5月1日
イギリスでの歯医者探しは大変だ。NHSと付く国営が運営する歯科医院は治療が無料で個人運営の歯科医院と2つある。NHS歯医者は無料の為に予約も中々取れないのもあるが治療にも限界があるので(無料だから)
私は個人&NHS歯科医院へ通っている。
子供は18歳まで治療が無料。登録するれば、半年に1度の歯科検診のお知らせが来る。
子供達が通う学校では歯医者へ通うときは授業以外で通院するように
と言われている。
先日、歯医者から検診のお知らせが来たので早速予約を入れ電話をかけた。
「・・・・・・」 留守番電話・・・
はて?歯医者が留守番電話???
今日休みか? いや、普通の平日だ・・・。 学校の通り道に通う歯科医院なので、歯医者まで出向いた。
早速中に入ると受付は物抜け状態。 待合室はTVの音だけが聞こえ誰も居ない。
受付で待つ事5分・・・。
誰も来る気配なし。
入り口に呼び出し音がある訳でも無く誰が入ってきたかも?分からない。
そして、近くにはレジがある。
ちょ、ちょっと・・・。これ・・・・。かなりの無用心。
泥棒が入ってもまったく分かりやしない。
誰も居ない受付で、待ち続けるのも時間の無駄と感じ 私は診察室へ向かう廊下で
「誰もいませんかーーーー?」と叫んだ。
奥から「は~い」と返事をし、やってきたのは歯科助手。
歯科助手「ごめんなさいねー。今日、受付の方 風邪でお休みで私、歯科助手と受付なの」
そして医師は1名だけ。
おいっ
あんた、ここを行ったり来たりしているんかい?っと突っ込みを入れたくなった。
5月末に子供達の休みが入るので予約をしたい・・・と申し出たら・・・。
歯科助手「あ、先生、2週間ホリデーなの!」
私「え?」
歯科助手「・・・・。その週も・・・国民休暇でお休みね・・・」
私「・・・」
歯科助手「先生・・・8月もお休みです。歯石の先生だけ出勤ですね。」
(イギリスの歯医者の治療の先生と歯石の先生の専門に分かれている)
私「はぁーーーーー!? や・す・みーーーーー???」っと大声を出してしまったではないか
歯石担当じゃ意味無いじゃん・・・。
歯科助手「それじゃー学校帰りは?」
私「何時で終わりですか?治療時間?」
歯科助手「あ、5時ですね。土曜日はお休みです~!」
完全になめている・・・・。 まさにドリフのコントか
この医師は腕はいい。(ウクライナー人)だが・・・。休みが多すぎる。だから予約がまったく取れない。
こんなんで、よく運営が出来るものだ・・・。
もしかして・・・受付も本当はさぼりじゃないのか?
イギリスでは医師不足もあり、開業する医師も実は大変なビジネスで経営失敗し後に病院を売りに出すケースもある。(カルテはそのまま置き去り・・・後は後任の医師に引き継ぎ)
あちこちに病院開業が出来ないので、(市の調査が入る為に)
あれ?ここ、違う名前に(病院名)変わったな~・・・なんぞよくある話で
それを知らずに通い、「あれ?医院長変わりました?」なんてよくある。
NHS対応の個人歯科医院なので、ポイントを稼げば(子供の診察無料)いくら個人で経営しても潰れない事を承知で計算しているとしか思えなくなった。
腕は良いが休みばっかの歯医者・・・。通うのかに迷うな~・・・この選択。