山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

秋の散策で河内長野市の観心寺へ

2019年11月25日 10時46分17秒 | Weblog

 退職教職員の会の秋の散策で河内長野市の真言宗観心寺に行った。河内長野までは南海高野線急行で28分。バスで観心寺へ。上り路がきついのでありがたかった。河内長野をなめていた。観心寺の創建はなんと701年。金堂は国宝、本尊・如意輪観音菩薩も国宝。しかし本尊御開帳は4月の2日間だけ。代わりに本尊の試作(重要文化財)を霊宝館で拝観した。ほかに十一面観音など9体の重文の仏像が安置されていた。宝物館というと興福寺などを浮かべるが、はっきりいってわびしい感じがした。その内容が驚くほどのものなのに、無造作だと思った。寺の拝観料も300円と安かった。境内には後村上天皇檜尾陵や楠木正成首塚もあった。河内長野は国宝8件、重文74件もの文化財があると知って認識を改めた。

 観心寺には地元・長野北高校の生徒も学習に来ていて、和やかで華やかな雰囲気をただよわせていた。さて十分時間をとってから延命寺へ。坂道を歩き、峠を二つ三つと越える。やっとたどりついて、お堂の石段で持参のお弁当を食べた。観心寺もそうだったが、延命寺の紅葉はきれいだった。集合写真を何枚も撮って歩き出した。川沿いの山道を30分も降りると住宅地が見えた。地元からの参加者が、清見台の自宅に招いてくれた。私の家と違ってきれいに整っていた。平山郁夫の絵も飾ってあった。抹茶とコーヒー、プリンをごちそうになった。ちょうど安倍首相による国家行事「桜を見る会」の私物化、税金の私物化への『赤旗日曜版』のスクープ、田村智子議員の追及を皮切りに国会での野党の追及が連打されていた時だった。みんなも安倍首相への憤懣爆発。意見続出で収まりがつかないほどだった。思わぬご招待で楽しいひと時をすごした。こんなハイキングは初めてだ。

 高野街道を河内長野駅のほうへ歩く。古い街並みに心落ち着く。駅に着いて、ここで解散。このまま帰るには不満が残るという面々が店の明かりを探すと居酒屋が一軒。ハイキング帰りらしい先客がいた。6人が店に繰り込んだ。酒がすすむとうんちくが続出。キリスト教からアメリカの福音派と政治動向、アメリカ史での禁酒法、プロテスタントとカトリック。解放の神学とラテンアメリカ出身の教皇。ちょうどフランシスコ教皇の来日が近づいていた。いろいろ考えるにふさわしい議論だった。うんと食べて飲んで3500円。「桜を見る会」は飲食フリーだったそうだがこちらのほうがずっと充実していた。翌日、体重を測ると1・4キロもふえていた。大きいパックに茶碗2杯分のごはん、おかずいろいろ詰め込んだ。弁当にすると軟らかめになり、外で食べるのでおなかにもたれない。おまけに居酒屋。やっと半分減量。気を緩めてはいけない。

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