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黒鉄重工

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久しぶりの静浜基地航空祭へ その2【2016/09/25】

2017-07-03 22:22:30 | 旅行・イベント記

バスを見終えたので航空祭のメイン会場に向かいます。駐機場には富士T-7練習機がずらずらと並んでいます。
静浜基地は航空機パイロットを養成する基地ですので、基地に配備されている機体は練習機ばかりです。



T-7は初等訓練に使用される機体で、すなわち訓練生が最初に操縦する実機となります。航空自衛隊のあらゆるパイロットは全員これに乗ることになります。またそのうち半分は静浜で訓練することになります。ちなみにもう半分は山口県にある防府北基地です。
外観は先代のT-3とほとんど全部同じ。で、T-3は丸っきりアメリカのT-34をパクッt・・・もとい参考にしているのでT-34と酷似。よって未だに1948年初飛行のT-34みたいな飛行機が飛んでいるということです。21世紀に初飛行した飛行機の割には見た目が古めかしいのです。22世紀になっても同じ形の別の機種が飛んでそう。



会場中央は地上展示機軍団が滑走路を背景に居座っています。この配置、来場者が離着陸を見られる空間が減るからやめちまってもっと隅っこで展示して、空いた空間分もっと近くで見せてやればいいのに・・・。
このヘリコプターはボーイング・バートルCH-47JAチヌーク。回転翼を2つ備えた輸送用の機体ですね。
陸上自衛隊と航空自衛隊の2軍が採用しているのですが、塗装が微妙に違うので分かりやすいです。この地味目の迷彩塗装は陸自の機体です。



回転翼の断面。ちゃんと揚力を生む形状になっているんですね~。



ゴジラと戦争でもする気か!?という見た目のこのヘリコプターはマクドネル・ダグラスAH-64Dアパッチ・ロングボウ。空から戦車なんかを一方的にぶっ潰すヘリ。でも対空兵器は苦手なので航空優勢を確保した上での攻撃が必要。弱い者いじめみたいだね。



胴体の横に羽がついていて、そこにミサイルやロケット弾なんかを吊り下げることができるようになっています。



機首の先端には照準装置と操縦士用の暗視装置が付いています。
コックピットの下には30mm機関砲があります。ゴジラには全く効かない模様。



正面から。攻撃ヘリは前面投影面積が小さいと聞いていた割には幅がある。
メインローターの上に乗っている風船みたいなやつはこのアパッチの真骨頂、ロングボウ火器管制レーダーです。
ちなみに陸上自衛隊のAH-64Dの調達は62機のところ13機だけに留まっていて、大失敗やらかしています・・・。自衛隊の装備調達のお粗末さは今に始まったことじゃないですが、まあアレよね。税金使う以上、いい加減な買い物しないでよね。
そういう事情もあるんで、AH-64Dが見られるのは比較的珍しいとは思います。



これも陸自のヘリコプター、ベルUH-1Jヒューイ。初期型はベトナム戦争時代から飛んでいる古参ヘリですね。
J型は1991年以降に生産された比較的新しいもの。なんだかザクのツノみたいなものが付いているのでたぶん隊長機なのでしょう。実際にはワイヤーカッターだそうですが。



ここからは空自の機体。レイセオン・ビーチT-400練習機です。
見た目の通りビーチクラフトのビジネスジェット、400型を流用しています。練習機というと戦闘機パイロットを養成するものを思い浮かべますが、これは輸送機なんかのパイロット訓練生のための機体です。
なお400型の原型機はその昔三菱がアメリカで開発・販売をしていたビジネスジェットMU-300ダイヤモンドなのでした。ただMU-300は星のめぐり合わせと三菱の大誤算が重なって鳴かず飛ばずなほど売れなかったので、この機種をビーチクラフトに移管したのを最後に三菱はアメリカから撤退してしまいましたとさ。
そんな機体が巡り巡って日本の自衛隊に採用されたというのは三菱にとっては本懐なんでしょうかね?



親の顔より見た練習機ことノースアメリカンT-6Fテキサン。第二次世界大戦時から生産されていたアメリカの練習機で、航空自衛隊発足時にアメリカから供与されたもの。
さすがにこれはとっくに退役したやつですが、静浜基地でこうして保存されています。退役したのは1965年だそうなので、既に50年以上保存されていることになります。空自さんは退役した飛行機を保存しているという場合が多いです。



ビーチクラフトT-34メンター。航空自衛隊初期の初等練習機として採用。富士重工でもライセンス生産していたようで。
やはりここで保存されています。



今のT-34をパクっt・・・もとい参考にして開発した国産機(笑)ということになっている富士T-3。
T-34と外観がほぼ全く同じ機体になっているのが特徴。よくビーチクラフトから怒られなかったなこれ・・・。



またCH-47。ただしこっちは航空自衛隊の機体。迷彩柄がなんとなくおもちゃっぽい方が空自です。



時間となって航空祭開幕。わーパチパチ。
開幕は静浜所属のT-7による展示飛行でした。



デルタ形態で会場をフライパス。う~ん真っ黒。

今日はここまで。


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久しぶりの静浜基地航空祭へ その1【2016/09/25】

2017-06-17 22:34:56 | 旅行・イベント記

家から一番近い航空自衛隊の航空祭は静浜基地で開催されているものです。すぐそこなので小さい頃に連れられて行ったこともあります。
カナダに行っている間にすっかり飛行機にも興味を持ってしまったため、久しぶりに静浜基地航空祭に行ってみようかなと思った次第なのでした。

基地までは焼津駅から出ているシャトルバスに乗っていきます。カナダのエアショーではバンバン自動車で乗り付けに行けたのに(それでも駐車場からはシャトルバスだが)
とはいえ実はこのシャトルバスも今回の楽しみのひとつでした。シャトルバスはしずてつジャストラインが受託して運行するのですが、東は西久保営業所から西は浜岡営業所まで各地からバスが動員されてくるのです。もしかしたら珍しいバスの1台や2台見られるかもしれないと期待していたのです。
でまあ、そしたらいきなり復刻塗装(赤)の日野ブルーリボンII(唐瀬)が停まっていました。これは幸先がいいな。



ちょうど乗るバスがこれになりそうです。



専用の行先表示器もゲットです。




着きました。まだ開会まで時間がありますし、せっかくなのでバスを見ていきましょう。帰りはソッコーで撤退するのでそんな時間無いですから。



ほらほらまたすぐ来たよ~。しずてつの現役車両の中でも最も変わっているもののひとつ、ふそうエアロスターMP618(浜岡)です。
路線バス用のエアロスターですが、フロントマスクだけは観光バス用のエアロバスのものになっています。塗装も観光/高速バス用の塗装です。一説では相良特急の予備車として導入されたワンロマ車とかなんとか。



後ろから見る分には普通のエアロスターなんですが・・・。
今は岡部と相良、浜岡に数台ずつ配置されているので、お目にかかる機会も少ないです。稀に中部国道線や競輪シャトルバスで静岡市内に顔をだすこともあるそうですが。
バスに興味を持ったときから見てみたかったバスなので、ようやく見れたことに感激です。



いすゞキュービック+富士重7E(岡部)
旧型のバスもたくさんやってきます。



いすゞエルガ(浜岡)ダイドー広告。
場所柄、岡部以西のバスが多い感じですかね。



エルガ(鳥坂)



エアロスターK(岡部)



エルガ(鳥坂)LuLuCa広告。



キュービック+7E(浜岡)
西に行くほどボロが多い。



さらに浜岡の7Eが2台。

ここら辺で切り上げることにしました。地上展示機も見ないといけないしね。

今日はここまで。


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カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その12【2015/08/15】

2017-06-15 22:50:01 | 旅行・イベント記

B-25DミッチェルとT-6ハーバードの展示飛行の続きです。
が、ミッチェルは一足先に着陸。ハーバード2機は引き続き飛行を続けます。



鈍重なミッチェルに合わせる必要がなくなったのか、ハーバードはスモークを出しながらさっきよりも高速で飛行を始めました。



けっこう密集して飛びます。
ちなみに先頭がハーバードMk.IV、後を追うのがハーバードMk.IIです。Mk.IVの方が天蓋の窓枠が少ないのが分かると思います。






腹見せ。



脚見せ。



複数機が飛行していると画になりますね~。



これを最後に着陸しました。

短めですが今日はここまで。


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カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その11【2015/08/15】

2017-06-13 22:31:47 | 旅行・イベント記

スノーバーズの展示飛行の次は、ヒストリックフライト財団のB-25Dとイエローサンダー・ハーバードチームのハーバード(T-6)2機の展示飛行です。
時刻は14時前。エアショーも後半戦です。



まずはB-25Dミッチェル(N88972)が離陸します。この機体には「グルンピー Grumpy」という名前もつけられています。日本語だと「不機嫌号」になるんですが、何か他の意味があるのかしら。
1943年10月カンサスシティにあるノースアメリカンの工場で製造された後、アメリカ陸軍に納品されました。その後、1944年1月にカナダ空軍に移管されて1962年2月まで現役でした。その後なんやかんやあって今も動態保存されています。
塗装はイギリス空軍第98飛行隊のKL161の塗装だそうで。よく見るとラウンデルが蛇の目ですな。



操縦士が窓からカナダとアメリカの国旗を掲げる粋な演出。



続いてハーバードMk.IV(C-FVYF)がタキシング。
前も書きましたが、ハーバードというのはアメリカ軍の練習機ノースアメリカンT-6のイギリスでの呼称です。
ハーバードMk.IVは戦後に再生・生産されたノースアメリカンT-6Gに相当する機体です。ノースアメリカン以外でもライセンス生産されていたようで、このC-FVYFはカナダ自動車・鋳造社 Canadian Car & Foundryで1952年2月に製造されました。
カナダ空軍に納品されて、1967年6月まで現役だったそうな。



2機目のハーバード。こっちはハーバードMk.II(CF-PST)。Mk.IIは戦時中のモデルAT-6に相当する型式です。
Mk.IIとMk.IVの違いは天蓋の窓枠でして、Mk.IVの方が窓枠が少なくなっています。他の見た目の違いはよく分からん。
1943年ノースアメリカンで製造されてカナダ空軍に納品された機体です。退役は1960年9月。カナダなのにラウンデルがイギリスと同じ蛇の目ですが、現在のような楓のマークが制定されたのは1946年からなので、戦時中の再現だとこれが正しいです。



3機が滑走路の端まで行くとウェストジェットが着陸してきました。これが滑走路を出てからの離陸になるでしょう。
機材はB737-700 (C-GMWJ)でした。垂直尾翼のロゴマークがチェック柄になっている特別塗装機でした。こいつはラッキー。



ウェストジェットの着陸後、まずハーバードが離陸。編隊離陸でした。



続いてミッチェルも離陸。
自分はこの手の古典機の飛行は今までに単発の単座/複座機しか見たこと無いので、双発の爆撃機がこうして飛ぶのを初めて目の当たりにしました。月並みですが「よく飛ぶなぁ」と。そりゃ飛ぶように設計されてるんですから物理的には飛ぶんですが、70年以上前の機体を飛ぶように復元してその状態を維持することには敬意が湧いてきますね。



会場上空で編隊を組みます。






ミッチェルを先頭にしたデルタ編隊で会場をフライパス。
うーむ、贅沢な異機種編隊だ。



編隊もきちんとしていますね。



今度は左からフライパス。



再び右から。



最後はミッチェル単独で飛行。いいっすねぇ。



いいアングルだ。光線と望遠が残念だけど。

今日はここまで。


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カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その10【2015/08/15】

2017-06-06 23:09:07 | 旅行・イベント記

前回に引き続きカナダ空軍の曲技飛行部隊「スノーバーズ」の展示飛行を見ていきます。
次は「バルカン編隊 Vulcan」です。バルカンはローマ神話の火の神のバルカンですが、それとこの編隊がどういう関係なのかはよく分かりません。我々は無知なので。



今度は「ドラケン編隊 Draken」。ドラケンはスウェーデン語で「龍」の意味です。
フォーメーションの名前はカナダ空軍の公式ページからです。



さらに「コンコルド編隊 Concord」。「調和」を意味するフランス語です。
どれもビタっと決まった緻密な編隊を組んでいて通過する度に息を呑みます。
使用機体のCT-114は練習機なので訓練生と教官の複座なのですが、座席が横に並ぶサイドバイサイド配置になっています。パイロットは右側に座るのですが、自動車の運転と同じで左側の視界は右側よりも悪くなるわけです。
他国の曲技飛行部隊の機体は大抵どこも複座が縦に並ぶタンデム配置で視界が良いので、スノーバーズはこの点でハンデがあるわけです。
にも関わらずこれだけ密集した編隊を正確に飛行するというのは贔屓目無しで高い技術を持っているといえます。

それとここにきて、バルカン、ドラケン、コンコルド、この3つは飛行機の名前になっているという共通点があることに気づきました。言われてみるとその飛行機の形状をしているよ~うな気もしますが、たぶん気のせいだと思います。



9機の並列飛行 Nine plane line abreast でフライパス。



望遠で。バチーン!と決まっています。



後追い。一番左の機体がほんの少し遅れてるな・・・。



背中を見せながらビッグダイヤモンド編隊。



左から飛来してきてブレイク。



無秩序に飛んでいるようでちゃんと訓練と計算がされた機動なんだろうな。






そこから1機ずつどぴゅーんと一直線に飛んでいきます。



そして着陸。3機編隊が1機ずつ着陸していきました。1番機。



9番機。



2番機。他6機。

と、スノーバーズの演技はこんな感じでした。
多数の機体で編隊飛行を途切れなく行うのが特徴の演技でした。間違いなく一流の曲技飛行部隊です。
正直9機固まった編隊飛行ばかりで変わり映えしなかった・・・とも思いましたが、他の会場で行われた展示飛行を見てみると、7機や4機編隊の飛行や単機同士の交差飛行などもあるようです。
たぶん雲が低く空の状態が悪かったのでそういった飛行が出来なかったんじゃないか・・・?とも取れました。また今度は晴天の日に見に行かなくては・・・と思います。

今日はここまで。


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カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その9【2015/08/15】

2017-06-04 23:26:14 | 旅行・イベント記

次の演目は、お待ちかねのカナダ空軍の第431曲技飛行隊「スノーバーズ Snowbirdsです。航空自衛隊のブルーインパルスのように空軍が運用する曲技飛行部隊です。

第431飛行隊の起源は第二次世界大戦時の第431爆撃飛行隊と歴史の長い部隊です。戦後1954年には第431戦闘飛行隊となってF-86を運用しました。これの任務はエアショーでの曲技飛行で、この時はまだ名無しのチームでしたがこれがカナダ空軍初の曲技飛行部隊となっています(ちなみにF-86を運用していた曲技飛行部隊は他にも1959年にカナダでの初飛行から50周年とカナダ空軍35周年を記念した曲技飛行部隊「ゴールデンホークス」もありましたが、これとは別の部隊のようです)
その後1967年には「黄金の百年祭 Golden Centenaires」というカナダ建国100周年を記念した曲技飛行部隊が臨時編成されました。この時使われたのがカナディアCT-114チューター練習機だったのです。ここ重要ですよ。このゴールデンセンテなんとか(すまねぇフランス語はさっぱりなんだ)は臨時編成だったので1年限りで解散します。
ところがこれで終わらず、ゴールデンセンテネアーズのパイロットたちが1969年に非公認の曲技飛行部隊を編成して、翌1970年にエアショーで白く塗られたCT-114で披露します。これが大人気でして、機数は4機から7機に増えるわ、スノーバーズという愛称は与えられるわ、最後には1978年に公式の曲技飛行部隊に昇格して現在まで至ります。



スノーバーズが離陸体制に入りました。
曲技飛行部隊は大まかに6機程度の戦闘機でパワーに物を言わせた力強く素早い展示をするアメリカ流と、10機前後の練習機で緻密で美しい編隊展示をするヨーロッパ流に分けられます。スノーバーズはアメリカ大陸に在りながらヨーロッパ流の展示飛行をするチームです。そこはやはりイギリス連邦なのかな?
スノーバーズはCT-114を9機運用して展示飛行します。これは曲技飛行部隊としては多めの機数です。



まずは1,2,3番機が離陸します。編隊離陸はブルーインパルスでは見られないものなので、早速得した気分に。



続いて4,6,7番機。展示飛行するのは9機ですが、部隊には11機在籍しているので途中で欠番が出る格好になります。10,11番機を予備にすればいいんじゃないのかしらと思いますが、じゃんけんで今日の欠番機を決めるとかあるんでしょうか?



最後に5,9,11番機が離陸。この編隊は目の前を通過する時点ですでに浮かび上がっていました。



後追い。
ちなみに使用機のCT-114ですが先述の通り前身のゴールデンセンテネアーズ時代より一貫して運用されています。一番新しい機体でも1966年製です。いくらなんでも寿命を超えていると思うんですが、空軍はあと10~20年は使い続けるようです・・・。B-52みたいに親子2代続けてCT-114に乗ったとかいう話も出てきそう。
本来の練習用の機体は2000年までに全機退役していますので、スノーバーズのためだけに残されている状態です。1機種をこれだけ長い間使い続ける曲技飛行部隊もいないよなと思います。



ウィル・アレンがまだ飛んでいました。スノーバーズが体勢を整えるまでのつなぎかな。



ハエみたいな動きをする(褒めてる






最後に背中を見せながらフライパス



着陸しました。



スノーバーズの登場です。
曲技飛行部隊というとブルーインパルスしか今まで見たことがないので、どのような展示飛行をするのかというのは初めから興味が尽きませんでした。かなり期待しています。



午前中どんよりとしていた天気はお昼から好転してきて、場所によっては青空が見えるようになってきました。これはこの後の演目にも期待がかかります。



ただしまだ大部分の箇所は雲が厚く・・・。



そしてビッグダイヤモンド編隊でこちらへ向かってきました。
機体の裏側は真っ赤で、そこに白く鳥の影が描かれています。我々はスノーバーズなので。ちなみにスノーバードというのは日本語だとユキホオジロになります。



「お見事!」としか言いようのない正確で美しい編隊飛行です。しかも9機編隊なので見た目の迫力も大きいです。いやこれはあっぱれ。

今日はここまで。


その10へ→

カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その8【2015/08/15】

2017-05-30 22:40:37 | 旅行・イベント記

前回に続き、ウィル・アレン Will Allen のピッツ スペシャルS-2 (C-GZPG)がまだ飛んでいました。















展示飛行を撮るのにも飽きてきたのか、遠くにいるCC-177の全体を撮っていました。垂直尾翼デカいなぁ・・・。



ウィル・アレンの演目が終わると、次はカナダ空軍第407長距離哨戒飛行隊 407 Long Range Patrol Squadron ロッキードCP-140オーロラ (140110) でした。



CP-140・・・つまりはP-3C対潜哨戒機のカナダ版です。
対潜哨戒機は海軍が保有運用するのが通例なのですが(自衛隊でもそうなっている)、カナダでは空軍のものになっています。
これは、対潜哨戒の他に洋上監視、救難活動もできる機体に仕上がっていて、活動範囲に陸地も含まれることがあるためだそうな。ちなみにアフガニスタンやリビアに派兵されていた時期もあったんです。
これも更新時期に来ていてボーイングのP-8を購入するらしいですが、最近カナダとボーイングの間で何か揉めているようなので(F-35の代わりに買うはずのF/A-18E/Fをキャンセルするかもしれないらしい)、これもどうなるやら。
カナダの装備品購入っていつも話が二転三転しているような。



主脚を出しながら低速でフライパス。



腹見せ。ソノブイ投下口がよく見えます。



もう一度フライパス。



着陸しました。



次に飛んだのはジェフ・レター Geoff Latter 南昌CJ-6 (C-FGCJ)。中国の昔の練習機です。
扱いやすいのか分かりませんが、北米で結構な数がフライアブルだと言われています。T-6テキサンみたいな扱いかな。以前も取り上げているので詳しい話はこっち



スモーク発生装置を取り付けていました。でもエンジンの排気のような気もします。



背中見せ。
CJ-6はガルウィングや長いノーズが特徴的ですね。



脚を出して低空飛行。



良いロール角度でフライパスしてくれました。
なにせたくさん機体が残っているので、思い思いの塗装で塗られている機体もいるようですが、この機体はオリジナルに忠実に塗られています。



着陸しました。
こういった古典機が展示飛行するというのが北米のエアショーのいい所です。

今日はここまで。


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カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その7【2015/08/15】

2017-05-15 22:20:57 | 旅行・イベント記

次の飛行展示は、スーパー・デイブ・マシソン Super Dave Mathieson のMX航空機のMX2 (C-FMYA)です。
離陸した直後にこのナイフエッジという演目を披露してくれました。機体を90度ロールしながら水平飛行するというもの。
主翼から発生する揚力を利用できないので、エンジンの推力で飛行する格好になります。なので、やや斜め上に機首を向ける必要があります。そういうわけで、斜め上を向きながら水平飛行するという少しおかしな機動を見せてくれます。
逆さまに飛行するのは、まだ対称翼などで揚力を得ることは出来ますが、ナイフエッジだとそれも出来ないので、難度はかなり高いと思います。



こういう機動ですね。よくやると思います・・・。こんな技は初めてで、今回一番驚いた演目でした。



急降下。これの演技はキレッキレなものでした。



MX2というのはエアレース用に開発された機体です。なので速そうで軽そうなのです。



急上昇。



からの降下。



次はウィル・アレン Will Allen のピッツ スペシャルS-2 (C-GZPG)。1944年初飛行の曲技飛行用の機体です。
演目に使う音楽にこだわりのあるパイロットなんだそうですが、写真だけじゃワカランチン。



離陸。



それぞれの演目が切れ目ないので、このままだとお昼を食べる時間もないと思って、この人の曲技飛行はここら辺でブッチして昼飯を買いに行きました・・・。
でも屋台はどこも大混雑で、これに並んでいたら絶対何人かの曲技飛行は見逃すなと思って何も買わずに席に戻りました。結局最後まで飲まず食わずでしたとさ。



ちなみにこんな演技をします。



今日一番のキチガイ、ジーン・ソーシー Gene Soucy のウィングウォーカーです。機体はグラマンG-164アグキャット (NX7699)。1957年初飛行の農薬散布用の農業機です。農業(=アグリ)ネコだからアグキャットなのです。グラマンお得意の猫シリーズだね。
最初はまあ、普通の複葉機の曲技飛行だと思ったんですよ。



!??!??!!?
主翼に人が立ってるぞ!?ウッソだろおい!?

離陸前に降り忘れたわけではなく、演技するマンマンだそうです。ヤバいな、普通転げ落ちるだろ。



人を機外に立たせたまま普通に曲技飛行している・・・。
ほかの曲技飛行と比べると動きにキレはないですが、それでも普通に宙返りやロール運動をやっているのですよ。
立っている人は主翼の間、パイロットの風防の前にしゃがんでいます。パイロットの前見えないじゃん・・・。



宙返りしてるぅ~~~。
よく振り落とされないなと。



(なんかよじ登ってないかアイツ・・・?)



ひえぇ~見ているこっちが怖くなる~~~。
上側の主翼によじ登って機体から伸びている磔みたいな棒に寄りかかりながら飛んでいます。スリルは最高潮だろうな。勇敢というか無謀というか。



それにしてもどのパイロットも低く飛んでくれますねぇ。撮影がやりやすい。






磔にされたまま機体を180度ロール。拡大してみてみると、足を台に固定して飛んでいるようです。他に磔にも何か拘束具があるんだと思いますが。






今度はお前が逆さまになるんかい!と、逆立ちして飛行しています。
もう本当に恐れ入りました。



こんな感じの演目でした。ウィングウォーキングは1920年代から行われている歴史ある曲技なのですがこれまた初めて見たもので、本当空を飛ぶ男たちは命知らずです。
今回もいいものを見させてもらいました。



これも動画があったので貼っておきます。

今回はここまで。


その8へ→

カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その6【2015/08/15】

2017-05-11 21:16:19 | 旅行・イベント記

やたら数のあった地上展示機をやっつけて、いよいよ飛行展示を観覧します。課金席の横には写真のようなDJブースがありました。
司会の挨拶が始まると程なくしてみんな立ち上がって脱帽し始めたんで何事かと思ったら、国歌斉唱でした。お、ちゃんと歌うのか・・・自衛隊の航空祭じゃなぜかやらないですけど。
なおワイカナダ人、口パクしかできなかった模様。



開幕を務めるのは、地上展示もされていたノースアメリカンT-28トロージャン (C-GTLW)です。
本来は最初はスカイホークという空挺兵集団が務めるはずだったんですが、空模様が悪いということで後回しになりました。今回は悪天候によりプログラムの順番がだいぶ異なっていました。

T-28が課金席の目の前のエプロンをタキシングしていきます。



T-28が滑走路の端に行くと、旅客機が着陸してきました。エアショーと通常の旅客機とで滑走路を共用しているので、時折こういうことが起こります。旅客機撮影マンとしてはおいしい出来事です。
着陸してきたのはパシフィックコースタル航空のSAAB 340A (C-GPCG)のキャンベルリバー発の8P707便でした。



離陸しました。
なお機材についてはSony α6000に55-210mmレンズなので、まあ手練れの方たちに比べると貧弱なのはご承知くださいね。



それでもどこぞの極東の某島国の軍隊なのかハッキリしない或る空軍が主催する航空祭と較べてものすごい低く飛んでくれるので、200mmレンズでもこれだけ撮れます。最高ですよ。



腹見せ。
F6FやP-47もそうですが、一見デブに見える機体も実は縦に長いだけで幅は人並みにスリムなのだ、というのが分かります。



写真なんでアレですが、初っ端からブンブンとアクロバティックに飛び回ります。やっぱりパワーがあるんだな。



エプロンに目を向けてみると、次に飛行展示する機体がスタンバっていました。
スカイダンサーこと、アンナ・セルビネンコ Anna Serbinenko の操縦するAmerican Champion "Decathlon" (C-GAKG)です。
女性の曲技飛行パイロットで、たぶん女性というのは珍しいです。



T-28はまだ飛行します。



セルビネンコの機体が離陸しました。
スモークを出しながらとんでも速い速度で過ぎ去っていきました。これは期待できます。



逆さまに飛ぶT-28。この逆さ飛びってどうやって揚力を得ているのやら。
ここらへんでT-28は退場します。掴みはバッチリだったぜ。



セルビネンコが急上昇してその後降下していきます。



そこから水平飛行に戻る。



大きな円を描く。
スモークがあると写真でも機動が分かるんでいいですね。



アップで。
曇っていて暗いのが何よりも残念。



キレッキレで限界に挑むというよりかは優雅で落ち着いた曲技が多かった印象です。









着陸。
曲技飛行というのは飛行機が誕生してからまだ程ない複葉機の時代からあったのですが、何せ日本にいるとブルーインパルスくらいしか曲技飛行に触れる機会がないので、個人の曲技飛行を見たのはこれがほとんど初めてみたいなものです(小さい頃にロック岩崎の飛行を見たことはありましたが忘れてしまったので・・・
いいものを見せてもらいました。



旅客機の発着があるので演目は中断。さすがに旅客機の側でアクロバットすることはないそうだ。
機体はウェストジェットB737-600 (C-GXWJ) WS550便カルガリー行き。600型は短いなぁ・・・。



さっき着陸してきたパシフィックコースタルのC-GPCG 8P707便バンクーバー行きが離陸していきました。
離陸した直後上昇していく瞬間を撮れて満足。いいカットだ。



さらにセントラルマウンテン航空のBeech 1900D (C-FCMN)が着陸。

今日はここまで。


その7へ→

カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その5【2015/08/15】

2017-04-26 22:27:43 | 旅行・イベント記

ここら辺からはカナダ軍ではない個人所有のような機体が現れ始めました。なので機体も古いものが・・・。
これはノースアメリカンT-28Bトロージャン。同じノースアメリカンの傑作練習機T-6テキサンを置き換える目的で開発されました。アメリカ空/海軍他で使用されていた練習機です。航空自衛隊でも実験目的で1機だけ購入していました。
なおトロージャン Trojan というのはトロイア人の意味。テキサス人の次がトロイア人というのは急激な変化ですが、たぶんこれは名前の頭文字を練習機 Trainer の頭文字のTと合わせたかったんだと思います。
エンジンがライトR-1820という戦闘機にも使われるようなものだったので無駄に高出力。なので武装して暴徒鎮圧用の軽攻撃機(COIN機)にも使った国があるだとかで。実際これ、ぱっと見戦闘機みたいな姿しているし。
これは個人所有の機体で、C-GTLWというレジ番も取得しています。この後のエアショーで飛行展示も行います。高出力機だと曲芸飛行にも適しているということですかね。
ちなみに塗装はアメリカ海軍のものです。



セスナL-19バードドッグ
1949年12月初飛行のアメリカ軍用の連絡機/着弾観測機。セスナの民間機モデル170を軍用に改設計したモデル305Aが原型。後方視界確保のために胴体後部の設計変更、座席の直上にある主翼の一部を透明な部材に替えて視界を提供するといった変更がされています。
アメリカ三軍で使われていたので、アメリカだけでも陸軍がL-17、空軍がO-1、海兵隊がOEと名前が3つもあります。型式統一後はO-1に落ち着いたそうですが。
全部で3,431機が生産されて朝鮮戦争やベトナム戦争では実戦投入もされました。ただ、ベトナム戦争で450機以上の損失を出してしまったので(恐ろしい数だ・・・)その補充のために後継機が入ってくるとだんだん影が薄くなっていって(?)1974年までに退役しました。

カナダ陸軍でも1954年に29機のL-19を購入してやはり連絡機/着弾観測機に使いました。1973年までにCH-136(OH-58カイオワ)に置き換えられる形で退役しましたが、機体はその後カナダ空軍士官候補学校で使われたんだそうです。
このArmy 713(レジ:C-FHDJ)はカスケード・ウォーバーズ所有で、復元に10年以上かかったとのこと。ちなみにL-19はまだ300機以上が飛行可能な形で存在しているらしいですよ?



デ・ハビランド・カナダDHC-8-100ダッシュ8 (C-GSUR)
きっと3倍の速さが出る真っ赤なDHC-8。これは国家航空監視計画 National Aerial Surveillance Program で運用される機体で、所有も政府の運輸省になっています。
カナダ管轄下の水域・海域を通行する船舶からの汚染を上空から監視することを目的にしています。なんでも公害物質を検知できる機器が積んであるとかで。機体のエンブレムも汚染物質を垂れ流す船を監視している絵です。
航空機は西海岸のバンクーバーと東海岸のモンクトンにDHC-8が1機ずつ、五大湖監視のためにオタワにもDHC-7が1機配置されています。



ビーチクラフト モデル200キングエア (C-GCAO)
説明もなくぽんと置かれていただけの謎の水産海洋省の機体。用途はよくわからないですが、職員輸送用辺りですかね?



これもたぶん3倍速いノースアメリカンT-6テキサン (CF-WLO) レッドナイト号。
注目すべきはノーズアートで、「レッドナイト」が描かれています。これは昔存在したカナダ空軍の曲技飛行部隊の名前です。ただ使用機体はT-33のはずで、T-6は使っていなかったはず。



なのでまあ、レッドナイトが好きなんだけどT-33を飛ばすのは難しいから身の丈にあったT-6を真っ赤に塗ったぜ、といったところでしょうか?



またT-6 (N4802E) ガンスリンガー号。レジから見るにアメリカからの参戦か。
塗装は完全に趣味の域で資料性はもう無いでしょう、たぶん。
ちなみに一部では軽攻撃機型のAT-6と記述しているところもあり。



全く知らない飛行機ですが、これはノースアメリカンL-17ナビン (CF-EZI)。
1946年初飛行の飛行機で、元は民間機として開発したもの。それがアメリカ軍でも採用されて、恐らく連絡機に使ったんだと思います。
塗装ですがどうもこんな塗装はなかったようで、これも所有者の趣味なのかな?と思ったほうが良さそうです。
ところで他の航空機もそうですが、個人所有機なのにこんな米軍の国籍マークやU.S. Air Forceなんて文字書いても怒られないんですかね・・・。白か黒かだと黒でしょうから、一応こっそりやってるんだと思います。



なんか奥にデカいのがいるなぁと今までずっと視界に入っていたのですがこれはボーイングCC-177グローブマスターIII (177705)。地球の覇者とは大層なお名前だこと。
2007~2015年にかけて導入されたアメリカ空軍のC-17と同様の大型輸送機。大陸横断や海外展開などの長距離輸送で使われます。これ1機でヘリコプター3機、戦車1両、空挺兵102名を運べますぞ。



現在はボーイングの製品ですが元々はマクドネル・ダグラスのもの。どことな~くですが同社の旅客機DCシリーズの面影を感じます。



後ろを振り返ってみる。
これだけ種類が多いと楽しいもんですね。しかも好き放題近づける。持ち時間ほとんど全部使っちゃいましたけど。



前を向き直してさらに向こうを見てみると、CF-18とCT-114が待機していました。
CF-18はバトル・オブ・ブリテン75周年特別塗装機で、スピットファイアと同じ迷彩塗装が再現されています。CT-114は空軍の曲技飛行部隊スノーバーズの所属です。
どちらもこの後の展示飛行で登場します。



ちょうどウェストジェットのB737が飛来してきました。CF-18と重なったので一緒に撮影。面白い光景です。



もう地上展示機は無いと思っていたら、まだノースアメリカンB-25Dミッチェルがいました。第二次世界大戦期のアメリカ陸軍の有名な中型爆撃機。D型というのは前期型の型式。B型からエンジンの換装と爆弾搭載量を増やしたもの。これ以上の説明は割愛(手抜き
100機以上といわれるB-25の現存機のほとんどがJ型という中でD型というのは比較的珍しい型式でして、ほぼ同型のC型と合わせても10機あまりしか残存していません。C/D型合わせて約3,900機も生産されていながらこの残存率というのはやはり、戦争で消耗されたのだなと。やはり大戦前期の機体は現在に至るまで保存される例は中々少ないものです。
所有はシアトルの北にあるペインフィールドを拠点にするヒストリックフライト財団で、これの他にも色々と飛行可能機を所有している模様。これも飛ぶんだそうよ。マジかよ。



最初地上展示機を見る時間は1時間あったのにもう飛行展示開始5分前まで差し迫ってしまったので席へと向かいます。
実はまだ個人所有機が何機か地上展示されていたんですが、時間切れになってしまい泣く泣く諦めることに・・・。

もう忘れてしまったと思いますが、私はより近くで飛行展示を観覧できるボックスシート席を課金して確保していたので、そこに陣取ります。
もうめぼしい座席は埋まっているかと思いきや(席は自由席)後ろ側はがら空きで、前側もちらほら空席がありましたので一安心。やはり来場者数が多くはないのです。
ちなみに無課金だと座席はないのですが、みんなピクニックシートとかキャンプで使う椅子なんかを持参していて、手慣れているもんだと思いました。

席に座って一呼吸しているとCP-140が任務上がりなのか飛来してきました。
では次回から飛行展示が始まります。


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