松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

内陸線の急行を見送る、縄文小ケ田駅。

2020-03-15 08:43:32 | 日記・エッセイ・コラム

 偶然、セレモニーに立ち会う事が出来た。伊勢堂岱遺跡の縄文館に着いたのが昼の12時。 週末の土曜日、オレひとり貸し切り状態で遮光器土偶を堪能した。後から昔のギャル二人が来た。帰り際、受付嬢が遠慮がちに言う。駅のセレモニーに見えたんじゃありませんか。えっ、そういうのあるの。

 ここから歩いて行けるというので、おばさん、いや元ギャルと向かった。しかしかなり遠い。道路が見えるし、車の方が早い。急いで車に戻った。

 ギリギリ間に合った電車は、普通列車だった。

 駅と言っても、秘境駅に近い、ホームだけの駅に三々五々人が集まって来る。ここから見る遺跡は、右半分を占める平らな山と、その左の縄文館。

 この山には、ストーンサークルが4個もあるんだぜ。今は閉鎖中だけど。

 寒空で急行を待つこと25分。来賓4人の挨拶が、住民におしりを向けて行われた。狭いからしょうがない。報道に写ることが大事だから。

 終わると間もなく、美しい赤に景色が反射してピカピカの列車が来た。

 それぞれがポジションをキープして、あっという間に発車時間。皆で手を振る。

 乗客、居たか? 何人か3~4人居たけど、乗客らしくなかったな。

 それでも彼らに向かってホームから盛大な手振り。中の人は、満面の笑みで応える。

 随分、人が集まった。駅、誕生以来じゃないか。

 忘れていたが、こっ、コロナ、大丈夫かっ。

 大丈夫、大丈夫。コロナは、こんな田舎まで来ない!

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