山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

地下鉄の黒字をつかって便利で安全な大阪市営交通を

2016年09月25日 22時40分12秒 | Weblog
維新市政の下で、大阪市営交通ががたがたにされている。赤バス廃止にとどまらず、市バスがひどいことになっている。路線廃止、減便で、大都市とは思えない状況になっている。大阪駅、なんば駅に向かう幹線以外の路線では朝夕の時間帯でも1時間1本という、田舎のバスになっている。ほとんど使い物にならない。これが維新政治の交通政策だ。市民生活の基本がこれだ。
地下鉄はここずっと300億円台の黒字を出している。2015年は374億円だ。市バスも、路線の廃止・減便、運転手の大幅賃金カットで3年連続黒字になっている。
すぐに路線回復、増便をすべきだ。もしそれでバスが赤字になるなら、地下鉄会計から繰り入れをすればいい。市営交通として地下鉄・市バスを一体経営をすべきだ。橋下は市バスを解体し、地下鉄も資本に売り飛ばす考えで、地下鉄会計から市バスへの繰り入れを禁止してきた。政治的思惑のための悪だくみが着々とすすんできた。
これを食い止めなければならない。370億円をこす地下鉄黒字を有効に使えば市民にとって役立つことがいっぱいできる。市バスの復活整備、地下鉄のホームドア=可動柵の設置は喫緊の課題だ。中国上海の地下鉄ではみな可動柵が整備されている。維新吉村市長は地下鉄民営化を目指している。大阪の私鉄にひとつでもホームの可動柵があるか。ない。あったら教えてほしい。必ず来る津波災害。これに備える地下鉄整備を今からやらないと間に合わない。
民営化すれば、固定資産税が52億円入る。それよりも374億円をがっちりものにして、地下鉄の安全・災害対策、市バス支援をしっかりやることが市民にとって一番いい。
もともと公営企業の民営化は赤字でどうしようもなくてやるのが通例だった。地下鉄は赤字どころか、大黒字の優良経営。そのどこに民営化=売り飛ばす必然性があるのか。地下鉄の黒字を市民の足の確保、交通権のために使わせよう。
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