5月26日
先日、こんな記事を読んだ。
●5月のGWの連休中の間に入る平日を休ませる親が多い。
●平日中にテーマパークへ行く親が多い。
子供の学校をサボり、平日に親が自ら子供と旅行へ行く事に対し罪悪感が無い親が多い事も知った。
しかも半数も「サボり親」が多く行かせる親の意見は
「私も子供の頃、平日に旅行に行っていた。」
「平日の方が楽しめる。」
と、言う意見が圧倒的であり、子供の意見と言う寄りかは親が子供のサボりを誘導をしている。
私も幼き頃クラスには必ず1人や2人 そう言う子がいて羨ましかった。
何で あの子の家では平日に遊園地へ行けてウチはダメなんだろう?と考えたもんだ。
子供ながらに「サボり」の充実感を知っていた。
イギリスでは10年前から親の身勝手な行動で学校をサボって旅行へ行く事が増え
※本当にブームと言うくらい酷かった。
どうしても学校を休んで行くなら校長に理由を手紙を書く規則になっている。
学校に黙って旅行へ行きバレたらペナルティーの請求が来る。
子供1人に対しての請求書なので、子供が2人なら2人分来る。
実際に この請求書を貰った日本人家族も多い。
当時の金額は1人5千円くらい。
え~ 5千円~ じゃ、サボるわ
って思う人もいるだろが、この時代全てコンピューターに記録が残る。
基本的には学校の休みの時に旅行へ。と言う規則だ。
何故? 多くの親がサボりをするのか?
イギリスには多国籍だ。長期の休みとなると みな祖国への帰省が多い。
イギリスの夏休みは長期であり宿題も無い。
飛行機の運賃が異なる事から少しでも安い運賃の時にチケットを買うからだ。
もう1つは、欧州のホリデーが重なり行楽地の混雑と高騰化からOFFピークの時に旅行へ行く家族だ。
特に公立校に通う家族が「サボり」行動が目立つ。
私立校になると「サボり」禁止規則が厳し事と学費がある。
「サボり」の理由を校長に手紙を書く→了解を得る。
言えば証明書みたいなもんだ。
普通なら躊躇してしまうが、それでも子供を休ませて違う国へ行かせる親は後を絶えない。
こうなると親の秩序にも関連する。
数日、勉強が遅れてもいい。後から宿題を貰えばいい。的な発想は この国には無い。
ある程度の年齢になると子供同士での会話からゴシップとなり仲間外れになる事もある。
※↑ 小学生あるある。気を付けたいものだ。
コロナ禍から気軽に海外旅行へ行けない事から国内で過ごすことが増えている。
それでも国内のインフレから全てが高騰化されており家族旅行も困難。
旅行は「贅沢」扱いになるかもしれないが 欧米では「家族旅行」を大事にしている。
共働きが増え家族が一緒に過ごす事が減り、家族みんなで経験や体験をしする事も大事な育成。
この様に「サボり」家庭を作らない方法を政府はキチンと考えておりイングランドとスコットランドの休暇をずらしている。県ごとにも休暇が異なる。
また別問題で子供が学校に登校しない。登校拒否や引きこもりは育児放棄と見なされ行政からの指導が入る。
イギリスでは15歳までの義務教育は法律にもとずいている。親が酷いケースは逮捕となる。
話は変わるが
近年この国にはジプシー問題がある。一説によるとダブーとされており公のニュースにはならない。
ジプシーはルーマニア人に多く欧州に300万人が不法で暮らしている。
イギリスに渡り住むジプシーの多くはアイルランドからの移動でキャラバンで過ごし(移動テント車)
海沿いにコニュニティーを作ってしまう。
今、排除や撤去の動きが多い。彼らは違法滞在なので生活保護も受けられない。ホームレス扱いになる。
出世証明書も無ければ読み書きが出来ない。
教育を受けて居ない為に仕事すら出来ず物乞い、強盗、窃盗でしか稼ぐ方法が無い。
時代の変化から若者ジプシーの絶望感から30まで生きる人が居ない事も知った。
スーパーの入り口には必ず物乞いがいる。
デジタル化が進み小銭を持ち歩いてる人は少ない。
何時間も居座り稼ぐ金は何百円にもならない。
彼らは組織的で物乞いした金は自分の稼ぎで無く「ボス」が集金する。いわばギャング組織化。
「サボる」とはフランス語のサボタージュと言う語源から来ている。
日本語では「怠け者」であるがフランス語になると「破壊、妨害」と言う意味がある。
70年~90年代の学生は「ふける」「逃げる」と言う言葉を使っていた。
そうそ、私の時代の先輩は「ふける」って言葉を使っていた。
イギリスの学者ポール・ウィリスは著書で下層階級の子供のパラレルと指摘し子供の自立性を獲得する学び。と言っているが・・・ それって・・・戦後の話か?とも感じる
ま、早い話し 「サボる」なよ ですね。