うばかり (^^♪

正直、まあ……、メロディラインは服部良一が書き、霧島昇や石原裕次郎の他にも多くの名唱が残されている「胸の振り子」に酷似してはおりますが、それもまた結果オ~ライとして、個人的に納得してしまうのも、梓みちよが歌っているからです (^^;

創作の世界にパクリや剽窃は避けえない行動として、それを容認出来るかは、そこに「愛」があるか、否か……?

―― そんな論争は昔っから絶えないわけですが、基本的に素敵な作品の魅力はオリジナルを尊重しつつも、使い回される宿命があってこその名作・傑作じゃ~なかろうか?

そんな都合の良い事を時には言い訳として弄するのが、サイケおやじの卑小さであり、享楽についての居直りでありますので、ご容赦願います <(_ _)>

ということで、スピードが調スローモーなこの度の台風、おそらくは所謂「遣らずの雨」みたいな状況の皆様もいらっしゃるのでしょうか。

どんな状況においても、心の豊かさだけは忘れたくない、失いたくないというのがサイケおやじの信条です。

享楽も、それなりに求めていきたいものですねぇ~~ (^^;

コメント
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