松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

木枯し紋次郎の再放送が始まった。

2014-05-02 07:39:31 | 日記・エッセイ・コラム

小室等作曲、上条恒彦の歌う「だれかが風の中で」

懐かしい音楽を聴きながら第一回を見た。

あれが新鮮だったのは、中村敦夫扮する紋次郎の

殺陣さばきだった。紋切型のスパスパ相手を切っていく

のではない。大勢に囲まれると、転んだり逃げたりしながら

やっとのことで切り抜ける。これが実戦に近いのだろうなあ

と思った。市川崑監督のこだわりはまだある。

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往年の小川真由美。色気を最大限、引き出している。

みぞおち食らって気絶する場面では、顔アップのまま長いスローで

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落ちていく。顔で色気の出せる女優、ほかに

いたろうか、というほどに。

「紋次郎さん、そのくわえている楊枝は何のおまじない

なんですか」「これですかい。」「なんかわけでもあるの」

「これはただのくせってもんでさあ」

渋い男と、いい女。なかなかの取り合わせで

ござんした。

コメント
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