橋下知事の府庁WTC移転案は、3月24日、賛成40、反対69、白票2の大差で否決された。その当時は、部下に責任転嫁したりしていたが、関西財界からもう一度ネジを巻かれて、6月、府議会でもう一度、話を蒸し返すといいはじめた。財界の、破綻したベイエリア開発の夢よもう一度だ。
自公両党は、橋下知事の政界に出たいという欲望を満たすべく知事に押し出したものの、今度の総選挙で、支持政党を発表する、いやしない、やっぱりするとさんざんマスコミを引っ張りまわした騒ぎのあげく捨てられた。両党の怒りはおさまらないだろう。
橋下知事は、9月議会で府庁WTC移転案を再提案しても通るという確信はないだろう。民主党議員の態度が、一部か全部かわからないが変わるだろう。でも可決されるとは、私は思わない。
でも、橋下知事は、とり憑かれたようにつきすすむ。それは、財界への忠誠のあかしとしての行動である。再否決されても、財界からはお褒めのお言葉がもらえる。関西財界だけでなく、財界総本山の日本経団連からも。
友人たちと話していて一致したことなのだが、橋下氏は、9月議会後、大芝居を打つであろう。すでにほのめかしているが、否決されたら知事を辞職すると。知事選挙が20億円もの経費をかけて行われる。そこで橋下氏は再立候補するのか?
私の見立てでは、彼は立候補しない。知事選挙が終わってほとぼりが冷めた頃、来年の参議院選挙に民主党から出たいと画策するかもしれない。もともと国政に進出したかったのが、民主党の大勝利で新しい時代に入った。ここで乗り遅れずに(東国原はしくじったが)国政に進出する、第2期民主党内閣で、一気に大臣をめざす。
あるいは、無所属で出ることも考えられる。人気を背景に当選する。すでに次への歩みを始めている前横浜市長中田宏氏らとグループをつくって行動する方向をとる。独自の政治行動をして、もっと高く売りつける機会を狙うかもしれない。
知事の職を途中で投げ出すのは、東国原氏の例で見るように不評を買う。でも、命をかけたWTC移転が二度も否決されたら、もう知事の座にとどまることはできないというのは、一応形が整う。くだらん府会議員を相手にするのはもうがまんできないと、罵倒しながら知事の座を降りれば、矛先をかわすことができる。この時点では秘めた狙い、つぎのステップは明らかにしない。ほとぼりが冷めた頃に参議院選挙がまちかまえている。だが、参議院選挙がかん高い声で引っ掻き回されるのはいやだ。やめてほしい。
ともあれもうすぐ、秋の大芝居が始まる。筋書きは私が書くことではない。単に想像にすぎない。芝居を鑑賞しよう。
自公両党は、橋下知事の政界に出たいという欲望を満たすべく知事に押し出したものの、今度の総選挙で、支持政党を発表する、いやしない、やっぱりするとさんざんマスコミを引っ張りまわした騒ぎのあげく捨てられた。両党の怒りはおさまらないだろう。
橋下知事は、9月議会で府庁WTC移転案を再提案しても通るという確信はないだろう。民主党議員の態度が、一部か全部かわからないが変わるだろう。でも可決されるとは、私は思わない。
でも、橋下知事は、とり憑かれたようにつきすすむ。それは、財界への忠誠のあかしとしての行動である。再否決されても、財界からはお褒めのお言葉がもらえる。関西財界だけでなく、財界総本山の日本経団連からも。
友人たちと話していて一致したことなのだが、橋下氏は、9月議会後、大芝居を打つであろう。すでにほのめかしているが、否決されたら知事を辞職すると。知事選挙が20億円もの経費をかけて行われる。そこで橋下氏は再立候補するのか?
私の見立てでは、彼は立候補しない。知事選挙が終わってほとぼりが冷めた頃、来年の参議院選挙に民主党から出たいと画策するかもしれない。もともと国政に進出したかったのが、民主党の大勝利で新しい時代に入った。ここで乗り遅れずに(東国原はしくじったが)国政に進出する、第2期民主党内閣で、一気に大臣をめざす。
あるいは、無所属で出ることも考えられる。人気を背景に当選する。すでに次への歩みを始めている前横浜市長中田宏氏らとグループをつくって行動する方向をとる。独自の政治行動をして、もっと高く売りつける機会を狙うかもしれない。
知事の職を途中で投げ出すのは、東国原氏の例で見るように不評を買う。でも、命をかけたWTC移転が二度も否決されたら、もう知事の座にとどまることはできないというのは、一応形が整う。くだらん府会議員を相手にするのはもうがまんできないと、罵倒しながら知事の座を降りれば、矛先をかわすことができる。この時点では秘めた狙い、つぎのステップは明らかにしない。ほとぼりが冷めた頃に参議院選挙がまちかまえている。だが、参議院選挙がかん高い声で引っ掻き回されるのはいやだ。やめてほしい。
ともあれもうすぐ、秋の大芝居が始まる。筋書きは私が書くことではない。単に想像にすぎない。芝居を鑑賞しよう。
ただ橋下は堺市長選挙で、自公・民主党相乗りを批判し、部下の応援に回りました。実質的に橋下人気 VS 現職相乗り票 の構図で博打を打とうとしています。ここで自身の人気を計りながら、知事選か議会解散を選択するものと私は見ています。
ですが小心者の橋下のことですから、先生ご指摘のとおり、知事選に勝てると見ない限り辞職しながら、再立候補を回避することも十分に予想されます。
いずれにせよ、堺市長戦の結果が、彼の試金石になることは間違ないでしょう!