4月16日
イギリス在住25年のゆいこさん。(仮名)日本人嫌いで巷では有名。
なのに、日本人としてのアイデンティティ愛が強く子供には「日本語」の取り組みは厳しい母親。
ゆいこさんは一家のボスだ。
家族はゆいこさんルールに従わなくてはならず、ゆいこさんのご主人は何でも家の事をこなす。
ゆいこさんは結婚後、専業主婦に決めたが掃除と料理が得意ではない事から家事の担当はご主人。
だから、いつも近所のスーパーでゆいこさんのご主人と像遇する。
ゆいこさんの言う事を聞かないと「即、離婚」と言う取り決めがあるようで、
他人が聞いたら「そんなくそ女」と思うが、ゆいこさんのご主人は奴隷夫がまんざら嫌じゃないぽい。
※ゆいこさんは美人でもない、だだの普通な日本人。
ゆいこさんは、出会う日本に必ず言う言葉は「私、日本人嫌いですから~」が口ぐで誰とも連絡交換はしないのが鉄則。
だから ゆいこさんさんと出会った日本人は100%ドン引きする。
そんなボス的なワガママなゆいこさん。
海外に住む日本人で「日本人嫌いですから」って珍しい事ではなく意外と多い。
お互いに日本人同士なのにワザと英語で話す奴も多い。
早い話し面倒くさい事になる、もめる、喧嘩になる・・・と言うケースもある事から自ら日本人と疎遠になる。(海外に住む日本人同士の喧嘩やもめ事やイジメは多い)
その代わり現地に住む人や近所付き合い、子供の学校ママ友とは親しくする。
そもそも ゆいこさんが傲慢な生活が出来た理由はご主人のお陰。
イギリスに家を持ち、海外に別荘もあり、子供たちの休みの度には海外旅行へ行き、長期の休みに地元に残る日本人を馬鹿にし自慢しいつも上から目線だった。
コロナ禍で一転する。
ゆいこさんのご主人が解雇となり定年間際な事から早期退職を決めた。
特別変わったこともなく時だが過ぎて行き(3年間)ゆいこさんは働くことを決意。
たまたま応募した事務に受かり週3勤務。30年ぶりの社会復帰だ。
子供の面倒は夫に任せ、ゆいこさんとご主人の逆転生活が始まった。
会社にも慣れ30年ぶりの勤務から若い頃を思い出し ゆいこさんは新たな決意を決めた。
そうだ皆で日本へ帰国しよう
散々 日本人嫌いなゆいこさんが日本に帰国 まかさの答えだった。
ゆいこさんとご主人は2年後は還暦を迎える。
老後はイギリスでのんびり優雅に過ごすと思っていたが日本の定年後の雇用が長い為に
ゆいこさんは65まで働く意思だ。
ゆいこさんには15歳の娘がいる。切り替えが早い ゆいこさんは早速娘の高校の手続きをし都内のマンション探しを始めた。
イギリスの家と海外にある別荘は2年間は様子見て売却する方向だ。
私は この話を聞いて「ゆいこさん、歳取ったのね」と感じた。
あんなに尖った性格の彼女が老後を日本に即決で決めた事。自分の第二の人生を決めた事。
そして生きがいを見つけた事。急に日本が懐かしく寂しくなったに違いない。
そして急にイギリスの生活が合わなくなった事ではないのか?
人は飲みなれた水が不味くなると自然にその場所から離れる。
60手前になると老後を何処で暮らそうか?と考える人は意外にも多い。
特に国際結婚となると。
私の知人のご両親も30年仙台に住み退職後に和歌山県に引っ越した。
父親が幼き頃に数年、和歌山県に住んでいた記憶から老後は海の見える場所で。と話された。
ゆいこさん一家の様にコロナ禍から生活が変わり将来を変えた人は多い。
50過ぎると雇用が厳しくなり中々自分に合う仕事と出会えなくなるからだ。
私はふっと思った。ゆいこさん、本当はイギリスに住んでいたのもやせ我慢で本当は日本に帰りたかったんじゃないか?と思った。
国際結婚し子供が生れて そこの国での育て方となると本帰国の決意をするのは簡単ではない。
日本人と国際結婚しても まったく日本語を話せない、日本食が嫌いだ。と言うパートナーも多く
文化や生活のズレから離婚だって多い。
イギリスのインフレはまだ続いている。きっと世界で一番最悪だろう。
イギリスに嫌気を指してしまい国を出る人もいる。
新たな地での生活頑張れ、ゆいこさん