松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

熊野神社の植生は、ちょっと違う。

2014-05-19 08:57:54 | まち歩き

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熊野神社を散策して、樹木の違いに、気が付いた。

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若葉もあるが、冬を越した葉も数多く残っている。

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それに、何か神社のイメージが違う。

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そう、参道の杉並木がないのだ。

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おそらく、タブの木だと思う。山形との県境付近にタブの木の

群生が見られるのを最後に、このあたりが北限になる。

象潟が暖かいことの証明だ。

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山が見えないのが残念だ。山と、この森以外は

ほぼ、海だった。芭蕉が来た頃は。

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版画家、池田修三の影を、象潟に追う。

2014-05-19 06:43:41 | まち歩き

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今回の旅の、もう一つの目的は、地元の書店「山海堂」に

行って「センチメンタルの青い旗」を購入する事。

山海堂はテキヤの出発点でもあり、場所がいいせいか

町の本屋としては、人が入っていた。

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地元関連のコーナーもある。きさかたは、平安中期の歌人

能因法師によって、既に全国区になっていた。ほぼ千年前。

能因を慕って、西行が。西行を慕って、芭蕉が訪れた。

今、きさかた、と言ってもせいぜい「ぞうがた?」と言われる

のがオチだ。そしてオレは、池田修三を追って、象潟へ来た。

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最初の写真から抜け落ちた、パンフレットが2枚、手元にある。

おねだりしたら、セロテープごと、頂いた。シリーズ2枚そろったぞ。

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目的の本は、ベストセラーだった。村上海賊を抜いての堂々の

1位だ。ほかに、版画を飾ってある店を探す。

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白川お菓子屋さんだ。

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日当たりのいい場所に、惜しげもなく飾ってある。

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版画は物凄く手間が掛かる。分業体制なしに、一人でやる。

池田さんは、最低8版は重ねるという。この情熱。

象潟郷土資料館には250点収蔵されている。

自作のリストが発見されたそうだから、

もっと多いに違いない。

何のために、世界中の作家が全精力を注いで、作品に向かうのか。

その意味。その答えを池田修三という人はこの象潟で、

体現していた、と異郷の編者、藤本智士さんは、最大の賛辞を

惜しまない。

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