NHKでザ・プロファイラーという番組がある。先週も良かった。ブルース・リーだったからだ。
今回はQueenのボヘミアン・ラプソディを徹底研究。というのは、この曲がイギリス
チャンネル4のミュージック・オブ・ザ・ミレニアムに選ばれたからだ。
それは1999年のことらしいが、それにしても過去千年で最高の楽曲に
選ばれたのだ。ちなみに2位はジョン・レノンのイマジン。
この曲はバラードで始まり、オペラパート、ハードロックパートと変化する。そして不可解な
歌詞。「ママ・人を殺してきたよ」。デーモン閣下とクリス・ペプラーを前にポピュラー音楽
研究家佐藤良明が解説する。ボヘミアン・ラプソディは無軌道である。
6つの要素が順繰り回っているのだが、ある所で宙づりになって、また道を求めて出て行く。
つまりイントロ、バラッド1、(陥落)バラッド2、(恐怖)オペラ、(脱出)ハードロック、(帰還)
アウトロという構造になっているそうだ。
フレディはベートーベンに似ている。
30分以上かけて作る物語を6分で表現してしまった。
45歳の若さでエイズに倒れたが、エイズは今では不治の病ではないことが惜しまれる。
初期の治療法のせいで早くに逝ってしまった。
この文章をフレディに捧ぐ。