日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

親御さんとの不可解な会話・・・

2013-11-20 17:31:06 | Weblog

 患児の親御さん(祖父母を含む)と話して、印象的に残る内容が時にありますが・・・。(←全て、つい最近の出来事ですが・・・)

その1、新生児が産まれる時、産科医が2回吸引しました。その後の経過を母親に説明に行くと・・・祖母もいて・・・祖母曰く→
 「この子(母親)も、ここで産まれました。その時は、こんなもんじゃなくて、何度も吸引して、心配しました。その後、そこがハゲて・・・今もハゲていますが・・・。この程度、もう慣れています・・・」と。

その2、小学校低学年の男児が頭部打撲で(慌てた感じの)母親に連れられて来ました。母親曰く・・・→
 「隣の人がつい最近交通事故に遭って、骨折して救急車で運ばれて行き、ちょっと遅れて(反対側の)隣の人が倒れて救急車で運ばれて入院し、こりゃ、次は私所ではと思っていたら、案の定、この子が頭を打って(救急車は利用しませんでしたが)・・・こんなことってあるんでしょうか?」と。
 子どもは、CT撮って、特に問題ありませんでした。

その3、喘息発作で中学生の男児が来院しました。連れて来た母親と私との会話・・・→
 「明日、マラソン大会があるんで、出ないといけないので・・・出てもいいでしょうか?」
 「今日から発作が出てるんで・・・どうなるのか、解らない・・・医者の立場上、大丈夫とは言えないけど・・・」
 「リレーなんで、どうしてもこの子が出ないといけないんです・・・」
 「まあ、今晩の状態を見て、明日は明日で、その時の状態を見て、常識的に判断して下さい・・・」
 「・・・」
 (こんな感じの応答、多くなっていますが・・・?!)

その4、幼児に喘息発作が起きて、幼児を(母親が仕事で忙しいので・・・祖母が連れて来ること、多くなっていますが、時に、祖父も・・・)祖母が連れて来て、私との会話・・・→
 「ばあちゃん、ずっと毎日飲んでる薬、なかったろ?」
 「いや、毎日、ちゃんと言われた通りに飲んでますよ?」
 「計算が合わないんですよ・・・」
 「いや、ちゃんとあげてますよ・・・」
 (これ以上、代理人を追求するのは非人間的と思って、ここで終わりにして、いつもの喘息の抗アレルギー剤を処方していますが・・・)

*写真と上の内容は、全く、関係ありません。

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雄ライオンの試練・・・

2013-11-19 17:15:47 | Weblog

 11月17日(日)の19:30からのNHKの「ダーウィンが来た!」で、雄ライオンの厳しい試練が紹介されていました。
 ライオンは、百獣の王って感じに思われていますが、実際は、想像以上に厳しいんですね。特に、雄ライオンにとっては。
 小さい時は、猫可愛がりって感じで、雄雌関係なく、群れの中で(あまり努力することなく)大切にされているのですが、2歳になると、雄ライオンは、父親から攻撃を受けて、群れから追い出されてしまうのです。(鳥と同じですね・・・、食べるもがなくなるからでしょうか?!)
 そうなると、追い出された雄は、そんな(やはり追い出された)雄を探して、一緒に行動するしかないのですが・・・何せ、ライオンの狩りは、上手な方でなく、失敗する方が多いので・・・→一頭だけの単独行動でで生き抜くのは、まず、無理なのです・・・?!
 ライオンの集団は、母系社会で、頂点の雄は、常に、外部からの侵入者です。つまり、婿養子って感じになって、絶えず、入れ替わる感じになっているのです。
 厳しい武者修行をした強い雄に乗っ取られることで、遺伝学的にかけ離れた赤の他人の強い遺伝子が残ることで、それが、ライオンの繁栄上、合目的的となっているのです。
 こんな感じで、ライオンの世界では(他の動物の世界でも)、まず、「子離れ」が起き、そして、「親離れ」となります。人間の場合は、どうでしょうか・・・?!
 子どもの育て方は、男の子と女の子では、違って当然だと思っています。元々、男女の脳が違う訳ですから・・・→結婚して、夫の行動がどうしても理解できない人に対して、「犬を飼っている」と思えば腹が立たないって感じの本が売れていますが・・・?!
 やはり、男の子は、その年齢に合ったいろんな失敗を沢山重ねて、体ごとに一つ一つ体験させることで成長して行くものだと思います。親が前もって敷いたレールで動くのではなくて・・・?!
 しかし、可愛さのあまり、失敗して欲しくないと思って、ついつい、親や祖父母は、手を出してしまうんですね・・・?!

http://www.youtube.com/watch?v=wc8K8t27-xU

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つながりと感謝・・・

2013-11-19 15:27:17 | Weblog


 ヒトの脳は、ブドウ糖なしでは生きられません。それも、絶えず補給が必要で、心臓が止まって、脳に(3~)5分間血液が行かないだけで、後遺症が残っても何ら不思議ではありません。
 血液のブドウ糖が不足すると、同じ糖の仲間から、ブドウ糖に変換してもらって脳に供給したり、脂質を利用して(ケトン体や脂肪酸から)エネルギーを得ようとします。それも不足がちになると、蛋白質(からのアミノ酸)を利用して、脳の機能を維持しようとします。
 そんな感じで、人間の体は、凄いネットワークが出来て、不足の時でも、次から次へと(大切な所を優先的にして)不足分を補おうとしています。(←凄い仕組みですね・・・)
 人の社会も、同じですね・・・。
 日本ほど安全な国、まず、ないと私は思っています。衛生的な水道水が飲めます。交通機関の時間が極めて正確です。医療も皆保険で、平等です。四季の自然が綺麗で、食べ物も健康的で美味しいです。
 海外、(私の経験では、特に東南アジアでは)お金持ちか、普通か、貧乏か、誰が見ても、少なからず分かるケースが多いのですが・・・(←目に見える格差社会なのです!)→
 →日本の場合、お金持ちも貧乏な人も、区別が出来ないことの方が多いのです。日本人の多くは、不平等はいけないことだと芯から思っています。
 日本は、農耕民族なので、その流れからでしょうか、皆が仲良く協力しないと生きて行けないと思っています。
 昔から、「和」が尊ばれてきている国です。「義理と人情」を大切にしています。(←人同士のつながりをとても大切にします。田舎は、冠婚葬祭費が大変だと言う人もいますが・・・?!) 
 物事が成就するまで、何事も、多くの人が関わっています。多くのつながりがあってこそ、それが成り立っています。その存在の有難さに気が付かなくて、失くして気が付くこともありますが・・・。
 日本に生まれて良かった、日本人で良かったと言って注目されている人もいますが、そうですね・・・確かに、そう思います。平和な日本で、今まで幸せに生きられたことに深く感謝したいと思います。
 感謝感謝感謝・・・!

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20111107/1


http://www.youtube.com/watch?v=6KorePC3xWQ
http://www.youtube.com/watch?v=i8J_cnJPHJQ

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独りボランティア演奏・・・

2013-11-16 20:23:56 | Weblog
 平成25年11月16日(土)、午前中の患者さんを2人診て、12:30前に高戸を(タクシーで往復)出発して、五和町にある特別養護老人ホーム「紫明寮(しめいりょう)」に行って、独りボランティア演奏をしました。
 場所が本渡よりまだ先で、1時間で行けるだろうと思っていたのですが、実際は、1時間10分余掛かりました。(←遠かったです。)
 行くと、職員の人と施設長が入口で待っていました。ちゃんした演奏会場があり、既に沢山の人(!!)が、待っていました。バタバタした感じで、準備が何とか14時10分前に終わり、演奏を始めました。
 いつものパターンで、
1、篠笛・・・テ一プのピアノに合わせて「荒城の月」と「さくら」
2、篠笛・・・(季節の歌で)「どんぐりころころ」と「もみじ」
3、篠笛と和太鼓・・・「炭坑節」
4、篠笛・・・(前もって曲名を言って、一気に)「宵待草」「花嫁人形」「会津磐梯山」「黒田節」「酒よ」「島原の子守唄」「赤い靴」「赤とんぼ」「五木の子守唄」「船頭小唄」
5、篠笛・・・(前もって曲名を言って、一気に)「上を向いて歩こう」「佐伯小唄」「笛吹童子」
6、盆踊り和太鼓・・・「ばんば踊り」と「きよしのズンドコ節」
7、ハ一モニカ・・・「ふるさと」など5曲
8、手品を4種類
9、篠笛・・・古賀政男メドレーで、「影を慕いて」「人生の並木道」「人生劇場」「悲しい酒」
10、篠笛・・・「月の砂漠」
11、「一本締め」
12、和太鼓演奏「飛翔」
 ぢょうど15:00に終わりました。手品が、後ろの方がよく見えなかったみたいでした。壇上の上でするべきでした。
 沢山の人から大きな声で歌って頂きました。職員の方も、とても協力的で、きよしのズンドコ節では、上手に踊って頂きました。
 帰りに、施設長と少し話し、見送って頂きました。
 来た甲斐がありました。ありがとうございました。
 疲れましたが、ルンルン気分で帰りました。帰りに見た天草の光景、いつも以上に、とても綺麗でした。

http://www.youtube.com/watch?v=ebE0_kdRDwc(右が紫明寮)
http://www.youtube.com/watch?v=u9ojPr7cYcM(篠笛で、10曲)
http://www.youtube.com/watch?v=sFPwDd_Rj1k(和太鼓で、きよしのズンドコ節)
http://www.youtube.com/watch?v=iViy2SVPs0o(ハーモニカで、ふるさと)
http://www.youtube.com/watch?v=VZWBUFbpHvM(篠笛で、悲しい酒)
http://www.youtube.com/watch?v=Y0foj_dKsVs(天草)
http://www.youtube.com/watch?v=kTjyA_38czo(天草)
http://www.youtube.com/watch?v=GD-WrlpMKMs(天草絶景)


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何故、騙されるのか・・・?!

2013-11-16 10:34:53 | Weblog
 人間は、どうして騙されるのでしょうか?
 そう言う私も、電話口での次女と長女を、声が似ているので、完全に間違えたことがあります。家内も、他人を完全に間違えたことがあります。他人から、私自身を私の母と思って間違えられたこと、何度もあります(声が似てるみたいで・・・)。
 別に、大きな害がない時は、それで笑って済ませられる感じですが、大金が動くとなると、話は別ですね。それも、100万、200万、それ以上となると、尚更ですね。
 相手の多くは、お年寄りを(←騙す方は、若い男性が、苦手の様ですね・・・)、独り住まいの人を(←直ぐに、気軽に相談する人がいない)、過去に騙されたことのある人を(←騙す方は、騙されたことのある人のリストを持っている・・・)ターゲットにしている感じですが・・・。
 何人もで組んで、期間を掛けて、電話を掛けて来るケースもあります。初めの人は、ソフトな言い方で、ついつい、こんな人が騙す訳ないと思ってしまうケースも・・・数人から言われると、信じてしまいがちに・・・。又、実際に会って、スーツ姿のイケメンの人を見て、完全に騙されるケースも・・・。
 ある専門家は、
(1)自分は大丈夫と思っている
(2)非科学的思考の持ち主
(3)ストレスや不安定な状態に弱い
(4)権威に弱い
(5)誰に対しても嫌われないようにする
(6)集団に影響されやすい
 って感じの人が、騙され易いと言います。

 私なりに、次の事を力説したいと思います。
1、自分は騙され易いと思うべし。(騙されないと思う自信過剰があだになります。)
2、他人に相談するべし。(自分には、判断力がないと思って、他人に相談してみることです。)
3、確認すること。(○○と思っても、電話して、○○かどうか、確認することです。)

 しかし、急いでいる感じで、判断力が狂ってしまうケースもあります。そんな時こそ、「自分は騙され易いんだ、他の人に相談してみよう、もう一回、念を入れて確認してみよう!」と思うことですね。
 ところで、相談する人が間違った判断をしていたらどうなるのか・・・これが大問題だと思っています。霊感商法に引っかかるのも、これですね。隣の人も買ったから、私もって感じになるかと思いますが・・・?!
 就職する場所を決める時、結婚相手を決める時、旅行先を決める時、趣味を決める時、どうしてそうしたのかを考えた時、やはり、いろんな情報を収集して、そうしていますね。そんな時、経験者の意見、信頼する人の意見、実に大きいですね。
 以上のことって、何か、人の生き方みたいな感じに思えてなりませんが・・・?!


http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kouhoushi/no56/main_koho56.htm
http://president.jp/articles/-/2046
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%AF%E3%82%8A%E8%BE%BC%E3%82%81%E8%A9%90%E6%AC%BA 

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人生いろいろ・・・

2013-11-15 12:24:51 | Weblog

 歌手の「島倉千代子」さんが亡くなりました。75歳でした。
 「美空ひばり」さんが1937年5月29日に生まれ、「島倉千代子」さんが翌年の1938年3月30日に生まれています。と言うことは、彼女は「美空ひばり」さんとは、同級生だったんですね。
 あのニコニコして幸せそうな彼女の顔からはとても想像できない程の苦労をされています。3回の流産、離婚、(保証人になった為の)多額の借金(当時のお金で16億円?!)、癌(乳がん→肝臓がん)など・・・。
 最後に亡くなる前に、もう、死期が近いと悟って、録音を急がせています。最後、病魔と闘いながらも、好きな唄を手放すことなく、歌う姿は、凄いですね。幸せを噛みしめながら亡くなっている、そんな感じにも思えてなりません。
 傍から見ると、凄く苦労していると思っていても、本人、あまり気にしていないケースや、苦労らしい苦労でないのに、深刻に悩んでいる人、自分で悩みを作る感じになっている人、(人生)いろいろですが・・・。
 アラブのことわざに、「アッサブル(忍耐)・ミフターフル(鍵)・ファラジ(幸せの)」と言うのがあります。「忍耐は幸せの鍵」の意味ですが、「島倉千代子」さんの場合、正に、そんな感じです。
 多くの凡人は、苦労をしない様にしない様にと、若い時に頑張りますが、人間、永いスパンで見ると、若い時の苦労があればこそ、それが実を結んで、晩年は、どんな苦労も耐えられる人生になれそうな気がしてなりません・・・?!
 「人生いろいろ」の唄の内容、彼女自身のことを言っているのはもちろんですが、私自身に当てはめてみても、そんな感じがしないでもありませんが・・・?!
 御冥福をお祈り申し上げます。

死んでしまおうなんて
悩んだりしたわ
・・・
自分ばかりをせめて
泣いて過ごしたわ
ねぇおかしいでしょ若い頃
ねぇ滑稽でしょ若い頃
笑い話に涙がいっぱい
涙の中に若さがいっぱい
・・・
失くしてわかる
胸のときめきよ
今輝くのよ私たち
今飛び立つのよ私たち
笑い話に希望がいっぱい
希望の中に若さがいっぱい
・・・



http://www.youtube.com/watch?v=GIvUDMZ1rNE
http://www.youtube.com/watch?v=pkg7uQun_gw
http://www.youtube.com/watch?v=jY-RSl1mL4M 

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保育園健診・・・

2013-11-15 09:04:27 | Weblog

 11月14日(木)、あまり寒くもなく、秋晴れでいい天気でした。1週間前と同様に、14:20に病院を出発して、保育園健診に行きました。大きな吊り橋を通り、高台にある「樋島保育園」に行きました。園児は、29人いて、誰も欠席者がなく、咳をしたり鼻水を出したりする児もいませんでした。
 病院から離れて、こんな感じの健診、息抜きって感じで、気分転換になります。それに、園での手造りのお菓子、美味しかったです。
 子どもたち、元気な声を出して、ニコニコして、楽しそうですね。
 園児の数が次第に少なくなっているのが心配ですが・・・ここだけでもないし・・・しかし、ここでは、競争に苛(さいな)まれることなく、ゆったりと愛情たっぷりに育てられている感じですね。
 都会で時に聞かれる「お受験」の話題もここではないし、どこも定員一杯で入園できないと言う話も無縁で、イジメの深刻な問題も全くないし・・・子どもたちは、スクスクと育っている感じです。 
 帰ってインフルエンザの予防接種を20人程しました。日本での予防接種、先進国の中で最も遅れている感じです。何せ、お金の要る(任意接種)のと要らない(定期接種)のに分けていて、子どもを沢山抱えている家庭は、大変です。
 任意接種の「みずぼうそう(水痘)」や「おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)」や「B型肝炎」などの予防接種をした方が、大きくとらえると、医療費は少なくていいと思うのですが・・・!(←子どもの任意接種を無料にしている地域も次第に増えつつありますが・・・)
 子どもは未来、子どもは宝、子どもは希望です。将来性の高い子どもの優先順位を高くして、もっと手厚い医療をと願うのは、私だけではないと思うのですが・・・。
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/categories/1440

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絶えず変化・・・

2013-11-13 10:49:59 | Weblog

 自然は、人間の営みと違って、ずっと同じ感じでいる様にあると錯覚しがちになりますが、そんなことは(当たり前ですが)全くないですね・・・絶えず変化しています。
 録画は、私の勤務する病院の医局から見たものですが、曇っていても、水俣の方までずっと見えることもあるんです。それが、最後の(朝の景色)の録画です。
 よく見ると、毎日、景色が変わっていますが、時々、見慣れた景色の中で、意外な光景を見ることもあります。
 人間も、こんな風に、毎日変化してるんですね。絶えず進化をしているといいのですが、そうでもないですね・・・?!
 今の時期、週2回、インフルエンザの予防接種をしていますが(昨日、32人子どもに打ちましたが)、インフルエンザも、毎年、様変わりしていますね・・・検査も新しいのがどんどん出ていますし、薬も新しいのがどんどん出ていますし・・・4月と5月、いつもB型が多かったのですが、今年は久し振りに少なかったですね。
 以前は、春休みに入ると嘘の様にインフルエンザの患者さんが少なくなって、春先にインフルエンザが流行ること、まずなかったのですが・・・昔、暑い夏に、頭を痛がって来院し、髄膜炎かなと思ったこともありましたが(こんな暑い時に、インフルエンザがある訳ないと思って?!)、喉も痛がっていたので、今考えれば、インフルエンザだったのかも知れません。
 開業していた時に、10月にインフルエンザB型が佐伯市で大流行したことがありましたが・・・。
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20080109/1

http://www.youtube.com/watch?v=GOaMce0C5uQ(夕方の景色)
http://www.youtube.com/watch?v=1HW2ZTZQpTo(朝の景色)
 PM2.5のせいで、雲一つない晴れた日でも、不知火海の先に、対岸の水俣などの景色が全く見えないこともありますが・・・。

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老人の肺炎・・・

2013-11-12 11:24:19 | Weblog
 日本人の死因として、癌や心臓・血管などの循環器系疾患が挙げられますが、今は、何と、3位に、「肺炎」が入っているのです。今は、老人の肺炎に対して、更なる意識改革が必要かも知れません。
 脳卒中での死亡の増減と対照的に、肺炎の死亡が対応している感じです。つまり、脳卒中が少なくなると、肺炎が多くなっている感じですが・・・?!
 老人の肺炎の20%に薬が効いていません。細菌は、普通の細菌なのですが・・・。
 老人の場合は、肺炎としては、誤飲性肺炎が多いのですが、不顕性誤飲と言って、気が付いていない誤飲が多いのです。
 老人の場合・・・→口腔内ケアが大切、食べる時の姿勢が大切、嚥下のリハビリテーションが大切と言われています(←それをしっかりすれば、半分程に改善?!)。(老人の肺炎の原因菌として、細菌の中で一番多い)肺炎球菌の予防接種もあります。
 入れるチューブが少ない方が肺炎が起きにくいのは確かな様ですが、胃瘻をすれば肺炎が少なくなると言うはっきりとしたデータはない様です。
 水分が少ないと肺炎になり易かったり(←脱水だと、線毛が上手く働けない)、睡眠剤が多いと、肺炎になり易かったり、血圧の薬のACE阻害剤(副作用として、咳をしますが・・・)を与えていると、肺炎になりにくいとも言われています。
 もちろん、老人の免疫力や栄養状態も大切で、低蛋白血症(低アルブミン血症)にならない様に、注意しておく必要があります。
 私の父は、冬の大雪の時に、肺炎で亡くなりました。インフルエンザの予防接種はしていたのですが、肺炎球菌の予防接種は、していませんでした(もう、16年前のことですが・・・)。
 ところで、肺炎の診断ですが・・・→
 小児科では、食欲がなく、咳でしばしば夜中に起きて、咳が長引いていて、熱が4日も5日も続いていて(小さな乳児では、熱を上げる力がなくて、あまり高くないこともあるのですが・・・)、熱が高いのに顔色が青白く、(肺での炎症が強いので、力強く咳をすることが出来ず、乾いた感じのコンコンの咳でなく、喉の奥から出る感じのゴホンゴホンの湿性の咳のことが多くて、遊ぶ元気なければ、まず「肺炎」を疑いますが・・・お年寄りでは、無熱性の肺炎のことも時々ありますね。
 産まれたばかりの新生児では、一つ咳をしたら肺炎を疑えと言う小児科医もいます(←私も、新生児で、咳のない肺炎を経験したこと、ありますが・・・)。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1228339057 

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腰痛雑感・・・

2013-11-11 12:59:57 | Weblog

 日本人、腰痛で悩んでいる人は多く、5人に1人、2800万人もいるとか・・・?!
 腰が痛いとまず「整形外科」に行くことが多いかと・・・→それでも治らないと思うと、「整骨院」に行き・・・それでも治らないと・・・「鍼」や「灸」に行き・・・それでも治らないと・・・→神仏にすがって、お参りすることも・・・それでも治らないと、諦めて、そのまま気にしないで普段の生活をしていと、いつの間にか治っていて・・・?!
 治療としては、薬、聖骨、マッサージ、はり、きゅう、温熱、牽引、コルセット、手術など・・・しかし、こんなにいろいろあると言うことは、決定的に治る方法がないと言うことでは・・・?!
 日本人の6割程が何らかの猫背で(←9割近くいると言う人も)、それが原因で腰痛などの症状を呈しているケースもある様ですが・・・そうですね、若い人でも、胸を張って姿勢を正して、サッサと歩いている人、少ないですね。
 長時間同じ姿勢だと、同じ筋肉ばかり使うことになり、良くないみたいですが・・・携帯やパソコンを見詰めて背中を曲げて1時間以上も続けてするのは、どう考えても、良くないですね。時々ストレッチ体操するべきですね(←ラジオ体操が、沢山の種類の筋肉を使うので、推奨されていますが・・・)。
 痛いからと思って動かないと、運動不足になり、すると、筋力が低下して、益々腰痛がひどくなって、悪循環に陥るケースもあります。反対に、少し痛くても、動くことで、筋力アップにつながり、それで痛みが和らいで、もっと動ける様になって好循環につながるケースもありますが・・・(←こうなると、いいですね!)。
 つまり、少々痛くても、自分の体を甘やかすことなく動くことが大切ですね。腰の痛みが痛くて何も出来ないと言うマイナスの思い込みがきっかけになって、(脳が)痛みを増強してしまうと言う悪循環に陥っているケースが多いのです。
 動く習慣のある人には、腰痛で悩む人は少ないとのデータがあります。原因の8割は、ストレスとも言われています。
 運動療法や心理療法に、もっと重点が置かれるべきです。
 健康維持は、やはり、全体的に治すべきです。食事、睡眠、運動、姿勢、心の在り方、全てが関与していると考えるべきでしょう。

*参考:11月9日 20:00~20:45 NHK教育テレビ「チョイス、あなたの腰痛、原因はストレス?」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF

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