松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

寄付同調圧力

2024-01-20 15:39:44 | 日記・エッセイ・コラム
 今、新聞を見ると、能登への寄付金を受け付けた先の氏名が一覧で載っています。もちろん金額も一緒に載っています。これは地元新聞と、民放3社のうちの2社が協同で取りまとめている寄付金らしいです。

 それで思い出しました。2011年、あの時も氏名がズラッと並んでいました。個人と言わず団体も。会社も。それを見た同僚と、そのことで議論沸騰した事を良く覚えています。
 というのは、団体の中に学校名が出てくるようになったからです。あの学校では何十万だ、とか百万近く。大規模校は軽く超えていましたね。

 それで「うちも」という話になりますわな。当然。
 折も折、3月は年度末と新学期を控えて、歓送迎会の季節です。だから飲み会を控えた学校から順に寄付が可能となるのです、つまり新たに拠出しなくても、親睦会の積立金がある。
 私は、今ある分を全部、つぎ込んでしまえ。と思った口ですが。そうも行きません。こういう事は、全員の承諾が必要です。それに偏りがあってはいけません。「平等」が学校職員の口癖です。

 次々と登場する学校名と規模を勘案しながら、なるほど~と思って眺めていました。やっぱり100人を超す規模となると、うらやましい程の金額になります。
 あの年は、雪崩を打ったように懇親会が自粛になり。繰り越しも含めて議論になりました。我が高校も、それなり納得のいく金額を寄付出来たためか、その後に目にする寄付金箱を眺めるたび、妙な気分になりました。
 というのは、外へ出掛けるたび、目の前の箱を無視して通らなければいけなかったからです。箱を持った相手には、自分がどれだけ拠出したか知るはずもない。だからと言って、毎回付き合うか。

 本来なら、誰が払うべき金額なのか。国は何をしているのか。民の同情を当てにしていいのか。

 だから今も、非常に不信感を募らせているのです。派閥の解消? ほんとかいな。本当なら歓迎すべき事に違いない。
 派閥解消なら会計も解消するんでしょうな。残金残らず能登の人たちの救済に当てなさいな。

 そう言えば、政治家が寄付したって話、聞いたことがないぞ。一番偉そうにしてる方たちが寄付もしないって、どういうことよ。

 また例の場所へ、遊びに行きました。わずか9日間しか経っていないのに、位置が随分と移動していました。時間も微妙にずれていたかも。
 いたずらしようにも、届かなかったので。くっそ~。
コメント
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