それも、アカシアが満開になって、風がやむ、夕暮れ前の時間。
この1週間のうちに必ずやってきます。その日、その時間、追分周辺は
酸素がアカシアに変わったかのように、幸せに満たされます。
正確には「ニセアカシア」。小坂町では「アカシア祭り」が開かれますが
アカシア前線が小坂町に入るのはまだこれからでしょう。
ここがなぜアカシアに包まれるかと言うと、東西南北、周りがすべてアカシア
だからです。北に7号線と鉄道が交わる陸橋と長沼公園。西に日本海の
砂防林と共生する老アカシア。東はJRの敷地内から小泉潟公園まで。
南は、あーと、南はずーっと鉄道と日本海の間に延々と。
小坂町のアカシア祭りではアカシアの天ぷらが振る舞われるそうです。
えっ、食べたことない?。もったいない。材料費タダですよ。
うちは大体毎年恒例です。花を房ごと、衣をつけます。当然、水洗いは
しません。虫が入っていても完全無視。そのかわり材料は吟味します。
花が開ききってミツバチに蜜を吸われる前の、しかしつぼみでは香りが立たないし
衣も付きません。この日はビールで乾杯するわけですが、思ったよりずっと
満腹感があります。ご飯が要らないくらい。多分、甘い蜜のせいだと思います。
趣味が高じて庭にアカシアを植えたことがあります。怖いくらい良く育ちます。
風の強い日、隣のうちの壁にしこたま迷惑を掛けてから伐採しました。
でも好きなだけ香りを嗅ぐことができて、大変幸せでした。
ほかにも、いろんな食材を天ぷらにして試してみましたが、
お勧めは枝豆の葉。これはいけますよ。とてもしっかりした味がします。
枝豆の畑を見ると、葉の色を見て、あれは美味そうだな、と思って
しまいます。決して損はしないので、試してみる価値あり。
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