松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

オニユリの玉

2015-09-09 15:48:41 | 日記・エッセイ・コラム

 お向かいさんから、ユリの苗を3本ほど頂いた。ここに引っ越す前の自宅の庭にたくさん咲くそうだ。それを新居に持ってきたついでに、もらったわけだ。

 夏が暑かったせいで、良く伸びた。向いの家から見える、玄関前に鉢植えした。すると実家より早く、こちらが咲いた。どんな花なのか、楽しみにしていた。母の田舎の畑で見た、あのユリだった。

 ご主人が、日当たりがいいと、羨ましそうにおっしゃる。とんでもない。

 日当たり良過ぎて、困っているんですよ。最初は、線路の向こうから朝日が昇り、道路を挟んでお向かいの屋根に消えるまで、延々日が照っているからオレも植物には最高だと、思っていた。

 しかし植物も、人間と一緒で、暑さが続くとバテるということが分かった。それに日焼けがひどくて、葉が黒くなって最後は枯れる。そんなもんで、むかごもたくさん出来た。むかごが成長して、二つに割れ、三つに割れ、どんどん成長するのかと、思いきやそうではなくて、殻を脱ぎ捨てていくのだった。

 葉の付け根に、くっついたまま、根を出していく。雨の降る前、一握りづつ庭に落としておいた。きのうも撒いた。もう充分撒いたから、これはどうしましょ。ユリ根と同じく、食べられるそうだから、茶わん蒸しにでも入れようか。

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