山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

浜岡原発停止

2011年05月08日 07時28分13秒 | Weblog
 菅首相が6日(2011・5・6)、静岡県御前崎市にある中部電力浜岡原子力発電所の運転中の4,5号機を含め、すべての原子炉を停止するよう中部電力に要請した。今後30年以内にマグニチュード8程度の東海地震が起きる可能性が87%もあるのだから、この決定は当然であり、歓迎したい。
 浜岡原発1,2号機がつくられた当時は、東海地震の危険性が充分知られていなかったそうだが、問題はその後も建設をつづけたことだ。廃炉進行中の1,2号機の代わりということで新たに6号機建設計画まである。菅政府は去年6月には、この6号機も含め全国14機の新増設をきめたのだ。
 首相は、白紙に戻して検討すると表明していたのを今度具体化したということだ。ただ、停止であって廃止ではない。中長期の対策としての防潮堤ができるまでの停止だ。
 だが、福島原発では、停止中の4号機でも燃料プールで重大事態におちいっているのだから、停止だけでことたれりとはいかないのは明らかだ。
 ここで、思い出したのが、大阪の橋下知事が「関西電力の原発の新増設と古い炉をとめにかかる」といいだしたことだ。これまでそういう考えにはいっさい立っていなかったのに、突然いいだしたので驚いた。そういう方向がすすめば結構なことだ。
 でも理解できないのは、一方で日本も核兵器を持てと主張しており、考えがアンバランスなことだ。普通、放射能をばらまくことを目的にし、大量殺人をねらう核兵器には反対だが、原発はしょうがないと考える人は多いのだが、その逆は理解ができない。
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