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定年と家賃 雑談ドイツ

2021-07-28 18:45:29 | Weblog

7月30日

私はドイツ・ハンブルグ在住経験もある。 マルクからユーロに変わり目の時に住んで居た経験がある。

その当時から見てもドイツの家賃は非常に高かった。

ドイツの賃貸事情はちょっと特殊。 

まず自分の年収に見合った金額相場しか借りれない。「ウェイティングリスト」があり

人気の物件には数名名乗る為 早い物勝ちでは無い。

大家さんが借主側を調査をし気に入った人に貸す。

子供が幼い、ペットがいる(犬、猫)外国人・・・となると除外されるケース。

差別的では無く子供やペットがいると部屋を汚されるし、騒ぐ事から近隣住民からの苦情がある。

外国人となると長期滞在より短期滞在になる理由。

私達には幼い子供と外国人の為に物件探しも一苦労した。

会社が用意してくれた時は助かったが 自分達で探すと 本当に大変。

日本なら好きなエリアでも間取りに拘らないなら給料に見合った物件もあるし、多少安くても郊外を選んだり、古い物件を選んだりする。

欧米は家賃の安さよりも100%治安と環境。

安さで選んだ物件は怖くて住めない。

事故物件だから…では無く、ギャングのたまり場だったり本気のヤバさ。

ドイツ人は気に入った物件に住み始めると引っ越しない。環境とエリアで集中する。

 

さて

そのドイツでもコロナ禍から状況変化になっている。

2029年までにドイツ政府は定年を68歳までに引き上げ方針。

ドイツだけの問題では無くイギリスも深刻な問題だ。

その理由は生活と家賃の支払い困窮社会になるから。

ドイツ人の家賃派は6割と非常に高い。ドイツに住む知人も家賃派だ。

数年前から一軒家を見て探しているが住宅ローンを組んでまで購入する?決意が出来ないと話された。

欧州での住宅ローンは最大で返済15年規定がある。(延長16,17年要相談)

日本みたいに金利ゼロ35年は、あり得ない。

年収で購入金額が決まる。ギリギリ40歳で住宅ローンだ。 

 

ドイツの知人は15年間 同じアパートに住み毎月の家賃は2000ユーロ。決して安くはない。

15年前にアパートを購入していたら、とっくに自分の不動産資産になっていたはずだった。

コロナ禍からの失業が増して家賃が払えない人が増加し少しでも安い物件を探す方が困難。

リモートワーク、オンラインが進む中で住宅に対する考え方の変化である。

ほとんどの企業は通勤ゼロ。 

車が必要、庭が欲しい、部屋数も欲しい、書斎も欲しい・・・と住居に関する変化。

 

 

退職したが不安

ドイツの給料は年功序列ケースが多い。 定年60歳(雇用は65歳)となっているがコロナ禍から50代の早期退職を促される。

今後、AIで賄える仕事に関しては人材は不要となりAIを管理できるIT系、エンジニアなどの専門系に切り替わる。

57歳のAさんは大手企業の経理マネージャーを20年間勤務。(正社員)

2年半前に解雇リストに入ってしまった。

不服に思ったAさんは解雇の条件で半年分の給料の要求で合意。

20年間勤務の退職金も含めて。

Aさんは次の再雇用には自信があったが現実的には厳しい。

今後消えて行く仕事の1つには経理。

夫の勤務ですら経理担当は1人しか居ない。 しかもコロナ禍で出勤した数は年間で5回だけ。

全てAIが管理している。

Aさんは

「焦っても良い事は無い とにかく・・・今は・・・待とう・・・」と決めた。

1年半、全ての応募はアウト。 面接すらたどり着けない。 問題は職種の経歴では無く年齢。

Aさんには子供が居ない。退職金で十分 年金支給まで暮らせる。

不安を感じたのが「家賃」と話す。

家賃で一生を暮らすのが普通だと思っていた。

自分が退職し毎月の家賃の支払いから老後への不安を感じたと言う。

そしてAさんは 自分は家賃の為に働いている事を 今更ながらに知った。 

多額の退職金を貰っても、自分の人生の中では全く足りない。  

もしも・・・30年生きてしまったら他界するまで家賃を払う事になる。 

 

Aさんは やっとの思いで次の勤務先が決まったが3か月後に解雇。

ドイツやフランスでは3カ月間の研修・雇用期間がある。

自分が その会社に合わないなら辞める選択がある。企業もお断りが出来る。

ボスから言われた一言は

「うちのチームに合わない」っと人格の指摘。

欧米では「チーム・プロジェクト」として働くので日本の企業の様に同じ担当が何人も居ない。

 

日本でも50代の再雇用が厳しい理由の1つは人材の性格や態度が断トツ。

前職歴の傲慢さ、年下上司の言う事も聞かない、時代に付いて行けない・・・などの理由も多いが人格問題は深刻なのだ。

イジメ、差別、セクシャル、暴言を吐きだす人材は速攻でクビ。最悪なケースになると企業が裁判を起こす。

そして擁護する人や、一緒に行動をしていた仲間も連鎖で まとめてクビになる事もある。

企業にしたら 痛くも痒くも無い。 

また他に新しい優秀な人材を探せば良い話し。 

 

 

200社

ドイツ在住のBさん。2年前に解雇になり再就職で200社応募した。

やっと決まった仕事は1社。

全く違う職種から1度はお断りをしたが それもチャンスと考え直した。

給料も そこそこ良い。

商社・営業担当のBさんは日系の企業で勤務。 子供が2人おり 今後は子供に掛かる費用だ。

コロナ禍から商社の追い打ちを掛け海外担当者のリストラが始まった。

Bさん、部署のマネージャーと仲が悪く真っ先にリストに上がってしまったのだ。

元々、再就職を決めていたBさん 実は新しい会社に決まっており社内では秘密だった。

コロナ禍もあり、辞めるタイミングが良いと判断したBさん。

そして誰もがコロナ・ロックダウンは直ぐに終わりになるだろう・・・と思っていたはず。

新事業も中々スタートが出来ず雲行きが怪しくなり開業をする前に会社は解散。

2年間の準備期間が全て失った。 

Bさんも、海外担当や営業の職歴から自分は次も平気だと思っていた1人。問題は年齢。

営業のプロであっても スキルがある職種では無い為にかなり厳しい。

 

再雇用に決まった仕事は契約派遣(準社員)の為に9月で終了。

延長も延期も、ベットハンティングも無い事からBさんは 新たに仕事を探す。

幸いに準社員扱な事から失業保険は半年は貰える。

Bさんが悩んでいる1つは家賃と子供の掛かる費用。

そして老後と子供の費用が一度にきた事。

Bさんも数年したら退職組に入り、今後の再雇用に関しても社員のハードルが高い。

Bさんもコロナ前かでは「自分はエリート」意識が強く次のステップ目標は「社長」と決めていた。

新事業を起こして豊かな暮らしをする事が夢。

スキル無し、定年間際、家族や子供、家賃、貯金・・・。

今後の不安からウツになってしまいBさんは通院をしている。 

 

今後ドイツで起きる事はインフレ。

雇用は増えるが人材不足。給料の低さと人材確保の難しさから経営困難な会社が増える。

現実にもアメリカ、イギリスでは失業補助金が良すぎて仕事しない選択までなっている。

感染したく無いから仕事をしないと言う人も増えている。

接種したのに、引きこもる人も多い。

AI化に伴い自分が付いて行けない、単純作業の労働しかない、けど給料は安い。

飲食店、サービス業、エッセンシャル労働と賃金低下と物価の高騰化から二極化が一気に加速する。

飲食店や商業施設では 今現在でもソーシャル規定がある為に勤務体制にも変化が出ている。

週5日で働けないって事。

そして生活保護を貰いストレスが無い生活社会を選ぶ人が増えている。

今後の課題は働き方の変化と進化。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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チャリティーショップの掘り出し物!

2021-07-14 19:25:18 | Weblog

7月14日

 

イギリスには多くのチャリティーショップがある。

アンティークや掘り出し物を探すのに実は楽しい

チャリティーショップに持ち込まれてる商品は家庭で不要になった物、誰かが他界され引き取られた遺品、開封していない商品や未使用など色んな物がある。

現金交換は無く無償提供です。

チャリティーショップで買った購入代金は寄付される。

全額寄付では無い。

店で働く人達は完全ボランティアでは無く多少の時給がある。

店舗代、人件費、持ち込まれた商品の不用品の破棄代、(←破棄の方が多い)として使われる。

今回、訪れた店は 脳梗塞、心筋梗塞と疾患患者への団体。

売り上げた金額の寄付は国内の病院に支援される。

さて

前置きが長くなったが・・・・

今回、即決で購入した物が こちら↓

アルマーニのジャケット3000円 

 

約3000円~(15ポンド) 生地や素材も良し形も良い ちょっとだけ小さいが・・・ 

痩せれば良し (←

いや~まさかのブランド物があったとは思いもしませんでした。

これがチャリティーショップの醍醐味です。

店員さん・・・

アルマーニと言うブランドを知らず

「あ、それね。生地と形が良いでしょ 実はね、下のボトムスもあったんだけど売れちゃったの」

 

そっか~・・・スーツ上の相方は他の人に貰われたのね。

良しそのジャケット貰った

着こなしは わたし次第

コロナ禍から古着ファッションも流行している。

通勤も無くなり、外出、特別なお出かけが減る中、断捨離する人も多いはず。

私も不用品は全てはチャリティーに持ち込んでいる。 その数は膨大。

持ち込むたびに

こんなに我が家には不用品の数が多い事を知らせれる

一時期的に減っても また増える~

アンティークのお皿やお茶セットを探している人は 是非 行かれて見て下さい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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