松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

廃校にも、桜は咲く。

2022-04-23 18:03:15 | 日記・エッセイ・コラム
 上新城小学校は3月で廃校となった。それでも花は咲く。児童の居ない小学校にも花は咲く。

 因みに「児童」は初等教育を受ける者を言う。つまり小学生。

 「生徒」は中等教育で、中学・高校生。「学生」と呼ぶのは、高等教育で大学・高等専門学校。

 世間で高校生のことを「学生さん」と呼ぶことに、個人的にわだかまりを持っている。何しろ、人生の大半を学校で過ごしたもんで・・。
 とは言っても、これは国が決めた呼び名で、従う必要はない。学生さんと思ったら、そう呼べばいいんだが・・。

 五十丁の橋の手前に昔、駄菓子屋があった。「か~う~」と言って入っていった。そのもう少し手前に、可愛い土人形を飾っている家を見つけた。車で流していたが、低速だったので、見つけるや否やすぐに止まる事が出来た。

 写真を撮っていると、おじさんがひとり入って行った。ぺこっとお辞儀した。その方は、隣の家の方らしい。正面の車庫で車をいじっている人に、なにやら報告したようだ。ついでだ、疑問をぶつけてみよう。

 意外と若い、人懐っこい、正直そうな若者だった。あの土人形は、何という人形だスか? すると母上が好きでやっているのだけど、今は外出していて自分は分からないという。八橋人形に、そういうのがあった気がした。それとは別に、地元で作っているのかも知れない。

 向かい側には、赤ずきんを被ったお地蔵様が並んでいたが、それに勝るとも劣らず、辺りの空気を穏やかにする飾り物だった。
コメント
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