日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

湯川秀樹・・・

2008-09-08 14:06:29 | Weblog
 9月7日は、日本で初めてノーベル賞をもらった人、湯川秀樹が亡くなった日だ。今までに日本では、文学者の川端康成や大江健三郎、首相の佐藤栄作など、12人がもらっているが、その中でも、この湯川秀樹の功績は、群を抜いていると思う。
 何故なら、戦後に、日本人の多くが自信を失っている時に、独創的な発想で、「中間子理論」を打ち立てたからだ。
 湯川秀樹がノーベル賞を授与されたのは、私が生まれた年の1949年(昭和24年)。小さい時に、湯川秀樹の話を、私の父から何度も聞いた。
 彼は、初めは結婚する気はなかったそうであるが、結婚すればお金のことを心配しなくていいし、好きな物理の研究を思い存分出来ると考えていたようであった。その時見合いをした相手に湯川が思った以上に気に入って、一目惚れって感じで結婚して、婿養子になって、小川の旧姓を湯川に変えている。
 私と同じ、3人男の末っ子。理数系は強かったが、それ以外は出来なくて、大学の道も諦めかけていた。その時の旧制3高のクラスの同級生に、朝永振一郎がいた。
 湯川と朝永とは、正にライバル同士で、物理の成績は、共にずっと100点が続いていた。共に、京都大学の物理学に進む。性格は正反対で、湯川は、やや気性が荒く、朝永は、常に冷静なタイプであった。
 湯川が中間子理論を発表した時には、周りから認められなかったが、朝永だけがそれを高く評価した。で、実際に、その後に中間子の存在が実証され、湯川の中間子理論が正しいと証明された。晩年、湯川は、アインシュタインの影響を受けて、世界の平和運動に加わって活躍している。
 朝永も、湯川のノーベル賞受賞後に独特の考えを打ち出し、今度は、それを湯川が後押しをして、目出度く、日本で2番目のノーベル賞受賞者となっている。
 朝永が先に亡くなってしまって、その時、湯川は、最良の友を失ってとても悲しんでいる。

*私の場合、湯川の話を聞いていて、小さい時、養子にも憧れた時がありましたが・・・?!

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大麻・・・

2008-09-08 08:33:00 | Weblog
 ロシアの力士が、大麻保持で解雇になり、又、現在、検査上にそれが出たとのことで、2人の幕内力士が問題になっている。ロシア国内では、若い人が親しみを深める為に吸うケースがある様で、そんな感じで吸っていたのかなあ??
 日本では、それなりの大麻取締法があるので、それに従うべきで、いつまでも隠し通せないと思う。テトラヒドロカンナビノール検出の検査は、極めて権威のあるモノ。その手続きを問題をするのも、何か無理がある感じだ。本人がやっていないと言うから、それを信じるのが親方として当然だって言う言い方も、不自然だなあ。真実は一つしかない訳だし。それも、ロシアの力士だけだし。
 露鵬には、安谷安男なる弁護士が付いて、今日の朝の「朝ズバッ」に出演していたけど、立場上、苦しい答弁に思えたけど。理事長である北の湖の部屋の白露山が、沈黙を守っていること自体不自然だし、それに、先のやはりロシア力士の解雇にしても、全てロシアの人って言うのも不自然だなあ。聞くところによれば、外国から来ても通訳を付けてくれる訳でもなく、言葉の障害などで寂しい思いをし、そのはけ口として同じ出身のロシア人同志で大麻を気軽な気持ちで吸ったのじゃないのかなあって考える人がいても不思議でない感じだが。
 ところで、アルコールの弊害やニコチンの弊害、多くの問題を抱えているのに、特にタバコの害に関しては、大問題なのに、日本では、その取り組みはまだ後進国って感じだなあ。幸い、やっと禁煙の為の薬が出来、病院でも禁煙外来が出来て、病人として扱われる様になったが。
 大麻に関してはどうなのだろうか。
 WHO(1963年)の発表では、依存性に付いては、以下の如くになっている。
 精神依存性は、ヘロインやコカインやアルコールやタバコが強く、大麻はないとなっている。身体的依存性は、ヘロインが強く、アルコールが中程度で、大麻はないとなっている。耐性獲得に関しても、ヘロインとタバコが強くて、アルコールが中程度で、大麻は弱いとなっている。
 199年のカナダで行われた研究では、大麻の依存症は他の薬物に比べて高くはなく、ヘロインやアルコールやタバコよりも弱いとなっている。
 オランダは、大麻に関しては、極めて寛容になっている。アメリカやイギリスでも、日本人が思っている以上にその経験者が多く、アメリカにしても、州によってその取り締まり方が違う。少量であれば、許可にしている州もあるぐらいだ。医師の処方箋があれば、堂々と使用できる感じだ。
 と言うことは、大麻よりも、アルコールやたばこの方が問題だと言うことかな?アルコールなんて、最悪な時には、たった1回だけの母親の飲酒で、「胎児性アルコール症候群」になってしまうケースもあるのだ(実際に、そんなケースを知っているが)。タバコにしても、タバコを吸った後も、気管支内にまだ残っているので、喫煙直後には赤ちゃんを抱くべきでないとも言われる程になっているけど。
 と言って、法律上、容認する訳にはいかない。ここは、日本だから。しかし、ちょっと再考する必要はありそうだなあ・・・?
 大麻が依存を起こすことの実験的証明は、2000年代に入ってなされている。2001年の大麻常用者12人(ちょっと対照の数が少ないかな?)に大麻摂取を断たせた研究では、全員が食欲が落ち、眠れず、そわそわ・いらいら、攻撃性亢進が見られたが、大麻摂取でそれらは消失したとのこと。(禁断症状発症率は、95%信頼区間で78%以上)。これらのことや他の複数の研究から、大麻常用者は実験的に高率に禁断症状を発症しうると考えられている。
(フリー百科事典ウィキペディアより引用)

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