OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

蘇れっ! 横浜ショック!

2024-08-24 17:02:24 | 歌謡曲

横浜ショック / 大内和美 (東芝)

もしも「演歌系シティ・ポップ」なぁ~んてジャンルが成立しているとすれば、昭和58(1983)年に大内和美が出した本日掲載のシングル盤A面曲「横浜ショック」は、なかなかのジャストミート感が侮れないところでしょうか。

それは作詞:福島邦子&伊南岳、作曲:福島邦子、そして編曲:鷺巣詩郎が提供した、これがミディアムテンポのボサノバ歌謡であり、また同時に歌謡曲保守本流の演歌っぽさも滲み出た仕上がりで、しかも歌っている大内和美のアルトボイスには微妙ながらも、山口百恵っぽさが感じられるという好ましさ♪♪~♪

しかも鷺巣詩郎が編曲には何時ものオシャレフィーリングがありますから、そのメロウフュージョン系のカラオケパートもニクイところなんですねぇ~~♪

ただ……、サビのパート ――
  
  ショック! ショック! ショォ~クッ!

というフレーズにはアクの強さが感じられるのも確かであり、そのあたりが十人十色の好き嫌いに繋がるかもしれません (^^;

ちなみに作詞作曲を担当した福島邦子はヤマハ系のシンガーソングライターとして、昭和53(1978)年に公式デビューしているんですが、スレンダーな肢体とシャープな面立ちというロック系の佇まいと歌謡ロック系の自作自演曲で当時、なかなかの隠れ人気がありましたですねぇ~~ (^^♪

実際、ライブステージではエレキギターを弾きながら歌い、またキーボードプレイの弾き語りも得意にしていたので、当時の映像が残っていれば、皆様にもお楽しみいただきたいですよ (^^♪

また様々な歌手への楽曲提供も少なくありませんでしたので、気になる皆様は、ぜひっ!

閑話休題。

さて、そこで主役たる大内和美については、アイドルシンガーというよりも、やはり歌謡曲フィールドでの活動がメインだったという印象で、確か……、後に「三井一美」に改名したという記憶もあるんですが、それほどのブレイクが果たせなかったという……。

だからこそ、彼女のレコードを探して中古屋を徘徊している歌謡曲マニアの存在も確認されるのは、個人的にも嬉しいところです。

ということで、大衆音楽にはヒットせずとも、イイ楽曲は夥しく残されてきたという真実は、あらてめて述べるまでもない真実であり、この「横浜ショック」にしても今日、誰かがカバーレコーディングすれば、相当イケる気がしておりますが、いかがなものでしょう。

というか、令和の現在であればこそ、昭和という時代に作られていた歌謡曲やシティ・ポップが再発見される機会が生まれておりますので、ぜひっ!

個人的には毎度の事ではありますが、おかゆ、門松みゆきに期待するところであります <(_ _)>

コメント
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