9月29日
イギリスは今月末でコロナ給付金が停止する。
コロナ禍では国民の1000万以上が政府からの給付金や賃貸支払い免除を貰っていた人だ。
8月頃には政府からの給付金を頼っていた人も100万以下に減った。
今までは客が来なくとも政府の給付金から何とか営業や雇用の継続維持が出来たが
解雇や倒産、廃業が増えるのは これから。
給付金を貰える条件の1つは「コロナ後も継続できるか?」なので継続不可能な店は早期に廃業をしている。
銀行融資が貰えるか?貰えないか?にも関係する。
私の知人のご兄弟は給付金申請者の人調査の弁護士。
毎月、給付金の申請の確認調査を行っている。
理由はマシマシ申請の多さだ。(実際よりも高額に申請する人が多い)
実はコロナ禍から給付金申請の偽造が増えた為に真面目に申請している方には申し訳ないが審査もかなり厳しい状態。
給付金から貯金をする人も増加している事も事実であり給付金は貯金をする為でない。
貯金が出来るなら生活費が多い意味をする。
あくまでも給付金は生活補助金。
物価も高騰化になり、来年からの税金の引き上げ、働くか?働かないか?の二極化も出る。
給料ゼロ
ここ最近、労働金を出さない飲食店が増え奴隷式が本当に多いので要注意
労働をする代わりの報酬は「食事」の提供。
おいおい これじゃ~戦後かよ・・・
何時の時代
イギリスのバイト探しはインディードの様な人材派遣会社だ。 ネットで登録しバイトや求人を探す。
小さな店となると派遣会社の余計なお金を払いたくない為に張り紙をしてバイト募集もある。
ラッキー っと思うだろうが落とし穴がある。
この張り紙、履歴書も必要ない。口約束の労働だ。
口約束労働となる為にバイトした後にお金を渡さない飲食店が圧倒的に増えている。
イギリスでの現金払いのバイトは税金を逃れる為の手段の1つ。
研修と装いバイト代を支払わない違法な店が急増している。
違法なやり方でのバイトを警察や弁護士、カウンシルに訴えたとしても証拠が無い。泣き寝入りをする。
実はこのやり方、日本でも聞く話くので要注意だ。
「研修」と装い時給を出さず「弁当」を出す。
働き人材の欲しさで、働かせるだけ働かせ後は連絡しないやり方。
ボランティアと呼ばせると響き良い。
人道的な?言い方をする雇用主も多い。
最後に連絡先を聞くのがポイントで一切連絡はしない。後で給料を渡すと言い残しドロン。
この時点で次のターゲットの奴隷登録が山ほどいるからだ。
小さな飲食店になると週末に人手が欲しい時だけ奴隷登録者に電話を掛けヘルプに来てもらう。
店側も苦学生を飴と鞭と甘い言葉でバイト維持が必死な為に違法なやり方が多い。
この様な経営は何時でも破産、倒産の準備が出来ている事も知って欲しいリスク大の自転車操業式の経営である。
スタッグ・フレーション
イギリスで今 起きている現象は人材不足。
配送、トラックドライバー不足の為に物資の遅れだ。
スーパーに陳列されている商品の品薄、新鮮な肉、魚、野菜や果物も賞味期限ギリギリな物が目立つ。
イギリスは全ての食品に賞味期限付きで書かれてある。
野菜も果物も。
コロナ禍からネット利用が増え配達車も増えたが、トラックドライバーとなると特殊な免許が必要だ。
イギリスでもトラックドライバーの給料は高額。
その高額な仕事でさえ人が来ない。
コロナに感染したくない理由から販売員やウェトレス不足、人材確保が出来ない飲食店の閉店が多い。
自分の賃金と労働のバランスとの変化である。
この背景には政府からの多額な給付金を貰っていた事にも関係をしている。
働かなくてもお金が支給される仕組みを知った為に無理して働く必要が無い。
「一生懸命」と言う単語は この国には無い。
自分の身体を壊してまでのリスクを背負い労働はしない。
クリスマス頃にも物資の遅れの予想が付いて居る事から クリスマスの準備は早期にした方が良い。
大学が多すぎて就職難民
欧米の大学の新学期は9月。学年終了や卒業式は6月末。
欧米では就活の為に大学生活中にするのでは無く卒業手前か卒業後が多い。
日本は4年目に就活だが 最終学年の学費を払い就活と論文だけの1年を過ごすなら3年間で短期で終わらせ早期就職か大学院進学にした方が効率が良い。
イングランドの大学は3年詰込み、スコットランドは4年の意味はゆとり教育の意味である。
就職セミナーや面談会、説明会など一切無駄なイベントが無い。
皆、企業のウェブから就活か人材派遣会社、企業研修からオーファーを貰う。
例えば早い人なら大学1年生の時点で銀行にバイトをしている人も居る為 その流れで3年目にオーファーを貰う人もいる。
アメリカやイギリスでは秀才のヘッドハント(スカウト)は名門高校や有名大学から見つけ出す事が多い。
オックスフォード大学には「ジェントルマン・クラブ」と呼ばれる名門クラブがあり そのクラブに入れる男性はイートン校やハロー校その他の名門出身のご子息。
そしてクラブから多くの政治家や首相が生まれている。
コロナ禍からの就職難民が多くスキルUPやコースのやり直しや大学院へ進学も一層増してしまい順番待ち状態。
就職しながらスキルUPをする人は良いが のやり~くらり~と企業にしがみ付いている人材は どんどんカットされている。
今、日本で話題になっているのは「45歳定年」
私が幼い頃、昭和の時代は「55歳定年」であった。←今でも覚えている。
定年が「60歳」に設定されたのも日本のバブル崩壊後である。
昭和と変らず定年が変わらないのは自衛官だけである。
イギリスの定年も65歳で引き上げになっているが高齢と共にパート扱い(時間短縮)
65歳以上の高齢者の10%が働いている事にも驚くがフランスは3%と世界的に見ても少ない。
先進国で高齢者が働く国は断トツ日本だ。(次に韓国)
高齢者の働きを減らさない限り才能やエネルギーを持つ若者の持ち場を失わせている事も事実。
特に日本の社会はバランスが悪い。 ある年齢の区切りが必要。
イギリスの企業でも40代から退職面談調査をされる。特に金融。
身体や体力問題では医者や看護師にも定年がある。
給料が高額の為にパート扱いになる事も多い。
新しい若い人材を入れ50代は育成業務そして退職と言う流れだ。
金融、エンジニア、弁護士などの第二の転職では学校、専門、大学講師をする人も多い。
私達が年金を受給する時は70歳になっている。
2030年スコットランドでも60歳以上の高齢者が4割になる。イギリスも長寿大国の1つ。
どんな未来になっているんだろうか