日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

1+1≧2・・・

2012-05-03 10:52:29 | Weblog
 数の上では、1+1=2です。しかし、緊張を強いられる現場で、しっかりとした仕事を続ける立場では、1+1は、2以上、いや、3や4にもなるかも知れません。
 独りだと、仕事中、ゆっくりと休むことが出来ません。替えがいない場合は、きつくても頑張るしかありません。それが、生死に関わることであれば、尚更ですね。
 しかし、二人だと、一人が頑張っている時、も一人は、休んで充電することが出来ます。ここでは、「1+1≧2」なのです。人間、いつも100%の力を出していると、ある時、それ以上が求められた場合、ショートしてしまいますね。
 自分の場合を考えても、血圧が高かったり、インフルエンザがこじれてきつい時でも、独りの場合は、頑張らざるを得なくて、頑張ってきましたが、それにも限界がありますね。
 群馬県の関越自動車道で46人が死傷した高速ツアーバスの痛ましい事故で、43歳の運転手が逮捕されましたが・・・私には、どうしても、運転手ばかりを責める気になれません。
 就職口が少ない時代、短期雇用で、大型バスでのいろんな経験の経験が少ないのに、金沢~東京までの長い距離を、本人ためらいながらも、独りで運転しなくてはいけなかったのです(激安運賃の為に)・・・。
 大きな組織では、自分の能力以上のことまでやらざるを得ないケース、多いと思います。しかし、何か起きれば、真っ先に、個人に責任が問われるのです。会社自体や組織自体に問題があっても、言い出せないのが現実の姿です。不合理が長く続いて、常識化していれば、尚更、言えない立場になります。(・・・←時々、退職後に内部告発が・・・)
 医慮の現場でも同じです。田舎の病院では、入院設備を持って、2人とか3人の常勤医でしている所が少なからずあります。現実に、(自治体病院でも、替えがないのでやむなく7*歳の)院長が(無理して)当直しているケースもあるのです・・・(医師の場合、当直明けも普通に仕事をするので、55歳以上の当直は、常識的には、過酷と思うのですが・・・田舎では、そうでなくても医師不足なので、見て見ぬ振りをしている感じですが・・・)。
 入院があって、3人の常勤医だと、1カ月の内の3分の1は、(深夜も)拘束って感じになります(アルコールの好きなドクターだと、大変ですね・・・?!)。それに、来院する患者さんも、多岐に渡ります。

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PICU・・・

2012-05-02 12:39:39 | Weblog
 時間外になると、他の医療機関に掛かっていて、来院するケースが多くなります。どんな治療を今までしていたのか、いつからどうあったのかなどが知りたいのですが、母親でない人が来ると、難儀することしばしばです。
 今の情報化時代、携帯で簡単にインターネットが出来る時代なのに、早いとこ、個人の治療や検査がオンライインで直ぐに分かるシステムが出来ないものでしょうか・・・(←プライバシーの関係で、実現には、かなり掛かりそうですが・・・?!)。
 昨日(5月1日)、熊本日赤病院で、「総合救命救急センター・こども医療センター」がオープンしました。熊本日赤病院の小児科には、今まで、(天草から搬送して)何度もお世話ないなっています。いつも快く引く受けてくれるので、ホント助かっていますが、今回、PICU(小児集中治療室)が出来て、ドクターヘリが待機する感じで、24時間365日、受け入れ可能となり、とても心強くなりました。
 医療費削減の時代、こんな感じで、将来を担う子どもの医療にお金が(50億円?)注がれること、多くの人に充分に納得してもらえると思っています。

以下、「くまにちコム」より
 九州初の小児専用ICUが完成 熊本赤十字病院
 熊本赤十字病院(熊本市、一二三倫郎院長)が、病院敷地内に建設していた「総合救命救急センター・こども医療センター」が完成、5月1日から業務を開始する。こども医療センター内には、九州で初めてとなる小児集中治療室(PICU)を完備。小児患者の救命率向上が期待されている。
 両センターは本館東側に新設された。地下1階、地上6階建てで延べ床面積約1万3100平方メートル。総事業費は約50億円。
 本館から移設の救命救急センターが1階に、新設のこども医療センターが2・3階部分に入った。入院患者を受け入れる小児一般病棟(46床)も本館から移転。病院によると重篤な小児患者の治療や救急対応をするPICUは全国5カ所目。
 PICUのベッド数は6床。新生児から15歳まで、子どもの体格に応じた心電計や人工呼吸器などの医療機器をそろえた。これまで重篤な小児患者は大人用の集中治療室(ICU)で治療していた。小児用の新設で、受け入れ人数は従来の3倍程度に高まるという。
 同病院は医師が救急現場に駆け付けるドクターヘリの基地局。県内全域からの小児患者の搬送を想定しており、PICUの受け入れ患者数は年間約200人を見込んでいる。
 右田昌宏・小児科部長は「どんな病気にも対応したい。他の医療機関とも連携し、子どもたちの命をできるだけ救いたい」と話している。

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様変わり・・・

2012-05-01 12:20:01 | Weblog
 ゴールデンウィークの間の真っただ中、小児科外来には、若い親の姿が普段よりも多い感じだ・・・?!それも、若い男性が・・・?!中には、若い男性だけで、慣れた手つきで、ニコニコして乳児を抱えて来ているケースも。
 田舎だと、母親よりも、祖母が時に祖父が、小児科外来に連れてくるケースが多いけど・・・(母親は、仕事をしているので、来れない・・・)。
 これって、今の時代をよく現わしていると思います・・・。
 自分が若い時代(団塊世代)には、毎日が仕事仕事って感じでした。家のことはホント二の次で、仕事人間の塊って感じでした。家族の為に休みことなど、親が亡くなったりした時の特殊なケース以外は、ないって感じでした。有給休暇も、フルに取っている人、いたかなあ・・・?!
 今は、子どの(年1回の)運動会や卒業式などで休むのは、当たり前って時代になりつつありますが・・・これの方が、正解と思います・・・。(←今は、この出来事、充分に納得できます!)
 今の時代、どんなに会社にそれまで貢献して来ていても、会社の都合で、簡単にリストラされる時代です。それなら、常に家族中心で行った方がいいに決まっています・・・?!
 今の若い女性には、男性に養ってもらおうと考えている(玉の輿みたいな)発想は、消えつつある様ですが・・・それでも、いくつになっても、女性と言うものは、突如の白馬の王子様の到来を期待している様ですが・・・?!
 それに引き換え、今の男性は、もっと経済的にゆとりが出来て結婚をと考えている人が多くなっている様ですが・・・?!

http://ikumen-project.jp/index.html
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20101006/1
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20110918/1

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