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久しぶりの静浜基地航空祭へ 最終回【2016/09/25】

2017-07-28 23:58:27 | 旅行・イベント記

静浜基地航空祭を満喫して焼津駅に戻ってきたわけですが、もう一箇所寄り道していきます。ただしその前に続々と駅へやってくるしずてつジャストラインの航空祭シャトルバスを見物します。
写真はふそうエアロスターK。



日野レインボーRJ(岡部)。ライトリムも車体色に塗られたやつ。



いすゞエルガLV234(丸子)。ホイールが無塗装ですね。



日野ブルーリボンシティ(小鹿)。



エルガ(西久保)。マゼンタの退色が著しい・・・。



エルガミオ(岡部)。これはシャトルバスじゃなくて普通の路線バス運用です。



日野ブルーリボンII(唐瀬)。緑の復刻塗装です!この色をまともに撮影できたのはこれが始めてじゃないかな?



更に赤い復刻塗装のブルーリボンII(唐瀬)も続けて来ました!もう満足ですね~。
ところでしずてつのフルカラーLED表示機はシャッター速度速めでもLEDが切れませんね。これは1/500秒なんですが、従来のオレンジLEDでは切れてもフルカラーだと大丈夫なようです。
ただLED表示器も供給メーカーが複数あるようで、フルカラーならどれも大丈夫なのかはちょっと分からないです。



日野ポンチョ。しずてつが受託運行する焼津市自主運行バスです。これは「ゆりかもめ」系統。

これでバス撮影はおしまい。寄り道を再開します。
余談ですが、道中焼津黒潮温泉の看板を見かけました。なんだか観光チックな名前だなぁ、最近出てきた温泉かもねぇ、と。実際、1983年に初めて湧出した温泉だそうです。



はい着きました。焼津駅から歩いて5分くらいのところの小石川公園に置かれているC50形96号機蒸気機関車です。ここにこれがあるのはつい数年前まで知らなかったのですが、焼津駅に用事もないので今まで行っていなかったところ今回用事ができたので寄ることが出来ました。
C50形は1929年から154機が生産された蒸気機関車です。8620形の改良型として設計されましたが、あんまりうまく行かなかったようで評判もイマイチだった模様。

この96号機は1929年12月4日に熱田の日本車輌製造で製造され、最初は米原に配属されました。その後は稲沢、名古屋、美濃太田と東海地区を転々として最後は豊橋で1971年12月に廃車になりました。
米原時代は急行列車の牽引機として走っていましたが、豊橋での晩年は構内の入換機として使われていたのではないかと思います。
ここへは廃車直後に置かれるようになったと思います。特段焼津に縁のある機関車ではないですが、それでも比較的近所で働いていた機関車ですね。



正面から。ヘッドライトのレンズが欠損しています。ただそれでも全体的にはきれいな状態を維持していると思います。この日見聞した時もボランティアと思しきおばちゃんがキャブの中を清掃していたので、習慣的に清掃などが行われているのでしょう。ありがたいことです。
96号機はデフが無い状態で保存されています。やはり最後は入換機として使われていたんだと思います。



上記の通り8620形の改良型として開発されたので、大まかには8620形と似た形状をしています。曲面を描いた前部ランボードはこの時代の機関車らしくて良いですね。



シリンダー部とか。
8620形から大きく設計が変えられた部分は先輪だそうですが、そんなこと当時は知らなかったんであまり詳しくは撮影していないです。



テンダー側。リベット留めなのが良い。
焼津市がどういった理由で保存蒸機としてC50形を選んだのか知りませんが、C50形は全国でも6機しか残っていない上に梅小路にも収蔵されていない貴重な型式ですので、いい選択をしてくれたなと思います。



非公式側から。こちらからの方が柱が入り込まずスッキリと撮れます。片持ち式の屋根だと撮影しやすいのでうれしいですよね。



キャブ内。部品欠損はありますが、まあまあ良好だと思います。火室には例に漏れず石が放り込まれていました・・・。
天井が水色に塗られていますけど、これは何だか嘘っぽいな・・・。

見聞は以上です。ここに保存されるようになって長いですが、きれいな状態を維持してもらっているようでなによりでした。



駅に戻りました。駅前にはこんな記念碑もありました。鉄道開通100周年を記念したものですが、これは新橋~横浜の開通から数えて100年を記念したものですね。
右側の動輪のオブジェはC57形146号機の第2動輪です。東海道の宿場町でもなく海路中心の漁村だった焼津が東海道線の開通で輸送形態が一変したんですから、当時の鉄道の与えた影響は大きかったでしょうね。

この後は電車に乗って帰りました。
なんだかんだ航空祭が面白かったのでこの年はその後、浜松基地と岐阜基地の航空祭にも足を運びましたが、それはまた別の機会に。

これでおしまいです。

久しぶりの静浜基地航空祭へ その7【2016/09/25】

2017-07-26 21:44:02 | 旅行・イベント記

次のF-2の飛行展示で今日のプログラムは全て終了です。
終了後は見物を終えた来場客が帰りのシャトルバスになだれ込んでくるので、F-2の飛行は予めバスのりばの近くで見ることにします。
バスのりばの方を見てみると、たくさんのバスが溜められていました。



丸子のいすゞエルガ。
時刻は14時前で、行きのシャトルバス運行が終了したあたりの時間でした。なのでまだバスがやってきてはプールされます。



岡部のふそうエアロスターK。



浜岡の富士7E。
そんなことをしているうちにF-2が飛来してきました。



三菱F-2戦闘機。岐阜基地の機体だったはず。



今の戦闘機はどれも灰色ばかりなので、青い戦闘機というのはいいですね。



結構アクロバティックな機動をします。今までの戦闘機とは別ものです。なので写真はともかく中々楽しんで見ることが出来ました。







機体から発生する霧。主翼前縁の付け根にあるLERXを持っている機体だと高機動を取った時に気圧差から渦が発生してこのような霧が発生するそうな。







帰投していきました。これにて閉会です。写真は残念でしたがそれでも楽しかったです。



この後はソッコーでバスのりばに向かってシャトルバスに乗ります。並ばずにバスにのることが出来ました。
ちなみにしずてつジャストラインのシャトルバスは座席分の客だけ乗せて立ち客までは乗せないので、バスに乗ってしまえばあとは座りながら移動できます。その分1台あたりの詰め込みが効かないので列に並ぶ時間が長くなってしまう欠点がありますが・・・。

閉会からものの30分で焼津駅に戻ってくることが出来ました。
あとは帰るだけですが、少し寄り道していきます。


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久しぶりの静浜基地航空祭へ その6【2016/09/25】

2017-07-25 21:48:21 | 旅行・イベント記

午後の飛行展示の目玉、静浜基地のT-7 7機による編隊飛行です。今年はブルーインパルスが飛来しないのでこれが一番派手な展示となります。
既に機付き整備士が待機していて、パイロットも機体に乗り込んでいます。



エンジンを回し始めます。T-7は練習機なので訓練生と教官の2人が乗る複座機なのですが、飛行展示でもパイロットは2人搭乗しています。
飛行展示の前には操縦するパイロットの紹介がなされるのですが、こういう状態なので7機合わせて14人もの紹介がされることになってしまい、その時間は結構長くなってしまいます。



徐々にエンジンの回転数を上げていくとタキシングを始めて、会場右側の滑走路端へ向かいます。
練習機と言えども編隊の発進シーンはロマンがあって熱くなるものがあります。アニメのBGMも脳内再生されてしまうもの。



後ろ姿。かっこいいな。



3-2-2編隊で滑走路にスタンバイ。といっても編隊離陸はしないで1機ずつ離陸していきます(自衛隊では編隊離陸は原則行わないらしい



66-5940が離陸。



66-5938も離陸。離陸の撮影はあまり上手くいきませんでしたねぇ。



やや傾きながら離陸する66-5903。



全機離陸すると基地から離れたところで編隊を組んでから会場へと戻ってきます。



まずは6機のデルタ編隊で上空を航過。



次はダイヤモンド編隊。7機で2つのダイヤモンドを作っているのがミソ。
操縦しているのは教官のようですので腕がいいんでしょう、きれいな編隊で飛びます。ブルーインパルスの編隊に比べれば機体同士の間隔は広いですが、これでも結構狭い方の距離だとなんかで聞いたことがあります(ブルーインパルスが攻め過ぎなだけなのだ



アローヘッド編隊。



最後に静浜基地オリジナルの富士山編隊で終了です。



着陸時にはエシュロン編隊で進入。



前を飛ぶ機体から順番に右方向にブレイクして着陸していきます。



残りの機体も続きます。



右旋回しながら滑走路に着陸します。だいたいどういう機動をしたか分かるでしょうかね?



着陸。



着陸に合わせて整備士が機体へ向かいます。



これでT-7の飛行展示は終了です。
地味な機体ですが、それの飛行は戦闘機にも引けを取らないきれいなものでした。地元の機体なのでちょっとは愛着もありますしね。

今日はここまで。


その7へ→

カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その16【2015/08/15】

2017-07-20 20:34:42 | 旅行・イベント記

次の展示飛行は「ヤク・デュオ」というところです。
使用機体はヤコブレフYak-55とYak-18Tです。どちらも旧ソ連時代のヤコブレフ設計局(通称ヤク)で開発された機体です。パイロットは親子なんだとか。
ヤクの赤い方がYak-55M (N30DA)。1981年に初飛行したエアロバティック用の機体です。胴体から脚に至るまで細いのが目を引きます。当初は構造的欠陥もありましたが後に克服し、現在では曲技飛行選手権で優勝するパイロット達も使用する機体として親しまれています。
ヤコブレフは独ソ戦時にはソ連戦闘機の代名詞的存在でしたが、戦後は政治的なアレコレで軍用機の仕事を干されてしまいました(逆に今までパッとしなかったミグ設計局が戦後急に躍進したのも政治的アレコレが理由ですぞ)。それでも旅客機やスポーツ機などに活路を見出し、それもあってか現在も存続しているメーカーです。



ヤクの白い方ことYak-18T (N416RG)。1946年に初飛行した練習機です。東側を代表するタンデム複座練習機なのです。多分みんなもう忘れている午前中に見た中国のCJ-6もYak-18が原型になっています。

ただし!最終生産型であるところのこのT型はもはや別機種と言えるほどの設計変更を加えられています。まず定員からしてタンデム2名→並列2列の4名に倍増していまして・・・。「お前そんなに設計変えてるんだったらもう型式変えろよ選手権」があったら優勝候補だと思います。ちな初飛行は1967年。

会場右手へ向けてタキシングしていって、その後離陸・・・。



ヤク・デュオの見どころはキレッキレに攻めたエアロバティックでしょうか。
まずは両機が地上スレスレの高度で交差!ちょっと未来予測が外れて被写体が左にずれた写真ですが・・・。



両機の間はほぼ機体1機分の間隔しか無いんじゃないでしょうか?阿吽の呼吸というやつですかね。いきなりすごいものを見せてもらいました。



Yak-55が真上へ向けて上昇しますがやがて運動エネルギーを失って失速。ちょうど今宙に浮いているような感じです。



落下し始めの瞬間。逆さまになりながら落ちていこうとしています。



次の瞬間、機首が下向きになったのを見計らって再加速。体勢を立て直しました。











コークスクリューと似ている機動。月並みですがよく目を回しませんね。鍛えられているんでしょう。











2機並んでの宙返り。これも中々互いの距離が近いですねぇ。







互いに背中を合わせながらの飛行。







互いの距離が近いこともあって撮影もしやすかったですね。







いいカットです。



これで以上です。
2機ならではの飛行がかっこよかったですかね。連続的な動きの機動が多かったので写真も多めになってしまいました。


[27 July 2013 Bud/Ross Granley Yak Duo Airshow Boundary Bay]


動画も貼っておきます。

今日はここまで。


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カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その15【2015/08/15】

2017-07-19 22:04:25 | 旅行・イベント記

ウェストジェットのB737-700 (C-GMWJ) WC338便エドモントン行きが離陸していきます。さっきも見た垂直尾翼がチェック柄の特別塗装機です。



737が離陸すると既に準備を整えていたマンフレッド・レディウスのグライダーが展示飛行の開始です。
はじめはお昼頃に行う計画だったのですが空模様が悪かったため延び延びに。あんまり悪い状態が続くと中止かも・・・とまで行く事態でしたが、スノーバーズの辺りから天候が回復、青空も見えてきたので無事に披露することができるようになった格好です。よかったよかった。
今回のエアショーで一番意表を突かれたのはこれでしょう。グライダーと侮っていましたが、エアロバティック機さながらの変態機動を見せてくれます。
初めは高い高度から段々低空へ降りてきます。最初見つけるのに手間取りました。



グライダーで宙返り機動なんてできるんだ・・・。
観客からも歓声が聞こえてきます。



地上の方では次の演者であるYak-18T(白いの)とYak-55(赤いの)が離陸準備をしていました。



スモークが出ているので航跡が分かりやすいです。
翼端の低圧部から発生する飛行機雲なのかなと最初は思いましたが、どうも翼端に発煙器が付いているようでした。



段々下に降りてきました。
この飛行、位置エネルギーと運動エネルギーの変換とエネルギーの損失の操り方が上手いんじゃないかしら。自分もエネルギー保存の法則みたいなのは理解していないんで上手いこと説明できないですが、結構計算された機動だと思いますよ。



迎え角を取って高度を上げ続けるものの運動エネルギーを使い果たして失速。ですが今度は運動エネルギーを変換して得た位置エネルギーを使って再加速・・・みたいな感じですかねぇ?多分違っていると思う。



宙返り。これで何度目だろう?



また迎え角を取って上昇からの失速・降下。
グライダーで高度を上げるなんて芸当できると思っていなかったんで、まあすごいよなぁ。



カメラでもグライダーを大きく写せる高度まで降りてきました。もうすぐ地上です。
スモークは片側は切れてしまったようで・・・。







なんだか逆さを向いたまま着陸してきましたけど。この直後は視界から消えてしまったんで分かりませんが、体制立て直したんだよな・・・?



牽引機も着陸。ていうか今まで上にいたんだ。



なんだか安っぽいというかホームビルド機みたいな形状。



着陸したグライダーは手押しでこっちまで戻ってきました。
今までのグライダーの観念を覆す飛行を見せてくれました。良かったです。

今日はここまで。


その16へ→

久しぶりの静浜基地航空祭へ その5【2016/09/25】

2017-07-11 23:32:16 | 旅行・イベント記

RF-4の飛行展示の次は、F-15Jイーグルが飛来してきました。小松基地からやってきました。
F-15は御存知航空自衛隊の主力戦闘機です。あとの説明は今回はいいですよね。北米P4でするだろうし。



うーん真っ黒。
まあこれはカメラの設定をオートにしたのが祟ったと思いますが。



RF-4と同じような、会場奥を旋回する機動をしてまた帰投していきました。



今度はC-130が飛来。小牧基地第401飛行隊のC-130Hかな?これは輸送機ですね。
片方は緑色の迷彩の機体でした。



会場上空を2回航過して帰っていきました。
・・・いい絵が撮れないのでもうあんまりやる気無いんですね。
これで午前の飛行展示は終了してお昼休みです。この間にお昼ごはんを食べたり地上展示機を見たりして楽しんでね、ということのようです。



会場中央には静浜基地の超秘密兵器、T-7 Jr.軍団ががが。見せちゃっていいんですか!?こんな兵器アメリカ空軍でも持ってないと思うのぜ。
ホンダDioがベースと聞きましたが、さすがに原付のエンジンでは馬力が足りないようで飛行できずに地上を走ることしか出来ません。とはいえ既に量産もされていますし、補助輪も付いていることから初等練習機のための練習機として使っている可能性が高いです。そーらはーとーべーないーけどー(ry
とはいえ下手な展示飛行よりも舌を巻くハンドルさばきだと思います。今回見なかったけど・・・。

余談になりますが先代のT-3 Jr.もかつていましたがT-3と同時期に退役したらしいです。先に述べたようにT-3とT-7はほっとんど同じ機体形状なので、ガワを流用しているのかなと思いましたが、新規に作り直しているように見えました。これって隊員の手作り(かつ隊員の自腹を切っているだろう)なので、上手く作るもんだなと感心します。
さらに余談ですが、どういうわけかハセガワから他の数多の立体化に恵まれない航空機を差し置いてT-3ジュニアがプラモデル化されています。地元だからかな・・・。



地上展示は開場直後に見終えてしまって午後の飛行展示まで暇なので、会場の片隅に置かれている車両を見ていきます。
防衛省所有と思われる(6桁の自衛隊ナンバーでなく普通のナンバーなので)バスですが、あんまり見覚えのないやつです。
前輪の後ろに何か書いてあったので後で写真を拡大してみたら富士重工のバスでした。1990年代の17Mボディかなぁと思います。シャーシは知りませぬ。



お前いつの車だよと突っ込まれること請け合いの古そうな消防車。
当日見ていた時は何者か皆目見当がつきませんでしたが、グーグルの画像検索というのは便利なもので、すぐに同形状の消防車が見つかりました。
MB-1型という化学消防車だそうです。生産は1963年から。そりゃ古めかしい図体だわ。ちなみに製造は電車を造ってることで知られる東急車輛製造(現・総合車両製作所)。あそこ、鉄道車両以外にも色々造っていたんですよ(今の総合車両はどうなのか知らん
電車を設計する人が消防車の設計をするってことは無いと思うんですけど、そういえば電車っぽいツラに見えなくもないです。



いすゞフォワードのトラック。特にこれといった型式名は無いです。不整地走行用にシャーシが嵩上げされているのが自衛隊車の特徴です。
その後ろにある背の低い車は航空機を引っ張って移動させるためのトーイングトラクターです。そのさらに後ろにあるのがなんとか式トラック(投げやり



トヨタ ハイラックスあたりを改造したんじゃないか?と思うR-2型消防車。現場で消火作業を指揮する指揮車両とのこと。
シャーシとボンネットだけ残してあとは特殊ボディを装荷するという手法はアメリカのカタウェイ(cutaway)と似ていて興味深いです。



トヨタ ハイエースの救急車。自衛隊の表記がある以外はごく普通の救急車のようですね。



73式小型トラックまたは1/2tトラックもしくは三菱パジェロ。



トヨタ ウィッシュ。さすがに何でもかんでもオリーブドラブに塗るわけではないんですね。



ウィッシュの後ろに居座る消防車。消防車というよりは水を運搬する水槽車なのですが。
見どころは何と言ってもいすゞ謹製ボンネット付きのキャブでして・・・。古すぎて車種はちょっとわからないです。
基地内でしか使わないのでしょうが、こんなものが今も使われているんですね。
しかし自衛隊も意地悪でして、これを奥の方に置いたもんですから全体をきれいに写すことは出来ませんでした。



トヨタ ダイナ・ルートバン。
トラックのダイナをバンにした格好の車です。キャブはダイナですが、後ろのバンの荷室はハイエースの車体を流用しています。なので、キャブと荷室で屋根の高さが異なってちぐはぐしているというおかしな車になっています。どうにか高さを揃えられなかったのかこれ・・・。



日産バネット。といってもマツダ ボンゴのOEMなのですが。
ボンゴは黒塗りの高級車に追突した車種として一部で有名ですかね(あれはトラックでなくバンだったが
ナンバーが「004」ってこれ完全に基地内専用車ということで?




特殊車両揃い踏み。車種も用途もバラバラですが決まっていますね。かっこいい。



なんだかテキサンの周りに人が集めっているけどなんだろう?
まさかテキサンブームが急にやって来たわけないし、もしかするとこれを零戦だと見間違えた誰かが軍靴の音ガーと騒いでいるのかも(シロウトは騙せる



前に行ってみるとなんかロコドルと思しき女の子たちがテキサンの前にいました。
JA大井川のご当地アイドル「茶果菜」御一行だそうで、なんでも今日がデビューとかなんとか。農業全然関係ないやん、コンクリート畑やで、ここ。



あんまりに暇なので格納庫の休憩所で昼寝をしているうちに午後の展示の時間になりました。
一番手は静岡県警のヘリコプターアグスタA109E (JA13PC) 「ふじ3号」でした。警察ヘリは機体固有の愛称もあります。






戦闘機のように大きな旋回が必要ないですから終始会場の間近で展示してくれたのが撮りやすくてよかったです。

今日はここまで。


その6へ→

久しぶりの静浜基地航空祭へ その4【2016/09/25】

2017-07-10 23:08:43 | 旅行・イベント記

引き続き地上展示を見ていきます。
1 1/2t救急車。
なんだかすんごい古そうな見た目をしていますが、73式中型トラックを原型にした野戦救急車です。40年以上前のトラックだったらそりゃ古いわ。色もめちゃくちゃ退色しているし。



なんかカバーが掛けられていました。おしゃれですね。



荷台。4~5人の患者を運べそうです。設計が古いというのもあるんでしょうが、乗っていてあまりいい気分では無さそうです。



またT-7が航過。これは富士山を象ったものだそうです。他では見ない編隊なので静浜独自のものなのでしょう。



ハンv・・・もとい高機動車。陸自の装備品展示ではおなじみですね。



軽装甲機動車。陸自ではなく静浜基地(つまり空自)の車両。だからなのか知りませんが、これもめっちゃ色褪せてる・・・。



オートバイ(偵察用)。それがこれの正式名称だそうだ。なにせ持ち出しが楽なのかは分かりませんがこれも装備品展示でおなじみ。
バイクでの偵察は敵に見つかる可能性もあるし被弾することもありうるので中々危険な任務・・・ということで、これひとつ操るのにも色々な技能を習得する必要があるんだそうです。



第11飛行教育団の兵舎の前には退役したT-3がゲートガードのように保存されていました。
そういえば基地内には資料館みたいなものがあるそうですが、この時は見学できたんですかね?だったら惜しいことをしましたね。
これで地上展示は全て見終えました。



T-7の展示飛行はと言うと最後にVの字の編隊で航過していきました。
傘を象っていて、日本を守る傘をイメージしているとかなんとか。



エシュロン編隊で進入、その後編隊解除して右に旋回します。



右旋回しながら降下して、そのまま着陸態勢に入ります。



こんな感じで7機とも着陸しました。これで開幕の展示飛行は終了。



格納庫の脇で吊るされていた大量のてるてる坊主たち。こういうの、前にもここかどこかで見たような記憶があるので自衛隊では恒例行事なのかもしれません。



T-7の次はT-4練習機の展示飛行です。浜松の機体でしょう。しかしう~む、真っ黒。



会場奥へ向かって旋回するので背中は見えますが遠いのでどうしても機体が小さくしか写りません。超望遠レンズのある機材ならともかくこれでは・・・。
おかしい、カナダのエアショーではあんなに撮れたのに・・・。



会場上空を真っ直ぐに航過して旋回してまた航過・・・というのを数度繰り返して帰投していきました。う~む・・・。



次は百里基地第501飛行隊のRF-4ファントムIIの展示飛行です。
静浜基地は滑走路の距離が短いのでジェット戦闘機が離着陸できないのです(小型のプロペラ練習機よりも大型のジェット戦闘機の方が重かったりする分滑走距離が長いのだ・・・
なので静浜のT-7以外の展示飛行は他の基地から飛来(フェリー)してきて基地上空で展示飛行してまた基地に帰投するという方法を採っています。一応ジェット練習機のT-4は静浜でも離着陸できるらしいですが、最寄りが近所の浜松なので地上展示でもしない限りわざわざ着陸してくることも少ないようです。



RF-4E。機体の番号は分からん。
RF-4は戦闘機であるF-4を偵察型に設計したもの。偵察; Reconnaissanceなので型式番号にRの頭文字が付きます。
機体に大きいカメラを載せていて、敵地を上空から撮影して味方にその情報を持ち帰るという任務なんかが主です。敵ん中に入り込むので何せ速さが命・・・というわけで偵察機にはその時代の高速機が偵察機に転用されたり新しく開発されたりしていたのでした。
軍用機のルーツは敵地の偵察にあるので黎明期から偵察機があったのですが、上記のような任務は安全安心の人工衛星クンで事足りてしまった感もあるので最近はそういう感じの偵察機は減ってる感じですね。代わりに電子偵察機とか無人偵察機とかそういうのがはびこっている感じ。

で、RF-4Eは最初から偵察機として設計された方の機体です。写真じゃ分っかんねぇですが、機首の辺りにカメラが3台くらいありにけり。なおカメラはフィルム式。



また会場の奥で旋回・・・。遠い。なんていうか自衛隊=サン、魅せるのがあまりお上手ではない?
何と言っても自衛隊は飛行高度が高いです。たぶん安全上あまり低高度は飛べないんだと思うんで仕方ないことなんですが。
ところでこのRF-4E、最近話題の洋上迷彩機ですね。F-2みたいに青い迷彩塗装をしているやつです。珍しいんですが、いや~この写真じゃ。



こっちはRF-4EJ。機体の番号は知らん。
こっちはRF-4Eに加えてJが付いていますが、これは元々戦闘機型だったF-4EJを偵察型に改造したもの。
なので機首にはカメラが無く代わりに胴体下に偵察ポッドを付けているのですが、拡大してみるとなんだか偵察ポッドのような影があるな・・・程度にわかりました。う~ん。
それにしてもターボジェットの音はやはりやかましいですね。



こっちの塗装は従来から存在する緑と茶色の迷彩でした。



最後に2機編隊で会場を飛行して帰投していきました。

今日はここまで。


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カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その14【2015/08/15】

2017-07-08 22:23:56 | 旅行・イベント記

前回に引き続きカナダ空軍CC-115 (DHC-5)の飛行展示。今度は再び主脚を展開して着陸態勢に入りました。
ありゃ、まだ展示を始めて5分程度しか経っていませんが、もうおしまいか。



はい着陸~・・・とこのまま引っ込むと思って油断したら再加速してまた離陸していきました!カメラは一旦しまってしまったのでこの間の記録はなし・・・。
どうやらCC-115の短距離離着陸性能(STOL)を披露したかったようです。しかしほんの数百mで離陸してしまいましたので、確かにそのSTOLは優秀です。



再び戻ってくる頃には雲の切れ間から太陽が見え、機体が陽の光を浴びる激V写真が!
こういうのを撮りたかったんだ!ああもう満足です・・・!



CC-115のパイロット、調子に乗って今度は前脚だけ浮かせながら滑走路を走るという曲芸を披露。
着陸する時には後ろ脚から地面に付くのでこういう姿勢になりますが、それを継続して維持するというのは素人考えでも普通じゃないと思うわけです。
で、そのまままた離陸していきました。機体もパイロットも中々に変態だな。



今度はヘリコプターのCH-149コルモラントが展示飛行を始めます。



CC-115みたいな変態機動はしませんが、機体から縄伝いに隊員を降下させました。救難救助の場面を演じているんですね。この手のヘリコプターではおなじみの展示です。
隊員と比べると分かるように、結構大型のヘリコプターなんですよ。



着地。



もう一人着地。ちなみにヘリの高度は60~80mくらいだったと思います。



回収地点は降下地点とは別の場所で。正面に来てくれました。



隊員を回収します。上るのも大変だよな。



これで展示は終わりなので帰投します。帰投と言っても基地はここです。



CC-115も今度こそ着陸して第442飛行隊の展示飛行は終了です。


[CC-115 DHC-5 Buffalo Engine Start-Up and Takeoff]

今日のおまけはCC-115のエンジン始動から離陸までの動画。

今日はここまで。


その15へ→

カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その13【2015/08/15】

2017-07-07 22:28:12 | 旅行・イベント記

2015年8月15日(土)14時22分
展示飛行の合間にセントラルマウンテン航空のBeech 1900D (C-FCMN)が着陸。



すると今度は軽飛行機とそれに牽引されるグライダーが離陸していきました。



牽引する軽飛行機のパイパーPA-25 (C-GFTP)。



牽引されるグライダー、H-101サルト(Salto; 宙返り)。グライダーにもレジC-GJNDが登録されるんですね。
これはマンフレッド・レディウスの操る曲技飛行用のグライダーで、高い高度から展示飛行しながら滑空して地上へ着陸していくものです。まずは飛行機で上空まで引っ張ってもらい、それから曲技を披露します。
そこまで行くには少し時間がかかるので・・・。



コルモラント登場!
第422輸送/救難飛行隊のCH-149コルモラント(149908)の展示飛行が始まりました。
救難機の黄色がとても目立ちます。



さらに俺もいるぞとばかりに飛んできたCC-155バッファロー(115462)もやってきました。第442飛行隊コンビでの展示です。
まずは機体を左右に振りながら進入。



そしたら機を左へ傾けて。



腹を見せながら通過。



脚を出しながら低高度で進入。ああ、どこぞの某航空自衛隊ではこんな飛び方してくれないぞ・・・(向こうにも低く飛べない事情はあるんでしょうが



あぁ、これはいいですねぇ(恍惚



後追い。カーゴランプ部は飛行機とは思えぬ四角四面とした形状です。これでもいいんだ。
高翼配置の主翼やT字の尾翼、機首とエンジンポッドに備えられた主脚なんていうのは後のDHC-7やDHC-8に繋がる形状です。



今度は会場奥からこちらへ向かって左旋回。
ちょっと望遠が足りないですが画角は最高ですね。さっきから写真映えする飛び方してくれます。



正面を撮影。

まだ途中ですが今日はここまで。


その14へ→

久しぶりの静浜基地航空祭へ その3【2016/09/25】

2017-07-04 22:48:53 | 旅行・イベント記

静浜基地の航空祭が開幕したわけですが、まだ地上展示機を全て見ていないので最初のうちに済ませてしまいます。
T-7は派手な機動をしないので上空を通過するところを抑えれば大丈夫です。



駐機場の端っこに1機だけぽつんと置かれていたノースアメリカンF-86Fセイバー。これも静態保存機です。
前回のT-6やT-34みたいに普段は格納庫内で保管というわけではなく、露天で常設展示されているようです。そのせいで外観はくたびれています。
実はこの辺りにはF-86Fの他にもT-1、F-86D、T-33が露天展示されていたんだそうです。しかし、2016年3月にF-86Fを残して解体されてしまったようです・・・。T-1は国産機であったわけですがこれも解体しちゃったんですね。このF-86の余生も最早それほど長くないのかもしれません。



T-7が足を出しながらデルタ編隊でフライパス。



展示ではないですが駐車場に停まっていた静浜のトラック。車種はいすゞフォワードでしょうか?



こっちのトラックは日野レンジャー。



さらに三菱ふそうキャンター。古いモデルですね~。



日産NV150AD。この車で黒色ってのはあまり見かけないですね。



陸上自衛隊の装甲車展示の一角。ずらずらと並んでいます。



96式装輪装甲車。隊員を運ぶための兵員輸送車です。



87式偵察警戒車。
敵勢力下であえて小規模な戦闘をして敵の規模や反撃なんかの情報を集めてくる威力偵察に使われるやつですね。なのでパッと見は戦車にも見えなくもない。
ところで装甲車のくせにやけに窓の大きい風防を付けていて「装甲車でその風防は死ぬだろ」って思ったんですが、あれは公道走行時に装着する外付けの風防だったのでした。ワイパーも付いてるけどあれは手動なんだろうな。



82式指揮通信車。自衛隊初の装輪装甲車だそうな。
ちなみにこれらは富士教導団からやってきました。普通に公道を走れる大きさだったはずなので、これで高速道路をかっ飛ばしてきたんだろうなぁ。

今日はここまで。


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