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九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その15【2018/9/19~23】

2024-03-22 05:45:55 | 旅行・イベント記
2018年9月21日(金) 10時32分
熊本県八代市 JR八代駅
私とその他大勢を乗せたJR九州の蒸気機関車の観光列車「SL人吉」は、熊本を出発し、次の停車駅八代駅で停車。ここまで鹿児島本線を走ってきましたが、八代駅からいよいよ肥薩線へ入ります。
八代駅では肥薩線から来た特急「かわせみ・やませみ」熊本行と列車交換します。2017(平成29)年3月に登場した観光特急です。車両はキハ47形を改造の上使用しています。キハ40系改造の観光列車も続々と増えている時期です。


2両編成の前後で車体塗装が異なっていて、緑色のほうが「やませみ」、青色のほうが「かわせみ」です。


八代駅に停車中の8620形58654号機と50系客車。


八代駅を出発して肥薩線を走ります。客車の最後尾は展望席になっていて、後方展望を楽しむことができます。180度ガラス張りになっていて開放度が高く、最前席でなくとも流れる車窓を堪能できます。これはいい改造ですね。
展望デッキと言うと車外に設けられた開放型を思い浮かべますけども、欧米だと人吉号のような密閉型も多かったですし、これはこれで良いものです。特に今日は雨天なので、密閉型日和なのです。


特等席は子供用の椅子が据えられています。水戸岡列車のこういうところは共感できますね。一方大人用の椅子も意外としっかりした作りなので長居しがち。普通は長居できないように座り心地の悪い椅子を置きがちなんですけども。なので適度なところで次の人に譲りましょうね。


坂本駅で停車。


球磨川沿いを走ります。昨日からの降雨で球磨川は増水しています。この時も結構増水しているな~と思っていたんですが、まさかその後豪雨であんなことになるなんて・・・。


球磨川第一橋梁で球磨川の本流を渡ります。肥薩線は今や超のつくローカル線ですが、元々は鹿児島本線の一部だった区間です。東海道線で言うところの御殿場線です。なので地上設備は立派なものが施工されています。
第一橋梁も立派なアメリカ製トラス橋の威容を誇っていましたが、2020(令和2)年7月豪雨による球磨川氾濫により、橋の一部が落ちてしまいました。被災した肥薩線復旧の大きな支障のひとつです。


川沿いの険しい地形を進んでいるのです。一方の岸には肥薩線、対岸には国道が走っています。


蒸気機関車のばい煙が登っていくでも散るわけでもなく、長いこと留まり続けているな、と思って撮った写真。


白石駅で停車。対向式ホームなので、今まで撮れていなかった編成写真をここで押さえます。停車時間長くはないので手早く済ませます。


渋いですねえ。こういうのがいいんだ。


ホームの間は構内踏切で結ばれているので、真正面の撮影もできました。


次に一勝地駅に停車。ここで約10分間停車します。
縁起の良い駅名なので、ゲン担ぎに来る観光客がいるんだとかで。意外にも無人駅じゃなくて球磨村が管理している簡易委託駅なのでゲン担ぎグッズを売っているのです。
肥薩線の観光促進に注力してからは観光列車も止まるようになったので、グッズや特産品を売る店も有りにけり。


一部改築していますが、基本的には1914(大正3)年に建てられた2代目駅舎が現役でいます。


一勝地駅に停車中の58654号機。


定刻で終点の人吉駅に到着しました。これで肥薩線おもしろ乗り物1号とはおさらばです。
そしてここでサプライズ!JR九州の豪華周遊列車「ななつ星in九州」と並びました。これの運用は調べずに来たので偶然の出会いです。見るのも初めてだったので、人吉号がホームに滑り込む時にななつ星の客車が見えたときはびっくりしました。
機関車の連結向きから進行方向は熊本方面と分かったので、人吉号の到着と同時に出発する可能性もあり、人吉号の余韻に浸る間もなく急いで58654号機と客車の並びを押さえに行きました。


存在感が他の列車と違いますね。水戸岡鋭治も、何かと制約のある既存車両の改造と違って新造車両なので、これは好きなように設計できたんじゃないんでしょうか。
駅の発車標を見てみると、自分が乗り継ぐ列車の出発までの合間に発車するようなので、駅を出て撮影できるところをどうにか探してみたいと思います。
本当に人吉号の余韻に浸る間はなさそうです。この時はまた乗りに来ればいいやと思っていたのですよ・・・。


八代行のキハ40形(40-8103)。前照灯がHID化された車両でした。

というところで今日はここまで。





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