山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

沖縄の問いかけに各党は?新党は?

2010年04月27日 11時27分06秒 | Weblog
 9万人の沖縄県民大会での県民の意志にふれて思うことがある。それは各党の普天間基地撤去についての態度だ。
 自民党の谷垣総裁が鳩山首相との党首討論で、はげしく攻め立てた。5月末までに決まらなかったらどうするのか、責任をとって辞職する気はあるのかなどだ。だが、谷垣氏が鳩山さんを攻める立脚点はいったい何なのか。自民党は辺野古に新基地を提供するという立場だというだろうが、それは県民の苦境を考えないものだ。今の県民意志は、自民党が辺野古移設を決めた当時とは完全に違う。限界点を越えている。谷垣氏の討論は、沖縄県民の立場には念頭にない。
 新党のなかで人気がでているといわれるみんなの党のこの問題への態度は、じつにふざけたものだ。人気が出たということでテレビで招かれた時の渡辺氏の発言に唖然としたことを覚えている。渡辺氏は、普天間問題へのみんなの党の見解を問われて、みずからがどう取り組むのかということをいわずに、鳩山首相のお手並みは意見だということをいくつかののテレビで繰り返した。沖縄県民の苦しみをひとごと扱いし、国政にたずさわる政党としての資格を問われるような無責任なものだ。
 25日の県民大会に、どの党首が参加したかに私は注目した。普天間問題に主体的に取り組もうとするなら、党首みずからが現地に行き、大会にも参加して県民の気持ちに触れることが不可欠だと思う。結局、参加したのは、共産党の志位委員長のみだった。売り出し中の新党党首もふくめ、志位委員長以外には行動した人はいなかった。
 問題は立脚点をどこにもとめるかだ。
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