いや、感動しました。事前に分かっては、いたけど。それでも見て良かった。
バードマンハウス伊賀の渡邊さんという方。30歳ですが、去年に続き2回目の出場。学生時代、パイロットとして挑戦するも、書類選考で落選。
その口惜しさを晴らすため、最大手の工作機械製造会社DMG森精機に就職。8年を掛けてコツコツと一人で機体を組み立て、昨年出場し3位となる17kmの記録を達成。
するとこれを知った会社が全面協力。それで今回のような美しい機体が出来上がった。というわけで、ございます。
もうほれぼれする飛行姿勢でしたね。安定感が凄い。これが日本の第一線の力なのかと思いました。だからほかのグループのパイロットが必死の形相で漕ぐのを尻目に、わりと冷静な顔でした。
東北大学は残念でしたが、運も悪かったです。運と言えば広島・広陵も運が無かったです。コンダクターの意図に反して8点取っちゃいましたからね。ここでコンダクターが転調するんですが、タイミングを誤りました。完全に失敗作です。
なんでしたっけ?ああ、鳥人間ね。東北大学のフライトの頃には、向かい風が強く、パイロットには気の毒でした。きっと同じ条件なら、いい記録が出たと思います。ここら辺も、甲子園大会と良く似ています。
さて、こっちも目標を達成してしまった関係上、あとは時間の短縮しか残されていません。人間が、津軽海峡を越えられると分かったけれども、琵琶湖のような条件の整ったコースは他にありません。
大潟村でやってもいいですけど、陸地じゃ危ないですからね。でも水路じゃ可能かもね。1周60kmの周回水路を使って、記録にチャレンジしてみたら。