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落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「サブスタンス」

2025-05-29 00:12:36 | 映画

主人公のエリザベスを演じるデミ・ムーアも、その分身のスーを演じるマーガレット・クアリーも、全裸だ。

二人とも(特にデミ・ムーア)、レオタードか、外出用の黄色いコートか、バスローブを着ている以外はだいたい全裸だ。(いや、服を着てるシーンもあるが)

偉いなあ。よく脱いだなあ。20年前に「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」出演時に2,000万円以上かけて体をいじったデミ・ムーア、まだその整形は活きていたんだろうか?

ってか、そこまで体をいじるって事は、充分今回の「サブスタンス」の主人公になるべくしてなったって事か。

そりゃ、アカデミー賞の主演女優賞候補にもなるわさ。やっぱり脱ぐとノミネートされるのかな。

おっぱいとお尻がいっぱい! おっぱいは最後には、別の形で出て来るぞ。

欧米の女の人って、お手入れはするけど、下の毛を全くツルツルにするわけではないんだなあとも思った。

あと、デミ・ムーアの肌荒れも見事。対するマーガレット・クアリーは多分CGだろうが、毛穴もないツルツルボディだ。

ホラーとかSFとか言うけど、そこまでは振り切ってない。ホラー映画らしい馬鹿馬鹿しさはないし、SF映画らしい緻密さもない。背中がパックし割れてるのに、5㎝置きの糸止めで1週間で傷口がくっつくのも凄い。母体用栄養剤のお陰だろうか? あと、「サブスタンス」の薬代はいくらだったんだろうか?

そして、エリザベス&分身で、マンションにあんな素敵な隠し部屋を作ってしまうのも凄い。

秘密を守るために家政婦さんに掃除を頼めなくなって、二人とも互いへの当てつけに部屋を滅茶滅茶にして、1週間ぶりにまず目覚めると掃除ってのが笑えた。これくらいかな、笑えたのは。

とにかく、主人公の若さに対する狂気ぶりが真面目過ぎて、見終わると疲れる。

終盤の大晦日のテレビショー&13万リットル血糊シーンは死直前のエリザベスの観た幻覚なんだろうなあ。と、私は思う。それまでエリザベスもスーも段々幻覚を見てたし、モンスターの姿でTV局に入れたとは思えないし。13万リットルの血糊は、1つの個体から出る量として多過ぎるので(凄いスピードで体内で血液が生成されて噴き出していたのかな?)、笑うシーンだったのだろうか? 全身血だらけになる人々の姿はデ・パルマの「キャリー」っぽい。

TV局の廊下のセットとか、デニス・クエイドの演技とか、全体のカメラアングルとか、キューブリックの、特に「シャイニング」に似せてるのかなあ。使用した血の量を宣伝に使うとかもね。

エリザベスのキャラは、若い時にアカデミー賞受賞して、中年になってからワークアウトで活躍したジェーン・フォンダがモデルかと思った。

正直な感想は、全体的に古臭い。女性が男性にとって見た目の若さで判断されるのは人類誕生の頃からだろうし、じゃあ女性が男性を見た目で判断してないかと言われたら、絶対してるし。男女問わない、自然の摂理だ。今更それがどーした?

しかも、エリザベス、ずっと女優をやっていて、何を今更嘆いてるんだ? 自分が20代の頃は、絶対に30代の先輩を心の中で(ババア)と思ってただろうし。

来るべき50代に対して、何の準備もしてなくて、番組をクビになったからと何をショック受けてるんだ? 女優が40代になったら仕事がなくなるのは20年以上前の「デボラ・ウィンガ―を探して」でも題材になってて、じゃあ年を取ることにどう向き合うかと、今まで何も考えてなかったのか? 馬鹿か、と64歳の私は冷たく思うのだった。

なので、これはやっぱり現代の話じゃなくて、40年以上前のジェーン・フォンダの時代の話ではないだろうかと私は思う。スマホが大活躍してたけどね。

唯一、21世紀ぽいなあと思ったのは、大物TVプロジューサーのデニス・クエイドがスーに手を出さなかった事だな。20年以上前なら、絶対寝ようと口説いてただろうなあ。

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「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」

2025-05-25 13:58:11 | 映画

本編前のアメリカ映画の予告編が「トロン」「リロ&スティッチ」「べストキッド」「スーパーマン」と(今、本当に令和か?)と思う程の焼き直しばっかりでさ。(大丈夫なのか?この企画力で。ハリウッド映画!)と思ってたんだが。

あらあ、「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」観たら、大丈夫でしょう!と思った。少なくとも、トム・クルーズがいる間は。

3時間近いんだが、ずっとアクション満載で、ハラハラドキドキ。たまにホロッともさせられて。人類絶滅なんて悲惨なラストにはならず、ハッピーエンドと分かっているのに、3時間近く、ずっ~とハラハラドキドキ感を観客に与え続けるのは流石です!

人物の配置も上手でさあ。過去作品の人を時間の流れを踏まえて上手に出してるし。ディズニー映画と違って、人種や性別も違和感なく。軍やSPにいる女性も堂々としてて、そりゃその地位にいるよねった感じで。大統領やその側近たちチームも、尊敬に値する人ばかりでさ。この理想的なアメリカの指導者チームに涙が出そうになったわい。

核ミサイルが発射されそうになって、保有国それぞれの国旗が映し出されるのも効果的で。この国が保有国ですよ!とわざと広く認知させて、だから皆で真剣に監視しないとダメなんですよとトム・クルーズに言われているようで。特に今だから、イスラエルの国旗が映ると、あ~あ、となるなあ。

世界はとんでもなく大変な事になってるのに、相変わらずイーサン・ハントチームはギリギリの所で踏ん張って、ユーモアもあってバランスがいい。世界をエンティティから救ったのは、前作から登場のスリのグレースって・・・。スリの技がこんな所で人類を救うとは。

そして、ネット社会を牛耳ったエンティティに対抗する術は、人間同士の信じる心。

潜水艦からの脱出してチャンバー(減圧室)に入るまでのくだりがなかったり、アラスカの西海岸からあの飛行機で南アフリカまですぐに移動したりとおかしな所は目をつぶろう。減圧症になった私としては、グレースが減圧室に一緒に入ってたけど、体大丈夫か?鼓膜破れなかったか?と気になったけど。

前作で死んだレベッカ・ファーガソン(私は好きだ)演じるイルサへの追悼が何もなかったのはちょっと残念かな。

グレースに拷問しようとしてたガブリエルの部下を惨殺するイーサン・ハントの狂気みたいのもちゃんと描かれてて良かった。まあ、イーサン・ハントの一番の狂気は、スパイとして多分100名以上の人間を殺してきたのに、一般女性と結婚生活が維持できると実行した事だよなあ。

大統領が空母ジョージ・ブッシュの艦長(大統領も艦長も女性)に渡したメモ、「1996.5.22 セルビア」の意味は? 1996年5月22日は 「ミッション:インポッシブル」のアメリカでの公開日でもあり、そこにセルビアとあると、コソボ紛争の時だから、大統領と艦長がその日のセルビアで、深く平和を望んだ事件があったって事なのかな。

とくかく、「映画観たぞ!面白かったぞ!」と思える映画だった。是非、これで完結して欲しい。

↓ このシーンのトムの髪型にちょっと笑えた。結構毛があるねえ。そして、こんな風にカットしてるんだあ。

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「教皇選挙」

2025-05-16 17:26:03 | 映画

現代のCONCLAVE(コンクラーベ)でも、邦題は良かったのではないか?と思う。結構一般名詞になってるじゃん。

本物のコンクラーベの影響で混雑してて、109映画館のエグゼクティブシートがなかなか取れない映画だ。私が観に行った時も、公開から1ヵ月半たってるのに、平日の昼間の回で半分以上入ってた。Wikipediaによると、本物のコンクラーベの前に、本物の枢機卿が段取りの勉強のためにこの映画を観たそうだ。確かに勉強になるなあ。

隔離された屋内な舞台なので画面が暗いし、集まった枢機卿たちは同じ衣装なので普段映画を観ない人だと誰が誰か分からなかったかも。

本当はやりたくなかったけど、「教皇選挙」を仕切る事になってしまったトマス・ローレンス(レイフ・ファインズ)の苦悩の3日間だ。ミステリー映画というより、次から次へと問題が起こるので、ドタバタコメディっぽい。

教皇の候補4名のうち仲の良い、友人のベリーニ(「プラダを着た悪魔」に出てた気の良いゲイの人。老けないなあ。)とは、ローレンスにも結構票が入ってしまい、喧嘩になっちゃうし。最期は仲直りできて良かったわい。他の2名(1名は野心を隠してとぼけた味をだしてるジョン・リスゴー)はスキャンダルが発覚して騒ぎになるし。

テロも起きるし。もう嫌だ!といつローレンスが切れて、ヴォルデモートになってしまうのではないかとドキドキした。なるわけないけど。

もう公開して長いからネタバレになるけど

あんなふうにたった3日間で新参者が、(全員じゃないだろうが、年齢的にも)狡猾な100名の枢機卿の心を掴めるんだろうか? 確かに立派な人らしいが。いきなり現れたから、身元調査が間に合わなくて、教皇に決まってから、ある事実が発覚! 精神的な問題よりも、生物学的な問題だけどね。

ローレンスは、不安の中にも希望を見出すラストだったけど。

カトリック教会って、あんなに女性の地位が低いんだねえ。地位が低いというより、別の生き物みたいな扱いだった。イザベラ・ロッセリーニが最初から結構映っていたので、何かやってくれそうだなとは思っていたけど。今後、女性の枢機卿が現れることってあるのかなあ。無いんだろうなあ。

選挙現場になるシスティーナ礼拝堂はじめ、ほぼセットだったらしいが、見事な舞台だった。

政治的にも権力を持つ教皇。ベニテス新教皇は13万人の信者を上手くまとめられるんだろうか。在位33日で謎の死をとげた、ヨハネ・パウロ1世をリアルタイムで知っている私には不安だ。

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神奈川県立花と緑のふれあいセンター「花菜(かの)ガーデン」に薔薇を見に行く

2025-05-14 20:18:56 | まち歩き・神奈川

5月7日 木曜日

友人が“神奈川県のたより”を見て、「平塚に薔薇園みたいのがあるそうだ。行く?」と誘われて、晴れた日を選んで行ってきた。

JR平塚駅からバスに乗り20分位。「平塚支援学校前」バス停で降りる。

あれっ? 平塚って、こんな田舎だったっけ? あしかがフラワーパークより田舎だあ。バス停では10名位降りてた。

帰りにバス時間を確認すると、20分に1本あった。最近の横浜市の減便ばかりのバスより本数が多いかも。

5分位、畑みたいな所を歩いて、11:30頃に「花菜ガーデン」に到着。

横浜スタジアムの約3.5倍の敷地だそうだが、そしたら横浜公園と同じ位って事じゃん。入場料は1,000円。来年なら700円だ。

レストランやお土産屋を通って、ザックリ言うと左側が薔薇のガーデン。

最初は鉢植えに植わった薔薇ばっかりだったので、不安だったけど、奥に行ったらちゃんと庭園になってて、見ごたえあり。

↓ 尾根見(おねみ)の池

ランチは、園内のレストラン 「キッチンHana」で。

レストランは座れたけど、思ったより混んでた。レストランだけでなく、午後になるとどんどん入場者が増えて来た。

↓ 富士山ベンチ

雲がなければ、背景に富士山が見えるらしい。

園内の右側はアグリゾーン

薔薇以外の花も綺麗だった。

もう一度バラ園を見たりして、雲が出てきた15:30頃退園。駐車場はいっぱいだった。

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あしかがフラワーパーク「ふじのはな物語 2025」その2

2025-05-11 11:36:22 | 旅行記・関東

4月30日 水曜日

 

9.むらさき藤棚

マロニエという軽食屋さんの建物の裏側にあるんで、昼間は見落としてた。

夕陽の頃に初めて行ったら、あらっ!幻想的な美しさにビックリ!

夕陽に照らされた明るいピンクと、本来の紫色のグラデーションが綺麗でさあ。見とれました!

白藤のトンネルと並んで、一押し!

で、夜に勇んでもう一度行ってみた。

グラデーションはなくなっていて、静かな佇まいになっていた。

 

10.八重藤

房の長さが短くて、クチャクチャした感じの八重黒龍の藤。横須賀しょうぶ園にもあったけど、珍しいそうだ。

そして、6時間もいたのに、なぜか上手くこの藤棚の下まで行けなかった。

 

11.きばな藤

まだ、満開ではなかった。

藤っぽくなかったので、今、調べたらイギリスなどで良く見られる種類でキングサリという花名の方が一般的らしい。

 

12.その他の藤の写真

↓ 白藤のトンネルと大藤

 

13.遅いランチ

園内はベンチがいっぱいあって、人が多い割には、座りたくてキョロキョロ見回すと空いてるベンチが見つかった。そこで、持ってきたお菓子やらパンを食べて、レストラン“ウェステリア”の列に並んだのが14:30位かな?

ライトアップまで滞在予定の私達は焦る事もなく、30分並んで着席。レストラン内は広くてゆったりしてた。並んでここに入って良かった。

まず、生ビール!

そして大藤御膳!ちょっとずつ、いろいろな味が楽しめた。

この後、コーヒーも飲んで、陽が西に傾くまでまったりした。

 

14.その他の花と鳥

藤だけでなく、ツツジとシャクナゲも満開!

面白かったのがシャクナゲ!

↓ ツボミはこんな風に一つなのに

↓ 斥候みたいにこのツボミから一輪だけ咲いて

↓ それからこんな風に全部咲く

なんて、花が詰まったツボミなんだ!

↓ ハンカチの木 貴重らしい

↓ アオサギ

 

15.JR両毛線と宇都宮線&東海道線

19:30頃、堪能&大満足のあしかがフラワーパークを後にする。

で、行きの両毛線で気が付いたのだが、両毛線って社内アナウンスが「次は〇〇」を1回言うだけ。他は一切なし。潔い。

なので、帰り、私たちの前に座っていた地元人2名が、1回だけの「次は〇〇」を聞き漏らし、立っている客が多いので外の景色も見えないので、「えっ? どこ?」となって、駅名を聞いていた私の友人が教えてあげたら、降りて行った。駅での停車時間は長いのだ。そのため、私達は座ることができた。

そして、小山駅から、私は川崎、友人は大船までグリーン車に乗車! 駅ビルの買い物で貯めたJRE POINTの600ポイントでグリーン券に交換できるのだ! 良い事を覚えた。ポイントはきちんと貯めよう!

いろいろと充実した1日だった。

 

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あしかがフラワーパーク「ふじのはな物語 2025」その1

2025-05-04 12:02:22 | 旅行記・関東

4月30日 水曜日

友人と、行ってみよう!と、GW中だけど平日の晴れの日を狙って、電車でトコトコ行ってきた。1時間に2本の両毛線「あしかがフラワー―パーク駅」下車ですぐ。行きの電車は乗り換えた小山駅が始発なので座れたし、空いてた。

あしかがフラワーパーク公式HP

コンビニ発券の前売りで、2,300円の1日券を2,100円でゲット! せっかく3時間近くかけて来たので、ライトアップも堪能しようと6時間滞在した。

地味な正面ゲートから土産物屋を通って、入場

 

1.うす紅の棚

「一番最初に見頃を迎えるさくら色のまばゆい藤」と説明にはあるので、見頃を過ぎていたのかな? 全然「うす紅」に見えなかった。

ベージュ色にしか見えないけど、近づいて見ても枯れてる感じはしなかった。

夜のライトアップはこん感じ。

夜の方が綺麗だな。

 

2.大藤

見た目も凄い2本の大藤だが、その歴史も凄い! 樹齢150年、畳600畳分の藤棚だそうだ。花も綺麗だが、幹も良かった。

夕方になると、本来の藤色とイルミネーションのピンクのライトのグラデーションが味わえる。

夜になると、完全にイルミネーションのピンク色。

写真だと、若干青味が残ってるけど、肉眼だとピンク!

幻想的で綺麗なんだけど、本物の藤じゃないみたいにも見える。

 

3.うす紅橋

ここは「うす紅の棚」より、ピンク色がかった白色に見えた。

夜になると、やや紫がかった白色に輝いて、綺麗!

 

4.藤のドーム

正面ゲートから入ると一番の奥にある。

面白いのは昼間、直射日光の下で見ると、あんまり迫力がないんだが

西日になって、下からライトを当てると急に、花数が増えたように見えて色も濃くなる。

 

5.むらさき藤のスクリーン

隣の白藤の滝に負けて、花も目立たなかったので、昼間の写真は撮ってない・・・。

夜のライトアップは綺麗だった。池(正直きれいな池じゃない)に反射して、幻想的だった。

 

6.白藤の滝

こっちは花が白なので、目立った。

背面の小道をから見た方が、花の迫力はある。

大根を干しているようにも見える。

スクリーンを横から見るとこんな感じ。

そして、西日が当たってくると

ちょっと沢庵っぽい。

夜のライトアップは

遠くからでも、一面、白色なので良く目立つ。

このスクリーンって、背面の敷地外の風景が見えないように、設計されているんだろうなあ。

 

7.大長藤

駐車場に近い西ゲートから入ると、この藤棚が出迎える。花房が最長1.8mにもなるらしい。大藤は2本なでの藤棚の総面積が大きいけど、こちらが1本での立派。

夕陽に照らされるとこんな感じ。

夜。

 

8.白藤のトンネル

地図を持って歩いていたにもかかわらず、なぜか昼に到達できなかったトンネル。夕方になってくぐってみたら、なかなか素晴らしい。私の中であしかがフラワーパークで1位2位を争う。

白い藤の花は香りの濃厚。

にょろにょろした古木の幹が面白い。

で、夜のライトアップも気分揚々で見に行った。

夜は、そんなに感動しなかった・・・。

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