日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

小学校健診・・・

2013-05-09 16:43:57 | Weblog
 平成25年5月9日(木)、合併した龍ヶ岳小学校に再び学校健診に行きました。前回は、4月18日(木)で、1年生・3年生・6年生でしたが、今回は、残りの2年・4年生・5年生でした。
 全校生徒159名の内、この日の欠席は、わずか1名とのことでした。例年と比較して、この時期、何故か、元気な生徒が多いとのことでしたが・・・(←いいことですね!)。
 この学校の養護の先生の話では・・・→保健室に訪れる生徒の数は、1日に平均5~6名で、多い時には、20名近くのことも・・・2月のインフルエンザ流行時、5月の運動会前、10月の季節の変わり目に多いとのことで、特に、インフルエンザ流行時期が一番多いとのことでしたが・・・。
 診察する時、3年生までは、ニコニコしている子どもさんが多いのですが、それから学年が上がるにつれて、特に、女の子の場合、笑顔が少なくなってくる感じですが・・・?!
 午後3時間前から始めて、午後4時過ぎに終わりました。
 校庭で、鯉のぼりが元気に泳いでいました。

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医師の裏側(その4)・・・

2013-05-09 11:40:17 | Weblog
 私が研修医の時、「患者さんのお金の負担まで考えることが出来る様になれば、小児科医として、一人前!」と言われたことがありましたが・・・。
 今は、どうでしょうか・・・→病院の経営不振で、病院が閉院に追い込まれるケースが現実となっている時代では、勤務する病院の経営のことも考えられるドクターであるべきだ何て言う声もチラホラ聞かれますが・・・?!
 (とても忙しいのに、一人当たりの勤務医の売り上げが他の化と比べて少ない)私の領域の小児科の現実は・・・→
 現在、小児の無料化が叫ばれて、財政のいい所(←住民税が高い所?)では、中学生になるまで、外来も入院も(上天草市は、小学校3年生まで、共に無料となっていますが←入院では、食事代のみ、自費となっていますが・・・)無料の地域もありますが(もちろん、深夜も無料ですが・・・←無料だから、心配だからとの理由だけで、深夜にコンビニ感覚で小児救急病院が利用されるとなると、大変ですが・・・?!)
 病院によっては、(外来患者さん全てに)「定額制」か「出来高払い制」となりますが・・・当病院の場合は、3歳児未満は定額制を採用していますが・・・→
 例えば、それ(定額制)だと、新生児でも1歳でも2歳でも、痙攣(の疑い)で来院して、外来で点滴して(それも、点滴が難しくて、針を何本も駄目にしても)、血糖やカルシウムやアンモニア(低血糖や低カルシウム血症や高アンモニア血症の痙攣を疑って)までの詳しい血液検査や、更に検査するのに難儀して心電図(QT延長症候群を疑って)や脳波(てんかんを疑って)やCT(脳腫瘍を疑って)やMRI(脳動静脈奇形を疑って)まで検査しても、病院側に入る金額は、何も検査せずに済ませた場合と、全く同じになります(その後、紹介状を書いても)。つまり、時には、アレルギーの詳しい検査などを親御さんから求められて、検査項目を必要以上に増やして検査すると、赤字になるケースもあるのです。(中には、外来で、非常に高額な注射のケースもありますが・・・)
 入院も、「出来高払い制」を取るか、「定額制DPChttp://www5.ocn.ne.jp/~gobest/DPC.html]を取るかとなります。そうでなくても採算の合わない小児科で、採算を考えての診療となると、とても辛いですね。
 勤務医でも開業医でも、患者さんの負担を考えると同時に、医療側に入る医療費のお金の事まで、しっかりと考えて診療しないといけない時代になってしまいました。

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