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UAMCという飛行機模型の展示会が控えていましたんで、それ用にイリューシンIL-76MD輸送機を作りました。ソ連の大型輸送機です。
キットはロシアのズベズダから出ているものです。航空機キットにおいては繊細な凹モールドと嵌合の良さに定評のある会社です。
IL-76も2017年に完全新規金型で発売された最新のものです。今年も何点かのバリエーションが出る予定だそうで。
箱絵はなんだかパースがズレているような気が・・・。
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箱を開けると中に内箱があります。ちょっと豪華な印象です。
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ランナーを見ていきます。
胴体と主翼は、部品と棒状のランナーで繋いだだけ。日本製だと丁寧にランナーで全周を囲むんでしょうけど、海外製ではこんな感じですね。
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部品が小さくて細いな・・・ふええ、という印象。
表面は少し梨地になっていて、航空機なのに・・・とは思います。どうもズベズダの特徴というか欠点だそうです。ただし、磨こうものなら細くて浅い凹モールドを消しかねないので、何もしませんでした。まあ、磨くの面倒だっただけですけど。
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尾翼とか。
あとタイヤのランナーがあるんですけど、撮るの忘れてました・・・。
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風防。薄くて透明度も高くて良し。
窓枠がやたら多いのがソ連機の好きなところです。
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説明書はロシア語と英語の併記。すまねぇロシア語はさっぱりなんだ。
まあ図が読めれば大丈夫でしょ。
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仮組みする。
嵌合がバッチリでびっくりする。手直ししなくていいじゃん・・・。
位置決めのピンは緩いので多少遊びがありますが、ちゃんと位置決めしてやればビターンと接着できます。すごいなズベズダ。
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IL-76は輸送機ですので、貨物室があります。キットでもそれを再現しています。さらに、後方のカーゴランプを開けた状態で組み立てられるので、組み立て後も中が見えるのだ。
これはもう扉を開けた状態で組み立てるしかないでしょう!ということで貨物室もちゃんと作ることに。
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操縦室も並の1/144大型機よりは細かく再現されていると思います。
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貨物室の彫刻も細部まで渡っていて、感心しかしないですね、これ。
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先に貨物室の組み立てと塗装をしてから胴体を接着します。貨物室を閉じた場合にする時は塗装は省略してもいいかもしれませぬ。
ちなみに胴体接着時は普通のセメントを付けてから強く押し付けるように接着して合わせ目に溶けたプラスチックをむにゅっと出す方法でやったんですが、これってグイチになった時に分かりにくくて、後で合せ目消しをやったら段差ができてました(泣)
こういう時は流し込みセメントを使うもんだと助言を頂いたので次からは気をつけようと思います。恵まれたキットからクソみたいな腕前・・・。
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塗ります。
モールドがやたら多いのですが、浅いのでスミ入れは大変です。エナメル塗料の流し込みは効かないので、ガンダムマーカーでゴシゴシしながら墨入れしました。
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デカールを貼りました。
3種類くらいありますが、一番ソ連ソ連しているデカールを貼りました。民間機っぽいですがちゃんとした軍用機です。後部銃座もありますし。
デカールの質は良い方だったかと。少なくとも悪くはないです。機体側面の青帯は3分割されているので割りと貼りやすかったです。
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最後にクリアコートをして完成。いや大きいねぇ、キミ。置き場所に困るやつだ。
でも満足度は高いです。サクサクとあっという間に組み立てられるというものではないですが、嵌合が良いのでストレス無く作れるのが良いです。
輸送機キットとして完成度が高いので組んでみるといいじゃないでしょうか。
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同縮尺のガンダムと並べてみる。ガンダムでかい・・・。
モビルスーツを3機搭載できるガウってどんだけでかいのっていう。
<使用塗料>
■胴体白:アクリジョン N1白
■主翼灰色:Mr.カラー C73エアクラフトグレー
■主翼前縁・エンジンノズル:アクリジョン N8シルバー
■機首レドーム:水性ホビーカラー H32ダークグレー
■貨物室内張:Mr.カラー C39ダークイエロー
■タイヤ:アクリジョン N77タイヤブラック
■車輪ハブ:水性ホビーカラー H73ダークグリーン
■エンジンファン:アクリジョン N76焼鉄色
以上、完成品はギャラリーにて。