落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「スポットライト 世紀のスクープ」

2016-05-03 12:09:18 | 映画
アカデミー賞作品賞受賞作品。
なのに、上映館少ない。そろそろ上映、終わるかも。



観たら納得。
地味だ。
盛り上がりがない。



コース料理と言うより、小鉢が次々と出てくる感じ。
役者さんも頑張ってるんだが、地味。
ハルクの演技は、むしろクドイ。
地味なりの、観た後のズシリ感もない。



新聞記者のグループが取材によって「神父による児童への性的虐待事件」を暴くのかと思ったら、
そのテーマを選んだのは、ボストン・グローブ社が合併したニューヨーク・タイムズ社から来た新編集長。
なぜ、彼がこのテーマを選んだかは不明。
とにかく、トップダウンで、「スポット・ライト」チームはこのテーマを追う事になる。



しかも新編集長がこれをテーマに選んだのは、前から「事件」になってたから。
おまけに、教会側と言われていた弁護士も、被害者たちも、ボストン・グローブ社に
スポットライトチームが取材する前に、情報を提供してるんだよ。
なのに、この新聞社は取り上げなかった。



なんで、この新編集長は、この事件をスポットライトチームに追わせたのか?
自分も被害者だったんだろうか? と、私の勝手な想像です。



おまけに電話の声のみで登場する「サイプ」という人は、統計学的に、神父の6%が幼児虐待してるという数字と、原因は独身制度にあるという結論をすでに持ってる人で。6%って、どんだけサンプル数で出せる数字なんだ? この人はどれだけ取材して、数字をまとめて、あげくに教会側から目を付けられたんだ? この人を描いた方が、映画になるんじゃないの?



途中、9.11も起きて、記事の発表時期も伸びてしまい、1年を描いた作品なので、長く感じるのか・・・。
ボストンって、大都会のイメージだったが、この映画では保守的な地方の小都市みたいだった。
そこら辺中に、変態神父がいるし。



ビックリしたのは、お爺さんに見えたベン(アイアンマンのお父さん!)が、私より年下だったって事。
あっちゃ~。
コメント
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