山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

温室効果ガス減少?!

2010年04月20日 11時30分08秒 | Weblog
 環境省は15日(2010・4)、2008年度の温室効果ガスの国内排出量の確定値を発表した。京都議定書の基準年となる1990年比で、1・6%増、前年比で6・4%減である。1997年の京都議定書では、08~12年度に90年度比6%の削減を義務付けている。
 日本は、本格的な温暖化ガス削減策をとっていないため、6%削減どころか逆に大幅増加させてきた。07年には90年比8・7%増だった。
 しかし、08年秋からの急激な景気後退によってエネルギー需要が減少し、前年度にくらべ産業部門をはじめ各部門の排出量が減った。
 景気後退によって前年度比6・4%減はおどろきだ。その後も景気低迷が続いているから、排出量の減少は続いているだろう。それでも、京都議定書の目標達成ということにはならない。景気が回復すれば再び大幅増になるだろう。日本政府として抜本的な対策をとっていないのだから。景気と排出量が連動しているのではなんにもならない。
 鳩山政権は、昨年の気候変動枠組条約の第15回締約国会議(COP15)で25%削減を表明した。自民党政権のひどい対応にくらべれば、みちがえるような態度表明だった。私も鳩山首相に拍手をおくった。だが、その後具体化がすすんでいない。積極的な対策で削減がすすむようにしなければ。
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