日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

自己実現・・・

2011-01-05 10:53:40 | Weblog
 大企業への就職が難しくなっている。採用枠がないのだ。しかし、中小企業では、どうだろうか?首を長くして、やる気のある若手スタッフを待っているケースも多いのだ。
 今大企業の会社も、昔は、規模が小さくて、中小企業だったはずだ。それが、業績を次第に上げて行って、大企業になっているはず。しかし、激動の今の時代、そんな感じで大きくなった大企業でも、この先、ずっとこのままいられる保証もないのだが・・・?!
 無理に大企業に就職しなくても、中小企業でも、自分のアイデアを生かせる感じで、自分なりに思いっ切り出来るなら、そちらの方がいいと思うのだが・・・。いや、むしろ、大企業でない方が、自己実現には、向いている場合も確かにあると思うのだが・・・?!
 今までの慣習に囚われて、有名大学→有名大企業→終身雇用・年功序列→幸せ、何て生き方もあるけど、人生一度限りだし・・・?!
 医師にしても同じだ。有名な大きな病院で、沢山医師がいるとなると、医師1人当たりの患者数も、当然少なくなるし、外科系だと、手術件数も少なくなって、経験不足って感じになるんじゃないのかなあ。
 その点、忙しい救急病院などで、若い時からバンバン症例を積んで、体ごとどんどん体験出来る職場の方が、いい臨床家として育つんじゃないのかなあ・・・?!
 今は、どこにいても、知識の上だけなら、いろんな情報を手に入れることが出来る時代だ。しかし、実際に責任持たされて主治医になって医療をしてみると、先々不透明で回答のない感じのケースにしばしばぶつかる(結果論の事がしばしば)。初めから和尚さんはいない。(小さな)失敗を繰り返しながら、(それなりに経験を積んだ)人からアドバイスをもらいながら、自分なりに成長して行くしかない。いや、毎日接する患者さんこそ、自己実現の為の有り難いホントの先生と考えるべき。

*つい最近、次の症例があったけど・・・
1、細気管支炎(それが、3回もなり、3回とも、RSウイルス陽性に出ている・・・)でまだ治り切っていないのに、下痢(白色便)で来院し、検査をすると、ロタウイルス(陽性)だった。しかし、症状が1歳ちょっと前なのに、ロタウイルス感染症にしては、症状が軽過ぎる。RSウイルスに罹患した為に、インターフェロンなどが出て、ロタウイルスがそれであまり活動できないのかな?
2、10歳以上の子どもさん(数名)で、インフルエンザと思って、鼻汁で検査するも陰性。しかし、どう見ても、頭痛、咽頭痛、関節痛があり、とてもきつそうで、インフルエンザみたいなのだが・・・?!予防接種をしているので、インフルエンザウイルスの数が沢山増えられなくて、検査上、陰性になっているだけなのかなあ?(症状は、サイトカインの量なので、インフルエンザの量が少なくて、検査上、陰性になるだけ?)
3、ノロウイルスによると思われる急性胃腸炎に罹患した子どもさんで、五苓散を注腸した時は、いいのだが、五苓散が飲めない。ナウゼリンを処方するが、効かない(!)。やむなく、年末年始、4日間も点滴をして、五苓散の注腸をその都度して、何とか切り抜けることができたが・・・。後で考えると、ノロウイルス以外のものだったのか?
4、インフルエンザの予防接種、今している様に、沢山の人に打ったら、(ウイルスもどうかして生きようとしている訳だから)変異が早く来るんじゃないのかなあ?体の弱い人だけに打った方がいいと、常々思っているのですが・・・?!と言いながらも、当院では、1月一杯もインフルエンザの予防接種をしていますが・・・。

 自分なりに試行錯誤しながら、自分なりに考え、それなりに前進して行く生き方・・・→自己実現、確かに、生き甲斐ありますね。

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする