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ティーチャー・ギフト。 イギリスの学校より

2019-06-16 14:11:05 | Weblog

6月16日

 

今学期も残りわずかとなりました。 イギリスは6月末で学期はお終いです。卒業シーズンです。

この時期・・・

母親が頭を悩ますのが・・・。

ティーチャー・ギフトです。

イギリスではお世話になった恩師や担任に渡すプレゼントの習慣があります。 

夫が幼き頃は無かったティーチャー・ギフトですが もう10年前から行っており ちょっとしたイベント的です。

 

えーーー 

お金掛かる~~~ お金無いならどうするの???

日本の教師にプレゼントあげたら賄賂だよね??? って思うと思いますが、

※この時点で考え方が変だ↑

感謝の気持ちを込めて、1年間 お世話になりました・・・と言うお礼も兼ねてのギフトなのですが、

1年間に2度もあります。 ※クリスマスお世話様ギフト。

子供が2人いるなら、2つ用意が必要・・・って事です。

 

もしも

クラスに20人の生徒が居たら、20人が持参する意味。

20個も

クラスで1人100円集めて 「クラスの生徒から」と渡した方が効率が良いのでは?と思いますよね?

所が、どっこい。

1人100円を集めて・・・となると 誰が集めるの?誰が買い物へ?何を買うの?と言う面倒さがある為に

個人で渡すような感じです。 

ほんと、何でもOKなんですよ。

先生に手作りお礼カードを書く子供、花 一凛持ってくる子、チョコレートの詰め合わせ、スタバ券・・・っと

様々です。

 

私は子供達が小学校の卒業の際には、お世話になった校長、教師、その他の先生方には各1本ワインのプレゼントしました。

一番、貰って良いのがワインボトルです。

飲んで無くなる 食べて無くなる これが一番いい

えーーーー

1人、1本 ワインボトル??? と、思いますが コストコみたいな大型店へ行くと安く買えるのと、同じワイン銘柄の方が後々気にならないので、まとめてお買い上げ

1人・・・予算が・・・と考えて居ると 本当 無駄な時間で頭が痛くなるので まとめ買いが出来る店が一番です。

 

それって・・・

イギリスにある学校だけのイベントだよね?と思いますが、

いやいや、世界にあるイギリス系の学校やインターナショナルスクールでも同様のティーチャー・ギフトと言う習慣があります。

日本の教師の様に

いや、反しておりますから お返ししますと言うのが失礼なのです。(←これ多いんです。)

これが現金となると問題ですが、日本の教師は学校での謝恩会すら「賄賂」と呼ばれている事を知り驚きました。

私は、何故? お世話になった教師に お疲れ様でした・・・・とパーティーへ招待が出来きないのか?と尋ねると、

パーティー資金のお金が父兄からの出資と言うのが問題である・・・と言いだしたのです。

 

えーーーー 何時から、 日本は こんな バガげた事を・・・。 

ちょっと これは行き過ぎだ。

1年間 お世話になった担任が卒業する、お別れ会、謝恩会に参加が不可能 そんなアホな。

実は

父兄からの出費が賄賂・・・ととらえる父兄が居る為に教師自費で(参加費)出して出席する学校もある。

信じがたい話だが、実話である。

なんか切なすぎるだろう・・・。 お祝いの席なのに

だからクラス全員のプレゼントが出来ないなら個人で渡しますと言うのも もってのほか。

貴方だけ目立って って思うんですって 

あ・・・そんな母親いますもんね・・・今

最初から、父兄同士の問題を起こさない為、公平にする為に学校の父兄通知にてお知らせしてる学校もある。

 

イギリスの小学校に多い例が子供の誕生会だ。

本来なら 仲良し友達数名呼んで誕生会 と思うだろうが これがアウト

うちの娘も仲いいのに呼ばれない? の揉め事がある為に誕生会をするならクラス全員を呼ぶと言う決まりがあります。

これ、本当の話無ですよ。

我が家の子供の誕生会もクラス全員呼んだことがありますからね。

1年に一度の子供のイベントですが、どの家庭も 子供の誕生会は盛大なんです。

クラスに20名子供が居たら、1年間に20回は誕生会がある・・・って事です

子供は楽しいのですが、誕生会のプレゼントも 大変なんですよね・・・

 

 

教師の賄賂問題。 

なら

家庭訪問はどうだろうか?

家庭訪問あるあるで、出前で寿司を頼むと言う話だって聞くぞ。

私の母も、家庭訪問の時には ちょっとした お茶菓子をデパートまで買いに行っていたくらいだ。

 

手を付けず、残すなら

「先生、持ち帰りしてくださいね」と帰り際に 別で手土産する母親もいたはず。

 

もしも、これも賄賂・・・となるなら家庭訪問は廃止し2者面談と言うやり方で、親が学校に来た方が良い。

欧州での学校教師面談、相談会と言うのが1年間に2度あり 夜に親と教師の個人面談するシステムがある。

共働きが多い社会なので、夕方6時以降から 1家族 面談時間は約10分から15分。

※公立、私立同様のスタイル

クラスでの面談なら、子供のテスト用紙やノート、作品などもあるので それを見せる事も可能だ。

家庭訪問よりも効率が良い。

お茶やお菓子を用意する事だって一切ない。

面談には子供は参加が出来ないので、シッターさんにお願いするケースもあるが 子供を廊下か図書館で待たせる事も可能だ。

 

小学校までは面と向かっての面談はあるが、中学・高校となるとメイルや手紙のやり取りとなる。

問題があれば連絡が来る感じで、必要になったら親が教師にメイルをすれば良い話。

個別に会う事も可能であり、この歳になり学校から呼ばれるのは、よほど 悪さをしたとしかない。

 

さて、

ティーチャー・ギフト話に戻るが

ママ友のKさんのお子さんが通う学校で、お世話になった教師が日本へ帰国となった。

謝恩会と兼ねて、帰国する先生方との お別れ会の案をPTAに申しだしたらNGが出たと言う。

ほとんどの父兄は、帰国される先生にもお別れ会を同時にして欲しい・・・要望があったが

数名が反対されている事を告げられ中止となった。

問題はこの数名の母親の意見の食い違いがあるようだ。

人の対するお礼は、その人の さじ加減となる。

言葉で感謝するのか? 物で残すか?の考えだ。

もちろん、お別れ会をしたくないと言い出す母親は、早い話 びた一文も金も出したくないとキッパリいってきたそうだ。

最後まで 納得できなかった ママ友Kさんは

お別れ会を持ち寄り会にしましょうと言う提案をだし、それぞれの父兄が持ち寄りでのお別れを合意したが、矢張り どうしても納得できない数名の親は不参加となったそうだ。

持ち寄り会となったお別れ会だが

ママ友Kさんは、参加してくれた校長先生との話の中で こんな事を私に伝えてきた。

 

校長先生 

「昭和の時代は、父兄から 色んなギフトを頂いた。 賄賂だの、先生から目を付けて欲しいだの、特別扱いをして欲しだの、では無く 純粋に どうぞ召し上がってくださいと言う感じだった。 所が時代と共に、物は「賄賂、特別」と言う形に変わり、年々 この様な問題は増えるばかり・・・。 どうぞ・・・と渡されると胸がいっぱいになる・・・」

ママ友Kさんは、校長先生に 

「私は個人的にもお礼をしたい気持ちでいっぱいで、それが出来ないのが残念です」と伝えたそうです。

なんか、切ない話ですよね。 

恩師に渡すプレゼントにしても、一生の思い出となるかもしれないのに・・・。

なんか、それも時代なのでしょうかね?

 

<教師は見た

教師も、それぞれ時代と共にアップデートがあります。

OO研修会、障害児の対応、PTAとの向き合い方・・など、教師も大型休みを利用して大忙しです。

大きな学校となると、教師の数も増えて行きます。

教師の数が多いと、全ての教師が同じ意見とは限りません。

最近の学校では、リーダー教師を無くす現場もあります。

同じ給料の中で、1人だけ 仕事が増え 時間まで失い フェアーでは無いと訴える教師がいるからです。

自分の以外の仕事は「サービス」ですから、自分水から無償の仕事に手を上げる方はいません。

なので

リーダーが居ない

会社で言えば、部署に「部長」と言う存在が居ない・・・と言う事です。

さて

このリーダーが居ない問題。

ある出来事への発展してしまいます。

 

教師勉強会は、1日で終わる現場もあれば、数日も掛かる講座もあります。

そして、勉強会に参加した後は 教師臨時で集会もあり報告会もあります。

また面倒なのが、スポンサー(支援に人)が付いてしまう事。

 

株主総会で、お土産を出す、出さない企業と2つあります。 

日本では「お持たせ」と言う独特な習慣があるようで参加した方には何かしらのお土産を用意している感じですよね。

海外では聞きません。

貰わないと「損」意識です。

あの有名な3億分の株主のOOさんと見ると、いかに人生の時間の無駄をしているのかが分かります。

優待券が欲しくて株主をする金持ちは居ませんからね。 投資家は儲かれば良いんです。

優待券は「おまけ」なんです。 期限付きの優待券を発行している意味は、会社は得も損も一切してません。

福袋の心理と同じです。 結局、優待券を貰っても それ以上にお金は出ているんすよ 

 

さて この「お持たせ」

いわゆる「お土産」です。

先ほど、お話した 父兄が教師に物を渡すのが賄賂・・・と言うなら、この反対もあるって事です。

勉強会に参加されていた、それぞれ地方から来た方、専門家の方も数名おりました。

 

ご参加された皆様は、締めで ご挨拶をしてその場を去りました。

解散となり、帰宅途中に 教師のAさんが 個人的に専門家の方にお土産を渡している所を目撃します。

教師のBさんは、すかさず教師Aさんに尋ねました。

お土産を渡すなら、私も用意しましたよ。

矢張り、他の教師の方も同じだったのではないでしょうか?っと話をしたそうです。

人が見えない場所で渡したつもりが、他の方に目撃され、教師のAさんは焦りました。

何故なら この運営されている学校でも「教師同士の貸し借りはしない」と言うのが暗黙の了解だからです。

 

教師のBさんは こう言います。

「あれは忖度」 怒り心頭です。

確かに「忖度」この言葉 増えましたよね? 私は、好きな言葉ではありません。

見返りを待つ・・・・って感じがしてなりません。

他人に物をお願いするのにも、お世話さま代、交通費を出すのが当た前と言われた時には驚きました。

実親の介護も同様と言います。

その理由は、お願いされた時間は貴方の為に(時間)使っているからと言います。

親しき中にも代行代って事なんです。 

「貸し借り」と言う意識が強い傾向もあり、お金を渡せば文句は言わない。と言うのもあるのでしょうね。

金の切れ目は縁の切れ目。 人情もあったもんじゃないですね。 

足元を見る方って。

 

私も、実親から お金を請求されたことがあります。

実家へ里帰りする際に、母が掃除をする事が出来ず 部屋の掃除を弟の嫁にお願いしたので、嫁に支払いをして欲しいと請求を言われました。

 掃除で請求???? しかも身内に???

業者にお願いしたならともかく

弟の嫁は掃除のプロでも無ければ、普通の主婦です。

1部屋、掃除機をしベットのシーツを交換しただけです。 (ホテルのクリーナーと同じ考え方)

この話を他ですると、意外や意外、実家に泊まるのに実親から請求をされる人も出てきました。

実家の里帰りなのに「民泊」です。

う、嘘やろ・・・

老後暮らす実家に、2、3週間も 1家族が住めば 光熱費、水道代、飯代は2,3倍です。

帰宅後の予想も超えた支払いをしたくないだから民泊を取るって事です。

老後には2000万必要だなんて言われたら、矢張り 他人を思う気持ちや、人助けなんて出来ません。

自分たちが生きる為に必死になります。

 

人に贈るプレゼントやギフトには色んな意味があります。 

忖度、賄賂なんて 思った事も考えた事もないです。

ギフトは貰って嬉しい、元気が出る、楽しくなる、ポジティブになりませんか?

ちなみに

今年のティーチャー・ギフトは 紅茶&ビスケットの詰め合わせにしました。

これでOK牧場ですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1 コメント

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Unknown (ラン)
2019-06-30 22:43:42
スコットランドは6月に学期末なんですね。私の地域は7月の2週目の半ばまで、近所の公立は3週目の終わりまであります。ハーフタームも地域によってズレたり2週間ある所もありますもんね。
家の学校は例年、クラスごとに親がwhat’s up groupを使ってギフトバウチャーとお花をお渡ししています。
いつも誰かしら率先してくれる親御さんがいらして感謝です。PTAもそうですが、ボランティアしたい方が気持ち良くして下さる姿勢に感激します。確かに日本はちょっと行き過ぎになっている所はあるかもしれないですね。
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