松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

佐藤四段お疲れ様、残りの対戦を面白くしましたね。

2013-03-31 07:38:09 | ギャンブル

今朝の新聞に電王戦のことが書かれてあったので、ほほう、と思って読んだ。

現役のプロが初めて破れた一戦という意味でニュースに値する記事だったので

しょう。チェスが1997年に勝ったことも載っていたし至って客観的な表現が

淡々と書かれていた。実に面白みのない、事実そのまま、という印象の記事だ。

まるでコンピューターが書いたような記事だった。

翻って、佐藤四段の言葉が印象的だ。そして対照的だ。彼は人間と打っているようだ

と確かコメントしたようだ。第1局でもそういう表現で相手の印象を語っていた。

コンピュータが人間らしい、人間的だということだ。もちろん過去の人間の対戦を

参考にしているだろうから当然とも言える。しかしこの対比がボクには新鮮だった。

新聞は無機的で、将棋ソフトが人間っぽい。「実に興味深い」

ガリレオ風に言ってみた。福山ならそう言うだろう。

なお、詰将棋メモというウェブページからたくさんのアクセスがありましたが、

専門家の皆さんにはご迷惑をお掛けしました。特に苦情があったわけでは

ありませんが、冷や汗が出る思いです。だってあのサイト、一手ごとに解説・感想

が載ってるんだもん。非常に分かりやすいと言えば分かり易かった。なお、詰め将棋

では江戸時代の傑作「煙詰め」についても調べたんですよ。ほんと面白い時代でした

よね。戦争が無かったからと言えばそれまでだけど、なんて暇な(いい意味で)人たち

だったんだろうって。それに集中できるほど広く庶民にまで人気があったんでしょうね。

それと単純に学問を楽しむココロ、これが凄いと思います。むしろ将棋はギャンブル的

要素があったらしいですが、あの頃数学の世界では高次の方程式を解いて遊ぶのが

流行してたらしい。幾段にも重ねたソロバンでね。世界最初のコンピューターと表現した

人もいる。いい時代だったんだなあ。

さて残り3番に俄然興味が湧いてきました。機械がどこまで人間に迫れるか、

面白くしてくれた佐藤四段に拍手。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 和時計をいじっていて気がつ... | トップ | テレビが嫌いな宇野常寛をN... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ギャンブル」カテゴリの最新記事