松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

エイズの起源

2014-09-18 07:02:27 | 日記・エッセイ・コラム

                          エイズの起源

 人間の作り方に関して、突然変異を持ち出すのは、散弾銃でミロのヴィーナスを彫刻するようなものだと誰かがいいました。高度にバランスの取れた調和を成している生命ネットワークの一部の遺伝子を操作することは、井戸の中のカエルが海の広さを知らない事と同じような気がします。
 今の人類が完璧に作られたとは私も思っていませんが-むしろ性悪説に立っているわけですが-クリスチャンなら当然、神への冒涜だと言うでしょう。聖書ではイヴが最初に作られたとありますが、最近の主流はこのイヴ仮説なようです。しかもそのイヴはアフリカ大陸でうまれたそうです。いろんな地域の人間の(母親だけを通して遺伝する)DNAをさかのぼっていくと、たったひとりの人間に行き着くそうです。それがアフリカの(アメリカじゃないすよ)イヴです。これを言い出したのはそしてアメリカの人間なんですよね。私はこの説を検討する前に、生理的に受け付けないものがあります。
 最先端技術を実際に応用したくなる気持ちは凡人にもよくわかります。その良い例がノーベルのダイナマイトであり、ヒロシマの原爆であり、ロバート・ギャロ博士のエイズウイルスだと思うのです。イヴ仮説はエイズの起源に関する論争のための煙幕のように思えてならないのです。つまり、手付かずの自然なものはなんでもアフリカ大陸に眠っている、とでもいいたげな。もちろん、エボラウイルスに関してもね。
 エイズがアフリカミドリザルから感染したというのはウソですよ。さるがいい迷惑してます。そんなモンキ言うなって。さると人間ではウイルスの型が全然違います。感染のしようがないのです。さるのウイルス、STLV(サルTリンパ球指向性ウイルス)が人間のエイズウイルス、HIVに変化することはあり得ません。このことを辿っていくと不思議なことがいろいろ出て来ます。エイズは最初アメリカの、それもニューヨークから広がったのです。「エイズの最初の臨床例はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のM・S・ゴットリーブによって1981年の春に見いだされた。ゴットリーブは、それまでは極めて稀な病気であった間質性肺炎(カリニ肺炎)の患者に短期間のうちに四人も出会ったことに驚き、このことを米国防疫センター(CDC)に報告した。CDCにはすぐに同様の患者の情報が送られてきた。これらの患者の発生源はすべてニューヨークまで跡を辿ることができた。ニューヨークでは1979年の春にエイズが初めて出現しており、患者のほとんどは、男性同性愛者と薬物常用者であった。」
 「エイズはその後、ニューヨークから他の都市へと急速な拡大をみる。1980年には米国の同性愛者たちの首都であるサンフランシスコに、18ヵ月後にはシカゴに出現した。米国外では、いくぶん後になって出現した。西欧の最初の患者は1981年と82年に報告された。南アフリカ共和国と南米のトリニダードトバゴには1983年に出現した。日本ではまだ臨床的なエイズに至っていないリンパ節腫脹の最初の患者が1984年に報告された。さらに、赤道アフリカでの最初のエイズ患者が1982年12月に報告された。これらの感染例の多くは、米国まで感染経路を辿ることが可能であった。」
 アフリカから広がったとすれば今頃アフリカは全滅してます。逆に米国の患者数はアフリカの25倍(1988年で)多いのです。2~3年遅れてアフリカに出現したことは、米国からヨーロッパ経由でアフリカに渡ったことを意味しており、それぞれの患者数もそれを裏付けています。決してその逆ではあり得ません。
 みなさん、アフリカというと医療も未開発国だと思うでしょう。例えばフランスとベルギーの植民地だった国にはパスツール研究所の支所があり、有能な職員がB型肝炎や黄熱病などの流行調査のために数十年前から血清試料を集めており、今ではエイズ研究にも使われているのです。エイズは、経過が非常に異常で、最後が悲惨であり、このような病気が彼らの注意から逃れ得ることは決してなかったでしょう。
 次にエイズウイルス本体を遺伝子レベルで分析してみます。エイズウイルス(HIV)は(ひつじに脳脊髄炎や肺炎を起こす)ビスナウイルスの端っこにヒトT細胞白血病ウイルスの一部を人工的に付加したように見えます。そしてこの、ちぐはぐさが、頻繁に姿をかえる原因を暗示しています。つまり、HIVは2年に10%配列が変化を起こします。そして「1986年に比較を行ってHIVとビスナウイルスのゲノムに40%の違いを見いだしているので、1984年では30%だけ、1982年には20%だけ、1980年には10%だけの違いでなければならない。ゲノムがほとんど同一であった時期、すなわちHIVとビスナウイルスがそれぞれ独立の進化を始めた時期は、1978年の初め頃であったに違いない。この時期がHIVの“誕生日”である。」
 米国は公然と人体実験を行う国のようで、「このような取引は秘密でもなんでもない。米国では1969年までに423人の被験者がこのような人体実験によって病気になり、そのうちの4人が死亡したことが、公式に発表されている。」エイズが米軍の微生物兵器だったとして、なぜそれが外に漏れたかということがここから推測できます。
 例えば、長期懲役刑の受刑者が、もしも人体実験を生き延びたならば釈放されるという約束のもとに志願したら。「一定数の被験者が人造ウイルスを接種された。そして被験者は当然のことながらエイズの急性感染症状を示した。これは症状が軽く、2週間後には自然に消えてしまう。そして再び完全な健康状態に戻ったように見えた。1年以上も潜伏期があるとは誰も思わなかったので、この人造ウイルスは軍事目的で利用するには十分な毒性を示さないと結論された。そして患者の観察は打ち切られた。被験者たちは約束通り、釈放された」
 「この仮説は、これまで説明できなかった他の事実さえ説明できる。エイズは最初、約19対1の比率で男性に偏って、そして、ほとんどが同性愛の男性に見られた。」
 志願したのが男性だとしたら、そして囚人だとしたら、なぜ、ある日突然出現し、最初はホモの病気といわれたのか、その後の経路も含めて説明できるのです。アメリカってそんな国なんですよ。少なくとも私はそのくらいやりかねない国だと思っています。しかもエイズは圧倒的に有色人種に多く、有色人種はエイズに感染しやすい遺伝子を持っており、白人は感染しにくい遺伝子を持っているというのです。もしかすると(人口増加との兼ね合いから)故意に隔離しなかったのではないかということさえ想像できます。
 引用した本の筆者は1911年のドイツ生まれで、ヒトラー政権成立後フランスへ渡りレジスタンス運動に積極的に参加した人物で、そのヤコブ・ゼーガルが彼を批判的なあるドイツ人科学者に向けた手紙のなかで次のように記しています。
 「私はあなたの態度を完全に理解できます。私の仮説は、あなたには途方もないものに思えるでしょう。疑いなくあなたは、人間にはこのようなことをなす能力はなく、したがって、この仮説は誤っているに違いなく、そうでなければ、この世界の中心には人格高潔な人間がいるという自分の世界観が保てない、と考えているのでしょう。私はあなたよりも年齢が上で、これまでに目にしてきたことの結果として、人間の高潔さについての観念は傷ついています。私の一生のうちには、アウシュビッツがあり、軍事的には意味のないドレスデン爆撃があり、また同じように、仮想敵国に対する軍事的な優位さを示す目的だけのヒロシマとナガサキの破壊がありました。私は、一部の人間はモンスターであり、このような人間たちが驚くべき規則性をもって指導的立場まで登っていく、という考えを次第に抱くようにならざるを得ませんでした。ある人間たちが、われわれの科学の最も輝かしい成果を用いて、大量殺戮の新たな生物学的手法を開発していると考えることは、あなたと同じ程度に、あるいはより以上に私を不安に陥れます。なぜなら私は、大量殺戮が意味するものをより多く知っているからです・・・・」

以上の文章は昔、書いたものです。貼り付けできることが分かったので、ゲリラ的に

乗っけていきたいと、思います。


 
 

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