秋田で普通、飲み会をやる場合、「練習の乾杯」を行う。つまり席に着いた人から手近のビールを開けて、隣りに注(つ)ぐ。一通り注いだら、本日の主賓と何ら関係のない一番飲みたい人が率先して「乾杯の音頭」を取る。これを「練習の乾杯」又は「乾杯の練習」という。
その場合、料理には極力、手を付けない。せいぜい漬物程度にする。
まれに、下の席でワイワイやっていたら、急に指定席に座らされる。という現象が発生することがあるので。その場合は、食べた皿を新しい自分の席のものと交換して御免してもらう。又はお膳ごと交換する。
何という「飲み助」の集まりだろう。正式の乾杯まで待てないのだ。のどを潤しておいて、正式に始まった時ダッシュするためのウォーミングアップをする。これを別名「シート・ノック」ともいう。
それほど秋田人はアルコールに強いのです。掛け値無しに、東北では敵無しです。事務職員の東北大会(事務研)の懇親会を見れば分かります。最後まで座って飲んでいるのが秋田県です。ほかの県は、中締めの乾杯が済んだらさっさと解散します。ホテルの係が、お膳を下げて片付けを始めても続きます。追い出されるまで飲みます。
自分が就職した昭和50年頃は、乾杯も日本酒でした。清酒の二級酒。苦手でした。飲めませんでした。もっぱらビールでした。ビールは高いし、面倒なヤツだと思われていました。でも徐々にビール党は増えて行きます。特に「ビン生」が誕生してからは、注文しやすくなりました。ビアガーデンに近い感覚があったからです。しかし製造月日を見るのは自分だけでした。3ヶ月もすると味が変わるということに、誰も無頓着でした。
それからは、日本酒の地位は芳しくありませんでした。最近までそうです。 吟醸酒が認知されてからですね。日本酒が見直されたのは。
女性は敏感です。甘くてフルーツみたいな香りと表現するのは大抵吟醸酒でしょう。
秋田人にサケの強い人が多いのは私が思うに、縄文の血を色濃く受け継いでいるからでしょう。それにロシア(渤海)の血も入っています。
秋田美人の条件と一緒です。混血が進んでいるんです。
酒の秋田は美人の国でもあります。女性にも酒豪は多いです。騙されないように、ご注意下さい。ニノくんとかワタベ、グフッ・・。芸能界にも犠牲者はおります。アーメン。
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