5月5日
娘の幼馴染の奈美ちゃんの(仮名)就職先はシンガポールに決まった。
お父さんの転勤で幼き頃はイギリスで育ち大学の留学も1年間イギリスへ来た。
将来は海外で働くことを夢見てダメもとで海外の外資系への就活をし内定を貰った。
帰国子女、イギリス留学。と言うのが会社に気に入れたようだ。
アジアの中でもシンガポールはダントツ給料が良く物価も高い。
私も夫の駐在でシンガポールを経験したが雨の量が多く無ければ最高な国だ。
アクティビティーを考えている家族には物足りない国だがゆっくり過ごせる国だと感じる。
さてホームスタッフ(現地採用)で決まった奈美ちゃんは自分のアパートを探すことになる。
私が当時住んでいたシンガポールの家賃寄りも倍の金額なっており到底1人暮らしは無理だ。
中心地などの高層アパートはセキュリティーも良ければ家賃も高額。
敷地内にプール、ジムなんて付いていたら尚更高い。
大都市のアパートの家賃が高額ともあり みなシュアハウスをしている。
例えばイギリス。最低賃金が月額2000ポンド以上と規定がある。日本円なら38万以上。
え 給料、めっちゃいいじゃん
と思うだろうが家賃が高い。
ロンドンの中心地なら1か月平均家賃が50万以上する。
元々シュアハウスでの賃貸には1部屋OOOポンド。と広告を出し週払い計算で出す傾向がある。
1部屋とリビングとキッチンは共同。電気代、ガス、水道、Wi-Fi混みがほとんどで1か月20万くらい。
不動産が管理するケースとFB、インスタ、口コミ、大学広告などもあり意外と探しやすいが問題は
一緒に暮らす仲間だ。(←これが一番重要)
2,3人でシュアするならまだ良いが人数が多くなるほど気を付ける事が多い。
例えば友達や家族がシュアハウスにお泊りだダメ。と言う規定もあれば1部屋ゲストハウスで利用できる事もある。
パーティー禁止、禁煙、ドラック禁止、ペット禁止も多い。
奈美ちゃんが決めたアパート。
街の中心地から電車で20分の郊外の高層アパート。この辺りには数棟の高層アパートが立ち並ぶ。
6人シュアアパートで1部屋日本円で25万。給料の半分は家賃だ。海外で働いても日本で働いても日系なら給料はさほど変わらない。
物価が高い国となると困るのは食費。日本よりも物価が3倍くらいあるから日本の様に浪費ばかりならあっという間にお金は消える。
実家暮らしをしていた事から必要なお金はバイトだけで全ては(お金)親に頼っていた。
欲しい服も海外旅行費も全て親が出していた。
奈美の母親は「あの子はあるだけ使う」が口癖。
お金が足りなくなれば祖父の所へ行きお小遣いを貰いに行く。誰かにお金を出させるのが上手い。
奈美の両親も共働きだが浪費家族。ごくごく普通の家庭だ。
会えば最初から最後まで金の話しかしない。
結婚も「お金持ちと結婚しなさい」と幼い頃から呪いの様に言われている。
奈美の母校(大学)は卒業すると働かない人が多いとも言う。
まともに、真面目に就活して働くようなご子息、ご令嬢が居ない事から金銭感覚のマヒの錯覚がある。
あの愛子様ですら就職を決め公務もする威力は本当に素晴らしい意味だ。
私は某大学の生徒がまともに就活せず親の金で遊び暮らす事実を知り「馬鹿だ大学」とは上手く名ずけもんだと感心した。(笑)
いかに日本の大学が緩いのか?を知る。
外資系勤務は辛い
某アメリカ大手の買い物サイト勤務のマリ(仮名)勤務1年目。
外資系ともあり給料も高額だが働き方がエグイ事を知った。
外資系金融や大手勤務になるとナイトシェフト(夜勤)がある。24時間稼働会社に多い。
夜勤は外資系だけでは無く運送会社、郵便局にも多く夜間に車で移動する事からオペーレーターが必要になる。外資系となると法律なども異なる事から本社(アメリカ)との連携もあり時差の関係から出勤体制も異なる。
昔、銀行勤務の知人は夜勤手当が高額な事から最初から夜勤担当業務になった。
夜9時から仮眠ありで朝6時まで。これを2年続けていたらあっという間に体調不良になり職場を離れた。
マリも月に数回の夜勤がありシンドイ。と言う。
元々夜型人間ではない事、夜勤後マンションに帰宅しても寝付けない。
勤務地から近所のマンションを借りて生活を送っている。家賃は品川で9万円。安い。
まだ給料が良い事から続けているが それも限界がある為に1~2年働いたら転職を検討している。
薬学部4年の大輔
某私立薬学部4年の大輔は奨学金で1000万も借りている。
両親は共働きて貧困でもなく一般的な家庭。
学費も払える余裕があるのに息子は秀才と言う理由で1000万円も借りた。
両親が子供の学費を払いたくない理由の1つは私立大払いがバカバカしい。と言う。
このような思考を持つ親は実は多い。
そんな大輔は4年生の最初の講義が企業研修にまつわるレクチャーを受けた。
研究へ行くか?企業に行くか?病院に行くか?で自分の将来と給料が異なる。
大輔は就職したら奨学金の返済が毎月6万が来る。15年間返済。自分が27,8に就職したら完済は40歳を超えている。
大輔はこの現実に目が覚めてしまい自分がすでに1000万円を借りている事に不安になった。
薬剤師の初任給は平均でも23万円ほどでOOドラックストアになると+10万くらい上がる。
あぁぁ・・・だから卒業したらルツハに勤務したい・・・ってジョークじゃなかったんだ・・・と思った。
店長販売資格になると給料が高額になる。仕事と業務と雑用は増えるが。
コンビニと同じくらいの数が日本にはある。
日本の薬学部は欧米とは異なり医師に(コンサルト)になる資格がまだまだ遅い。
麻酔専門になると院生まで行かなとならない・・・とも言う。
給料が高額な医者が欧米でも人気が無く国の人口に見合わない超高齢者社会から人手不足だ。
日本の医学部の生徒もみな美容外科に行くのは高額な給料でリッチな生活を送りたい。
最終目的は外車に乗り高級マンションで暮らしとトルフィーワイフ と思うとなんとも小さな夢だ
と思う。
そして大輔は受託ローンも組めない。
結婚し子供が出来たらマイホームは欲しいはず。受託ローンを借りれる妻を探すか?返済が終わるまで実家暮らしをするか?の選択しかない。
今でも大輔は実家から大学に通いバイトをしたお金は彼女との交際費で消えて行く。
大学の奨学金問題。頭を悩ませいてるのは日本だけじゃない。イギリス、アメリカでも多い。
特にイギリス、アメリカは高額な学費な事から返済できず国の借金の額がエグイ。
優秀だから奨学金が借りれるは昔の話であり借金を作らせるなら銀行は喜んで貸す。
大学卒業したって高卒と同じような職場になるケースも多く奨学金を借りた生徒は返すまでの苦労だ。
欧米では病院、薬屋の縮小、閉鎖が多い。
超高齢者になると蘇生までしない病院も増えている。
AI手術、AI判断が進み医療に対する意識の変化へ進んでいる。自分が病気にならない為には
我が娘もロンドンで3人シュアフラットで生活をしている。
海外では家賃が高額な事から1人暮らしをする人は居ない。
治安や安全面も考えてお金持ちの子ですらシュアハウスを選ぶ。
そしてシュアハウスの方がお金は貯まるし若者には刺激を受けたり楽しく生活が過ごせる。
インフレになる意味は生活水準が上がるもの周り物だけでは無く全ての値上げだ。
日本には家賃4万やら5万など住めるアパートが沢山ある。その値段じゃ住めなくなる日が来る。
その時に日本人はどう考えるか?
海外でのシュアアパート不動産ブーム
日本は独立系な事から1人用のマンション、アパート事情が多い。セキュリティーも良く管理が良い。
私は中東の不動産の動画を見て「そうそう」と思った。
私も中東駐在経験がある事から独特な中東不動産状況が分かる。
この国には一生住めないが何故か?不動産は人気だ。
1つは永住ビザ付き不動産で親子3世代まで期限。と言うのもある。
100%失敗する物件な事から購入の際には慎重にならないと行けない。
それくらいブームの去るのが早い。
中東のインフレは止まらず どんどん新築マンションが出来る中新しい住居に移動する人も多い。
ヴィラ的な(一軒家)は家族が多く新築の入居は欧米人が中心で駐在が去るとアジア系に貸す。アジア系が去るとインド系に貸す。この流れが多い。
中華系、インド系は香辛料や油が家に染みこむから次の貸し手が居なくなり家賃が下がる。
古い物件になれば借り手がインド系になる。出稼ぎ労働者向けのシュアハウスになる事もある。
これが韓国になると整形のダウンタイムで利用するシュアハウスと言うのもある。
ビルの管理会社にも異なるがドバイになると出稼ぎが多い事からタコ部屋も多くホステルの管理をしてるオーナーは1つのアパートで20人以上も住まわせる事から収入がエグイ。
もちろん部屋や間取りが広いからこそレンタルが可能。
だだ問題なのが何かマンションで起きた時の故障などのの連絡は現地の会社になる為、英語が話せない事が多い。トラブルも絶えなく弁護士を付ける事もあるのでビジネスをするには要注意。
アラブでのビジネスは必ず仲介にアラブ人が居ないと商売が不可。立場もコロコロ変わるので要注意。
次の話は日本に増加するエアーBのお話しです。