黒鉄重工

プラモ製作、旅行記執筆をやっています
同人誌通販始めましたhttps://603kurogane.booth.pm/

東南project ~God’s Blessing on This Wonderful Singapore! その5【2018/2/9~13】

2020-08-15 20:25:53 | 海外旅行記
2018年2月10日(土)11時45分
シンガポール ブキティマ
キングアルバートパーク駅で地下鉄を降りて外に出て、数分歩くと見えてくるのがこのトラス橋です。


歩道橋から撮影。
これはマレー鉄道の廃線跡です。マレー鉄道はマレーシアを縦断する鉄道で、所有も運行もマレーシアのマレー鉄道公社が受け持っています。名実ともにマレーシアの鉄道が外国のシンガポールに乗り入れているわけです。
このいびつな形はシンガポールがマレーシア共々かつてはイギリスの植民地で、第二次世界大戦後はシンガポールがマレーシアから独立したという経緯から成り立っています。
シンガポールへはマレーシア発着の長距離国際列車が乗り入れていたんだそうですが、2011年6月にシンガポール内の線路は廃線となってしまいました。現在の終点はマレーシアとシンガポールの国境付近まで後退しています。
この鉄橋はその遺構というわけです。


旧シンガポール駅方面(鉄橋の写真から見て左側)には、旧ブキ・ティマ駅 (Bukit Timah) が残っています。


ここです。


駅の敷地内の線路と路盤もそのまま残されています。
一面一線のホームを有します。他に、2本の行き違い線もあります。


駅舎も一応残っています。
旧ブキ・ティマ駅には出入国管理機能が無かったので乗客の乗降は不可能で、シンガポールの独立以後は旅客駅としての機能は無くなったと思われます。


南国の小駅。日本では感じられない雰囲気で。


お気づきの方もいるかも知れませんが、マレー鉄道は標準軌ではありません。1,067mm狭軌かと思いきや、実際は1,000mm軌間でした。


ウィキペディアによれば、旅客駅廃止後も信号場として機能していたようです。それを示すものがここに。これ、タブレットキャッチャーですね。通票閉塞だったとは。





駅名標。左に行くと昔の終点シンガポール駅、右に行くと現在の終点で国境にあるウッドランズ駅です。

ところで記事を書いていて気が付きましたが、ブキ・ティマということは、第二次世界大戦にシンガポールに侵攻してきた日本軍が占領したブキテマ高地がこの辺にあるのではと。
地図を見てみたらすぐ近くにブキ・ティマ丘陵があって、そこがいわゆるブキテマ高地なのですな。ただ戦争の痕跡はほとんど残っていないそうです。


駅舎は金網に囲まれていて、進入することが出来ません。


駅舎の他に構内の転轍機を操作する小屋がありにけり。


よく見るやつですね。最後まで集中制御化されていなかったのかも。


ここは待合室だったところかしら。


こっちはご丁寧に駅長室と書いてあります。





旧シンガポール駅方面へ続く廃線跡。線路は剥がされて、自転車道になっています。


今まで平気で鉄道用地内に入っていましたが、ここは廃線跡あるあるの、遊歩道/自転車道への転用がされているのでした。ちょうど工事中のようで、まだ完了していない区間もある模様。


鉄橋の部分は線路が残されていて往時の雰囲気を感じられるのは高得点です。


左右のトラスがズレているので、なんだか変な錯覚が・・・。


幾何学的であるのだ。


木の枕木だしバラストは玉砂利になっているし、なんというかマレー鉄道は晩年のシンガポール内への投資は消極的だったのかなと。


反対側へ渡ったところで、最初に来た道路のところへ戻ってきました。
では次の場所へ移動します。

というところで今日はここまで。


その6へ→

カナダの旧車展示会で魅惑のアメ車を堪能する その8【2016/5/28】

2020-08-12 20:47:53 | 日常記
シボレー・アパッチ(1959年式)
ピックアップトラックですが、マッスルカーのような押し出しの強いフロントが素敵なような合ってないような。


フリートサイドのバッジ。これは荷台の形態を表すものです。


荷台を見れば分かります。「フリートサイド」はタイヤハウスが荷台の内側にあるものを指します。タイヤハウスが出っ張る分、荷台の実用性が幾分か下がりますが、ボディ側面がスッキリとして見た目が良いです。
一方、タイヤハウスが荷台の外側にあるものを「ステップサイド」と呼びます。荷台がフルフラットになる代わりに車幅が広くなってしまう欠点があります。
どうやら軽トラのように荷台の高さを上げるとかホイールを小さくするとかという考えはなかったらしいです・・・。

今までに見てきた’30~’40年代のピックアップを思い出してもらえれば分かりますが、昔々のピックアップはステップサイドが主流でした。1960年代からフリートサイドが登場し始めそこから数十年は両者選択式でした。しかし近年はフリートサイドが主流のようです。
ちなみにフォードのピックアップでは呼び名が異なり、フリートサイドは「スタイルサイド」、ステップサイドは「フレアサイド」と呼びます。GMCやクライスラーでもそれぞれの呼び名があるみたいですが脱線が過ぎるのでここでは割愛します。


コンビランプへと繋がる側面の突起がスポーティな側面です。ここら辺はフロント同様、マッスルカーのエッセンスが入っているんだと思います。実用性よりも見た目を大事にしたい消費者に人気があったのかもしれません。


フォード・フェアレーン500スカイライナー(1957年式;初代)
これ、先日のパレードで走っていた個体じゃないですかね。


運転席。紅白で派手。
エンジンはサンダーバード用のフォード・FE 390型6.4L V8エンジン、トランスミッションはフォードC6型ATに交換されています。


なんでかA&Wのハンバーガーセットがありますが謎。一応、A&Wがこの展示会のスポンサーの1社ではありますが。


自動で出し入れできるハードトップ。なぜか中間形態で展示してあります。パレードの時もこんな感じでしたから、よっぽどハードトップを自慢したいのか、あるいは故障してこの状態から動かないんだと思います。
この装備は1957~1959年式だけのもので、35年間倉庫にしまってあったものを発見して手に入れたようですから、自慢したくもなるかも。
中にある赤い箱はトランクなのか、ハードトップを動かす機械が入っているのか・・・?


うしろ。


フォード・モデルAスポーツクーペ(1929年式)
モデルAは手頃なホットロッド改造車のベースにうってつけだったみたいで、改造されまくったみたいです。これはまだ大人しい方ですが、シャコタンだし屋根もやけに低いしエンジンはシボレーのV8に交換されているし、元ホットロッドをそれっぽく復元したんじゃないか説を提唱します。


後ろから見ると低車高が目立ちます。床に説明書きがありましたが、撮影していなかったので謎。惜しいことした。


ダッジ・ダートスウィンガー(1969年式;4代目)
ここにダッジ車が出てくるのは初めてですが、知らない車です。初代は大型車として登場したものの代を重ねるごとに小型化していって、最終モデルの4代目では小型車の分類になってしまいました。


前。


エンジンはオリジナルだそうな。


運転席。


後ろ。


フォード・アングリア(1949年式)
フォードはフォードでも、これはイギリスの現地法人が生産していたイギリス車です。当時のアメリカ自動車メーカーは、海外拠点ではそこの実情に合わせた自動車をそれぞれ開発していました。アメリカ仕様に開発されたアメ車を海外に輸出しても現地で売れないですからね。ブリティッシュ・フォードは私でもなんとなく知っている程度には独自路線を出していたと聞きます。
アングリアは、ブリティッシュ・フォードの大衆車として、モデルチェンジを重ねながら1960年代まで販売されていました。アングリア (Anglia) というのはイングランドのラテン語名です。日本人がカッコつけて英語を使いたがるのと同じ感覚でイギリス人はラテン語を使うんだそうな。


後ろ。イギリス車なんですが、左ハンドル車でした・・・。


プリムス・AARクーダ(1970年式;3代目)
バラクーダの派生型で、トランザムレースのホモロゲーションを取得するためのレース仕様車の市販車版。なおトランザムレースは優勝できんかった模様。
AARというのはAll American Racesの頭文字から。


エンジンは5.6L V8に6パック(2バレルキャブレター*3つ)装備の仕様でした。この個体もオリジナルのエンジンを保っています。これがAARクーダのステータスなのでエンジンを交換するわけにはいかんでしょう。
左後輪の前からクロームのサイドマフラーが出ているのにも注目。あれもAARクーダの特徴です。

あくまで公道仕様だからなのか、内装はガチレースのようなスパルタンなものではないんですね。


サーフラインを流れる黒帯とAARクーダのマークがイカスやつです。マゼンタのボディカラーも目立つこと間違いなしですね。

というところで今日はここまで。


その9へ→

カナダの旧車展示会で魅惑のアメ車を堪能する その7【2016/5/28】

2020-08-11 23:13:00 | 日常記
アキュラ・NSX(1991年式;NA1系)
ホンダのスポーツカーというかスーパーカー。アキュラというのは北米で展開しているホンダの高級車ブランドです。レクサスみたいなものです。
さっき見たガヤルドといい勝負なんじゃないかしら。


NSXは末期モデルを除いてリトラクタブルライトのはずですが、これは初期型なのに固定式ライトですね。何か珍しい限定モデルなのか改造車なのかもしれないです。
ナンバープレートがNSXなのが良い。


リアのバッジはホンダなのね。


リアエンジンです。後ろの風防の後ろに空気取入口が。あんなところに。


ホンダ・S2000(2003年式;AP1系)
ホンダのスポーツカーです。これは人気車種ですね。売れていたかは別にして。


後ろ。基本的にオープンカーでしたね、確かこれは。


ホンダ・S2000(2003年式;AP1系)
これもS2000。これは大掛かりな改造がされてます。


ボンネットの中はこんな感じ。エンジンはオリジナルのF20Cのままのようですが、配管類が改造されています。ターボ化されているらしい。
あとS2000ってミッドシップだったのか、知らなかった(無知)


ロールバーが付いています。レース仕様?ホイールはキモヲタブルー。


ホンダ・シビック(1992年;EG系)
御存知ホンダのハッチバック。エンジンが魔改造されてとんでもねぇことになっているな!


エンジンはオリジナルに変わってJ32A型3.2L V6 VTECエンジンに換装されています。シビックに載せるエンジンではないと思われ。
エンジンを始めいろいろな部品がエンジンルームから溢れていて、ボンネットを閉めることはもはや出来ない状態です。これって公道走行できるの?


暗くて分かりにくいですが、座席はバケットシート、ロールバー追加、後部座席の内装は撤去、というようにガチレース仕様です。


運転席。3連タコメーターが目に付く。


後ろはまあ普通。
以上、ホンダ車軍団でした。この会場で展示されていた日本車はホンダだけでした。アメリカ人はホンダ好きが多いと聞きますが、カナダ人もですか。


プリムス・バラクーダ(1967年式;2代目)
プリムスの送り出したスペシャリティカーですが、どうにも影が薄いです。バラクーダ発売の2週間後にあのフォード・マスタングが出てきたのがまずかったと言われています。


グリルが左右に分かれているのは新鮮というか落ち着かんというか。


マッスルカーにしてはトランクが小さい気がします。ファストバックスタイルというやつでしょうか。


シリンダーヘッドのカバーがボンネットにくっついている?
340というのはこのエンジンの排気量340cu inのことです。Sは分からない・・・。エンジンはクライスラー・LA型5.6L V8エンジンです。


プリムス・クーダ(1970年式;3代目)
バラクーダの派生型で、同車の高性能モデルです。


このグリルは当時の日本車を彷彿とさせるような気もします。影響を与えていたのかもしれません。


383の文字が眩しいです。これはクライスラーRB383型6.3L V8エンジンを搭載していることから。

というところで今日はここまで。


その8へ→

東南project ~God’s Blessing on This Wonderful Singapore! その4【2018/2/9~13】

2020-08-09 23:18:49 | 海外旅行記
2018年2月10日(土)9時11分
シンガポール MRTイーストウェスト線ユーノス駅
ホテルの最寄駅、ユーノス駅からシンガポールの市内鉄道MRTに乗ります。まず駅の建物にはセブンイレブンが入っています。便利そう。


こっちにはジュースバー。


さらにパン屋、粥・肉まん屋。駅構内に飲食店があるのは日本的というかアジア的なものを感じます。アメリカではこういうの皆無ですしね。



シンガポールの市内交通全てが乗り放題になるシンガポール・ツーリストパスがあるんですが、それは一部の主要駅でしか購入できないので、まずはそれを売っているブギス駅まで行きます。
ユーノスからブギスまでは、普通の切符を買います。日本で使われている使い捨ての切符ではなく、6回までの乗車で使える紙カードの乗車券。
1回毎に乗車料金をこの切符に入金して乗ります。Suicaとはだいぶ異なります。このカードには¢10のデポジットがあって、3回目の乗車でデポジットが戻ってきて、6回目の乗車で¢10値引きされるというもの。なお切符の有効期限は30日間。ちょっと複雑な制度ですね。
私はこの1回の乗車でしか使いませんでした。切符は記念に持ち帰りました。


高頻度運転なので時刻表みたいなものは見当たらず。次列車案内は時刻表示ではなくて、x分後到着というもの。


MRTは5路線くらい走っていて、ユーノス駅はその中のイーストウェスト線、いわゆる東西線の駅です。
イーストウェスト線は1987年開業で比較的古い路線であるので、ダウンタウンの区間を除いて高架路線になっています。なので、電車の撮影ができるのですな。
他の駅がどうなのかまでは知りませんが、ユーノスは結構好条件の撮影地なんじゃないですかね。午前中は順光ですし、構図は申し分ないなと。

この電車はC151系。川崎重工を初めとした日系メーカー各社が製造した電車です。開業時から走っている古参です。


後追い。余計な物が一切ない非常にスッキリとした構図です。理想的じゃないか。
これもC151系。


C151A系。これも川重製の電車です。2011年製造の比較的新しい電車。


C151A系。


団地の間を進む電車。


線路は第三軌条方式で電化されています。


とりあえず撮影しましたんで、C151A系のジュークーン行に乗ります。


ブギス駅 (Bugis) に着きました。ダウンタウン内の駅は地下鉄です。あとは、21世紀になってから建設された路線も全線地下鉄です。地下駅はフルスクリーン式のホームドアを備えているので、電車の撮影は非常に困難です。フルスクリーン式になったのは、駅の空調管理の側面もあるようです。


改札を出たところにある有人切符売り場でツーリストパスを買います。壁に案内も書いてあるので、見つけやすいと思います。


シンガポール・ツーリストパスを手に入れました。これ1枚で市内の公共交通機関は全て乗り降りできるので、移動が楽ちんになります。
1日から3日間までの設定があり、日数が長いほど割安です。私は3日間券を買いました。お値段$30.0也。
この切符はプラスチック製のカードです。デポジット額も$10と高めです。もちろん使用後はカード返却でデポジットが戻ってきますが、私は記念に持ち帰りました。
3日間で正味$20.0なので、ちょっと意識して乗り回していかないと元を取れない可能性もあるんですが、乗るたびに運賃を気にしなくていいとか小銭を用意しなくていいとか色々楽なので、渡しの場合数ドル以内だったら元取れなくても気にしないなぁ、というところです。


改札口はこんなかんじ。


乗り放題切符を手に入れたら次は明日のエアショーのチケットを受け取りに行きます。ブギス駅からダウンタウン線に乗ります。さっきのイーストウェストとは異なる電車が走っているんですが、全線地下なので撮影不可能。かなしい。



車内鴨居部の路線図。日本ではもう絶滅危惧種の路線図式車内表示器ですな。ちなみにMRTには駅番号が振られていて、ダウンタウン線の路線記号はDTです。田園都市線だな。


一駅隣のプロムナード駅 (Promenade) で下車。ブギスから歩いていける距離ですけど、乗り放題切符を行使します。


MRTの路線図。十分大都市と言える路線網です。


駅を出たところにあるミレニア・ウォークという商業施設へ。


この中にある案内所がチケット受け取り場所です。受付のお姉さんに「チケット受け取りに来たでゴザル」と言って無事チケットゲット。これで本日最大の目的は達成しました。
ちなみにチケットは前日までしか受け取れないようです。エアショーの一般公開日は土日の2日間で、はじめ土曜日に行こうかと考えていました。既に航空券は抑えていたので日程変更不可でしたので、そこを確認していなかったら危ないところでした。



ホテルの予約サイトから事前に観光地のクーポン券が送られてきているのですが、その中にこれから行くシンガポール動物園のものも入っていました。ただし、店舗で発券してもらう必要があり、それがちょうど隣の商業施設の中にあるのでそこまで歩いていきます。
せっかくなんでシンガポールの商業施設を覗いていきますかね。あ、まねきねこがシンガポールに進出しているのね。まねきねこは紛うことなき日系カラオケ店ですが、シンガポールだと中国系カラオケ店もあるんだろうなぁ。


隣のマリーナ・スクエアというところへ。もう11時なんですけど、ひと気が無ぇ~~。中東のような昼間クソ暑いところに住んでいる人たちは、昼間は家に籠もっていて日が沈んで涼しくなってから活動しだすんですが、シンガポールも同じクチ?
少し迷いましたが、無事旅行代理店を見つけてクーポン券を手に入れました。


所用を全て済ませたら、プロムナード駅に戻って再びダウンタウン線に乗車。ブキパンジャン行の電車に乗って、キングアルバートパーク駅 (King Albert park) で下車。


ホーム階と改札階が吹き抜けになっているけど天井の高さが中途半端なんで開放感はあまりないかな・・・。

というところで今日はここまで。


その5へ→

東南project ~God’s Blessing on This Wonderful Singapore! その3【2018/2/9~13】

2020-08-07 23:49:41 | 海外旅行記
2018年2月10日(土)7時40分
シンガポール ホテル81トリスター
2日目です。ホテルに辿り着いたのが深夜だったので昼前まで寝ていたい気分ですが、もったいないのでどうにか体を起こしてホテルを出ます。
ホテルの外観はこんな感じでした。1階は食い物屋になっているので飯には困ら無さそう。


シンガポールの朝。朝は意外と涼しくて過ごしやすいです。
とりあえずは、朝ごはんを食べるべく歩いてます。歩いてすぐ。


げ、こんなところに名創優品が。でもこれ、本当に名創優品なのかなぁ。


ホテルから歩いて1分、ハイ・ロード・マーケット&クック・フードセンター (Haig Road Market and Cooked Food Centre) というところに来ました。
いわゆる「ホーカー (Hawker)」という屋台飯の集積地みたいなところです。昔のシンガポールと言えば露天の屋台がそこら中に店を出していたのが名物だったようなのですが、衛生的にヤバイよねと問題になったので、ホーカーという場所を設けてそこに屋台を集中させたものです。
シンガポールには114箇所ものホーカーが点在していて、ここもそのひとつ。


中はこんな感じ。通路の両端に屋台があって、中央に飲み食いする席がありにけり。屋外型フードコートみたいな造りです。地元民の社交場にもなっているようだし、下町感あるなぁ。


ホーカーは朝よりも夜のほうが盛況な雰囲気がありますが、朝から開いている店もあります。そこはやはり、朝から外食する中華系の習慣が関係しているのでしょうかね(東南アジア系の習慣は知らないです...)


朝飯食べる前に市場の方を見てみますかね。
鮮魚店は丸の魚がドサドサと置かれていました。外国じゃよく見るやつです。


小さい小売店が集合している感じで、市場みたいです。覗いていて楽しいです。


肉屋。調理済み丸鶏ならぬ調理済み丸アヒルが吊り下げられているやつ。中国でよく見るやつ。


そそられますよね。


置き方が雑な精肉店。


意外と混んでいるんだな。たぶん飲食店の店員がここで材料を買ってすぐ隣の店で調理しているとかやっているんじゃないでしょうか。


青果店。青果は割と万国共通の陳列ですよね。商品は南国っぽさ出ていますが。


飲食店のメニューはだいたい絵付き表記、英語併記されているからイメージしやすいです。ていうか、それのない店は目に入ってなかったと言うべきか。
なので最悪、「アレが食べたいアルネ」と指差して頼むのもできるんだろうなーと思います。



シンガポールに行ったら海南鶏飯が必修科目ですので、初っ端からこれを履修します。専門店があったので「香記海南鶏飯」というところで注文しました。


海南鶏飯の店で飲み物は出してくれないので、別の店で豆漿(トウジャン)を注文しました。要は豆乳です。中華圏では朝によく飲む飲み物です。


今日の朝食です。海南鶏飯はチキンスープ付きなのだ。
鶏肉を鶏の出汁で炊いた飯にかけて食べるのだ。鶏肉のタレが染み込んだ飯をシャバシャバ掻き込むのです。鶏肉は蒸し鶏で味付けもあっさり目なので朝ごはんでももりもり食べられるぞ。
適当に選んだ店でしたがアタリを引いたらしく、美味しい海南鶏飯を食べられました。シンガポール飯うまいじゃないか。


場所はここ。


表にはこんな立像がありました。これ、財神のひとり「関帝」ですね。そうえいば、この頃は旧正月の時期でしたっけね。だから置いてあるんだろな。
関帝はたしか、道教だったと思いましたが、シンガポールは道教OKなのか。

さて、朝飯を食べたら一度ホテルに戻って荷物を取り出して再出発します。
今日の目標は、まずは明日行くエアショーのチケットを受け取りに行くこと、シンガポール市内で使える電車とバスの乗り放題切符を買うこと、あとは動物園に行くこと。


ホテルから最寄りの電車の駅まで歩いていきます。歩いて5分強くらい。
シンガポールは人口密度が世界第3位の7,953.0人/km2(ウィキペディア調べ)なので、マンションというか団地が竹やぶみたいに建っています。
国民560万人の85%が政府が建設した公営住宅 (HDB) に住んでいるとかで。政府の政策で特定の出身民族に偏らないように民族をまぜこぜにして住まわせるためにどの団地に住むのかは決められないらしい。
中国でもこういう団地は乱立していますけど、やはりシンガポールは幾分か見た目がキレイ。


シンガポールを走る電車、大量高速交通ことMRT (Mass Rapid Transit) のユーノス駅 (Eunos) に着きました。駅前は緑地帯になっていて、まだ団地を建てる余裕がありそうだな。


駅はここ。


シンガポールは都市国家だけあって市内ほぼ全域を公共交通機関が網羅しています。運行頻度も高いので、これを使いこなせれば観光には苦労しないと思います。レンタカーいらないでしょ。
ユーノス駅には路線バスも乗り入れていて、バスターミナルがありにけり。意外と敷地に余裕があるなぁ。やはりイチから開発し直せるところは強い。


実は今からチケット受け取り所へ直行してもまだ開店していないので、写真撮影で時間を潰します。とりあえず路線バスを撮りましょう。
SMRTのMAN NL323F #61 Bukit Batok。MANのバスは初めて見たね。頭でっかち。


SBSトランジットのメルセデス・ベンツO530シターロ。黒鉄重工コードネーム「ツインじゃないライナー」でおなじみ。日本の連接バスでよく導入されている車両の単車版です。
シンガポールって都市国家なのに路線バス会社が複数あるのか。


SBSのスカニアK230UB (Euro V) #94 Airport Rd.。
シンガポールの路線バスは主にヨーロッパ各国のメーカーの見本市みたいな状態になっているので、見ていて楽しいです。この先もちょくちょく出てくるので、お楽しみに。

というところで今日はここまで。


その4へ→

【1/100】エンブラエル175 エアカナダ・エクスプレス(新塗装)【ギャラリー】

2020-08-04 21:05:58 | 模型ギャラリー
キット:エアークラフトシリーズ フジドリームエアラインズ エンブラエル175(タミヤ)
仕 様:エアカナダ・エクスプレス(新塗装) C-FRQN

タミヤのキットにサードパーティのドロウデカールのデカールを組み合わせて、エアカナダ・エクスプレスの機材のプラモデルを作りました。


2017年にカナダ建国150周年とエアカナダ創立80周年を記念して導入された新塗装です。あとは乗務員の制服も同時に刷新されています。
新塗装と言いつつも、これから数えて2代前の塗装に似ていて、実質的にはそれの復刻塗装と見ることもできそうです。





お腹にも楓の葉のマークが付いています。


風防のところは隈取されています。


黒地塗装の上に赤いマークのデカールなのですが、デカールの発色は良いですよ。





以上、エンブラエル175 エアカナダ・エクスプレス(新塗装)でした。

【1/100】エンブラエル175 エアカナダ・エクスプレス(アイスブルー塗装)【ギャラリー】

2020-08-03 21:50:08 | 模型ギャラリー
キット:1/100エアークラフト フジドリームエアラインズ エンブラエル175(タミヤ)
仕 様:エアカナダ・エクスプレス(アイスブルー塗装) C-FEJP

タミヤのE175にサードパーティのドロウデカールのエアカナダのデカールを組み合わせてエアカナダ仕様の作品を作りました。


エアカナダ・エクスプレスのE175は主にカナダ東部の地方路線で運行されているので、以前私の住んでいたビクトリアやバンクーバーでは見かけなかったんですが、タミヤのキットで作ってみたいと思っていた次第。


このアイスブルー塗装は、エアカナダがカナディアン航空を買収して少し経った2004年から採用されたものです。私にとってはこれがエアカナダの塗装と呼べるものでした。2017年に新塗装が発表されて順次塗り替えられていますから、この塗装もそのうち消滅する運命です。








エアカナダ・エクスプレスは、国内の地方路線を運行するリージョナルキャリアです。実際の運行は地域航空会社に委託されています。E175の場合、スカイリージョナル航空が運行を受託しています。


複雑な垂直尾翼の印刷もきれいで、サードパーティのデカールと侮れませんでした。








以上、エンブラエル175 エアカナダ・エクスプレス(アイスブルー塗装)でした。

【1/100】エンブラエル175 製作【タミヤ】

2020-08-02 18:48:23 | 航空機模型製作記
旅客機のプラモデルを作ります。今回はタミヤのエンブラエル175です。これ、以前も作ったので2度目となります。しかも今回は2個いっぺんに作ります。タミヤのキットは作りやすいですからねぇ。
前回はキット通りフジドリームエアラインズの機材を作りましたが、今回はサードパーティのデカールを使用して、エアカナダの機材を作ります。新旧2色です。
エアカナダといえば私にとっては右のアイスブルーの塗装でした。全身アイスブルーなので他には無い独特の印象を与えていました。
ところが数年前にエアカナダは機材の塗装を左のように白と黒のものに変更しました。この塗装、アイスブルー塗装の一つ前の塗装に似ていて、実質的に旧旧塗装の復刻塗装となっています。


組み立ては素組ですので、とくに私が取り上げることもないです。
旅客機プラモの鬼門、胴体の貼り合わせですが、ちょっと失敗気味になってしまいましたが・・・。機首の部分に段差ができてしまいました。仕方ないのでヤスリで削って修正します。できるだけ痕が目立たないよう弧を描きながら掛けるのがコツだと思います。


旅客機の胴体は全身一色であることが多いので塗装する時に持ち手となるところがなかなか無くて困ってしまいます。
E175の場合は、胴体内側の左右に渡っている突っ張り棒に丸目クリップと洗濯ばさみを組み合わせて、乾燥中に放置できる土台も兼ねた持ち手を拵えました。そうは言っても不安定ですので、取り扱いには注意です。



胴体を塗装しました。奥の新塗装はクールホワイトで塗りました。手前のアイスブルーは調色した塗料を吹き付けました。塗料の配合は記事の一番下に書いてあります。参考となったのはガンダムに出てくるジムの色です。あれに近い色です。
この色の配合をイチから考えるとなると多分何度も試作をする必要があると思いますが、ガンプラの組立図に書いてある塗料レシピを調べてみるとぴったりと行かないまでも近い色が見つかることがあります。ガンプラの塗料レシピは意外とこういう場面で役立つことがあるので、組立図は捨てずに取っておくと塗装の時に使える資産になります。


旧塗装はアイスブルー一色なのであれで塗装おしまいですが、新塗装はお腹の部分と垂直尾翼が黒に塗られているので、工程がもう1つあります。この弧を描くマスキングは嫌い。


主翼も含めた、塗装が完了しました。デカイのでけっこう大変なのよ。


そしてデカールの出番です。ドロウデカール (DRAW Decal) のものを使用します。eBayで購入して個人で輸入したものです。日本の販路だとメーカー直販のおよそ倍の値段で取引されているので、もしeBayやメーカー直販サイトで買うことができるならそうした方がお得だと思います。薄っぺらいデカールを買うので国際配送でも送料びっくりするほど高くないですしね。


デカール本体はこんな感じ。印刷はいい感じです垂直尾翼のグラデーションもよく再現されていると思います。


頑張って貼ります。前にも書きましたが、日本製プラモデルに付属するデカールを違ってコシが無いので簡単に折れたり曲がったり歪んだりします。いつも以上に慎重に貼り付け作業する必要があります。代わりにというか、膜が日本のそれより薄いので、仕上がりが綺麗です。


仕上がりが気になっていた垂直尾翼は、グラデーションがバッチリです。輪郭もくっきりしていますし、文句ないかと。


こっちは新塗装。


デカールのインクは半透明で隠蔽力が弱いので、黒い垂直尾翼の上に赤いロゴマークを貼っても発色が悪いんじゃないかと懸念していましたが、ロゴマークの下は予め白で下塗りとして印刷されていたので、それは杞憂でした。ばっちりと赤い楓の葉が浮かび上がったのです。ここはちゃんと考慮されていて良いなと思いました。ただし、白インクが少し滲み出ているのですが、これは私にとっては許容範囲です。


デカール保護のトップコートを吹いて完成です。トップコートは、スプレー缶でブワッと一度に液垂れ寸前まで厚塗りしました。これで結構表面が光沢になります。
コンパウンドで磨いてピカピカにしたものよりは劣りますが、私はカーモデルのボディみたいにツヤツヤに磨いた旅客機モデルは好きじゃないので、これくらいがちょうどよいのです。

今回は、飛行姿勢で完成させました。キットの組立図には着陸姿勢で組むようになっていますが、飛行姿勢でも作れるようになっていて、部品も揃っています。ただし展示スタンドが無いので、これを用意してやる必要があります。
私は、バンダイのガンプラ用アクションベースを使いました。これのアダプターと機体に空いているスタンド用の穴が完全ではないですが割とピッタリとハマるのです。ちょっと揺らしたくらいでは脱落しませんでした。なのでこれ、使えると思います。

新旧のエアカナダ塗装機材のプラモデルを作ることが出来てよかったです。他の機材でのエアカナダ機もまた作りたいと思っているのでお楽しみに。
では完成品はギャラリーにて。

<使用塗料>
胴体(新塗装):GX1・クールホワイト
垂直尾翼(新塗装):GX2・ウィノーブラック
胴体(旧塗装):C1・ホワイト(9割):C65・コバルトブルー(0.5割):C66・デイトナグリーン(0.5割)
主翼(共通):C73・エアクラフトグレー
エンジン、主翼前縁(共通):C8・シルバー
エンジン(共通):C28・黒鉄色
タイヤ(共通):N77・タイヤブラック