山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

教科書検定の問題性

2008年12月12日 10時24分19秒 | Weblog
 最後まで書いて、困惑表情の絵をいれようとカーソルずらしてたら、全部消えた。なんとかならんのか、これは。
 気を取り直して。
 12月5日、「教科書検定 調査官名・意見書公開へ 事後の検証可能に」という見出しの記事があった(『朝日新聞』夕刊)。
 沖縄戦をめぐる日本軍の強制記述を削らせたことが問題化し、批判の高まりに渡海文科相が改革を表明した結論なのだろう。名前と意見、検定審議会の審議事項を公開するという。でも、審議会はあくまで非公開、議事録もつくらない。
 これに対し、昨日11日、大江健三郎・岩波書店沖縄裁判支援連絡会などが記者会見し、文科省を批判し、改定案の白紙撤回をもとめた。
 せっかく公開するといったのに?だが、これまでも、名前や意見書、審議事項は情報公開法で公表されていたという。今度は逆に、情報が検定審査終了前に流出した場合は審議を一時停止することを明確化するなど情報の統制管理の強化をねらっている。会見では、すべての審議過程の傍聴をふくむ公開という私たちの要求とは程遠い、規制対象を教科書執筆者にまで拡大しようと狙っている、改善にみせかけていっそうの改悪をすすめる狡猾なやり方だと批判した(『赤旗新聞』12月12日)。検定で不合格にするとおどされ、締め上げられた側の発言だけに耳を傾けなければならない。
 今日はここまで。時間ないので、しかも再記入なので簡略に。
 明日は、検定のひどい事例を紹介しよう。あまりの低レベル、非学問的、特定の政治目的に偏向した結果の事例を紹介しよう。でも積み上げた山から問題の教科書と史料を見つけ出せるか。心配。時間をおしんでやるべき本来の仕事がうしろからつついてくる。そんなことしててええんかと。
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